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第1章
雨に濡れて 9
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抵抗したかった!だが、口を塞がれ手の自由も奪われた状態では、俺は恐怖に震えることしか出来なかった。ただただ……怖かった。上級生はいきなり、ボタンを外したシャツを大きく左右に開き、俺の何も知らない胸の突起を舐めまわし出した。更に舌で転がし弄んできた。途端に全身に嫌悪感が広がり鳥肌が立ち、悔しさと恐怖の涙が滲み出てくる。
嫌だっ!
触るな!
心の中でいくら叫んでも、喉が震え声にならない。
興奮してきた上級生はロッカールームの床にそのまま俺を押し倒し、馬乗りになってくる。一人に手の自由を奪われ頭上で押さえつけられ、もう一人はばたつく足を押さえ、最後の一人は俺の身体にまたがり口を分厚い唇で塞いだ。声を出せないように!ナメクジが這うような生暖かい感触に背筋が凍る。
うっ……気持ち悪い。
唇が離れるたびに顔を背けどうにか逃れようとするが、すぐに顎を掴まれ、また奪われる。逃げたくても、頑強な男3人に押さえつけられた俺は無理やり犯され、女のようにただ震えるだけで、抵抗らしいものなんて何も出来なかった。
さらに男の手が俺の股間に伸びてきて、俺のものを下着の上から乱暴に弄り、揉み出す。
「痛っ!」
「おい!これ使えないか?」
足を押さえていた男が手にベビーオイルのようなものを持っている。
「おっ!お前いいもん持ってるな!貸せ!」
俺は最後の肌着を一気に降ろされ、強引に足を開かされる。あっという間に誰にも見せたことがない有りえない姿にさせられ、驚きと恐怖から頭が真っ白になっていった。
「や……やめっ!あっ……うっ」
あまりの恐怖に喉からうまく声が出ない。更にありえない場所にローションをかけられ、そこに上級生の太い指をいきなりグイッと挿し入れられた。
「つっ!い……痛い……やめろ!」
身体の中に異物が入っているおぞましい感覚と痛みに、俺はビクンとのけぞり激しく足をばたつかせ抵抗した!体中から一気に冷や汗が噴き出す。駄目だ。やられる!
「こいつっ!せっかく馴らしてやろうと気を使ってやったのに生意気な!」
指を抜き、舌打ちしてる。
「一気にいくぜ!」
「や……やめろ!やだぁ──」
今度は指でなく、男の生暖かいものの感触がぴたりと伝わってくる。そしてまさに今、俺の中に無理矢理入ろうとしているものを凝視できず、目をぎゅっと瞑った。
嫌だっ!
触るな!
心の中でいくら叫んでも、喉が震え声にならない。
興奮してきた上級生はロッカールームの床にそのまま俺を押し倒し、馬乗りになってくる。一人に手の自由を奪われ頭上で押さえつけられ、もう一人はばたつく足を押さえ、最後の一人は俺の身体にまたがり口を分厚い唇で塞いだ。声を出せないように!ナメクジが這うような生暖かい感触に背筋が凍る。
うっ……気持ち悪い。
唇が離れるたびに顔を背けどうにか逃れようとするが、すぐに顎を掴まれ、また奪われる。逃げたくても、頑強な男3人に押さえつけられた俺は無理やり犯され、女のようにただ震えるだけで、抵抗らしいものなんて何も出来なかった。
さらに男の手が俺の股間に伸びてきて、俺のものを下着の上から乱暴に弄り、揉み出す。
「痛っ!」
「おい!これ使えないか?」
足を押さえていた男が手にベビーオイルのようなものを持っている。
「おっ!お前いいもん持ってるな!貸せ!」
俺は最後の肌着を一気に降ろされ、強引に足を開かされる。あっという間に誰にも見せたことがない有りえない姿にさせられ、驚きと恐怖から頭が真っ白になっていった。
「や……やめっ!あっ……うっ」
あまりの恐怖に喉からうまく声が出ない。更にありえない場所にローションをかけられ、そこに上級生の太い指をいきなりグイッと挿し入れられた。
「つっ!い……痛い……やめろ!」
身体の中に異物が入っているおぞましい感覚と痛みに、俺はビクンとのけぞり激しく足をばたつかせ抵抗した!体中から一気に冷や汗が噴き出す。駄目だ。やられる!
「こいつっ!せっかく馴らしてやろうと気を使ってやったのに生意気な!」
指を抜き、舌打ちしてる。
「一気にいくぜ!」
「や……やめろ!やだぁ──」
今度は指でなく、男の生暖かいものの感触がぴたりと伝わってくる。そしてまさに今、俺の中に無理矢理入ろうとしているものを凝視できず、目をぎゅっと瞑った。
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