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番外編
4 ※嘘つきな妻
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「ど、どうして大きく……?」
「エステルが可愛いすぎるからだ」
ロドリゴはエステルの細い腰を持ち、ゆっくりとモノを抜いて一気にズンッと深く突いた。
「ああっ!」
「はぁ……エステル……エステル」
「あっ……んっ……あうっ! ロロ……んんっ……」
それからロドリゴは、一心不乱に腰を打ちつけた。気持ち良くて……気持ち良くて……こんなに気持ちがいいことがあるのかと驚くほどだった。
「エステル、愛してる」
「ううっ」
「可愛い。好きだ……大好きだ」
ロドリゴは興奮しながらも、エステルが感じる場所を狙って突くことを忘れなかった。
「そこばっかり……だめぇ……変になっちゃう……ああっ」
「いい……変になってもいいよ」
「やっ……なんか……なんか……自分じゃないみたいで……怖いの」
「はぁ……怖くない。大丈夫、俺がそばにいるから」
ロドリゴは、エステルの手をそっと背中に回させた。
「掴んでてくれ。爪を立ててもいい」
「んっ……あっ……ああ。ロロっ……!」
「エステル、一緒に一つになろう」
そのまま二人は同時に絶頂を迎え……ロドリゴはエステルの奥で果てた。
エステルは自分が終わったと思っていた行為は、まだ始まりだったのだとやっと理解した。
汗だくのロドリゴは張り付いた前髪をかき上げて、放心しているエステルの顔を見つめた。
「エステルに出逢えて、俺は幸せだ。一生一緒にいて欲しい」
目を細めてニコリと微笑んだ顔がとても格好良くて、エステルはポッと頬を染めた。
「はい。私も……ロロに逢えて幸せです」
エステルは先程までの激しい行為を思い出し、なんだか恥ずかしくてそれ以上のことは何も言えなかった。
「気持ちが良すぎて……驚いた」
ロドリゴは少し視線を逸らして照れながら、そう呟いた。エステルは、その姿がなんだか可愛く思えた。
「すまない。エステルは痛みがあるのに、俺ばかりこんな快感を得るなんて」
「いえ、その」
「ん?」
「私も……だんだん……その……すごく気持ちよかったです」
エステルは恥ずかしいが、大事なことだと思い気持ちをしっかりと伝えた。
「これから、もっと気持ち良くなろう」
「もっと?」
「ああ。俺たちはまだ初心者だが、きっとどんどん成長できるはずだ」
ロドリゴはニッと妖艶に微笑み、エステルのおでこにキスをした。
エステルは緊張と疲労で、だんだんと眠たくなってきた。ロドリゴはエステルの頭をゆっくりと撫でて「おやすみ」と優しく囁いた。
翌日起きたエステルは、ロドリゴの背中に何本もの痛そうな引っかき傷があるのを見て……自分が爪を立てたのだと気が付き「きゃー」と叫んだ後に、謝ることになる。
しかし、当のロドリゴ本人はとても嬉しそうだったらしい。
初体験を無事に終え正式な夫婦になった二人は、それからも仲睦まじく暮らした。
「エステル、ただいま」
「ロロ、おかえりさい!」
騎士として忙しいロドリゴは、家にいないことも多い。だからこそ二人で過ごせる時間をとても大事にしているし、顔を合わせている時間は恥ずかしがらずに愛の言葉を伝えるようにしている。
「二週間もロロに逢えなくて寂しかった」
「俺もだ。何度君を夢に見たかわからない」
ロドリゴは女嫌いだったので、エステルと出逢うまでは甘い言葉なんて一度も言ったことがなかった。
「夢の中より、実際の君の方が可愛いな」
だが、今はするすると愛の言葉が出てくる。もちろん、エステル限定だが。
「も、もう。ロロったら口が上手いんだから」
エステルは照れながらも、嬉しそうに頬を染めている。
「口以外も上手いものがあるのだが?」
ロドリゴがニコリと笑ってそう伝えると、エステルは不思議そうな顔で首を捻った。
「試してみないか? 俺とベッドで」
色気を含んだ顔でそこまで言われたら、流石のエステルも意味がわかった。
「……ロロのえっち」
「エステル限定でな」
「それにすごい自信ですね」
自分で夜の行為が上手いと言うだなんて。たった一年前までは未経験だったというのに。
「そうか、すまない。エステルはいつも俺と愛し合っても、気持ち良くなかったんだな」
「そ、そんなことは言っていません! いつも……その……気持ちいい……です」
エステルは恥ずかしくて、真っ赤になりながらポツリポツリと話した。
「気を遣わなくていい」
「え?」
「もっと良くなってくれるように努力する」
ロドリゴはそう言って、エステルを抱き上げそのままベッドにおろした。
「だから、今からたくさん愛させてくれ」
「えっ……いや、あの。ご飯作ってあるんですが」
「それは嬉しいが、明日の朝いただくよ」
あっという間にロドリゴに押し倒されて、熱っぽくじっと見つめられている。
「今はエステルが食べたい」
ぱくりと耳をかじられて、エステルは変な声が出た。
「ひゃっ」
「はぁ、どうしてこんなにエステルの肌は甘いのだろうな。他のところも食べてみようか」
「え……ちょっ、ああっ!」
それからはロドリゴにひたすら愛されて、エステルは朝まで快感に溺れていた。
エステルは悔しいけれど、ロドリゴが『上手い』というのは本当だった。
「エステルの飯はほんとうに美味いな」
「……それは良かったです」
翌朝パクパクと料理を頬張るロドリゴは、肌がツヤツヤでなんだかキラキラと輝いている。
寝不足なはずなのに、どうしてもこんなに元気なのだろうか。
「こうして、エステルと一緒に食べるとより幸せを感じるな!」
抱き潰したことを怒ろうと思っていたのに、こんなに可愛いことを言うのでエステルは文句を言うのをやめた。
不覚にもきゅんとしてしまったからだ。
「いや、初めて逢った時にたまたま声をかけてくれたのが俺で良かった。エステルのいない人生なんて、考えただけて恐ろしいからな」
きっとエステルに出逢っていなかったらロドリゴは今でも女嫌いで、クールな性格のまま出世だけを目標に騎士の仕事を続けていただろう。
「あら、たまたまではないですよ」
「……え?」
「たまたまではありません。私はあなたを選んでいました」
くすりと悪戯っぽく微笑んだエステルに、ロドリゴはガシャンとカトラリーをテーブルに落とした。
「ロロ、落ちましたよ」
「あ……ああ、すまない」
動揺しながらカトラリーを拾うと、伺うようにエステルをじっと見た。
「え、選んだとはどういう意味だ?」
「あなたが一番格好良かったから」
「……ええっ!?」
「お父様のために、どんなことをしてでもお金を作るつもりではありましたが、初めてなのでできれば素敵な人と思ったんです。だから長い時間観察して……あなたに一目惚れしたので声をかけました」
結婚して一年もしてから知る真実だった。
「それでも結局は、見た目なんて関係なくて怖くて震えていました。やはり私に、そんな覚悟はなかったんです。でもお金のためにはやらなくちゃと必死に言い聞かせました」
「……」
「あの時、何もしないで帰してくれてありがとうございます。あなたの人柄に触れて、好きになって……再会して、結婚して……生まれて初めて愛し合った日、とても幸せを感じました」
エステルは目を閉じて、ゆっくりと回想するように話し出した。
「あれは俺がエステルを詐欺師だと勘違いしていたからで、優しさからじゃない」
「ええ。でも、何が理由でも、私は嬉しかったしロロに感謝しています」
エステルはニッコリと微笑んだ。
「一目惚れだったけど、ロロは中身も最高でした」
「何を言うんだ。エステルの方が最高だ!」
「ふふ、ありがとうございます」
嬉しそうなエステルを見て、ロドリゴもなんだか嬉しくなった。
「騎士団長が『女に騙されない男はいない』なんて言っていたが、俺もエステルだけには騙されるらしい」
「ふふ、そうですか」
「ああ。君には一生敵いそうにない」
ロドリゴの愛する妻は、ロマンス詐欺師ではなかったが嘘つきではあるらしい。可愛い嘘ではあるが。
しかしまさか自分が『愛する人になら騙されてもいい』なんて思う日がやってくるとは思っていなかった。
でも、それもいい。一人でいたら騙されることもないが、こんな幸せも手に入れられなかったのだから。そんなことを思いながら、ロドリゴは久しぶりの休日をゆっくりと過ごした。
番外編END
「エステルが可愛いすぎるからだ」
ロドリゴはエステルの細い腰を持ち、ゆっくりとモノを抜いて一気にズンッと深く突いた。
「ああっ!」
「はぁ……エステル……エステル」
「あっ……んっ……あうっ! ロロ……んんっ……」
それからロドリゴは、一心不乱に腰を打ちつけた。気持ち良くて……気持ち良くて……こんなに気持ちがいいことがあるのかと驚くほどだった。
「エステル、愛してる」
「ううっ」
「可愛い。好きだ……大好きだ」
ロドリゴは興奮しながらも、エステルが感じる場所を狙って突くことを忘れなかった。
「そこばっかり……だめぇ……変になっちゃう……ああっ」
「いい……変になってもいいよ」
「やっ……なんか……なんか……自分じゃないみたいで……怖いの」
「はぁ……怖くない。大丈夫、俺がそばにいるから」
ロドリゴは、エステルの手をそっと背中に回させた。
「掴んでてくれ。爪を立ててもいい」
「んっ……あっ……ああ。ロロっ……!」
「エステル、一緒に一つになろう」
そのまま二人は同時に絶頂を迎え……ロドリゴはエステルの奥で果てた。
エステルは自分が終わったと思っていた行為は、まだ始まりだったのだとやっと理解した。
汗だくのロドリゴは張り付いた前髪をかき上げて、放心しているエステルの顔を見つめた。
「エステルに出逢えて、俺は幸せだ。一生一緒にいて欲しい」
目を細めてニコリと微笑んだ顔がとても格好良くて、エステルはポッと頬を染めた。
「はい。私も……ロロに逢えて幸せです」
エステルは先程までの激しい行為を思い出し、なんだか恥ずかしくてそれ以上のことは何も言えなかった。
「気持ちが良すぎて……驚いた」
ロドリゴは少し視線を逸らして照れながら、そう呟いた。エステルは、その姿がなんだか可愛く思えた。
「すまない。エステルは痛みがあるのに、俺ばかりこんな快感を得るなんて」
「いえ、その」
「ん?」
「私も……だんだん……その……すごく気持ちよかったです」
エステルは恥ずかしいが、大事なことだと思い気持ちをしっかりと伝えた。
「これから、もっと気持ち良くなろう」
「もっと?」
「ああ。俺たちはまだ初心者だが、きっとどんどん成長できるはずだ」
ロドリゴはニッと妖艶に微笑み、エステルのおでこにキスをした。
エステルは緊張と疲労で、だんだんと眠たくなってきた。ロドリゴはエステルの頭をゆっくりと撫でて「おやすみ」と優しく囁いた。
翌日起きたエステルは、ロドリゴの背中に何本もの痛そうな引っかき傷があるのを見て……自分が爪を立てたのだと気が付き「きゃー」と叫んだ後に、謝ることになる。
しかし、当のロドリゴ本人はとても嬉しそうだったらしい。
初体験を無事に終え正式な夫婦になった二人は、それからも仲睦まじく暮らした。
「エステル、ただいま」
「ロロ、おかえりさい!」
騎士として忙しいロドリゴは、家にいないことも多い。だからこそ二人で過ごせる時間をとても大事にしているし、顔を合わせている時間は恥ずかしがらずに愛の言葉を伝えるようにしている。
「二週間もロロに逢えなくて寂しかった」
「俺もだ。何度君を夢に見たかわからない」
ロドリゴは女嫌いだったので、エステルと出逢うまでは甘い言葉なんて一度も言ったことがなかった。
「夢の中より、実際の君の方が可愛いな」
だが、今はするすると愛の言葉が出てくる。もちろん、エステル限定だが。
「も、もう。ロロったら口が上手いんだから」
エステルは照れながらも、嬉しそうに頬を染めている。
「口以外も上手いものがあるのだが?」
ロドリゴがニコリと笑ってそう伝えると、エステルは不思議そうな顔で首を捻った。
「試してみないか? 俺とベッドで」
色気を含んだ顔でそこまで言われたら、流石のエステルも意味がわかった。
「……ロロのえっち」
「エステル限定でな」
「それにすごい自信ですね」
自分で夜の行為が上手いと言うだなんて。たった一年前までは未経験だったというのに。
「そうか、すまない。エステルはいつも俺と愛し合っても、気持ち良くなかったんだな」
「そ、そんなことは言っていません! いつも……その……気持ちいい……です」
エステルは恥ずかしくて、真っ赤になりながらポツリポツリと話した。
「気を遣わなくていい」
「え?」
「もっと良くなってくれるように努力する」
ロドリゴはそう言って、エステルを抱き上げそのままベッドにおろした。
「だから、今からたくさん愛させてくれ」
「えっ……いや、あの。ご飯作ってあるんですが」
「それは嬉しいが、明日の朝いただくよ」
あっという間にロドリゴに押し倒されて、熱っぽくじっと見つめられている。
「今はエステルが食べたい」
ぱくりと耳をかじられて、エステルは変な声が出た。
「ひゃっ」
「はぁ、どうしてこんなにエステルの肌は甘いのだろうな。他のところも食べてみようか」
「え……ちょっ、ああっ!」
それからはロドリゴにひたすら愛されて、エステルは朝まで快感に溺れていた。
エステルは悔しいけれど、ロドリゴが『上手い』というのは本当だった。
「エステルの飯はほんとうに美味いな」
「……それは良かったです」
翌朝パクパクと料理を頬張るロドリゴは、肌がツヤツヤでなんだかキラキラと輝いている。
寝不足なはずなのに、どうしてもこんなに元気なのだろうか。
「こうして、エステルと一緒に食べるとより幸せを感じるな!」
抱き潰したことを怒ろうと思っていたのに、こんなに可愛いことを言うのでエステルは文句を言うのをやめた。
不覚にもきゅんとしてしまったからだ。
「いや、初めて逢った時にたまたま声をかけてくれたのが俺で良かった。エステルのいない人生なんて、考えただけて恐ろしいからな」
きっとエステルに出逢っていなかったらロドリゴは今でも女嫌いで、クールな性格のまま出世だけを目標に騎士の仕事を続けていただろう。
「あら、たまたまではないですよ」
「……え?」
「たまたまではありません。私はあなたを選んでいました」
くすりと悪戯っぽく微笑んだエステルに、ロドリゴはガシャンとカトラリーをテーブルに落とした。
「ロロ、落ちましたよ」
「あ……ああ、すまない」
動揺しながらカトラリーを拾うと、伺うようにエステルをじっと見た。
「え、選んだとはどういう意味だ?」
「あなたが一番格好良かったから」
「……ええっ!?」
「お父様のために、どんなことをしてでもお金を作るつもりではありましたが、初めてなのでできれば素敵な人と思ったんです。だから長い時間観察して……あなたに一目惚れしたので声をかけました」
結婚して一年もしてから知る真実だった。
「それでも結局は、見た目なんて関係なくて怖くて震えていました。やはり私に、そんな覚悟はなかったんです。でもお金のためにはやらなくちゃと必死に言い聞かせました」
「……」
「あの時、何もしないで帰してくれてありがとうございます。あなたの人柄に触れて、好きになって……再会して、結婚して……生まれて初めて愛し合った日、とても幸せを感じました」
エステルは目を閉じて、ゆっくりと回想するように話し出した。
「あれは俺がエステルを詐欺師だと勘違いしていたからで、優しさからじゃない」
「ええ。でも、何が理由でも、私は嬉しかったしロロに感謝しています」
エステルはニッコリと微笑んだ。
「一目惚れだったけど、ロロは中身も最高でした」
「何を言うんだ。エステルの方が最高だ!」
「ふふ、ありがとうございます」
嬉しそうなエステルを見て、ロドリゴもなんだか嬉しくなった。
「騎士団長が『女に騙されない男はいない』なんて言っていたが、俺もエステルだけには騙されるらしい」
「ふふ、そうですか」
「ああ。君には一生敵いそうにない」
ロドリゴの愛する妻は、ロマンス詐欺師ではなかったが嘘つきではあるらしい。可愛い嘘ではあるが。
しかしまさか自分が『愛する人になら騙されてもいい』なんて思う日がやってくるとは思っていなかった。
でも、それもいい。一人でいたら騙されることもないが、こんな幸せも手に入れられなかったのだから。そんなことを思いながら、ロドリゴは久しぶりの休日をゆっくりと過ごした。
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