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番外編 秘密のデート①
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「明日の昼までこの部屋に誰も近付かないように」
ハビエルは臣下たちに、そう宣言した。
「陛下、しかし誰もいないのは危ないです」
「強力なバリアを張ってあるから、誰も入れない。私以上の魔法使いがいないことは、知っているだろう」
「わかっていますが、しかし……」
人払いをすれば、反対されることはわかっていた。
「君たちに声を聴かせたくない」
「……っ!」
「ここまで言えばナニをかはわかるであろう」
ハビエルが微笑むと、みんながぐっと口を噤んだ。だが、王家の警護がすぐに引き下がるわけがない。
「で、でも……それならば……防音魔法をかけてくださればいいのではありませんか」
「野暮なことを言うな。君たちに聴かせたくはないが、私は聴きたい。外に人がいるとわかれば、ティーナが気にする」
「……っ!」
「理解してくれて嬉しいよ」
ハビエルは同性でもドキッとするくらい色っぽく微笑んで、手をひらひらと振って警護を下げた。
パタン
「ティーナ、上手くいったよ」
「どうやって警護を下げたのですか?」
「それは秘密」
マルティナに本当のことを言えば怒られることはわかっているので、言うつもりはない。それに、さっきのは牽制でもある。
王族の警護は、剣の実力だけでなく見た目も麗しい男が多い。だから、マルティナに変な気を起こさないように定期的に睨みを効かせているのだ。
マルティナは臣下にもとても優しい。何かをしてもらったら感謝を忘れないし、失敗をした者にも叱責するのではなく救いの手を差し伸べる。
そういうところが大好きなのだが、同時にハビエルは心配だった。自分がマルティナを好きになったように、他の人がマルティナを好きになる可能性があるからだ。
「念のため、時間を置いて三十分後に外に出よう」
部屋に戻ったハビエルは小声で、マルティナにそう伝えた。
「まあ、準備万端ですね」
「当たり前だ。君とのデートの邪魔はされたくない。子どもたちの面倒も頼んであるから、心配しなくていい。もし、何かあれば私にわかるように魔法もかけた」
「ふふ、ではいつでも行けますね」
「ああ。でも、君にも念のため探知魔法と防御魔法をかけさせてくれ」
「お願いします」
二人とも内緒で外に出る時は、かなり安全に気をつけている。何かあれば国が揺るぎかねないからだ。
「これで我々だとわかる人はおるまい」
「そうですね」
「さあ、行こう」
今日の二人は商人を真似て変化した。ハビエルは髭を生やしたワイルドで逞しい見た目になり、マルティナは可愛らしい若奥様の見た目になった。
ハビエルが移動魔法を使い、二人は一瞬で王都から遠く離れた街に降り立った。
「大きな街ですね」
「ああ、ここは他国との貿易も盛んだ。とても活気のある街だよ」
「素晴らしいですわね」
「ああ。そういえば、有名な大きな湖があるらしい。後で一緒にボートに乗ろう」
「はい! 楽しみです」
ニコリと笑ったマルティナの頬に、ハビエルは触れるだけのキスをした。
「そ、外ですよ」
「……可愛くて我慢できなかった」
「もう」
今は変化していて姿形は違えど、反応はマルティナの可愛らしさが出ている。
普段外に出ようものなら二人には物凄い数の護衛がつくし、どれだけこちらが『普通に接して欲しい』と言っても国民たちは畏れ多く思うだろう。
国王と王妃という立場上、そうでなくてはいけないことはわかっている。だが、何のしがらみもないただの夫婦でいられたら……と思ってしまうのは仕方がないことだろう。
「なんだかいい香りがします」
「食べてみようか」
「はいっ!」
二人は、人気の屋台に並んでみることにした。硬めのパンに焼きたての分厚いハムを挟み、特製ソースとに加えて、とろりととろけるチーズがたくさんかけてある。
「……美味しそうですね。チーズがたっぷりですよ!」
「そうだね」
マルティナは、興奮して目をキラキラと輝かせている。王宮では、毒味をしないと食べられないので基本的に料理は冷めてしまっている。
本来なら、屋台のものなど食べてはいけない。だが、これだけ並んで皆が食べている物に怪しいものが入っていないことは明らかだった。
それに、今の二人はただの商人だ。その二人を狙う人間もいない。
「二つ頼む」
「はいよ。旦那、今日は奥さんとデートかい?」
店の男にそう言われて、ハビエルはにっこりと微笑んだ。
「ああ、そうだ」
「良いねぇ。可愛い奥さんだから、チーズ増量しておいてやるよ!」
「はは、ありがとう」
パンを受け取り、二人は街中のベンチに座った。マルティナが座る場所には、ハビエルがハンカチを下にひいてくれた。
「熱いうちに食べよう」
「そうですね」
マルティナは、勢いよくぱくりとパンにかぶりついた。
「んーっ、美味しいです」
目を閉じて感動しているマルティナを見て、ハビエルは自分も食べた。
「ああ、本当だ。美味しいね」
普段の王宮料理とは違う、ジャンキーな味。このパンチの効いた味が癖になる。
「熱々のとろっとしたチーズが最高ですね」
「ソースも絶品だな」
「幸せです」
もぐもぐと一生懸命頬張っているマルティナが、とても可愛らしい。どうやら気に入ったようだ。
「ついてる」
豪快に食べたせいか、マルティナの口元にソースがついていた。それをハビエルはペロリと舐めとった。
「ひやっ!」
恥ずかしかったのか、マルティナの顔は真っ赤に染まった。
「ふふ、取れたよ」
「い、言ってくだされば……じ、自分で取ります」
「君のことは、全て私がしたいんだよ」
耳元で甘く囁かれて、マルティナはさらに頬を染めた。
「はぁ……そんな顔をされたら、デートができなくなるよ」
「え?」
「可愛すぎて、困るんだ。今すぐにホテルに連れ込んでしまいそうだ」
色っぽく微笑みながら、ハビエルにすりっと手を撫でられた。
「だ、だめです。き、来たばかりではありませんかっ! 行きますよ」
マルティナは、流されてはいけないと思い立ち上がって早口でそう訴えた。
「……そうだね。楽しみは後に取っておかないと。夜は覚悟しておいて」
「ええっ!?」
「ボートをしに行こうか」
戸惑っているマルティナの手を引いて、ハビエルはご機嫌に歩き出した。
「このガキっ! 商品を盗んでタダで済むと思うなよっ!!」
湖に向かって歩いていると、道端で男の怒鳴り声が聞こえてきた。下にはりんごとみかんが転がっている。
「昨日から……何も食べてないんだ」
「ふざけるな! こっちだって商売なんだ。やるわけにはいかねぇ」
「頼む……妹もいて……腹空かしてるんだ」
「そんなの知るかよ」
店の男がボロボロの服を着た少年を殴ろうとしているのを見て、マルティナは飛び出していった。
ハビエルは臣下たちに、そう宣言した。
「陛下、しかし誰もいないのは危ないです」
「強力なバリアを張ってあるから、誰も入れない。私以上の魔法使いがいないことは、知っているだろう」
「わかっていますが、しかし……」
人払いをすれば、反対されることはわかっていた。
「君たちに声を聴かせたくない」
「……っ!」
「ここまで言えばナニをかはわかるであろう」
ハビエルが微笑むと、みんながぐっと口を噤んだ。だが、王家の警護がすぐに引き下がるわけがない。
「で、でも……それならば……防音魔法をかけてくださればいいのではありませんか」
「野暮なことを言うな。君たちに聴かせたくはないが、私は聴きたい。外に人がいるとわかれば、ティーナが気にする」
「……っ!」
「理解してくれて嬉しいよ」
ハビエルは同性でもドキッとするくらい色っぽく微笑んで、手をひらひらと振って警護を下げた。
パタン
「ティーナ、上手くいったよ」
「どうやって警護を下げたのですか?」
「それは秘密」
マルティナに本当のことを言えば怒られることはわかっているので、言うつもりはない。それに、さっきのは牽制でもある。
王族の警護は、剣の実力だけでなく見た目も麗しい男が多い。だから、マルティナに変な気を起こさないように定期的に睨みを効かせているのだ。
マルティナは臣下にもとても優しい。何かをしてもらったら感謝を忘れないし、失敗をした者にも叱責するのではなく救いの手を差し伸べる。
そういうところが大好きなのだが、同時にハビエルは心配だった。自分がマルティナを好きになったように、他の人がマルティナを好きになる可能性があるからだ。
「念のため、時間を置いて三十分後に外に出よう」
部屋に戻ったハビエルは小声で、マルティナにそう伝えた。
「まあ、準備万端ですね」
「当たり前だ。君とのデートの邪魔はされたくない。子どもたちの面倒も頼んであるから、心配しなくていい。もし、何かあれば私にわかるように魔法もかけた」
「ふふ、ではいつでも行けますね」
「ああ。でも、君にも念のため探知魔法と防御魔法をかけさせてくれ」
「お願いします」
二人とも内緒で外に出る時は、かなり安全に気をつけている。何かあれば国が揺るぎかねないからだ。
「これで我々だとわかる人はおるまい」
「そうですね」
「さあ、行こう」
今日の二人は商人を真似て変化した。ハビエルは髭を生やしたワイルドで逞しい見た目になり、マルティナは可愛らしい若奥様の見た目になった。
ハビエルが移動魔法を使い、二人は一瞬で王都から遠く離れた街に降り立った。
「大きな街ですね」
「ああ、ここは他国との貿易も盛んだ。とても活気のある街だよ」
「素晴らしいですわね」
「ああ。そういえば、有名な大きな湖があるらしい。後で一緒にボートに乗ろう」
「はい! 楽しみです」
ニコリと笑ったマルティナの頬に、ハビエルは触れるだけのキスをした。
「そ、外ですよ」
「……可愛くて我慢できなかった」
「もう」
今は変化していて姿形は違えど、反応はマルティナの可愛らしさが出ている。
普段外に出ようものなら二人には物凄い数の護衛がつくし、どれだけこちらが『普通に接して欲しい』と言っても国民たちは畏れ多く思うだろう。
国王と王妃という立場上、そうでなくてはいけないことはわかっている。だが、何のしがらみもないただの夫婦でいられたら……と思ってしまうのは仕方がないことだろう。
「なんだかいい香りがします」
「食べてみようか」
「はいっ!」
二人は、人気の屋台に並んでみることにした。硬めのパンに焼きたての分厚いハムを挟み、特製ソースとに加えて、とろりととろけるチーズがたくさんかけてある。
「……美味しそうですね。チーズがたっぷりですよ!」
「そうだね」
マルティナは、興奮して目をキラキラと輝かせている。王宮では、毒味をしないと食べられないので基本的に料理は冷めてしまっている。
本来なら、屋台のものなど食べてはいけない。だが、これだけ並んで皆が食べている物に怪しいものが入っていないことは明らかだった。
それに、今の二人はただの商人だ。その二人を狙う人間もいない。
「二つ頼む」
「はいよ。旦那、今日は奥さんとデートかい?」
店の男にそう言われて、ハビエルはにっこりと微笑んだ。
「ああ、そうだ」
「良いねぇ。可愛い奥さんだから、チーズ増量しておいてやるよ!」
「はは、ありがとう」
パンを受け取り、二人は街中のベンチに座った。マルティナが座る場所には、ハビエルがハンカチを下にひいてくれた。
「熱いうちに食べよう」
「そうですね」
マルティナは、勢いよくぱくりとパンにかぶりついた。
「んーっ、美味しいです」
目を閉じて感動しているマルティナを見て、ハビエルは自分も食べた。
「ああ、本当だ。美味しいね」
普段の王宮料理とは違う、ジャンキーな味。このパンチの効いた味が癖になる。
「熱々のとろっとしたチーズが最高ですね」
「ソースも絶品だな」
「幸せです」
もぐもぐと一生懸命頬張っているマルティナが、とても可愛らしい。どうやら気に入ったようだ。
「ついてる」
豪快に食べたせいか、マルティナの口元にソースがついていた。それをハビエルはペロリと舐めとった。
「ひやっ!」
恥ずかしかったのか、マルティナの顔は真っ赤に染まった。
「ふふ、取れたよ」
「い、言ってくだされば……じ、自分で取ります」
「君のことは、全て私がしたいんだよ」
耳元で甘く囁かれて、マルティナはさらに頬を染めた。
「はぁ……そんな顔をされたら、デートができなくなるよ」
「え?」
「可愛すぎて、困るんだ。今すぐにホテルに連れ込んでしまいそうだ」
色っぽく微笑みながら、ハビエルにすりっと手を撫でられた。
「だ、だめです。き、来たばかりではありませんかっ! 行きますよ」
マルティナは、流されてはいけないと思い立ち上がって早口でそう訴えた。
「……そうだね。楽しみは後に取っておかないと。夜は覚悟しておいて」
「ええっ!?」
「ボートをしに行こうか」
戸惑っているマルティナの手を引いて、ハビエルはご機嫌に歩き出した。
「このガキっ! 商品を盗んでタダで済むと思うなよっ!!」
湖に向かって歩いていると、道端で男の怒鳴り声が聞こえてきた。下にはりんごとみかんが転がっている。
「昨日から……何も食べてないんだ」
「ふざけるな! こっちだって商売なんだ。やるわけにはいかねぇ」
「頼む……妹もいて……腹空かしてるんだ」
「そんなの知るかよ」
店の男がボロボロの服を着た少年を殴ろうとしているのを見て、マルティナは飛び出していった。
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