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13 ※※長年の愛
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「私の長年の愛を伝えさせて」
それからハビエルは、宣言通りマルティナを全身くまなく愛した。一つ一つ……まだこの行為に慣れていないマルティナの身体を時間をかけて開いていった。
小ぶりだが形のいい胸に触れると、マルティナから甘い声が漏れた。
「あっ……だめ……」
「だめ? ティーナの可愛いここは、すごく気持ち良さそうだけど?」
ツンと尖った部分をきゅっと指で摘むと、マルティナはより一層高い声をあげた。
「やぁっ……!」
快感と恥ずかしさで真っ赤に頬を染めて涙目になっているマルティナを見て、ハビエルは興奮してブルリと全身が震えた。
自分がマルティナにこの表情をさせているのだと思うと、嬉しさが込み上げてくる。
「ティーナ、気持ちいいの? ちゃんと言葉で教えて」
ハビエルはマルティナが恥ずかしがるであろうことを、あえて言っている意地の悪さは自覚していた。だけど、こんな気持ちになるのは彼女だけだ。
この世の誰よりも優しくしたい。でも、少し困らせて虐めてみたい。そんなどうしょうもない気持ちをハビエルは抱いていた。
「ほら、言ってごらん」
なかなか言えないマルティナの耳を、カプリと甘噛みした。
「ああ……いい……気持ち……いい……ですっ」
「ティーナは素直ないい子だ。言えたご褒美にもっとしてあげるからね」
そのまま胸や足を愛撫しながら、ハビエルは全身に甘いキスを落としていった。
「そんなところ……い、いけませんっ」
「んっ……どうして? すごく綺麗だし、甘くて美味しいよ。勿体無いから、外に蜜が溢れないようにしなきゃね」
そのまま熱い舌でゆっくりと……しかしわざと音を立てて吸われ、マルティナは意識が飛びそうなほど感じていた。しかし、自分だけが気持ちよくなるのは嫌だった。
「ああ、もう……あの……ハビの……」
マルティナはもじもじしながら自分の太ももを擦り合わせ、潤んだ目でハビエルを見つめた。
もうすでにこの先の快感を知っているマルティナは、この状況がもどかしかった。
「欲しいの?」
甘く色っぽい声でそう聞かれて、マルティナは真っ赤になりながら小さくコクンと頷いた。
「……ティーナから求めてくれるなんて嬉しい」
ハビエルは自分の濡れた唇を舐め、長い指でマルティナの奥を刺激していった。
「ああっ……! ちが……指じゃ……やっ……」
「わかってるよ。でも、ちゃんと慣らさないとね」
「んんっ」
「ティーナ、ここすごいことになってるね。今、何本目かわかる?」
ハビエルが徐々に本数を増やしていくと、マルティナは気持ちよくて頭が真っ白になった。
「わか……ない……れす」
「ふふ、舌ったらずになってる。そうか。訳がわからないくらい感じてるんだね。可愛い」
自分も興奮でだいぶ理性を失いかけてはいるが、ハビエルはマルティナを絶対に傷つけたくなかった。
「もう大丈夫かな。そろそろ、私が限界みたいだ」
ハビエルは濡れた指を抜いて、自分の痛いほどの昂りを下着から取り出し、マルティナの中を一気に突いた。
「ああっ……!」
「うゔっ」
入れた途端に、マルティナの身体がびくんと大きく跳ねた。ハビエルもあまりの快感に、頭が真っ白になりそうなのを歯を食いしばって耐えた。
ハビエルはふーふーと息を吐いてなんとか気持ちを落ち着かせ、マルティナが感じる場所ばかりを狙って激しく腰を動かした。
互いの肌が合わさる音と、いやらしい水音が寝室に響いている。そしてその中に、マルティナの甘い鳴き声が混じっていた。
「ハビ……好き……あっ……好き……好き」
「私もティーナが好きだよ。はっ……ああ……可愛いすぎて困る」
「あんっ……あうっ……ハビ……ハビ……なんだか怖い……へ、変になりそうで」
「大丈夫……何も考えずにただ気持ちよくなって。そのまま私に任せて」
ハビエルはマルティナの唇に吸い付きながら、さらに奥を激しく刺激した。
「あっ……ああっ!」
「ティーナ……愛してる」
「ハビ……ハビ……んんっ、私も……愛してます」
「ああっ、ティーナ! ティーナ」
その瞬間に中がギュッと強く締まった。その強い快感にハビエルは、マルティナの奥で果てた。
二人同時に気持ちよくなれたのは、この時が初めてだった。
「愛してるよ、誰よりも」
ハビエルは汗をかいた前髪をかき揚げて、くたりと力の抜けたマルティナのおでこにキスをした。
「ん……ハビ……」
「どうしたの?」
小さな声でハビエルを呼ぶマルティナが愛おしくて、顔を近付けて甘い声でそう聞き返した。
「私……あなたと……結婚できて嬉しい」
ふわりと笑ったマルティナを見て、ハビエルは幸せで胸がいっぱいになった。
「それは私の台詞だよ。君と結婚できるなんて夢みたいだ。嬉しくて仕方がない」
「ふふ、私たち同じ気持ちですね」
微笑んだマルティナが可愛くて、落ち着いていたはずのハビエルの身体がまた反応し始めた。
それに気が付いたマルティナは、恥ずかしそうに視線を逸らした。
「すまない。でも、ティーナが可愛すぎるのが悪い」
「あ……あの……その、さっきしたばかりですよね」
「そうだね。でも全然足りない」
「いや、でも……その……もう無理……です」
「大丈夫。私がティーナにしたいだけだから、しばらくゆっくり休憩してて。ね?」
有無を言わさない圧のある笑みに、マルティナはとても嫌な予感がした。
「あの、また今度……」
「ティーナは可愛いね。本当に可愛い」
「も、もうだめですからっ!」
「君は優しくて、スタイルがいいし、とても可愛いらしい」
その言葉は、いつかハビエルが語っていた自分の好きな女性像だ。
「ティーナは私の理想そのものだよ」
幸せそうに微笑んだハビエルを見て、マルティナが抵抗できるはずがなかった。そして、そう言ってもらえることが素直に嬉しかった。
マルティナはずっと、自分はハビエルに相応しくないと思っていたから。
そのままマルティナは朝まで愛され続けた。もう何度愛し合ったがわからない。マルティナは、気持ちよさを感じながら気を失った。
♢♢♢
「おはよう」
「おはよう……ござ……ます」
マルティナは、自分の声が掠れて出ないことに驚いた。そしてそれは、昨晩の行為のせいだと気が付いて恥ずかしくなった。
「ティーナ、水を」
差し出されたコップを受け取り、マルティナは一気に飲み干した。
「身体大丈夫かい? 無理をさせてすまなかった。結婚できた喜びで、愛おしさが溢れてしまったんだ」
ハビエルはとても申し訳なさそうな顔をしながら、マルティナの頬をそっと撫でた。
朝から眩しいくらいに整った顔に、マルティナはポッと頬を染めた。
「す、少し怠いくらいで……その……大丈夫です」
「そうか。今日はゆっくりしよう」
マルティナは自分の身体も、ベッドのシーツも綺麗になっていることに戸惑った。気を失う前は、色々と……大変なことになっていたはずなのに。
きっとハビエルが全てしてくれたのだと思い、マルティナはまた頬を染めた。
「今日から三日間はティーナとゆっくり過ごせるから、嬉しいよ」
二人とも忙しいので、なかなかゆっくり過ごせる時間は少ない。そのため結婚した祝いとして、数日間のお休みを貰えたのだ。
特にハビエルは王太子として、毎日たくさんの仕事をこなしている。
マルティナも今までは将来王妃になるための教育を受けてきたが、それも無事に終わった。そして結婚したので、マルティナも王族の仲間入りをし正式に国の公務を担う立場になったのだ。
「共に国王陛下をお支えしましょう。そして将来は、私たちでさらに国を豊かにしていきましょう」
「ああ、そうだな。ティーナと一緒なら何でもできる気がするよ」
「はい。とても大きな責任がありますが、私も頑張ります。ハビの大変さを半分分けてください」
「……ありがとう。ティーナが隣にいてくれたら心強いよ」
二人は共に同じ気持ちで、国のために責務を果たすことを誓い合った。
それからハビエルは、宣言通りマルティナを全身くまなく愛した。一つ一つ……まだこの行為に慣れていないマルティナの身体を時間をかけて開いていった。
小ぶりだが形のいい胸に触れると、マルティナから甘い声が漏れた。
「あっ……だめ……」
「だめ? ティーナの可愛いここは、すごく気持ち良さそうだけど?」
ツンと尖った部分をきゅっと指で摘むと、マルティナはより一層高い声をあげた。
「やぁっ……!」
快感と恥ずかしさで真っ赤に頬を染めて涙目になっているマルティナを見て、ハビエルは興奮してブルリと全身が震えた。
自分がマルティナにこの表情をさせているのだと思うと、嬉しさが込み上げてくる。
「ティーナ、気持ちいいの? ちゃんと言葉で教えて」
ハビエルはマルティナが恥ずかしがるであろうことを、あえて言っている意地の悪さは自覚していた。だけど、こんな気持ちになるのは彼女だけだ。
この世の誰よりも優しくしたい。でも、少し困らせて虐めてみたい。そんなどうしょうもない気持ちをハビエルは抱いていた。
「ほら、言ってごらん」
なかなか言えないマルティナの耳を、カプリと甘噛みした。
「ああ……いい……気持ち……いい……ですっ」
「ティーナは素直ないい子だ。言えたご褒美にもっとしてあげるからね」
そのまま胸や足を愛撫しながら、ハビエルは全身に甘いキスを落としていった。
「そんなところ……い、いけませんっ」
「んっ……どうして? すごく綺麗だし、甘くて美味しいよ。勿体無いから、外に蜜が溢れないようにしなきゃね」
そのまま熱い舌でゆっくりと……しかしわざと音を立てて吸われ、マルティナは意識が飛びそうなほど感じていた。しかし、自分だけが気持ちよくなるのは嫌だった。
「ああ、もう……あの……ハビの……」
マルティナはもじもじしながら自分の太ももを擦り合わせ、潤んだ目でハビエルを見つめた。
もうすでにこの先の快感を知っているマルティナは、この状況がもどかしかった。
「欲しいの?」
甘く色っぽい声でそう聞かれて、マルティナは真っ赤になりながら小さくコクンと頷いた。
「……ティーナから求めてくれるなんて嬉しい」
ハビエルは自分の濡れた唇を舐め、長い指でマルティナの奥を刺激していった。
「ああっ……! ちが……指じゃ……やっ……」
「わかってるよ。でも、ちゃんと慣らさないとね」
「んんっ」
「ティーナ、ここすごいことになってるね。今、何本目かわかる?」
ハビエルが徐々に本数を増やしていくと、マルティナは気持ちよくて頭が真っ白になった。
「わか……ない……れす」
「ふふ、舌ったらずになってる。そうか。訳がわからないくらい感じてるんだね。可愛い」
自分も興奮でだいぶ理性を失いかけてはいるが、ハビエルはマルティナを絶対に傷つけたくなかった。
「もう大丈夫かな。そろそろ、私が限界みたいだ」
ハビエルは濡れた指を抜いて、自分の痛いほどの昂りを下着から取り出し、マルティナの中を一気に突いた。
「ああっ……!」
「うゔっ」
入れた途端に、マルティナの身体がびくんと大きく跳ねた。ハビエルもあまりの快感に、頭が真っ白になりそうなのを歯を食いしばって耐えた。
ハビエルはふーふーと息を吐いてなんとか気持ちを落ち着かせ、マルティナが感じる場所ばかりを狙って激しく腰を動かした。
互いの肌が合わさる音と、いやらしい水音が寝室に響いている。そしてその中に、マルティナの甘い鳴き声が混じっていた。
「ハビ……好き……あっ……好き……好き」
「私もティーナが好きだよ。はっ……ああ……可愛いすぎて困る」
「あんっ……あうっ……ハビ……ハビ……なんだか怖い……へ、変になりそうで」
「大丈夫……何も考えずにただ気持ちよくなって。そのまま私に任せて」
ハビエルはマルティナの唇に吸い付きながら、さらに奥を激しく刺激した。
「あっ……ああっ!」
「ティーナ……愛してる」
「ハビ……ハビ……んんっ、私も……愛してます」
「ああっ、ティーナ! ティーナ」
その瞬間に中がギュッと強く締まった。その強い快感にハビエルは、マルティナの奥で果てた。
二人同時に気持ちよくなれたのは、この時が初めてだった。
「愛してるよ、誰よりも」
ハビエルは汗をかいた前髪をかき揚げて、くたりと力の抜けたマルティナのおでこにキスをした。
「ん……ハビ……」
「どうしたの?」
小さな声でハビエルを呼ぶマルティナが愛おしくて、顔を近付けて甘い声でそう聞き返した。
「私……あなたと……結婚できて嬉しい」
ふわりと笑ったマルティナを見て、ハビエルは幸せで胸がいっぱいになった。
「それは私の台詞だよ。君と結婚できるなんて夢みたいだ。嬉しくて仕方がない」
「ふふ、私たち同じ気持ちですね」
微笑んだマルティナが可愛くて、落ち着いていたはずのハビエルの身体がまた反応し始めた。
それに気が付いたマルティナは、恥ずかしそうに視線を逸らした。
「すまない。でも、ティーナが可愛すぎるのが悪い」
「あ……あの……その、さっきしたばかりですよね」
「そうだね。でも全然足りない」
「いや、でも……その……もう無理……です」
「大丈夫。私がティーナにしたいだけだから、しばらくゆっくり休憩してて。ね?」
有無を言わさない圧のある笑みに、マルティナはとても嫌な予感がした。
「あの、また今度……」
「ティーナは可愛いね。本当に可愛い」
「も、もうだめですからっ!」
「君は優しくて、スタイルがいいし、とても可愛いらしい」
その言葉は、いつかハビエルが語っていた自分の好きな女性像だ。
「ティーナは私の理想そのものだよ」
幸せそうに微笑んだハビエルを見て、マルティナが抵抗できるはずがなかった。そして、そう言ってもらえることが素直に嬉しかった。
マルティナはずっと、自分はハビエルに相応しくないと思っていたから。
そのままマルティナは朝まで愛され続けた。もう何度愛し合ったがわからない。マルティナは、気持ちよさを感じながら気を失った。
♢♢♢
「おはよう」
「おはよう……ござ……ます」
マルティナは、自分の声が掠れて出ないことに驚いた。そしてそれは、昨晩の行為のせいだと気が付いて恥ずかしくなった。
「ティーナ、水を」
差し出されたコップを受け取り、マルティナは一気に飲み干した。
「身体大丈夫かい? 無理をさせてすまなかった。結婚できた喜びで、愛おしさが溢れてしまったんだ」
ハビエルはとても申し訳なさそうな顔をしながら、マルティナの頬をそっと撫でた。
朝から眩しいくらいに整った顔に、マルティナはポッと頬を染めた。
「す、少し怠いくらいで……その……大丈夫です」
「そうか。今日はゆっくりしよう」
マルティナは自分の身体も、ベッドのシーツも綺麗になっていることに戸惑った。気を失う前は、色々と……大変なことになっていたはずなのに。
きっとハビエルが全てしてくれたのだと思い、マルティナはまた頬を染めた。
「今日から三日間はティーナとゆっくり過ごせるから、嬉しいよ」
二人とも忙しいので、なかなかゆっくり過ごせる時間は少ない。そのため結婚した祝いとして、数日間のお休みを貰えたのだ。
特にハビエルは王太子として、毎日たくさんの仕事をこなしている。
マルティナも今までは将来王妃になるための教育を受けてきたが、それも無事に終わった。そして結婚したので、マルティナも王族の仲間入りをし正式に国の公務を担う立場になったのだ。
「共に国王陛下をお支えしましょう。そして将来は、私たちでさらに国を豊かにしていきましょう」
「ああ、そうだな。ティーナと一緒なら何でもできる気がするよ」
「はい。とても大きな責任がありますが、私も頑張ります。ハビの大変さを半分分けてください」
「……ありがとう。ティーナが隣にいてくれたら心強いよ」
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