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プロローグ
家なき少女
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季節は冬、まだまだ凍てつく様な風が吹いている一月の終わり頃。
とある公園の、少し雪の降る早朝の出来事。
一人の少女が備え付けのベンチに座っている。頭からすっぽりとビニールシートを被ることで、身体に雪が積もる事を防ぎ、自身を抱きしめる様にして冷えた身体を必死に温めようとしている姿から、身体が芯まで冷えてしまっているのが伝わってくる。
足元に置いてある旅行用キャリーバッグの上に積もっている雪が、彼女が長時間このベンチに滞在している事を物語っていた。
「さ、寒いです……」
この数時間で数え切れないほど口にしたセリフである。
「あ、お空もだいぶ明るくなってきました……」
白んできた空と、いつの間にか降り止んでいた雪に気付いた少女は、表情を明るくしながら頭から被っていたビニールシートを取る。あまり感覚の無い赤くなった手で、折り畳んで足元にそっと置いた。
「あぁ、心なしか、少しだけ暖かくなってきたような気がします。頑張った、私」
この数時間の事を思い出し、少女は思わず涙が滲みそうになった。襲い来る空腹と睡魔。そして本気で凍死という言葉が頭を過ぎる程の気温。
言っておくが、少女は決して薄着ではない。薄着ではないが、冬の寒空の下を乗り切るには、これでは防寒具としては足りないだろう。
「お仕事、またクビになっちゃいました……」
少女は明るくなってきた空を見上げて、再び表情を曇らせた。
おもむろに上着のポケットから財布を取り出し、中身を確認する。黒い生地に小さな花飾りが一つ付いただけのシンプルな財布だ。
中には身分証の類は入っておらず、カードはスーパーのポイントカードなどだけである。小銭を確認するためにファスナーを開けて中身を覗き込むと、金属の擦れる音が小さく鳴る。
「あと三百円……。ほんとになんとかしないと……」
財布をしまい込みながら、少女は大きくため息をつく。
少女の名前はリンディス。十七歳の女の子だ。ちなみにホームレス生活は今日で二日目に突入した所である。
寮付きの住み込みバイトで生計を立てていたが、一週間前にめでたくクビになり、新たな寮付き仕事を探してさまよっているが、状況は芳しくない。
十七歳の女の子を雇ってくれる寮付き仕事、というだけでも求人の幅が狭まるのだが、リンディスは更に諸事情により身分証の類を所持していない。そのせいで仕事探しは大変難儀している。
寮を出てすぐは安いホテルなどを使っていたが、すぐに所持金が底をつき、ついにはホームレスにならざるを得なくなった。
リンディスは仕事な対して、いや、基本的にすべてのことに対して真面目で熱心だが、根本的に頭と要領が悪く、またメンタルも弱い。やればできる子なのだが、メンタルの弱さにより些細な事で緊張し、すぐにパニックをおこす。結果として今までの仕事では小さいミスから大きいミスまでをすでに網羅している。
そして、それらの積み重ねにより三度目のクビを迎えた。ちなみに一度目も二度目も同じ理由である。
「さてと」
ベンチに座ったままリンディスはキツく目を瞑り、眠気覚ましと同時に気合を入れるために頬を叩いた。そして拳を握り。
「今日こそお仕事を見つけないと!」
「まあ、お仕事をお探しですか?」
「ぅえ? ひゃい!?」
思わず間の抜けた悲鳴を上げてしまう。誰もいないと思っていたのに、気が付くと隣に見知らぬ少女が座っていたからだ。
「あら、驚かせてしまいましたか?」
いつの間にか隣に座っていた少女は優しくリンディスに微笑みかける。
「え? あ、大丈夫です。すみません誰もいないと思っていたので、つい……」
意表を突かれる形となったリンディスは、恐る恐ると隣に座る少女を観察する。
「(とっても綺麗な人……。まるで、絵本から出てきたみたいです)」
リンディスは素直にそう思った。
リンディスは見た目から、恐らくは自分と同じか年上だろうかと考えたようだ。まるで人形の様に整った顔立ち。白く透き通るような美しい肌。細くて艷やかな輝くような金髪。
そして、リンディスは気付いてはいないが、身に着けている物もまた大衆とは一線を画している。白をメインとした清楚なドレスコートを着ているが、これらは上から下まで全てブランド物で、どこぞのご令嬢クラスが手を出すブランドである。
見た目はどこか幼さを残しているが、全身から滲み出るような品の良さから育ちも伺える。
リンディスがチラチラと視線を送り、明らかにお嬢様な少女と、自分との格差に絶望しかけていた所で。
「ところで、先程独り言で言われてましたが、お仕事を探してらっしゃるんですか?」
少女は顎に人差し指を当て、小首をかしげながら口を開く。その動作に猫をかぶったような嫌味さはなく、純粋に可愛らしさがあった。
「え? あ、はい。未成年でも働ける寮付きのお仕事をちょっと……」
「まあ!」
リンディスが途中まで口にしたところで、少女が嬉しそうに笑顔で手を合わせる。
「ちょうど良かったわ。もしかしたらお力になれるかもしれませんよ」
「え? ほ、本当ですか!?」
リンディスは思わず身を乗り出しそうになるのを我慢し、期待に目を輝かせるように少女を見る。
「あのあのっ、会ったばかりの方にこんなこと言うのは良くないですけど……。よかったら紹介して頂けないですか!?」
「ええ、もちろんかまいませんよ。ただ……」
そう言って、少女は小さく折りたたまれた紙を取り出す。
「これなんですが」
「これは……ポスターですか?」
少女から渡されたものは折りたたまれたポスターのようだった。やたらと目を引くような派手なデザインをしており、求人募集のタイトルの下に仕事の内容とその報酬について書かれていた。
簡単に言うと、とある寮に住む人達のご飯のお世話などをする事で、毎日の衣食住を無料で提供してもらえるという物だった。
「はい。そこに書いてあるように、報酬はあくまで衣食住のみみたいで、特にお給料については何も書かれていないんです。たけど……」
そこまで言って、少女はリンディスの足下にあるキャリーバッグに視線を落とす。
「あなたの求めていたものとは少し違うかもしれませんが、もし住む場所で困っているなら一度検討してみてはいかがで――」
「ありがとうございます!」
言いかけたところでリンディスは少女の手をガシッと力強く握る。先程までの憂いに満ちた表情はすっかり消え去り、希望に満ちた明るい瞳で少女を見ていた。
「あ、あら?」
特殊な求人を教えたことで少しは悩まれると思っていたのか、少女の表情が初めて崩れた。
「これならいけます! 私なんの取り柄もないけど、家事だけはできるんです! 特に家にある限られた材料でご飯作るのとか得意なんです!」
「そ、そうですか……。喜んで頂いてよかったです」
少女は両手でガッシリと握られた手をブンブンと振られながらも、若干硬いが優雅な笑顔で応えている。
「そういえば求人に書いている住所ですが、場所はわかりますか?」
「えっと、この住所ってあの学園があるところですよね? 魔導の……」
「ええ、同じ街です。そうですね……」
少女はリンディスに手を離してもらうと、どこからかペンとメモ帳を取り出してペンを走らせる。
「どうやら慣れた土地ではなさそうですし、わかりやすく地図を書いておきますね」
「え!? な、何もそこまでしていただかなくても!」
「いいえ、これも何かの縁です。それに、この求人を出してる場所は私もよく知っています。そこの社長――とでも言いましょうか。神谷時雨という男の子がいるんですが、貴方はどうやら、見た目も中身もあの人が気に入りそうですし、きっと悪いようにはならないでしょう」
少女はペンを止めることなく優雅に話し続ける。
「かみや……しぐれ……さん? お知り合いですか?」
「ええ、まあ少しですが。あ、でも私が紹介したことは内緒ですよ」
そう言って、書き終えたメモ帳を破り、リンディスへと手渡した。
「え? どうしてですか?」
「ふふ、だって、恥ずかしいじゃないですか」
少女はイタズラっぽい表情で口に人差し指をあてる。
「あら、お迎えが来たわ」
「え?」
リンディスは少女が見ている公園の入口に視線を送るが、そこには誰もいなかった。
「それでは私はこの辺りで失礼しますね。幸運をお祈りしていますわ」
「あ、何から何までありがとうございます!」
別れの言葉を言われたことでリンディスは反射的に立ち上がり、お礼の言葉を述べて深々と頭を下げた。
「え? あれ?」
顔を上げた時にはもう目の前には誰もいなかった。二人がいたベンチから公園を出るための出入り口までの距離は五メートル程ある。
いくら深々と頭を下げたとはいえ、再び頭を上げるまでに音もなく見えなくなる程の距離を移動できるとは思えなかった。
「不思議な人……」
ふと、貰った手書きのメモ帳に目をやる。
「わ! すごい細かいです!」
地図が書かれたメモ帳のクオリティは高かった。細かな場所までしっかり記入され。その地図があれば、全く知らない土地でも無事に目的地に辿り着けそうな程だ。とても短時間で手書きした地図のレベルではなかった。
「不思議ですけど、せっかくのご厚意を無駄にするわけにはいきません。お名前を聞けなかったのは残念ですが、私頑張りますね!」
リンディスは足下にあるキャリーバッグを手に取り雪を払い落とすと、足元に置いていたビニールシートを押し込んで、ポスターの住所を目指して歩き出した。
とある公園の、少し雪の降る早朝の出来事。
一人の少女が備え付けのベンチに座っている。頭からすっぽりとビニールシートを被ることで、身体に雪が積もる事を防ぎ、自身を抱きしめる様にして冷えた身体を必死に温めようとしている姿から、身体が芯まで冷えてしまっているのが伝わってくる。
足元に置いてある旅行用キャリーバッグの上に積もっている雪が、彼女が長時間このベンチに滞在している事を物語っていた。
「さ、寒いです……」
この数時間で数え切れないほど口にしたセリフである。
「あ、お空もだいぶ明るくなってきました……」
白んできた空と、いつの間にか降り止んでいた雪に気付いた少女は、表情を明るくしながら頭から被っていたビニールシートを取る。あまり感覚の無い赤くなった手で、折り畳んで足元にそっと置いた。
「あぁ、心なしか、少しだけ暖かくなってきたような気がします。頑張った、私」
この数時間の事を思い出し、少女は思わず涙が滲みそうになった。襲い来る空腹と睡魔。そして本気で凍死という言葉が頭を過ぎる程の気温。
言っておくが、少女は決して薄着ではない。薄着ではないが、冬の寒空の下を乗り切るには、これでは防寒具としては足りないだろう。
「お仕事、またクビになっちゃいました……」
少女は明るくなってきた空を見上げて、再び表情を曇らせた。
おもむろに上着のポケットから財布を取り出し、中身を確認する。黒い生地に小さな花飾りが一つ付いただけのシンプルな財布だ。
中には身分証の類は入っておらず、カードはスーパーのポイントカードなどだけである。小銭を確認するためにファスナーを開けて中身を覗き込むと、金属の擦れる音が小さく鳴る。
「あと三百円……。ほんとになんとかしないと……」
財布をしまい込みながら、少女は大きくため息をつく。
少女の名前はリンディス。十七歳の女の子だ。ちなみにホームレス生活は今日で二日目に突入した所である。
寮付きの住み込みバイトで生計を立てていたが、一週間前にめでたくクビになり、新たな寮付き仕事を探してさまよっているが、状況は芳しくない。
十七歳の女の子を雇ってくれる寮付き仕事、というだけでも求人の幅が狭まるのだが、リンディスは更に諸事情により身分証の類を所持していない。そのせいで仕事探しは大変難儀している。
寮を出てすぐは安いホテルなどを使っていたが、すぐに所持金が底をつき、ついにはホームレスにならざるを得なくなった。
リンディスは仕事な対して、いや、基本的にすべてのことに対して真面目で熱心だが、根本的に頭と要領が悪く、またメンタルも弱い。やればできる子なのだが、メンタルの弱さにより些細な事で緊張し、すぐにパニックをおこす。結果として今までの仕事では小さいミスから大きいミスまでをすでに網羅している。
そして、それらの積み重ねにより三度目のクビを迎えた。ちなみに一度目も二度目も同じ理由である。
「さてと」
ベンチに座ったままリンディスはキツく目を瞑り、眠気覚ましと同時に気合を入れるために頬を叩いた。そして拳を握り。
「今日こそお仕事を見つけないと!」
「まあ、お仕事をお探しですか?」
「ぅえ? ひゃい!?」
思わず間の抜けた悲鳴を上げてしまう。誰もいないと思っていたのに、気が付くと隣に見知らぬ少女が座っていたからだ。
「あら、驚かせてしまいましたか?」
いつの間にか隣に座っていた少女は優しくリンディスに微笑みかける。
「え? あ、大丈夫です。すみません誰もいないと思っていたので、つい……」
意表を突かれる形となったリンディスは、恐る恐ると隣に座る少女を観察する。
「(とっても綺麗な人……。まるで、絵本から出てきたみたいです)」
リンディスは素直にそう思った。
リンディスは見た目から、恐らくは自分と同じか年上だろうかと考えたようだ。まるで人形の様に整った顔立ち。白く透き通るような美しい肌。細くて艷やかな輝くような金髪。
そして、リンディスは気付いてはいないが、身に着けている物もまた大衆とは一線を画している。白をメインとした清楚なドレスコートを着ているが、これらは上から下まで全てブランド物で、どこぞのご令嬢クラスが手を出すブランドである。
見た目はどこか幼さを残しているが、全身から滲み出るような品の良さから育ちも伺える。
リンディスがチラチラと視線を送り、明らかにお嬢様な少女と、自分との格差に絶望しかけていた所で。
「ところで、先程独り言で言われてましたが、お仕事を探してらっしゃるんですか?」
少女は顎に人差し指を当て、小首をかしげながら口を開く。その動作に猫をかぶったような嫌味さはなく、純粋に可愛らしさがあった。
「え? あ、はい。未成年でも働ける寮付きのお仕事をちょっと……」
「まあ!」
リンディスが途中まで口にしたところで、少女が嬉しそうに笑顔で手を合わせる。
「ちょうど良かったわ。もしかしたらお力になれるかもしれませんよ」
「え? ほ、本当ですか!?」
リンディスは思わず身を乗り出しそうになるのを我慢し、期待に目を輝かせるように少女を見る。
「あのあのっ、会ったばかりの方にこんなこと言うのは良くないですけど……。よかったら紹介して頂けないですか!?」
「ええ、もちろんかまいませんよ。ただ……」
そう言って、少女は小さく折りたたまれた紙を取り出す。
「これなんですが」
「これは……ポスターですか?」
少女から渡されたものは折りたたまれたポスターのようだった。やたらと目を引くような派手なデザインをしており、求人募集のタイトルの下に仕事の内容とその報酬について書かれていた。
簡単に言うと、とある寮に住む人達のご飯のお世話などをする事で、毎日の衣食住を無料で提供してもらえるという物だった。
「はい。そこに書いてあるように、報酬はあくまで衣食住のみみたいで、特にお給料については何も書かれていないんです。たけど……」
そこまで言って、少女はリンディスの足下にあるキャリーバッグに視線を落とす。
「あなたの求めていたものとは少し違うかもしれませんが、もし住む場所で困っているなら一度検討してみてはいかがで――」
「ありがとうございます!」
言いかけたところでリンディスは少女の手をガシッと力強く握る。先程までの憂いに満ちた表情はすっかり消え去り、希望に満ちた明るい瞳で少女を見ていた。
「あ、あら?」
特殊な求人を教えたことで少しは悩まれると思っていたのか、少女の表情が初めて崩れた。
「これならいけます! 私なんの取り柄もないけど、家事だけはできるんです! 特に家にある限られた材料でご飯作るのとか得意なんです!」
「そ、そうですか……。喜んで頂いてよかったです」
少女は両手でガッシリと握られた手をブンブンと振られながらも、若干硬いが優雅な笑顔で応えている。
「そういえば求人に書いている住所ですが、場所はわかりますか?」
「えっと、この住所ってあの学園があるところですよね? 魔導の……」
「ええ、同じ街です。そうですね……」
少女はリンディスに手を離してもらうと、どこからかペンとメモ帳を取り出してペンを走らせる。
「どうやら慣れた土地ではなさそうですし、わかりやすく地図を書いておきますね」
「え!? な、何もそこまでしていただかなくても!」
「いいえ、これも何かの縁です。それに、この求人を出してる場所は私もよく知っています。そこの社長――とでも言いましょうか。神谷時雨という男の子がいるんですが、貴方はどうやら、見た目も中身もあの人が気に入りそうですし、きっと悪いようにはならないでしょう」
少女はペンを止めることなく優雅に話し続ける。
「かみや……しぐれ……さん? お知り合いですか?」
「ええ、まあ少しですが。あ、でも私が紹介したことは内緒ですよ」
そう言って、書き終えたメモ帳を破り、リンディスへと手渡した。
「え? どうしてですか?」
「ふふ、だって、恥ずかしいじゃないですか」
少女はイタズラっぽい表情で口に人差し指をあてる。
「あら、お迎えが来たわ」
「え?」
リンディスは少女が見ている公園の入口に視線を送るが、そこには誰もいなかった。
「それでは私はこの辺りで失礼しますね。幸運をお祈りしていますわ」
「あ、何から何までありがとうございます!」
別れの言葉を言われたことでリンディスは反射的に立ち上がり、お礼の言葉を述べて深々と頭を下げた。
「え? あれ?」
顔を上げた時にはもう目の前には誰もいなかった。二人がいたベンチから公園を出るための出入り口までの距離は五メートル程ある。
いくら深々と頭を下げたとはいえ、再び頭を上げるまでに音もなく見えなくなる程の距離を移動できるとは思えなかった。
「不思議な人……」
ふと、貰った手書きのメモ帳に目をやる。
「わ! すごい細かいです!」
地図が書かれたメモ帳のクオリティは高かった。細かな場所までしっかり記入され。その地図があれば、全く知らない土地でも無事に目的地に辿り着けそうな程だ。とても短時間で手書きした地図のレベルではなかった。
「不思議ですけど、せっかくのご厚意を無駄にするわけにはいきません。お名前を聞けなかったのは残念ですが、私頑張りますね!」
リンディスは足下にあるキャリーバッグを手に取り雪を払い落とすと、足元に置いていたビニールシートを押し込んで、ポスターの住所を目指して歩き出した。
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