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第1章
酔いデレな愛しの先輩を預かった
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「僕の家なら、ここから10分くらい歩いたところです…。けど、なんで?」
佑太はニヤリとした。何か企みがあるらしい。
「コイツのこと好きなんだろ?付き合いたいんだろ?」
「はい。そうですけど…。」
「じゃあコイツのこと持ち帰っちゃえよ。」
青木は目を丸くした。
「いいんですか⁉︎そんなことしちゃって…仮にも椿さん、僕のこと大っ嫌いなんですよ⁉︎」
「だ・か・ら!言ったろ?コイツは押しに弱いって。アンタがコイツのこと好きって伝えれば、コイツも少しはアンタのことを意識するはずだ。それと…。」
佑太は意味深に間を置いた。
疑問に思った青木が聞く。
「なんですか…?」
佑太は耳元で青木に呟いた。
「ヤりたい、だろ?」
「っ!本当にいいんですか⁉︎」
「あぁ。お互いガキじゃねぇし。本気ならそんくらいの気持ちで行けよ。んじゃあ、アンタにコイツ、預けるわ。」
佑太は面倒な荷物がなくなって嬉しそうだ。
トサッ
佑太は椿を青木の肩に預けた。椿が寝言を言う。
「むにゃ…んう?…へへ…♪」
椿が青木の肩に頭をスリスリする。
「ちょっとこの人かわいすぎます無理かもしれないです本当ヤバいです。」
妙に早口で喋った。顔を手で覆い、上を向いてプルプルしている。
「…アンタちょっと変…いや、大分変だな。」
「そうですか?」
青木はキョトンとしている。
「だって俺、コイツのことかわいいと思ったことねぇもん。」
「いや、椿さんは全てにおいて、かわいい以外の何者でもありません。」
「じゃあ俺が『コイツかわいー♡』とかいったら?」
「軽く56すかもしれないです。」
本気で言っているのが何とも妙な感じがして、思わず笑ってしまった。
「ははっwそう来なくっちゃwその調子で頑張れよ。そんじゃ、俺はこれで。」
「…!あのっ!なんでこんなに僕をサポートしてくれるんですか?」
「んん?…いや、なんか最初は嫌なやつかと思ってたけど、コイツへの愛の大きさとかきいて、なんか応援したいと思った。
あと、コイツのお守りしなくてよくなるから。それだけ。あと、まぁコイツずっと独り身で寂しそうだったから。まぁ、そんなもんよ。」
「…お名前をお伺いしても?」
「ん?あぁ。俺は坂上佑太。コイツの高校の同級。んでさ、LINEやってる?」
「?はい。」
「交換しよ。また惚気でも相談でも聞かせてくれや。」
「っ!ありがとうございます!」
2人とも楽しそうだった。
「そんじゃ。」
「ではまた!」
帰り道、佑太は1人で呟いていた。
「…それにしても…面白いやつも居たもんだなぁ。…あ。そーいやアイツ、まだDTだったわ。まぁ…いっか!面白そうだし。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕の家に着いた。
「んむぅ…すぅ…。」
ガチャ
呑気に寝息を立てる椿さんを玄関まで運び込んだ。どうしよう。かわいいがかわいい過ぎてヤバい(?)。本当に愛しの椿さんを僕の家に迎えていいのだろうか。
「椿さん?大丈夫ですか?」
「すぅ…。」
ガチで全然起きないじゃん。
「もう、起きないとキスしちゃいますよ。」
ちゅ
「うへへ…♪」
椿さんが僕のほっぺにちゅー…。…⁉︎…っ⁉︎もうっ!この人はっ!僕の理性をどれだけ壊そうとすれば気が済むんですかねっ⁉︎
おんぶで連れ帰ってる時も、本当に、ずう~っとほっぺ(かわいい)を僕にスリスリしちゃって…!もうっ!なんなんですかぁっ!?(ガチギレ)
「はぁ…。」
疲労に思わず溜め息を漏らした。
ええっと…とりあえずシャワー…
「お風呂行きますよっ!」
理性を保つためにわざと大きな声を出した。
「ぅん…連れてってぇ…。」
「ゔっ…。じゃあ、連れて行きますから、体は自分で洗ってくださいね。」
「えぇ…?洗ってくれないのぉ…?」
残念そうに、椿さんが困り眉で言う。
あぁ。もう理性ぶっ壊れた。
「…もう知りませんよ。後で何言っても聞きませんからね。」
佑太はニヤリとした。何か企みがあるらしい。
「コイツのこと好きなんだろ?付き合いたいんだろ?」
「はい。そうですけど…。」
「じゃあコイツのこと持ち帰っちゃえよ。」
青木は目を丸くした。
「いいんですか⁉︎そんなことしちゃって…仮にも椿さん、僕のこと大っ嫌いなんですよ⁉︎」
「だ・か・ら!言ったろ?コイツは押しに弱いって。アンタがコイツのこと好きって伝えれば、コイツも少しはアンタのことを意識するはずだ。それと…。」
佑太は意味深に間を置いた。
疑問に思った青木が聞く。
「なんですか…?」
佑太は耳元で青木に呟いた。
「ヤりたい、だろ?」
「っ!本当にいいんですか⁉︎」
「あぁ。お互いガキじゃねぇし。本気ならそんくらいの気持ちで行けよ。んじゃあ、アンタにコイツ、預けるわ。」
佑太は面倒な荷物がなくなって嬉しそうだ。
トサッ
佑太は椿を青木の肩に預けた。椿が寝言を言う。
「むにゃ…んう?…へへ…♪」
椿が青木の肩に頭をスリスリする。
「ちょっとこの人かわいすぎます無理かもしれないです本当ヤバいです。」
妙に早口で喋った。顔を手で覆い、上を向いてプルプルしている。
「…アンタちょっと変…いや、大分変だな。」
「そうですか?」
青木はキョトンとしている。
「だって俺、コイツのことかわいいと思ったことねぇもん。」
「いや、椿さんは全てにおいて、かわいい以外の何者でもありません。」
「じゃあ俺が『コイツかわいー♡』とかいったら?」
「軽く56すかもしれないです。」
本気で言っているのが何とも妙な感じがして、思わず笑ってしまった。
「ははっwそう来なくっちゃwその調子で頑張れよ。そんじゃ、俺はこれで。」
「…!あのっ!なんでこんなに僕をサポートしてくれるんですか?」
「んん?…いや、なんか最初は嫌なやつかと思ってたけど、コイツへの愛の大きさとかきいて、なんか応援したいと思った。
あと、コイツのお守りしなくてよくなるから。それだけ。あと、まぁコイツずっと独り身で寂しそうだったから。まぁ、そんなもんよ。」
「…お名前をお伺いしても?」
「ん?あぁ。俺は坂上佑太。コイツの高校の同級。んでさ、LINEやってる?」
「?はい。」
「交換しよ。また惚気でも相談でも聞かせてくれや。」
「っ!ありがとうございます!」
2人とも楽しそうだった。
「そんじゃ。」
「ではまた!」
帰り道、佑太は1人で呟いていた。
「…それにしても…面白いやつも居たもんだなぁ。…あ。そーいやアイツ、まだDTだったわ。まぁ…いっか!面白そうだし。」
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僕の家に着いた。
「んむぅ…すぅ…。」
ガチャ
呑気に寝息を立てる椿さんを玄関まで運び込んだ。どうしよう。かわいいがかわいい過ぎてヤバい(?)。本当に愛しの椿さんを僕の家に迎えていいのだろうか。
「椿さん?大丈夫ですか?」
「すぅ…。」
ガチで全然起きないじゃん。
「もう、起きないとキスしちゃいますよ。」
ちゅ
「うへへ…♪」
椿さんが僕のほっぺにちゅー…。…⁉︎…っ⁉︎もうっ!この人はっ!僕の理性をどれだけ壊そうとすれば気が済むんですかねっ⁉︎
おんぶで連れ帰ってる時も、本当に、ずう~っとほっぺ(かわいい)を僕にスリスリしちゃって…!もうっ!なんなんですかぁっ!?(ガチギレ)
「はぁ…。」
疲労に思わず溜め息を漏らした。
ええっと…とりあえずシャワー…
「お風呂行きますよっ!」
理性を保つためにわざと大きな声を出した。
「ぅん…連れてってぇ…。」
「ゔっ…。じゃあ、連れて行きますから、体は自分で洗ってくださいね。」
「えぇ…?洗ってくれないのぉ…?」
残念そうに、椿さんが困り眉で言う。
あぁ。もう理性ぶっ壊れた。
「…もう知りませんよ。後で何言っても聞きませんからね。」
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