82 / 83
第四章
婚約破棄は果たして
しおりを挟む
式辞が終えると緊張が一気に増した。
ニースベルが一度ゆっくりと俯きそして顔を上げて宣言するように皆に話し始める。
さあ、断罪イベントのスタートだ。
「皆様、今日はこの場でもう一つ宣言したい事があります。私ニースベル・ラクトリアはリザベラ・フローレンスとの婚約を破棄し新たにリリアンヌ・カナルディとの婚約を宣言します」
ざわざわと周りが騒めく中リリアンヌはニースベルに手を差し伸べられて隣へと立ち皆の前へと立つ。
それを見るや否やふるふると肩を振るわし怒りを露わにしてリザベラが前へと出てきた。
「おかし、い。そんなの可笑しいですわ!!しっかり考え直して下さい殿下!あの者は男爵令嬢ですよ、殿下と婚約できる立場ではありません!それに、、彼女の親は卑しい身分ですよそんな血を王家に入れるおつもりですか!
ワタクシは幼少より殿下の隣に立つべく学んで参りました、何がいけなかったのですか?いえ、何もいけないことは無いですわ。そうですよね!!ワタクシこそがこの国の王妃に相応しいのですから!!」
リザベラは訴えるが今更遅い。
彼女が何を訴えようが婚約破棄は決まっているのだから。
「リザベラ嬢、本当に相応しいと思っているのかな。学園での君の目に余る行いが私まで届いているよ」
「そ、そんな事ある筈ありませんわ!何かの間違いです。そ、それに殿下にお怪我をさせてしまった事故のことならとてもとても反省致しておりますわ…」
事故なんだ…
実際はリリアンヌを突き落としたのに、一歩間違えればリリアンヌもニースベルも事故では済まなくなるのに…
「その件は確かに君に謹慎して貰っているが私が言いたいのはそのことでは無い。ログワーツ読んでくれ」
はい、とログワーツが手にしていた紙を読み上げる。
「一、リザベラ公爵令嬢は学園のティータイム時にリリアンヌ嬢へ足をかけ転ばせる、お茶をかけるなどの淑女らしからぬ行為に及んだ事」
「待ってください!そんな事ワタクシしておりませんわ!!しょ、証拠がありませんもの!」
シラを切ろうと必死のリザベラは読み上げている声を遮り必至に訴えている。
「証拠ですか、では乙女決定戦の時の毒混入事件についてですがこちらもご存じ無いのでしょうか」
毒混入事件…
アリアローズがリリアンヌの代わりに服毒した時の犯人はやっぱりリザベラだったのか。
あの事件後兄が異様に心配性になったのは忘れもしない。
「そ、それは、しょ証拠がありませんわ!」
リザベラが訴えるのが早いかニースベルとログワーツが目配せをするのが早いか後ろの扉が開くと騎士団に引き連れらて1人の男性が入ってきた。
その姿を見たリザベラは青ざめガタガタと震え始める。
「いやー、見つけるのに苦労しましたよ。まさかあの時毒を盛るように指示した人物が普通に公爵家で過ごしているんですからね。彼が全て話してくれましたよ、さぁこれでもまだ言い逃れ致しますか?」
「あっう、嘘よ!私は何も知らないわ!この人達が勝手にやった事よ!!」
「そうですか、では最後に」
まだあるのか。
リザベラ様どんだけやらかしていたんだと感心していると入り口からもう1人女性が入ってきた。
その姿は忘れもしない魔法対抗戦で本物の魔物でリリアンヌを襲わせる手引きをしたミュゼリア嬢だったからだ。
「あ、貴方!何故ここにっ、あっ」
驚きを隠しきれずリザベラは遂に失言してしまったと気付いたが既に遅かった。
「リザベラ嬢彼女と面識がおありですよね。貴方には彼女は処刑されたと伝えてありましたからね、何故かって彼女は魔物をこの王都に招き入れた犯罪者として扱わないとですからね。しかし、本当に招き入れたのが彼女であったならの話しですが」
「あ、ああその…」
言葉もしどろもどろになり初めの勢いはどこへ行ったやら縮こまり震えている。
周囲も魔物の話を聞くや否や表情が変わり公爵を立てようと援護しようとしていた貴族ですら尻込みを始めた。
「さぁ、言い逃れは出来ない。フローレンス公爵もお分かりですよね、先の二つは彼女一人で出来ても魔物の手引きは1人では到底無理な筈です。公爵も手を貸していますよね」
公爵と呼ばれ貴賓席にいたフローレンス公爵に視線が集まる。
先程まで涼しい顔をしていた公爵だったが魔物の件に触れられ悔しそうに口を噛んでいる。
実際公爵は事の首謀者であるミュゼリアを探し回っていた。その目で本当に処刑されたのかを確認するまでは安心できないと思っているからだ。
しかしそこは殿下達が一枚上手だった様でうまくミュゼリアを隠し公爵に見つからないよう手配していたのだ。
「まだ証拠がいる様でしたらあげますがそれはこの場ではない。国王陛下の元直にご判断をして頂きましょう。さあ、公爵とリザベラ嬢を連れて行け」
殿下の声が響くと公爵とリザベラは俯いて連行されて行った。
騒めく会場にニースベルはリリアンヌの肩を抱き締め口を再び開く。
「皆騒がせて申し訳ない。婚約破棄後に婚約とは些か性急ではあるが、彼女は学園の者なら知っての通り光属性の魔法の使い手だ。今はまだ未熟かも知れないが立派に王妃の勤めを果たしこの国を導いてくれると私は信じている」
ニースベルに見つめられリリアンヌは照れ臭そうに微笑むとゆっくりと口を開く
「皆さままだ淑女としても未熟なワタクシですがこの国の為光魔法を極めて必ず国の光としてお守りする事を誓います。どうかよろしくお願い致します」
静まり返る会場にリリアンヌは不安で仕方ないと言う顔を見せるがどこからかパチパチと拍手の音が聞こえ始めると会場は歓声と拍手で包まれた。
ふぅーとアリアローズは一息つくとセリーヌと見合った。
やっと終わった、殿下の話を聞いてから1日1日がとても長かったように思えてた日々からも解放される。
そしてパンドラ乙女からも…
シナリオが終了するのならこれからの話は私達が作って行くはずだ。
それなら、カインザークとの未来も少しは期待しても良いのだろうかとずっと不安に思ってきた事に漸く思いを巡らせようとした。
「もう一つ、ここで皆様にご報告があります」
賑わう会場にすっと通る声でカインザーク殿下が声を発するとニースベル殿下の隣へと並び立った。
ニースベルが一度ゆっくりと俯きそして顔を上げて宣言するように皆に話し始める。
さあ、断罪イベントのスタートだ。
「皆様、今日はこの場でもう一つ宣言したい事があります。私ニースベル・ラクトリアはリザベラ・フローレンスとの婚約を破棄し新たにリリアンヌ・カナルディとの婚約を宣言します」
ざわざわと周りが騒めく中リリアンヌはニースベルに手を差し伸べられて隣へと立ち皆の前へと立つ。
それを見るや否やふるふると肩を振るわし怒りを露わにしてリザベラが前へと出てきた。
「おかし、い。そんなの可笑しいですわ!!しっかり考え直して下さい殿下!あの者は男爵令嬢ですよ、殿下と婚約できる立場ではありません!それに、、彼女の親は卑しい身分ですよそんな血を王家に入れるおつもりですか!
ワタクシは幼少より殿下の隣に立つべく学んで参りました、何がいけなかったのですか?いえ、何もいけないことは無いですわ。そうですよね!!ワタクシこそがこの国の王妃に相応しいのですから!!」
リザベラは訴えるが今更遅い。
彼女が何を訴えようが婚約破棄は決まっているのだから。
「リザベラ嬢、本当に相応しいと思っているのかな。学園での君の目に余る行いが私まで届いているよ」
「そ、そんな事ある筈ありませんわ!何かの間違いです。そ、それに殿下にお怪我をさせてしまった事故のことならとてもとても反省致しておりますわ…」
事故なんだ…
実際はリリアンヌを突き落としたのに、一歩間違えればリリアンヌもニースベルも事故では済まなくなるのに…
「その件は確かに君に謹慎して貰っているが私が言いたいのはそのことでは無い。ログワーツ読んでくれ」
はい、とログワーツが手にしていた紙を読み上げる。
「一、リザベラ公爵令嬢は学園のティータイム時にリリアンヌ嬢へ足をかけ転ばせる、お茶をかけるなどの淑女らしからぬ行為に及んだ事」
「待ってください!そんな事ワタクシしておりませんわ!!しょ、証拠がありませんもの!」
シラを切ろうと必死のリザベラは読み上げている声を遮り必至に訴えている。
「証拠ですか、では乙女決定戦の時の毒混入事件についてですがこちらもご存じ無いのでしょうか」
毒混入事件…
アリアローズがリリアンヌの代わりに服毒した時の犯人はやっぱりリザベラだったのか。
あの事件後兄が異様に心配性になったのは忘れもしない。
「そ、それは、しょ証拠がありませんわ!」
リザベラが訴えるのが早いかニースベルとログワーツが目配せをするのが早いか後ろの扉が開くと騎士団に引き連れらて1人の男性が入ってきた。
その姿を見たリザベラは青ざめガタガタと震え始める。
「いやー、見つけるのに苦労しましたよ。まさかあの時毒を盛るように指示した人物が普通に公爵家で過ごしているんですからね。彼が全て話してくれましたよ、さぁこれでもまだ言い逃れ致しますか?」
「あっう、嘘よ!私は何も知らないわ!この人達が勝手にやった事よ!!」
「そうですか、では最後に」
まだあるのか。
リザベラ様どんだけやらかしていたんだと感心していると入り口からもう1人女性が入ってきた。
その姿は忘れもしない魔法対抗戦で本物の魔物でリリアンヌを襲わせる手引きをしたミュゼリア嬢だったからだ。
「あ、貴方!何故ここにっ、あっ」
驚きを隠しきれずリザベラは遂に失言してしまったと気付いたが既に遅かった。
「リザベラ嬢彼女と面識がおありですよね。貴方には彼女は処刑されたと伝えてありましたからね、何故かって彼女は魔物をこの王都に招き入れた犯罪者として扱わないとですからね。しかし、本当に招き入れたのが彼女であったならの話しですが」
「あ、ああその…」
言葉もしどろもどろになり初めの勢いはどこへ行ったやら縮こまり震えている。
周囲も魔物の話を聞くや否や表情が変わり公爵を立てようと援護しようとしていた貴族ですら尻込みを始めた。
「さぁ、言い逃れは出来ない。フローレンス公爵もお分かりですよね、先の二つは彼女一人で出来ても魔物の手引きは1人では到底無理な筈です。公爵も手を貸していますよね」
公爵と呼ばれ貴賓席にいたフローレンス公爵に視線が集まる。
先程まで涼しい顔をしていた公爵だったが魔物の件に触れられ悔しそうに口を噛んでいる。
実際公爵は事の首謀者であるミュゼリアを探し回っていた。その目で本当に処刑されたのかを確認するまでは安心できないと思っているからだ。
しかしそこは殿下達が一枚上手だった様でうまくミュゼリアを隠し公爵に見つからないよう手配していたのだ。
「まだ証拠がいる様でしたらあげますがそれはこの場ではない。国王陛下の元直にご判断をして頂きましょう。さあ、公爵とリザベラ嬢を連れて行け」
殿下の声が響くと公爵とリザベラは俯いて連行されて行った。
騒めく会場にニースベルはリリアンヌの肩を抱き締め口を再び開く。
「皆騒がせて申し訳ない。婚約破棄後に婚約とは些か性急ではあるが、彼女は学園の者なら知っての通り光属性の魔法の使い手だ。今はまだ未熟かも知れないが立派に王妃の勤めを果たしこの国を導いてくれると私は信じている」
ニースベルに見つめられリリアンヌは照れ臭そうに微笑むとゆっくりと口を開く
「皆さままだ淑女としても未熟なワタクシですがこの国の為光魔法を極めて必ず国の光としてお守りする事を誓います。どうかよろしくお願い致します」
静まり返る会場にリリアンヌは不安で仕方ないと言う顔を見せるがどこからかパチパチと拍手の音が聞こえ始めると会場は歓声と拍手で包まれた。
ふぅーとアリアローズは一息つくとセリーヌと見合った。
やっと終わった、殿下の話を聞いてから1日1日がとても長かったように思えてた日々からも解放される。
そしてパンドラ乙女からも…
シナリオが終了するのならこれからの話は私達が作って行くはずだ。
それなら、カインザークとの未来も少しは期待しても良いのだろうかとずっと不安に思ってきた事に漸く思いを巡らせようとした。
「もう一つ、ここで皆様にご報告があります」
賑わう会場にすっと通る声でカインザーク殿下が声を発するとニースベル殿下の隣へと並び立った。
0
お気に入りに追加
282
あなたにおすすめの小説
破滅ルートを全力で回避したら、攻略対象に溺愛されました
平山和人
恋愛
転生したと気付いた時から、乙女ゲームの世界で破滅ルートを回避するために、攻略対象者との接点を全力で避けていた。
王太子の求婚を全力で辞退し、宰相の息子の売り込みを全力で拒否し、騎士団長の威圧を全力で受け流し、攻略対象に顔さえ見せず、隣国に留学した。
ヒロインと王太子が婚約したと聞いた私はすぐさま帰国し、隠居生活を送ろうと心に決めていた。
しかし、そんな私に転生者だったヒロインが接触してくる。逆ハールートを送るためには私が悪役令嬢である必要があるらしい。
ヒロインはあの手この手で私を陥れようとしてくるが、私はそのたびに回避し続ける。私は無事平穏な生活を送れるのだろうか?
魔性の悪役令嬢らしいですが、男性が苦手なのでご期待にそえません!
蒼乃ロゼ
恋愛
「リュミネーヴァ様は、いろんな殿方とご経験のある、魔性の女でいらっしゃいますから!」
「「……は?」」
どうやら原作では魔性の女だったらしい、リュミネーヴァ。
しかし彼女の中身は、前世でストーカーに命を絶たれ、乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生してきた人物。
前世での最期の記憶から、男性が苦手。
初めは男性を目にするだけでも体が震えるありさま。
リュミネーヴァが具体的にどんな悪行をするのか分からず、ただ自分として、在るがままを生きてきた。
当然、物語が原作どおりにいくはずもなく。
おまけに実は、本編前にあたる時期からフラグを折っていて……?
攻略キャラを全力回避していたら、魔性違いで謎のキャラから溺愛モードが始まるお話。
ファンタジー要素も多めです。
※なろう様にも掲載中
※短編【転生先は『乙女ゲーでしょ』~】の元ネタです。どちらを先に読んでもお話は分かりますので、ご安心ください。
宮廷外交官の天才令嬢、王子に愛想をつかれて婚約破棄されたあげく、実家まで追放されてケダモノ男爵に読み書きを教えることになりました
悠木真帆
恋愛
子爵令嬢のシャルティナ・ルーリックは宮廷外交官として日々忙しくはたらく毎日。
クールな見た目と頭の回転の速さからついたあだ名は氷の令嬢。
婚約者である王子カイル・ドルトラードを長らくほったらかしてしまうほど仕事に没頭していた。
そんなある日の夜会でシャルティナは王子から婚約破棄を宣言されてしまう。
そしてそのとなりには見知らぬ令嬢が⋯⋯
王子の婚約者ではなくなった途端、シャルティナは宮廷外交官の立場まで失い、見かねた父の強引な勧めで冒険者あがりの男爵のところへ行くことになる。
シャルティナは宮廷外交官の実績を活かして辣腕を振るおうと張り切るが、男爵から命じられた任務は男爵に文字の読み書きを教えることだった⋯⋯
婚約者に愛する人が出来たので、身を引く事にしました
Blue
恋愛
幼い頃から家族ぐるみで仲が良かったサーラとトンマーゾ。彼が学園に通うようになってしばらくして、彼から告白されて婚約者になった。サーラも彼を好きだと自覚してからは、穏やかに付き合いを続けていたのだが、そんな幸せは壊れてしまう事になる。
モブ令嬢は脳筋が嫌い
斯波
恋愛
イーディスは海のように真っ青な瞳を持つ少年、リガロに一瞬で心を奪われた。彼の婚約者になれるのが嬉しくて「祖父のようになりたい」と夢を語る彼を支えたいと思った。リガロと婚約者になってからの日々は夢のようだった。けれど彼はいつからか全く笑わなくなった。剣を振るい続ける彼を見守ることこそが自分の役目だと思っていたイーディスだったが、彼女の考えは前世の記憶を取り戻したことで一変する。※執筆中のため感想返信までお時間を頂くことがあります。また今後の展開に関わる感想や攻撃的な感想に関しましては返信や掲載を控えさせていただくことがあります。あらかじめご了承ください。
転生したら乙ゲーのモブでした
おかる
恋愛
主人公の転生先は何の因果か前世で妹が嵌っていた乙女ゲームの世界のモブ。
登場人物たちと距離をとりつつ学園生活を送っていたけど気づけばヒロインの残念な場面を見てしまったりとなんだかんだと物語に巻き込まれてしまう。
主人公が普通の生活を取り戻すために奮闘する物語です
本作はなろう様でも公開しています
幽霊じゃありません!足だってありますから‼
かな
恋愛
私はトバルズ国の公爵令嬢アーリス・イソラ。8歳の時に木の根に引っかかって頭をぶつけたことにより、前世に流行った乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったことに気づいた。だが、婚約破棄しても国外追放か修道院行きという緩い断罪だった為、自立する為のスキルを学びつつ、国外追放後のスローライフを夢見ていた。
断罪イベントを終えた数日後、目覚めたら幽霊と騒がれてしまい困惑することに…。えっ?私、生きてますけど
※ご都合主義はご愛嬌ということで見逃してください(*・ω・)*_ _)ペコリ
※遅筆なので、ゆっくり更新になるかもしれません。
転生したらただの女子生徒Aでしたが、何故か攻略対象の王子様から溺愛されています
平山和人
恋愛
平凡なOLの私はある日、事故にあって死んでしまいました。目が覚めるとそこは知らない天井、どうやら私は転生したみたいです。
生前そういう小説を読みまくっていたので、悪役令嬢に転生したと思いましたが、実際はストーリーに関わらないただの女子生徒Aでした。
絶望した私は地味に生きることを決意しましたが、なぜか攻略対象の王子様や悪役令嬢、更にヒロインにまで溺愛される羽目に。
しかも、私が聖女であることも判明し、国を揺るがす一大事に。果たして、私はモブらしく地味に生きていけるのでしょうか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる