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第二章
結果はシナリオ通り?
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魔物騒動はあったが公には出来ないと言う事で、魔法対抗戦はポイントのみの判断により1位ニースベル、2位カインザーク、3位リリアンヌと同着3位リザベラで幕を閉じた。
僅差で負けたカインザークは悔しそうに出発地点が悪い!と文句を言っていたそうだ。
そう言えば控室に飛ばされた時殿下方のパートナーは部屋の外で待機していた。何故一緒ではなかったのか聞いたらリリアンヌの光を確認し何か良くないことが起きているのではと判断したらしく、パートナーにはランティスを呼びに行ってもらったそうだが、結局誰一人合流出来なかったと言う事らしい。
パートナーは殿下の護衛としていた筈なのに側を離れたらいけないのでは?とも思うがまぁ、一緒にいたらヒロインと攻略キャラの邪魔になるからそこはゲーム補正なのかと納得する事にした。
そして勿論両殿下の怪我は皆のいない所で綺麗に治療した。他の人には回復薬を飲んだと言っているが外傷は消えたとしても回復薬では内部までは完璧に治せない。だがアリアローズの力であれば骨折などの内傷までも治せるから殿下方を治療するのであれば治癒魔法を使うほうが適切な処置になるだろう。
どうやら、木属性の魔力は低いのに治癒魔法の魔力はそこそこ高いらしい。
「それで、アリア様この前の件どう思いましたか?」
数日後2人でお茶を飲んでいるとリリアンヌに聞かれ少し考え込む。
通常イベントかと思ったが色々イレギュラー過ぎて正直よく分からない。これは本当にパンドラ乙女のシナリオなのだろうか…
「リリー様、このイベントってパンドラ乙女にありましたよね?結果もゲーム通りの順位でしたし、でもパートナーとかありました?それに本物の魔物って…」
「うーん、そうなんですよね。でも私からしたらすでにアリア様がイレギュラーですし何があっても不思議じゃない気がするんですよね」
やっぱり私がイレギュラーなんだ、、
だとしたらこの事件も私がいたから起きたって事なのだろうか…
「まぁ、でもこれはこれで攻略のしがいがありますしアリア様と居て私とっても楽しいですから有りですよね!アリア様はこのままでいて下さいね!!」
にこっと無邪気にこちらに向けて笑いかけてくれるリリアンヌに罪悪感を抱きかけていたアリアローズは心が少し軽くなるようだった。
これもヒロインの力なのだろうか、リリアンヌともっと仲良くなれたらと思わずには居られない。
「それにしてもー、リザベラ様ですよ!!確かにシナリオではこのイベントでの不正がバレて断罪の一つの大きな理由になる筈ですけど、これは不正所の騒ぎではないですよね!!」
確かにそうだ。通常のシナリオではリザベラが協力者を増やしポイントの荒稼ぎをしたと言う不正が明るみになり断罪の理由の一つになるのだが、実際にリリアンヌを害し、更には心優しいミュゼリアを巻き込むなんて許し難い。そして本人は何事もなかったかの様に表彰台へと上がっている。その事を考えるだけでも怒りが込み上げてくる。
「リリー様、私も攻略に協力させて下さい!!そして、リザベラ様に罪を償ってもらいましょう!」
「本当ですか!!では、早速協力してくださいな」
ギュっと手を握ってうるうるした瞳をアリアローズに向けてくる。
うん、協力するとは言ったがこんなに早く頼まれるとは思って無かった。
メラメラとリザベラへの怒りで燃えてた筈があっさり毒気を抜かれてしまったようだ…
「分かりました。私に出来ることでしたらお手伝いします…」
僅差で負けたカインザークは悔しそうに出発地点が悪い!と文句を言っていたそうだ。
そう言えば控室に飛ばされた時殿下方のパートナーは部屋の外で待機していた。何故一緒ではなかったのか聞いたらリリアンヌの光を確認し何か良くないことが起きているのではと判断したらしく、パートナーにはランティスを呼びに行ってもらったそうだが、結局誰一人合流出来なかったと言う事らしい。
パートナーは殿下の護衛としていた筈なのに側を離れたらいけないのでは?とも思うがまぁ、一緒にいたらヒロインと攻略キャラの邪魔になるからそこはゲーム補正なのかと納得する事にした。
そして勿論両殿下の怪我は皆のいない所で綺麗に治療した。他の人には回復薬を飲んだと言っているが外傷は消えたとしても回復薬では内部までは完璧に治せない。だがアリアローズの力であれば骨折などの内傷までも治せるから殿下方を治療するのであれば治癒魔法を使うほうが適切な処置になるだろう。
どうやら、木属性の魔力は低いのに治癒魔法の魔力はそこそこ高いらしい。
「それで、アリア様この前の件どう思いましたか?」
数日後2人でお茶を飲んでいるとリリアンヌに聞かれ少し考え込む。
通常イベントかと思ったが色々イレギュラー過ぎて正直よく分からない。これは本当にパンドラ乙女のシナリオなのだろうか…
「リリー様、このイベントってパンドラ乙女にありましたよね?結果もゲーム通りの順位でしたし、でもパートナーとかありました?それに本物の魔物って…」
「うーん、そうなんですよね。でも私からしたらすでにアリア様がイレギュラーですし何があっても不思議じゃない気がするんですよね」
やっぱり私がイレギュラーなんだ、、
だとしたらこの事件も私がいたから起きたって事なのだろうか…
「まぁ、でもこれはこれで攻略のしがいがありますしアリア様と居て私とっても楽しいですから有りですよね!アリア様はこのままでいて下さいね!!」
にこっと無邪気にこちらに向けて笑いかけてくれるリリアンヌに罪悪感を抱きかけていたアリアローズは心が少し軽くなるようだった。
これもヒロインの力なのだろうか、リリアンヌともっと仲良くなれたらと思わずには居られない。
「それにしてもー、リザベラ様ですよ!!確かにシナリオではこのイベントでの不正がバレて断罪の一つの大きな理由になる筈ですけど、これは不正所の騒ぎではないですよね!!」
確かにそうだ。通常のシナリオではリザベラが協力者を増やしポイントの荒稼ぎをしたと言う不正が明るみになり断罪の理由の一つになるのだが、実際にリリアンヌを害し、更には心優しいミュゼリアを巻き込むなんて許し難い。そして本人は何事もなかったかの様に表彰台へと上がっている。その事を考えるだけでも怒りが込み上げてくる。
「リリー様、私も攻略に協力させて下さい!!そして、リザベラ様に罪を償ってもらいましょう!」
「本当ですか!!では、早速協力してくださいな」
ギュっと手を握ってうるうるした瞳をアリアローズに向けてくる。
うん、協力するとは言ったがこんなに早く頼まれるとは思って無かった。
メラメラとリザベラへの怒りで燃えてた筈があっさり毒気を抜かれてしまったようだ…
「分かりました。私に出来ることでしたらお手伝いします…」
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