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第二章
魔法対抗戦2
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魔法対抗戦2日目。
今日は昨日行われたトーナメントで勝ち残った8名で行われる。
パンドラ乙女の登場人物に加えて選出されたのは土属性のガラパス侯爵子息、水属性ロマ子爵令嬢、そして木属性のハウズ伯爵令嬢ミュゼリアだった。
出場者がメーンステージに上がると歓声が沸き起こり凄い盛り上がり様だ。
乙女決定戦の時より遥かに歓声が多い。それもそうだ、今回は両殿下が参加しているし盛り上がらない訳がない。
「ではこれより対決内容を発表致します。今回の課題は魔物の討伐をして頂きます」
ざわざわとアリアローズ以外の会場にいる人たちがざわつくのが分かる。
確かに、この国に魔物が現れる事自体稀なのに学生が魔物を討伐とはどう言う事なのだろうか、ましてや殿下方がいるのに危険ではないのか。と皆思っているはずだ。
「んん、魔物といっても本物の魔物ではありません。姿のみ魔物の形をしていますが実害は無いように作られた擬態ですのでご安心ください。その擬似魔物をこの学園裏の森に放ってあります。森には至る所に監視用の魔法水晶が配置されてありますのでそれにより我々は見守らせて頂きます。そして、制限時間内に討伐し魔物が消えるとその魔物分がポイントとして各自に入る仕組みです。因みに魔物は個体毎に得点が異なりより強い個体になる程高得点となっております」
教師が説明し終わると闘技場の上に巨大なスクリーンが登場した。そこに幾つかの画面に分かれて森の様子が移っていた。まだ画面に映る森の中は静かそのものだった。
「さて、ここで出場者の皆には特別ルールとして会場内にいる同性を1人パートナーとして指名する事が出来るとします。勿論1人でも構いませんが…」
ここで特別ルール?そんなのあったかな?
アリアローズはこのイベントを知っている。だから魔物討伐と言われても驚く事はなかったし、結果がどうなるかもおおよそは予想がついていたのだが…
おかしいな、確か討伐に出る人達にパートナーは居なかった筈だよね。あ、もしかして皆んなここでパートナーを断るとか!
「では私はノルマンディー侯爵令嬢を指名致しますわ」
先陣を切ったのはリザベラだった。
そして、その後に続き各々相性のいい魔法を使う者や高魔力の者を指名して行った。
因みに、ニースベルとカインザークは同じ学年の騎士団所属の子息を1人ずつ指名していた。指名された子息も何食わぬ顔で壇上に上がったのでもしかしたら初めから聞かされていたのかも知れない。
「では最後に、リリアンヌ男爵令嬢はパートナーは如何しますか?」
「私は、、、レネティシス男爵令嬢をお願いします」
え?
「私ですかー!!」
セリーヌを見つめどうしようと困惑していると壇上から教師に呼ばれた。
「セリーヌ。こ、これって拒否権は…」
「ありませんね」
この流れ前もやった気がするー。
仕方なくセリーヌに別れを告げ壇上へと向かう。
「リリー様、何で私なんですか?私2回戦負けの激弱ですよ?役に立つとは思えません!」
なので今から撤回を。と言おうと思ったがリリアンヌはこちらを見るとニヤッと笑ってこう言った。
「チート無双です」
と…
今日は昨日行われたトーナメントで勝ち残った8名で行われる。
パンドラ乙女の登場人物に加えて選出されたのは土属性のガラパス侯爵子息、水属性ロマ子爵令嬢、そして木属性のハウズ伯爵令嬢ミュゼリアだった。
出場者がメーンステージに上がると歓声が沸き起こり凄い盛り上がり様だ。
乙女決定戦の時より遥かに歓声が多い。それもそうだ、今回は両殿下が参加しているし盛り上がらない訳がない。
「ではこれより対決内容を発表致します。今回の課題は魔物の討伐をして頂きます」
ざわざわとアリアローズ以外の会場にいる人たちがざわつくのが分かる。
確かに、この国に魔物が現れる事自体稀なのに学生が魔物を討伐とはどう言う事なのだろうか、ましてや殿下方がいるのに危険ではないのか。と皆思っているはずだ。
「んん、魔物といっても本物の魔物ではありません。姿のみ魔物の形をしていますが実害は無いように作られた擬態ですのでご安心ください。その擬似魔物をこの学園裏の森に放ってあります。森には至る所に監視用の魔法水晶が配置されてありますのでそれにより我々は見守らせて頂きます。そして、制限時間内に討伐し魔物が消えるとその魔物分がポイントとして各自に入る仕組みです。因みに魔物は個体毎に得点が異なりより強い個体になる程高得点となっております」
教師が説明し終わると闘技場の上に巨大なスクリーンが登場した。そこに幾つかの画面に分かれて森の様子が移っていた。まだ画面に映る森の中は静かそのものだった。
「さて、ここで出場者の皆には特別ルールとして会場内にいる同性を1人パートナーとして指名する事が出来るとします。勿論1人でも構いませんが…」
ここで特別ルール?そんなのあったかな?
アリアローズはこのイベントを知っている。だから魔物討伐と言われても驚く事はなかったし、結果がどうなるかもおおよそは予想がついていたのだが…
おかしいな、確か討伐に出る人達にパートナーは居なかった筈だよね。あ、もしかして皆んなここでパートナーを断るとか!
「では私はノルマンディー侯爵令嬢を指名致しますわ」
先陣を切ったのはリザベラだった。
そして、その後に続き各々相性のいい魔法を使う者や高魔力の者を指名して行った。
因みに、ニースベルとカインザークは同じ学年の騎士団所属の子息を1人ずつ指名していた。指名された子息も何食わぬ顔で壇上に上がったのでもしかしたら初めから聞かされていたのかも知れない。
「では最後に、リリアンヌ男爵令嬢はパートナーは如何しますか?」
「私は、、、レネティシス男爵令嬢をお願いします」
え?
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「セリーヌ。こ、これって拒否権は…」
「ありませんね」
この流れ前もやった気がするー。
仕方なくセリーヌに別れを告げ壇上へと向かう。
「リリー様、何で私なんですか?私2回戦負けの激弱ですよ?役に立つとは思えません!」
なので今から撤回を。と言おうと思ったがリリアンヌはこちらを見るとニヤッと笑ってこう言った。
「チート無双です」
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