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第5話
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来ないでと言われたから、少し離れてハルトは突っ立っている。魔法少女こと魔法OLこと古在千華(こざいちはな)は警戒しつつも時間を気にしていた。これ以上は仕事の不在が長くなって困る。いくら呑気でも。
「悪いけど、私は忙しいので、時間がないのでご遠慮させていただきます」
ついでに断る理由にもなる。
「ああ、仕事の途中なんですね。時間を止めます、これでどうですか?」
千華は違和感に襲われて周りを見ると、飛んでる鳥が止まっている。屋上から下を見ると人々も止まっている。こいつは、たぶんボスなんだ。敵のボス、そうじゃなきゃおかしい、こんな人が今までどこに隠れていたのかわからないが、部下を倒したから自分で出てきたんだ!
「それで、私を殺すつもりなの? でもあなたがその気になればもう死んでるわよね」
「その気にはなりませんから! 殺すためじゃなくて、遅刻しないように時間を止めただけですよ!」
「なんて能力の無駄遣い……」
「いや、止めるだけならそんな大したことはありません、世界に影響与えなければね、みんなもしかしたら認識を含め何もできてないというだけで、普段から時間は止まっているのかもしれませんよ」
相手が会話を楽しんできたので彼女はどうしようと思った。相手のペースで話を返して良いのか、それともぶった切るか、いや危険は犯せない。
「止まった時間を認識するのが大事だとしたら、私もあなたの力でそれを与えられているの?」
「まあ……そうかもしれません。すみません、私はあなたの敵とはなんの関係もありません。私は異世界、いわゆるライトノベルの世界から来たんです。ラノベ、読んだりしますか?」
「ないことはないわね……」
言われてみれば、この男は千華も読んでるラノベにでてくる優男風のイケメンに見える。二十歳いってるかどうかというところだろう。しかも日本人っぽさがありつつどことなく外国っぽいというか……異世界ヨーロッパのような……。
「じゃあ、あなたは勇者様か何か?」
「よくわかりましたね! そうなんです!」
「そんな人が実在していたなんて……」
「本の世界から出てきたみたいなんですよ、どうやら。そうじゃないパターンもいくつか考えられますが、自分自身がそうだと直感できるんです」
「この世界って意外といい加減なのかな……でも私みたいに魔法を使えるのもいるからもともとか」
「魔法……が使えるってやっぱり珍しいんですか?」
「まああんまり見ないわね。敵は使ってくるけど、なんかあいつらは倒したら消えるし……。子供の頃はマスコットがいたんだけど、寿命で死んじゃって」
「ではずっと一人で戦ってこられたんですか? おつらかったでしょう」
「そ、そんなしんみり言わないでよ」
急に彼女は涙ぐんだ。理解者は誰もいなかったから、こんな言葉をかけられると弱い。確かにそれは本当のことで、彼女には青春も幸福も何もなかったようなものだった。若い自分もなげうって、こんな歳になってもまだ戦っているのだ。あんななんだかよくわからない敵と。怪物にしか見えないが、相手にもそれを操る魔法使いのようなのがいて、何かの目的で私と同じような人生を過ごしていたとしたら……そんな馬鹿な話はない。誰も幸せにならないことだ。自分がやってきたことは、ひいては自分の人生はなんなのか……。でも人の命を守れている、そのことで十分だと思いたい。
「もし戦わなかったらどうなるんですか」
「死者が出て、でもそれらをみんなは認識できなくて、事故死とか病死になるのよ」
「そういうことがあったんですか?」
「……何度か」
千華が暗い表情になったので、さすがに察した。
「わかりました、私がどうにかしましょう」
「どうにかできるの? 本当に? 私がぐっすり眠れるようにしてくれる?」
「はい、方法はいくつかありますが、こういうのはどうでしょう。あの謎の敵を感知する魔法生命体を創ります。それが24時間監視して退治までします」
「安全なのそれは」
「絶対安全……に近いですが、もし被害が出たらその都度私がなおしますので……」
「しばらくは私が見張らないといけないわね。それで、どう私は恩返しをすればいいの?」
友達になろうとか言ってたような気はする。ラノベにもラブコメやハーレム展開などというのもあるが、自分はブサイクでそれには入らないとは思った。でも、何か求められるかもしれない。
「友達になってください。私はあなたの戦いを見たり、これまでの人生のことを聞いて感動しました。この世界にもこんな人がいるんだと。私はあの世界に恋人も友人も全部残してきました。もっともその前に大事な人から死んでしまってますけど……だから、孤独なんです」
その言葉は嘘ではなさそうだったし、年下のイケメンなだけに抱きしめたくなる思いすら浮かんでくる。
「でもそれは私の変身した姿でしょ? 私なんて、若い頃だってあんな可愛くはないのよ。くっ、悔しいけど……」
「容姿なんて! むしろその姿の方が私は好きです。美人なんかより人間的でいいと思います。まして私自身がこっちにきて、自分から人間性がなくなっているように感じるので余計に憧れ素敵に感じます」
「そ、そう。でも、若返らせたり顔を変えたりできるんでしょ?」
「あなたはそのままで素晴らしいです」
「それはいいけど! できるんでしょ?」
「はい」
「なるほど、だったら……」
千華は言葉を濁らせたが、ハルトはちっとも理解しないような顔をしているので、恨めしげに言葉を続けた。
「あなたはなんでもできるみたいですけど人の気持ちはわからないのですか」
「ああ、人の心を読んだり操ったりはしないようにしています。なるべくですが」
「あなたの恋人は私のようなブサイクじゃなかったんでしょうね……」
「とても美しいひとでした」
千華がもう自分の気持ちをはっきり言おうと思っていたが、なんとなく冷静になってきた。自分の長年の苦しい気持ちを晴らせるチャンスかとつい意気込んだけど、猿の手という話もある。願いを叶えるといっておきながら、絶対にこちらが望むままには叶えてくれず、不幸になるのだ。彼が悪魔でないとも限らない。おいしい話で美人になったつもりが、実は……なんて絶対に嫌だ。
だから千華は様子を見ることにした。付かず離れず監視しよう。
またいつものごとくハルトは、自分への連絡先は心の中で呼べば来ますよと言った。
「なにそれ? っていうより、どういうこと? 私の心と勝手に何かつなげているの? 電話線みたいに……そんなの……嫌よ、心は読まないって言ったじゃない!」
千華の当然の指摘に、まったく意識してなかったハルトは驚かされ、弁解した。
「そうじゃないです! 心は読んでません、いえちょっと読んでますが、極めて限定的です。線をつなげてるんじゃないんです、私が一方的にマイクを向けているだけです。私を呼んでる声が聞こえるように。この説明でご納得いただけるでしょうか……?」
「スマホ持った方がいいよ」
ハルトは考え込んでしまったが、やがて思い至って、ポケットからスマホを取り出した。
「あら、持ってたの?」
「今創りました。ちゃんとした電話じゃないですけどね。番号をお教えしますので、何かあったらこちらにかけてください」
「デタラメにもほどがあるわ」
千華の時間がようやく動き出して、ハルトはどこかへ行き彼女は仕事に戻った。もうなんだか1日分仕事したくらい気持ちは疲れていたが、腹立たしいことにハルトが回復してくれたので肉体的には快調そのものだった。
仕事に関しては、恵まれているといえる。ホワイトな企業で、友達もいて……そうでなければ魔法少女なんて続けられない。今ですらやってるのは意地に近い。ちょっと疲れて寝ている間に誰かが死ぬ……ということもある。実際よくあることではある。彼女が守れるのは能力を使って感知できる範囲であって、疲れてたら感知できなくなる。時々思わないでもない。自分はもしかしたら、あの時わざと疲れていたのではないのかと……。
あまりにもどん詰まりの行き詰まりだ。仕事が終わったのに、自分の机に突っ伏してすぐに動けない。
「古在さんどうしたの、疲れてるの?」
「ああ、ごめんなさい、少しね」
友達が声をかけてくれたので起き上がる。その気遣いはありがたくはあるが、疲れが実際にひどすぎてそれすら億劫だ。
「今日よかったら食べに行かない?」
「いいね」
誘われるところっと乗り気になった。その女友達も、酒を飲まないからありがたい。自分はもちろん酒は飲めない。飲んじゃだめと言われてるわけじゃないが……。
しかしその楽しい計画を無惨に打ち砕くものがあった。
「古在さん、どなたか男の人が訪ねて来られましたよ」
「へっ? い、いや、心当たりもないんですけど」
「そうなんですか? かなり若い子ですよ、ちょっと変わった雰囲気の……」
「心当たりあるかも……でもそんな……困るわ……」
千華は、はっきりいって恋人もできたことがほとんどない、まだ学生の頃に一回だけあるが、その時に自分には無理だと悟った。もともとモテるタイプでもない……。
「顔真っ赤になっちゃってるよ、初めて見た」
友達が笑うでもなく言った。千華に恋人ができたというのなら良いことだと本心から思っていた。
「食事はまた今度にしよっか」
「待って、私……」不安だという言葉を押し殺した。「そうだね、また今度に」
友達や無関係な人を巻き込むわけにはいかない。千華はハルトを呪いながら、一人で会社の玄関に出ると、案の定やつがいて、そして不覚にもドキドキしてしまった。遠目から見れば美青年だし、近くで見ると尚更そうだ。信用して良いのかわからないのが問題だが、疑ったところでどうしようもないのだ、千華など足元にも及ばない圧倒的な力は。
「悪いけど、私は忙しいので、時間がないのでご遠慮させていただきます」
ついでに断る理由にもなる。
「ああ、仕事の途中なんですね。時間を止めます、これでどうですか?」
千華は違和感に襲われて周りを見ると、飛んでる鳥が止まっている。屋上から下を見ると人々も止まっている。こいつは、たぶんボスなんだ。敵のボス、そうじゃなきゃおかしい、こんな人が今までどこに隠れていたのかわからないが、部下を倒したから自分で出てきたんだ!
「それで、私を殺すつもりなの? でもあなたがその気になればもう死んでるわよね」
「その気にはなりませんから! 殺すためじゃなくて、遅刻しないように時間を止めただけですよ!」
「なんて能力の無駄遣い……」
「いや、止めるだけならそんな大したことはありません、世界に影響与えなければね、みんなもしかしたら認識を含め何もできてないというだけで、普段から時間は止まっているのかもしれませんよ」
相手が会話を楽しんできたので彼女はどうしようと思った。相手のペースで話を返して良いのか、それともぶった切るか、いや危険は犯せない。
「止まった時間を認識するのが大事だとしたら、私もあなたの力でそれを与えられているの?」
「まあ……そうかもしれません。すみません、私はあなたの敵とはなんの関係もありません。私は異世界、いわゆるライトノベルの世界から来たんです。ラノベ、読んだりしますか?」
「ないことはないわね……」
言われてみれば、この男は千華も読んでるラノベにでてくる優男風のイケメンに見える。二十歳いってるかどうかというところだろう。しかも日本人っぽさがありつつどことなく外国っぽいというか……異世界ヨーロッパのような……。
「じゃあ、あなたは勇者様か何か?」
「よくわかりましたね! そうなんです!」
「そんな人が実在していたなんて……」
「本の世界から出てきたみたいなんですよ、どうやら。そうじゃないパターンもいくつか考えられますが、自分自身がそうだと直感できるんです」
「この世界って意外といい加減なのかな……でも私みたいに魔法を使えるのもいるからもともとか」
「魔法……が使えるってやっぱり珍しいんですか?」
「まああんまり見ないわね。敵は使ってくるけど、なんかあいつらは倒したら消えるし……。子供の頃はマスコットがいたんだけど、寿命で死んじゃって」
「ではずっと一人で戦ってこられたんですか? おつらかったでしょう」
「そ、そんなしんみり言わないでよ」
急に彼女は涙ぐんだ。理解者は誰もいなかったから、こんな言葉をかけられると弱い。確かにそれは本当のことで、彼女には青春も幸福も何もなかったようなものだった。若い自分もなげうって、こんな歳になってもまだ戦っているのだ。あんななんだかよくわからない敵と。怪物にしか見えないが、相手にもそれを操る魔法使いのようなのがいて、何かの目的で私と同じような人生を過ごしていたとしたら……そんな馬鹿な話はない。誰も幸せにならないことだ。自分がやってきたことは、ひいては自分の人生はなんなのか……。でも人の命を守れている、そのことで十分だと思いたい。
「もし戦わなかったらどうなるんですか」
「死者が出て、でもそれらをみんなは認識できなくて、事故死とか病死になるのよ」
「そういうことがあったんですか?」
「……何度か」
千華が暗い表情になったので、さすがに察した。
「わかりました、私がどうにかしましょう」
「どうにかできるの? 本当に? 私がぐっすり眠れるようにしてくれる?」
「はい、方法はいくつかありますが、こういうのはどうでしょう。あの謎の敵を感知する魔法生命体を創ります。それが24時間監視して退治までします」
「安全なのそれは」
「絶対安全……に近いですが、もし被害が出たらその都度私がなおしますので……」
「しばらくは私が見張らないといけないわね。それで、どう私は恩返しをすればいいの?」
友達になろうとか言ってたような気はする。ラノベにもラブコメやハーレム展開などというのもあるが、自分はブサイクでそれには入らないとは思った。でも、何か求められるかもしれない。
「友達になってください。私はあなたの戦いを見たり、これまでの人生のことを聞いて感動しました。この世界にもこんな人がいるんだと。私はあの世界に恋人も友人も全部残してきました。もっともその前に大事な人から死んでしまってますけど……だから、孤独なんです」
その言葉は嘘ではなさそうだったし、年下のイケメンなだけに抱きしめたくなる思いすら浮かんでくる。
「でもそれは私の変身した姿でしょ? 私なんて、若い頃だってあんな可愛くはないのよ。くっ、悔しいけど……」
「容姿なんて! むしろその姿の方が私は好きです。美人なんかより人間的でいいと思います。まして私自身がこっちにきて、自分から人間性がなくなっているように感じるので余計に憧れ素敵に感じます」
「そ、そう。でも、若返らせたり顔を変えたりできるんでしょ?」
「あなたはそのままで素晴らしいです」
「それはいいけど! できるんでしょ?」
「はい」
「なるほど、だったら……」
千華は言葉を濁らせたが、ハルトはちっとも理解しないような顔をしているので、恨めしげに言葉を続けた。
「あなたはなんでもできるみたいですけど人の気持ちはわからないのですか」
「ああ、人の心を読んだり操ったりはしないようにしています。なるべくですが」
「あなたの恋人は私のようなブサイクじゃなかったんでしょうね……」
「とても美しいひとでした」
千華がもう自分の気持ちをはっきり言おうと思っていたが、なんとなく冷静になってきた。自分の長年の苦しい気持ちを晴らせるチャンスかとつい意気込んだけど、猿の手という話もある。願いを叶えるといっておきながら、絶対にこちらが望むままには叶えてくれず、不幸になるのだ。彼が悪魔でないとも限らない。おいしい話で美人になったつもりが、実は……なんて絶対に嫌だ。
だから千華は様子を見ることにした。付かず離れず監視しよう。
またいつものごとくハルトは、自分への連絡先は心の中で呼べば来ますよと言った。
「なにそれ? っていうより、どういうこと? 私の心と勝手に何かつなげているの? 電話線みたいに……そんなの……嫌よ、心は読まないって言ったじゃない!」
千華の当然の指摘に、まったく意識してなかったハルトは驚かされ、弁解した。
「そうじゃないです! 心は読んでません、いえちょっと読んでますが、極めて限定的です。線をつなげてるんじゃないんです、私が一方的にマイクを向けているだけです。私を呼んでる声が聞こえるように。この説明でご納得いただけるでしょうか……?」
「スマホ持った方がいいよ」
ハルトは考え込んでしまったが、やがて思い至って、ポケットからスマホを取り出した。
「あら、持ってたの?」
「今創りました。ちゃんとした電話じゃないですけどね。番号をお教えしますので、何かあったらこちらにかけてください」
「デタラメにもほどがあるわ」
千華の時間がようやく動き出して、ハルトはどこかへ行き彼女は仕事に戻った。もうなんだか1日分仕事したくらい気持ちは疲れていたが、腹立たしいことにハルトが回復してくれたので肉体的には快調そのものだった。
仕事に関しては、恵まれているといえる。ホワイトな企業で、友達もいて……そうでなければ魔法少女なんて続けられない。今ですらやってるのは意地に近い。ちょっと疲れて寝ている間に誰かが死ぬ……ということもある。実際よくあることではある。彼女が守れるのは能力を使って感知できる範囲であって、疲れてたら感知できなくなる。時々思わないでもない。自分はもしかしたら、あの時わざと疲れていたのではないのかと……。
あまりにもどん詰まりの行き詰まりだ。仕事が終わったのに、自分の机に突っ伏してすぐに動けない。
「古在さんどうしたの、疲れてるの?」
「ああ、ごめんなさい、少しね」
友達が声をかけてくれたので起き上がる。その気遣いはありがたくはあるが、疲れが実際にひどすぎてそれすら億劫だ。
「今日よかったら食べに行かない?」
「いいね」
誘われるところっと乗り気になった。その女友達も、酒を飲まないからありがたい。自分はもちろん酒は飲めない。飲んじゃだめと言われてるわけじゃないが……。
しかしその楽しい計画を無惨に打ち砕くものがあった。
「古在さん、どなたか男の人が訪ねて来られましたよ」
「へっ? い、いや、心当たりもないんですけど」
「そうなんですか? かなり若い子ですよ、ちょっと変わった雰囲気の……」
「心当たりあるかも……でもそんな……困るわ……」
千華は、はっきりいって恋人もできたことがほとんどない、まだ学生の頃に一回だけあるが、その時に自分には無理だと悟った。もともとモテるタイプでもない……。
「顔真っ赤になっちゃってるよ、初めて見た」
友達が笑うでもなく言った。千華に恋人ができたというのなら良いことだと本心から思っていた。
「食事はまた今度にしよっか」
「待って、私……」不安だという言葉を押し殺した。「そうだね、また今度に」
友達や無関係な人を巻き込むわけにはいかない。千華はハルトを呪いながら、一人で会社の玄関に出ると、案の定やつがいて、そして不覚にもドキドキしてしまった。遠目から見れば美青年だし、近くで見ると尚更そうだ。信用して良いのかわからないのが問題だが、疑ったところでどうしようもないのだ、千華など足元にも及ばない圧倒的な力は。
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