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第五章 『ダンジョン・ウォーターパーク』の光と影編
第123話 勉学に励む意味
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「まあ俺はいいんだ。それより、お前等の方は大丈夫なのかよ」
咳払いをして強引に話を逸らした英次が、潮江さん達を見まわしつつ問いかける。
「はぁ? 大丈夫なわけないでしょ。だったら、こんな死にかけてないわよ」
「……説得力のある説明をどうもありがとう」
逆ギレする潮江さんに対し、肩眉を吊り上げつつ英次が言う。
「私も右に同じく。小テストとか大体全部×ついて返ってくるし」
「……それ大丈夫なのか? 主に成績的な意味で」
「だ、大丈夫じゃないし。先生から、中間と期末で両方赤点取ったら、夏休み補習って言われてるし」
「赤点候補筆頭で既に目を付けられている……だと!?」
脂汗を垂らしながら目を逸らす真美さんを、目を見開いて見つめる英次。
「そ、そもそも学生の本分は青春だよ! 勉強なんて二の次だよ! 大体、大人になってから三角関数とか生物のゲノムの数とか、思い出す必要のある機会なんてないでしょ!」
「そーだそーだ! 私達は無駄なことに時間を費やしている! 横暴だ!」
「……ボイコットしたいのはわかったが、その考え方で行くと将来いろいろと虚しくなるからやめておけ」
「なんでそんなことが同い年のあんたにわかるのさ!」
「そーよそーよ!」
ギャーギャー喚く潮江さんと真美さん。(なお、その横で俺と乃花は黙々と勉強中)
英次は観念したように頭の後ろをポリポリと掻きながら、小さくため息をついた。
「いや、まあ……これはあんまり話したくなかったんだけどな。俺には姉ちゃんがいるんだよ」
それは知ってる。俺のサインを欲しがってた人だ。
「でな、俺と姉ちゃんは10こ歳が離れてるんだよ」
うん、それは初耳だ。
今時そこまで歳が離れているのも珍しい。
勉強しながら聞き耳をそばだてる俺を差し置いて、英次は話を続ける。
「これは姉ちゃんの友人の話なんだが、学生時代「勉強なんて将来なんの役に立つんだ!」って思ってろくに努力せず過ごしてたら、就活で大失敗したらしくてな。どこもとってくれなくて、留年して教職免許を取得してなんとか非常勤講師の枠に収まったんだそうだ。本人にとってはしたいことをして過ごしてきたつもりだが、大人になってから「本当にしたいこと」が見つけられなくて今も迷いながら生きているんだそうだ」
「……とりあえず聞いておきたいんだけどさ。それって、お姉さんの友人と言いつつ本人の話じゃない?」
「それはないぞ。ちゃんと友人の話しだし、何より俺はその人物を知ってる」
「ふーん……んで、その難しい話をして私達に何を説きたいわけ?」
頬杖をつきつつ話を聞いていた潮江さんが、英次に問い返す。
「まあ、あれだ。これは姉ちゃんの受け売りなんだが、確かに、ほとんどの人が将来仕事に就いたときに、中高生で勉強したことのほとんどを使わないと思う。研究者だって、特定の分野だけで他の分野はろくに覚えていない場合だってあるはずだ。だから、基本的には勉強そのものに大きな意味があるのは、就活の段階までってとこなんだろう。ただ……」
英次は言葉を切って、姉の言葉と他の誰かを思い出すように視線を泳がせた。
「勉強っていうのは幅広い学問を学ぶ基礎なんだそうだ。複数の中から、自分が将来生きていきたい道を決めるためのお試しコースであり、登竜門となるのが学生時代の勉学だ。それに、皆が同じように切磋琢磨する環境で、自分に甘くせずどれだけ努力したのかという経験も力になる。かくいう俺も、難しくて姉ちゃんの意図することの全部はわかっちゃいないんだけどな、でもまあ……わかりやすく言えば、“未来の自分を決めるために自分に課す宿題”みたいなもんじゃねぇか」
英次は難しい顔をしながらそう説明した。
こいつはたまに、普段のバカっぽい姿とはかけ離れたことを言う。
潮江さんのバイト先に乗り込む決断をしたときもそう。
亜利沙と向きあうことを後押ししてくれたときもそう。
そして、今回も。
ことあるごとに、漫画の受け売りだとか、姉ちゃんの受け売りだとか言うが、その言葉の意味を噛み砕いて自分なりに理解し、助言に代えられるかどうかはまた別問題だ。
こういうところで、やっぱコイツ地頭はいいんだなと感じさせられる。
ただ――
「うん、言いたいことはなんとなくわかった……けど」
「けどなんだよ?」
腕組みをしてう~んと唸る潮江さんに、英次は眉根を吊り上げる。
「将来の投資とか、未来の自分とか、正直先のことすぎて実感が湧かないというか……」
「うん、それは私も思ったよ」
苦笑いして頷き合う、潮江さんと真美さん。
――そう。結局、大人の理論というのは高校生には難しいのだ。
大人を経験していない俺達は、なまじ実感が湧かないがゆえに、イマイチ心に響かないのである。
「ね? 乃花もそう思うでしょ?」
さりげなく乃花に話を振った真美さん。しかし――
「え? ごめん、なんの話? 聞いてなかった」
ノートから顔を上げた乃花は、きょとんと首を傾げた。
「な、なんだと!? 流石中学で主席を独占し続けたヤツ……集中力が違う!」
真美さんが恐れおののいて後ろに飛び退く。
ていうか、乃花って学年主席なのか。そりゃあ、確かに高嶺の花だ。
「あれだよ。勉強に意味を見いだせなくて、イマイチやる気が出ないって話で――」
「あー、やる気ねぇ。まあ、高校でやりたいことは人それぞれだし、やる気が出ないのは仕方ないと思うけど――」
「だ、だよね! 学年主席の乃花が言うんだから、別に赤点くらいとっても――」
今まで切羽詰まったようにしていた真美さんが、勉強しなくていい理由を見つけ、ほっと胸をなで下ろす。
――が。
「言っとくけど、赤点とった人の再テストの日って『ダンジョン・ウォーターパーク』に行く日だからね?」
「「……え」」
真美さんと潮江さんの顔が、一瞬にして凍り付いた。
そして、同時に英次が畳みかける。
「あーそれとな。後悔してるっていう姉ちゃんの友人なんだが……ウチのクラス担任の川島ちゃんだぜ?」
「「「「…………」」」」
川島藤治《かわしまとうじ》。
結婚相手を募集中だが、教師の仕事が激務過ぎて出会いに恵まれないと日頃から嘆いている三〇代男性教師。担当科目は化学。
無精ヒゲと常に眠そうで覇気の無い表情。絶対アイロンかけてないだろって感じのダボダボしわしわ白衣を着ている無気力中年。顧問を務める女子バレー部の女子達曰く、昼ご飯はいつもカップ麺。
いろいろと人生失敗してそうな教師ランキングワースト1の川島先生と、英次のお姉ちゃんがどういう接点を持っているのか謎だが――それは今はどうでもいい。
「「ああいう大人にはなりたくない!!」」
実感を伴ったときにこそ、人は行動に映すことができる。
――川島先生。あなたは立派に教師を務めています。反面教師としてですけど。
俺は、どんどん株が落ち続けていく担任教師に、心の中で合掌した。
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「私も右に同じく。小テストとか大体全部×ついて返ってくるし」
「……それ大丈夫なのか? 主に成績的な意味で」
「だ、大丈夫じゃないし。先生から、中間と期末で両方赤点取ったら、夏休み補習って言われてるし」
「赤点候補筆頭で既に目を付けられている……だと!?」
脂汗を垂らしながら目を逸らす真美さんを、目を見開いて見つめる英次。
「そ、そもそも学生の本分は青春だよ! 勉強なんて二の次だよ! 大体、大人になってから三角関数とか生物のゲノムの数とか、思い出す必要のある機会なんてないでしょ!」
「そーだそーだ! 私達は無駄なことに時間を費やしている! 横暴だ!」
「……ボイコットしたいのはわかったが、その考え方で行くと将来いろいろと虚しくなるからやめておけ」
「なんでそんなことが同い年のあんたにわかるのさ!」
「そーよそーよ!」
ギャーギャー喚く潮江さんと真美さん。(なお、その横で俺と乃花は黙々と勉強中)
英次は観念したように頭の後ろをポリポリと掻きながら、小さくため息をついた。
「いや、まあ……これはあんまり話したくなかったんだけどな。俺には姉ちゃんがいるんだよ」
それは知ってる。俺のサインを欲しがってた人だ。
「でな、俺と姉ちゃんは10こ歳が離れてるんだよ」
うん、それは初耳だ。
今時そこまで歳が離れているのも珍しい。
勉強しながら聞き耳をそばだてる俺を差し置いて、英次は話を続ける。
「これは姉ちゃんの友人の話なんだが、学生時代「勉強なんて将来なんの役に立つんだ!」って思ってろくに努力せず過ごしてたら、就活で大失敗したらしくてな。どこもとってくれなくて、留年して教職免許を取得してなんとか非常勤講師の枠に収まったんだそうだ。本人にとってはしたいことをして過ごしてきたつもりだが、大人になってから「本当にしたいこと」が見つけられなくて今も迷いながら生きているんだそうだ」
「……とりあえず聞いておきたいんだけどさ。それって、お姉さんの友人と言いつつ本人の話じゃない?」
「それはないぞ。ちゃんと友人の話しだし、何より俺はその人物を知ってる」
「ふーん……んで、その難しい話をして私達に何を説きたいわけ?」
頬杖をつきつつ話を聞いていた潮江さんが、英次に問い返す。
「まあ、あれだ。これは姉ちゃんの受け売りなんだが、確かに、ほとんどの人が将来仕事に就いたときに、中高生で勉強したことのほとんどを使わないと思う。研究者だって、特定の分野だけで他の分野はろくに覚えていない場合だってあるはずだ。だから、基本的には勉強そのものに大きな意味があるのは、就活の段階までってとこなんだろう。ただ……」
英次は言葉を切って、姉の言葉と他の誰かを思い出すように視線を泳がせた。
「勉強っていうのは幅広い学問を学ぶ基礎なんだそうだ。複数の中から、自分が将来生きていきたい道を決めるためのお試しコースであり、登竜門となるのが学生時代の勉学だ。それに、皆が同じように切磋琢磨する環境で、自分に甘くせずどれだけ努力したのかという経験も力になる。かくいう俺も、難しくて姉ちゃんの意図することの全部はわかっちゃいないんだけどな、でもまあ……わかりやすく言えば、“未来の自分を決めるために自分に課す宿題”みたいなもんじゃねぇか」
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こいつはたまに、普段のバカっぽい姿とはかけ離れたことを言う。
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そして、今回も。
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ただ――
「うん、言いたいことはなんとなくわかった……けど」
「けどなんだよ?」
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「将来の投資とか、未来の自分とか、正直先のことすぎて実感が湧かないというか……」
「うん、それは私も思ったよ」
苦笑いして頷き合う、潮江さんと真美さん。
――そう。結局、大人の理論というのは高校生には難しいのだ。
大人を経験していない俺達は、なまじ実感が湧かないがゆえに、イマイチ心に響かないのである。
「ね? 乃花もそう思うでしょ?」
さりげなく乃花に話を振った真美さん。しかし――
「え? ごめん、なんの話? 聞いてなかった」
ノートから顔を上げた乃花は、きょとんと首を傾げた。
「な、なんだと!? 流石中学で主席を独占し続けたヤツ……集中力が違う!」
真美さんが恐れおののいて後ろに飛び退く。
ていうか、乃花って学年主席なのか。そりゃあ、確かに高嶺の花だ。
「あれだよ。勉強に意味を見いだせなくて、イマイチやる気が出ないって話で――」
「あー、やる気ねぇ。まあ、高校でやりたいことは人それぞれだし、やる気が出ないのは仕方ないと思うけど――」
「だ、だよね! 学年主席の乃花が言うんだから、別に赤点くらいとっても――」
今まで切羽詰まったようにしていた真美さんが、勉強しなくていい理由を見つけ、ほっと胸をなで下ろす。
――が。
「言っとくけど、赤点とった人の再テストの日って『ダンジョン・ウォーターパーク』に行く日だからね?」
「「……え」」
真美さんと潮江さんの顔が、一瞬にして凍り付いた。
そして、同時に英次が畳みかける。
「あーそれとな。後悔してるっていう姉ちゃんの友人なんだが……ウチのクラス担任の川島ちゃんだぜ?」
「「「「…………」」」」
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無精ヒゲと常に眠そうで覇気の無い表情。絶対アイロンかけてないだろって感じのダボダボしわしわ白衣を着ている無気力中年。顧問を務める女子バレー部の女子達曰く、昼ご飯はいつもカップ麺。
いろいろと人生失敗してそうな教師ランキングワースト1の川島先生と、英次のお姉ちゃんがどういう接点を持っているのか謎だが――それは今はどうでもいい。
「「ああいう大人にはなりたくない!!」」
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