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第四章 大人気ダンチューバー、南あさり編
第83話 重なる面影
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――家に帰ると、玄関には靴が一組だけあった。
亜利沙の靴だ。
叔母さんの靴は、玄関にない。そういや今日は夜勤だっけな。――日曜日なのに、忙しいことだ。
もっとも、独り身なのに俺と亜利沙を受け入れて、育ててくれたから感謝しかないが、無理はしないで欲しい。
そんな風に思いつつ、俺は部屋用の服に着替えてからリビングのソファに座った。
「ふぅ……」
ソファに座ると、自然とため息が漏れる。
壁掛け時計の表示を見ると、時刻は夜の九時を回っていた。
直帰するだけなら八時半には帰ってこられただろうが、あのあとあさりさんと公園で一緒に過ごしたから、少し遅くなってしまった。
深夜の公園で、二人きり……二人きり。……あれ?
「ん? これって公園デー……」
「お風呂上がったよーん!」
バガンッ。
突如として凄まじい効果音と共に、リビングの扉が開け放たれる。
流石にビックリして、俺はビクンと飛び跳ねてしまった。
あ、危ねぇ。
危うく公園デート、とかとんでもない台詞を聞かれるところだった。
うん、あれはデートなどではない。断じてない。ただちょっと、夜の公園で一緒にソフトクリーム無を食べただけで、コラボのお誘いを受けただけだ。QED証明完了!
戦々恐々とする俺を背に、亜利沙はキッチンの冷蔵庫の扉を開けつつ、「おっふろおふろ♪ 心の汚れをとっちゃいま~す♪」などという奇妙な歌を歌っている。
「どうした? やけに上機嫌だな?」
そう問いかけると亜利沙は麦茶をコップに注ぎながら、返事をしてきた。
「ん~? そう見える?」
「うん、見える」
「へっへへ。そりゃどーも……へくちっ!」
何やら可愛らしい声でクシャミをする亜利沙。
「大丈夫か?」
「へーきへーき! ちょっと湯冷めしちゃっただけ」
「今出たばかりでしょうが……もしかして、ちゃんと温まっていないんじゃ」
「おーっとそこまでだセクハラお兄ちゃん! 心配するフリしてさりげなく入浴中の女子の様子を聞き出そうとするとは、貴様とんだ策士だな」
「いや純粋に心配しただけだわ」
これで変態と罵られるのはちょっと理不尽だ。
そう思いつつ、俺はソファに身を埋めながら心地よさに身を委ねる。
なんだ、この感じ……ついさっきも、似たような心地よさを感じていたような気がする。
家族と話す、この心地よさを……。
「ごくごく、ぷっはー! やはり風呂上がりの一杯はサイッコーですな!」
そんな心地よさをぶっ壊すように、再び亜利沙がハイテンションで叫ぶ。
グラスに入った振るうと、半透明の氷の群れがカラカラと音を立てた。
「ビール飲んだ後のおっさんかお前は」
「ふん、麦茶もビールも原材料は麦だから、実質同じだぜい☆」
「その理論でいくと納豆も味噌汁も原材料は大豆だから同じってことになりかねんが、いいのか?」
「う゛……あのネバネバでくっさい塊が、味噌汁様と同じ……だと!?」
亜利沙は目を剥いてその場に立ち尽くす。
まだ納豆嫌いは治っていなかったらしい。
「くっ、やられた……流石はお兄ちゃん」
「やめろ、なんか褒められた気がしない」
俺は小さくため息をつく。
と、不意にソファがぼすんと揺れる。横を見ると、いつの間にかこちらへ来ていた亜利沙が、隣のスペースに腰掛けていた。
――あろうことか超絶薄着の姿で。てか、おいその白Tシャツ!
「それ、俺のTシャツじゃね!?」
「う~ん。彼シャツと言えばこう、萌え袖ができたり、裾が太もも辺りまで届くのがベスストなサイズ感なんだけど……やっぱ、お兄ちゃんはお兄ちゃんサイズだね」
「今遠回しに俺をバカにしたよな?」
くっ! 男子の平均身長より小さいからと言って、二つも年下の亜利沙に「小さい」と言われる筋合いはないぞ。
――ていうか。
俺はちらりと横を見る。
俺の背が小さいせいで、彼女が着るとシャツが少しぶかぶかな程度である。
だから何が言いたいかと言うと、眩い白を見せる太ももがほとんど隠れていない。てかコイツ、流石に下着くらい は身につけてるよな?
そう心配になるレベルで裾が短いから、困るのだ。
と、俺の視線に気付いた亜利沙が、ニヤリと笑う。
「なに~? そんなジロジロ見て。お兄ちゃんヤラシ~」
「ばっ! そんなわけないだろ!」
ちょっとドキドキしていたが、流石に“義”が付くとしても妹に欲情するほどではない。絶対に。その辺の線引きくらいは俺だってできている。
そんな風に自分へ言い聞かせる俺に、亜利沙は悪戯っぽい顔で言った。
「流石にこれ以上はお兄ちゃんにも見せられないよ。女の子の下着を、そうそう簡単に見れると思ったら大間違いだからね?」
「……あ」
その言葉に、俺の中でずっと燻っていた違和感が鮮明に表れる。
――「女の子の連絡先は、そうそう簡単に聞き出せると思ったら大間違いですよ?」――
脳裏にフラッシュバックするのは、去り際に南あさりという少女が言った台詞。
そういえば、あさりさんもあのとき、今の亜利沙と同じように、人懐っこい悪戯心満載の表情をしていて――その顔が、今の亜利沙に一瞬重なって見えたのだ。
そして、亜利沙と一緒にいるときの安心感を、俺は確かにあさりさんといるときに感じていた。
だから――俺は無意識の内に、こう呟いていた。
「あさり、さん?」
亜利沙の靴だ。
叔母さんの靴は、玄関にない。そういや今日は夜勤だっけな。――日曜日なのに、忙しいことだ。
もっとも、独り身なのに俺と亜利沙を受け入れて、育ててくれたから感謝しかないが、無理はしないで欲しい。
そんな風に思いつつ、俺は部屋用の服に着替えてからリビングのソファに座った。
「ふぅ……」
ソファに座ると、自然とため息が漏れる。
壁掛け時計の表示を見ると、時刻は夜の九時を回っていた。
直帰するだけなら八時半には帰ってこられただろうが、あのあとあさりさんと公園で一緒に過ごしたから、少し遅くなってしまった。
深夜の公園で、二人きり……二人きり。……あれ?
「ん? これって公園デー……」
「お風呂上がったよーん!」
バガンッ。
突如として凄まじい効果音と共に、リビングの扉が開け放たれる。
流石にビックリして、俺はビクンと飛び跳ねてしまった。
あ、危ねぇ。
危うく公園デート、とかとんでもない台詞を聞かれるところだった。
うん、あれはデートなどではない。断じてない。ただちょっと、夜の公園で一緒にソフトクリーム無を食べただけで、コラボのお誘いを受けただけだ。QED証明完了!
戦々恐々とする俺を背に、亜利沙はキッチンの冷蔵庫の扉を開けつつ、「おっふろおふろ♪ 心の汚れをとっちゃいま~す♪」などという奇妙な歌を歌っている。
「どうした? やけに上機嫌だな?」
そう問いかけると亜利沙は麦茶をコップに注ぎながら、返事をしてきた。
「ん~? そう見える?」
「うん、見える」
「へっへへ。そりゃどーも……へくちっ!」
何やら可愛らしい声でクシャミをする亜利沙。
「大丈夫か?」
「へーきへーき! ちょっと湯冷めしちゃっただけ」
「今出たばかりでしょうが……もしかして、ちゃんと温まっていないんじゃ」
「おーっとそこまでだセクハラお兄ちゃん! 心配するフリしてさりげなく入浴中の女子の様子を聞き出そうとするとは、貴様とんだ策士だな」
「いや純粋に心配しただけだわ」
これで変態と罵られるのはちょっと理不尽だ。
そう思いつつ、俺はソファに身を埋めながら心地よさに身を委ねる。
なんだ、この感じ……ついさっきも、似たような心地よさを感じていたような気がする。
家族と話す、この心地よさを……。
「ごくごく、ぷっはー! やはり風呂上がりの一杯はサイッコーですな!」
そんな心地よさをぶっ壊すように、再び亜利沙がハイテンションで叫ぶ。
グラスに入った振るうと、半透明の氷の群れがカラカラと音を立てた。
「ビール飲んだ後のおっさんかお前は」
「ふん、麦茶もビールも原材料は麦だから、実質同じだぜい☆」
「その理論でいくと納豆も味噌汁も原材料は大豆だから同じってことになりかねんが、いいのか?」
「う゛……あのネバネバでくっさい塊が、味噌汁様と同じ……だと!?」
亜利沙は目を剥いてその場に立ち尽くす。
まだ納豆嫌いは治っていなかったらしい。
「くっ、やられた……流石はお兄ちゃん」
「やめろ、なんか褒められた気がしない」
俺は小さくため息をつく。
と、不意にソファがぼすんと揺れる。横を見ると、いつの間にかこちらへ来ていた亜利沙が、隣のスペースに腰掛けていた。
――あろうことか超絶薄着の姿で。てか、おいその白Tシャツ!
「それ、俺のTシャツじゃね!?」
「う~ん。彼シャツと言えばこう、萌え袖ができたり、裾が太もも辺りまで届くのがベスストなサイズ感なんだけど……やっぱ、お兄ちゃんはお兄ちゃんサイズだね」
「今遠回しに俺をバカにしたよな?」
くっ! 男子の平均身長より小さいからと言って、二つも年下の亜利沙に「小さい」と言われる筋合いはないぞ。
――ていうか。
俺はちらりと横を見る。
俺の背が小さいせいで、彼女が着るとシャツが少しぶかぶかな程度である。
だから何が言いたいかと言うと、眩い白を見せる太ももがほとんど隠れていない。てかコイツ、流石に下着くらい は身につけてるよな?
そう心配になるレベルで裾が短いから、困るのだ。
と、俺の視線に気付いた亜利沙が、ニヤリと笑う。
「なに~? そんなジロジロ見て。お兄ちゃんヤラシ~」
「ばっ! そんなわけないだろ!」
ちょっとドキドキしていたが、流石に“義”が付くとしても妹に欲情するほどではない。絶対に。その辺の線引きくらいは俺だってできている。
そんな風に自分へ言い聞かせる俺に、亜利沙は悪戯っぽい顔で言った。
「流石にこれ以上はお兄ちゃんにも見せられないよ。女の子の下着を、そうそう簡単に見れると思ったら大間違いだからね?」
「……あ」
その言葉に、俺の中でずっと燻っていた違和感が鮮明に表れる。
――「女の子の連絡先は、そうそう簡単に聞き出せると思ったら大間違いですよ?」――
脳裏にフラッシュバックするのは、去り際に南あさりという少女が言った台詞。
そういえば、あさりさんもあのとき、今の亜利沙と同じように、人懐っこい悪戯心満載の表情をしていて――その顔が、今の亜利沙に一瞬重なって見えたのだ。
そして、亜利沙と一緒にいるときの安心感を、俺は確かにあさりさんといるときに感じていた。
だから――俺は無意識の内に、こう呟いていた。
「あさり、さん?」
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