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第三章 《ハンティング祭》の騒乱編
第55話 祝勝ムードがカオスな件
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――ああ、確かに騒乱は幕を閉じた。
潮江さんを助けて、Sランクモンスターを倒して、君塚の暴走を食い止めて……。
しかし、俺は別に、一言も無事に騒乱が幕を閉じたとは言っていない。
【悲報】最強の最弱ジョブの俺、学校中に正体が知れ渡った件。
そして、話題沸騰中の人間がまさか本当にこの学校に!? となった現状、クラスでの扱いがどうなるかなど言うまでもない。
5、6時間目の時間を使って行われた《ハンティング祭》が終了した直後。
1日のスケジュールが終わり、帰りのSHR《ショートホームルーム》が始まるまでの僅かな時間。本来なら“帰りの支度”とやらを行うための時間なのだが――
「まさかお前が、あの“弓使い”だったとは……世間は狭いもんだな」
「まったく驚いたぜ」
「ねぇねぇ、弓見せてよ翔くん!」
「PINE交換しよ! それからイソスタも!!」
「“弓使い”でSSランクになるとかめっちゃ大変だったろ! どうやったんだよ! コツ教えてくれ!」
「結婚しよ!」
「サインくれよサイン! なあ、頼むって!」
――うん、誰も帰りの支度なんかしちゃいない。
全員俺の周りに集まって騒ぎまくっていた。なんか1人どさくさに紛れて変なこと言ったヤツがいる気がするが、気のせいだろう。
俺は聖徳太子じゃないのだから、聞き分けることなど出来ないのだ。
「とりあえず、1人ずつ答えたいから、あんま興奮しないで。あと、秋田さん。正面に座ってる英次を押し潰してるから、どいてあげて?」
いつものように背もたれ側を正面にして座っていた英次が、クラス一の巨乳でおっとりお姉さんと名高い秋田さんの巨大な双丘を背中に当てられた格好で、全体重を掛けられて押し潰されていた。
「むぎゅ~っ! (こ、これはこれで合法的にラッキースケベを堪能できる大チャンス……!)」
……本人は満更でもなさそうだが。
と、そんな英次の額に、スパァン! と平手が飛んだ。容赦なく平手打ちをお見舞いしたのは、潮江さんだった。
「って、痛ァッ!? 何すんだよ!」
「ふん。自業自得よ、まったく」
「あらあら、ごめんなさいね。押し潰してしまっていましたか?」
基本マイペースで1人だけ(物理的に)通信速度が遅い、クラスのママさん枠こと秋田さんが、ワンテンポ遅れてようやく一歩下がる。
なんかちょっと寂しそうな表情をしている英次へ、潮江さんはまた肘でどついた。
誰も帰りの支度をする素振りすら見せない。
これは、どう収拾をつければいいんだ!?
そうこうしている内に、時間は過ぎていき――
「おいこらお前等。黙想の時間まですっ飛ばして、本日のMVPを取り囲むな。さっさと帰りの会始めるぞ~」
遂に、担任教師がガラガラと扉を開けて入ってきた。
名前は川島藤治。
結婚相手を募集中だが、教師の仕事が激務過ぎて出会いに恵まれないと日頃から嘆いている三〇代男性教師。ちなみに担当科目は化学である。
無精ヒゲと常に眠そうで覇気の無い表情。絶対アイロンかけてないだろって感じのダボダボしわしわ白衣を着ている。ちなみに、彼が顧問を務める女子バレー部の女子達曰く、昼ご飯はいつもカップ麺だそうだ。
三〇代を過ぎた独身男性の、どこかで分岐を間違えた成れの果てと言った感じだろうか。
そんなんだから未だに貰い手がいないんだとみんなが噂しているが、それを言ってしまうと流石に可哀想だから黙っておこう。
だが、とにかく助かった。
これでこの状況から解放され――
「サイン欲しいなら、帰りのSHR終わったあとな~。新聞部の取材も、そんときでよろしく~」
「ちょいちょいちょいちょ~い! ちょっと待ってください!? それってつまり、俺、部活もないのに全員からの要求に答えるまで帰れないってことなんじゃ」
「うん、そうなるな」
背筋を丸めたまま答えた川島先生に対し、俺は絶叫する。
「ふ、不当労働だ! なんで俺1人だけ、全員の要求満たすまで帰れないんですかぁ!」
「うるせぇ、不当労働が自分だけの専売特許だと思うな! 毎日四時半に流れる中途半端なチャイムは教師の就労時間終了を告げる目的も兼ねてるはずなのに、その時間で帰宅する俺をお前見たことがあるか!?」
「それはまことに申し訳ありませんでした! 毎日お仕事お疲れ様です!!」
真っ当なこと言ったはずなのに、二秒で完敗した。
「サービス残業で生徒の健全な成長を支えている尊い職業が教師だ! わかったらこの聖人のような川島大先生を崇めるがよいわ」
本来そんなこと言っちゃいけないはずの川島先生は、堂々と言い放つ。
――生徒のことを第一優先にして、出会いに恵まれないのも、ただの言い訳ではないらしい。
先生、頑張れ。いつかきっといい出会いに恵まれるよ。
――そんなこんなで。
その日、本来ならば四時に帰宅できるはずの俺は、いろいろ新聞部の取材やサイン会などの臨時企画に巻き込まれることとなったのだった。
ああ、やっぱこうなるのか。
夕焼けを越えて濃紺に染まる空を尻目に、「今後の抱負を是非っ!」などと興奮した様子でインタビューしてくる新聞部の部員に詰め寄られながら、俺は真っ白に燃え尽きていた。
これはいよいよ、普通の学校生活はさよならしなければならなさそうだ。
そりゃあ、人の噂も七十五日と言うからいつかは落ち着くかもだが、よくよく考えてみれば七十五日って2ヶ月半もあるのだ。
噂が衰退していく期間としては、少々長すぎやしないだろうか?
ふふふ、はーっはっはっはっ!
さよなら日常、ようこそ非日常!!
SSランク冒険者の正体が明かされた今、もう怖いものはないぞ!!
定期テスト全教科赤点という珍事ですら、今の俺にとっては刺激が弱い!!
空虚な笑いを浮かべ、心の中でさめざめと涙を流す。
「――それでは、最後の質問です。今の素直なお気持ちを正直に教えてください!」
「ふっ(無駄に格好付けた吐息)」
キラキラとした目を向けてくる新聞部員に対し、すっかり暗くなってしまった外を哀愁漂う瞳で眺めながら、低音イケボで答えた。
「帰りてぇ」
潮江さんを助けて、Sランクモンスターを倒して、君塚の暴走を食い止めて……。
しかし、俺は別に、一言も無事に騒乱が幕を閉じたとは言っていない。
【悲報】最強の最弱ジョブの俺、学校中に正体が知れ渡った件。
そして、話題沸騰中の人間がまさか本当にこの学校に!? となった現状、クラスでの扱いがどうなるかなど言うまでもない。
5、6時間目の時間を使って行われた《ハンティング祭》が終了した直後。
1日のスケジュールが終わり、帰りのSHR《ショートホームルーム》が始まるまでの僅かな時間。本来なら“帰りの支度”とやらを行うための時間なのだが――
「まさかお前が、あの“弓使い”だったとは……世間は狭いもんだな」
「まったく驚いたぜ」
「ねぇねぇ、弓見せてよ翔くん!」
「PINE交換しよ! それからイソスタも!!」
「“弓使い”でSSランクになるとかめっちゃ大変だったろ! どうやったんだよ! コツ教えてくれ!」
「結婚しよ!」
「サインくれよサイン! なあ、頼むって!」
――うん、誰も帰りの支度なんかしちゃいない。
全員俺の周りに集まって騒ぎまくっていた。なんか1人どさくさに紛れて変なこと言ったヤツがいる気がするが、気のせいだろう。
俺は聖徳太子じゃないのだから、聞き分けることなど出来ないのだ。
「とりあえず、1人ずつ答えたいから、あんま興奮しないで。あと、秋田さん。正面に座ってる英次を押し潰してるから、どいてあげて?」
いつものように背もたれ側を正面にして座っていた英次が、クラス一の巨乳でおっとりお姉さんと名高い秋田さんの巨大な双丘を背中に当てられた格好で、全体重を掛けられて押し潰されていた。
「むぎゅ~っ! (こ、これはこれで合法的にラッキースケベを堪能できる大チャンス……!)」
……本人は満更でもなさそうだが。
と、そんな英次の額に、スパァン! と平手が飛んだ。容赦なく平手打ちをお見舞いしたのは、潮江さんだった。
「って、痛ァッ!? 何すんだよ!」
「ふん。自業自得よ、まったく」
「あらあら、ごめんなさいね。押し潰してしまっていましたか?」
基本マイペースで1人だけ(物理的に)通信速度が遅い、クラスのママさん枠こと秋田さんが、ワンテンポ遅れてようやく一歩下がる。
なんかちょっと寂しそうな表情をしている英次へ、潮江さんはまた肘でどついた。
誰も帰りの支度をする素振りすら見せない。
これは、どう収拾をつければいいんだ!?
そうこうしている内に、時間は過ぎていき――
「おいこらお前等。黙想の時間まですっ飛ばして、本日のMVPを取り囲むな。さっさと帰りの会始めるぞ~」
遂に、担任教師がガラガラと扉を開けて入ってきた。
名前は川島藤治。
結婚相手を募集中だが、教師の仕事が激務過ぎて出会いに恵まれないと日頃から嘆いている三〇代男性教師。ちなみに担当科目は化学である。
無精ヒゲと常に眠そうで覇気の無い表情。絶対アイロンかけてないだろって感じのダボダボしわしわ白衣を着ている。ちなみに、彼が顧問を務める女子バレー部の女子達曰く、昼ご飯はいつもカップ麺だそうだ。
三〇代を過ぎた独身男性の、どこかで分岐を間違えた成れの果てと言った感じだろうか。
そんなんだから未だに貰い手がいないんだとみんなが噂しているが、それを言ってしまうと流石に可哀想だから黙っておこう。
だが、とにかく助かった。
これでこの状況から解放され――
「サイン欲しいなら、帰りのSHR終わったあとな~。新聞部の取材も、そんときでよろしく~」
「ちょいちょいちょいちょ~い! ちょっと待ってください!? それってつまり、俺、部活もないのに全員からの要求に答えるまで帰れないってことなんじゃ」
「うん、そうなるな」
背筋を丸めたまま答えた川島先生に対し、俺は絶叫する。
「ふ、不当労働だ! なんで俺1人だけ、全員の要求満たすまで帰れないんですかぁ!」
「うるせぇ、不当労働が自分だけの専売特許だと思うな! 毎日四時半に流れる中途半端なチャイムは教師の就労時間終了を告げる目的も兼ねてるはずなのに、その時間で帰宅する俺をお前見たことがあるか!?」
「それはまことに申し訳ありませんでした! 毎日お仕事お疲れ様です!!」
真っ当なこと言ったはずなのに、二秒で完敗した。
「サービス残業で生徒の健全な成長を支えている尊い職業が教師だ! わかったらこの聖人のような川島大先生を崇めるがよいわ」
本来そんなこと言っちゃいけないはずの川島先生は、堂々と言い放つ。
――生徒のことを第一優先にして、出会いに恵まれないのも、ただの言い訳ではないらしい。
先生、頑張れ。いつかきっといい出会いに恵まれるよ。
――そんなこんなで。
その日、本来ならば四時に帰宅できるはずの俺は、いろいろ新聞部の取材やサイン会などの臨時企画に巻き込まれることとなったのだった。
ああ、やっぱこうなるのか。
夕焼けを越えて濃紺に染まる空を尻目に、「今後の抱負を是非っ!」などと興奮した様子でインタビューしてくる新聞部の部員に詰め寄られながら、俺は真っ白に燃え尽きていた。
これはいよいよ、普通の学校生活はさよならしなければならなさそうだ。
そりゃあ、人の噂も七十五日と言うからいつかは落ち着くかもだが、よくよく考えてみれば七十五日って2ヶ月半もあるのだ。
噂が衰退していく期間としては、少々長すぎやしないだろうか?
ふふふ、はーっはっはっはっ!
さよなら日常、ようこそ非日常!!
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空虚な笑いを浮かべ、心の中でさめざめと涙を流す。
「――それでは、最後の質問です。今の素直なお気持ちを正直に教えてください!」
「ふっ(無駄に格好付けた吐息)」
キラキラとした目を向けてくる新聞部員に対し、すっかり暗くなってしまった外を哀愁漂う瞳で眺めながら、低音イケボで答えた。
「帰りてぇ」
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