40 / 135
第三章 《ハンティング祭》の騒乱編
第40話 開戦の狼煙
しおりを挟む
《翔視点》
――翌日。
午前の授業は長いようで短く、あっという間にそのときはやってきた。
5,6時間目を使って行われる、《ハンティング祭》。
その概要は至ってシンプルで、制限時間内で各モンスターや鉱物に割り振られたポイントをより多くゲットしたものが優勝というものである。
A~Dクラスまでの4クラス合同で行われる一大イベントであるが、今年はその開催が危ぶまれた。
理由は、先日ダンジョン内で異変が起きたため、その安全性が疑問視されたからに他ならない。
が、結局は開催中止になることはなかった。
詳しくは知らないが、事後処理にダンジョン運営委員会がかなり奔走したらしい。
あの本音ぶっちゃけ支部長が俺達のために頑張ってくれたと考えると、なんだか感慨深いモノがあった。
学校内ダンジョンのエントランスに集められた俺達は、真正面に立って拡声器をもつ担当教師からのルール説明その他諸注意を聞く。
状況としては、全校朝会の時に校長先生のありがた~いお話を延々と聞いている感じだ。
何が言いたいかって? 説明が長すぎて半分以上の生徒が、聞いちゃいないってことだ。
「――えー、当然ですが、レアモンスターやハイランクのモンスター、採取が困難な鉱物になるほど割り当てられるポイントも高くなります。しかし、欲を掻いて強力なモンスターに挑めば、“生還の指輪”の示す規定ダメージをあっという間に超過して、救護室に飛ばされます。もしそうなったら、リタイアとみなされ、その時点までで獲得したポイントは0になりますので、ご注意を。また、強力なレアモンスターの中にはただ単純にダメージを与えてくるだけでない特殊個体もいます。もし勝てないと思ったら、手を出さずに撤退をする判断をすることも大事です。命を失わないからと言って、危険なことに変わりはありません。くれぐれも、注意を怠らないように。」
担当の教師は、淡々と注意事故やルールの説明をしていく。
割と大事な説明をしているのだが、長すぎるし退屈だしで、ほとんど生徒の耳には入っていない。
あんな事件があった後だが、基本的にダンジョンは安心が保証されているものなのだ。
いや、ケガはするし精神的ダメージは負うことを覚悟する必要があるが、死ぬ心配は無い。
そして、この場にいる大多数が、金曜日の事件には関わっていない。
身近に大事件が起きても、身をもって体感したわけではない以上、どこか他人事めいた空気が流れていた。
まあ、そんなことは教師陣やダンジョン運営委員会としても百も承知だろう。
もう二度と、あんな異常事態が起こらないように最善を尽くしているはずだ。少なくとも、ダンジョンが暴走しました、なんてことは有り得ない。
それでも、注意しなくてはいけないことにかわりないのだが。
「――90分間で集めた、モンスターのドロップアイテム・素材・鉱物は、医大1階層の受付で集計させていただきます。それでは、説明はこれまで。スタートの合図をお待ちください」
そうこうしているウチに、長々とした説明が終わった。
生徒の間からは、「やっとかよ」「待ちくたびれたぜ」などという声が沸き上がる。
全校集会の時のように、整列をしているわけではないため、各々が好きなように歩き回って、開始の合図があるまで雑談を始める。
ちなみにだが、今日乃花はこのイベントには参加しない。
彼女自身、ダンジョン内で相当怖い思いをしただろうし、仮に本人がやる気だったとしても、どのみちケガが治っていないから無理だ。
まだ、激しい運動をするとあちこち痛むはずだから、本当に不幸な事故に巻き込まれたと心から同情する。
「まあ、アイツの毒牙にかかる可能性がないのが、不幸中の幸いってとこか」
「誰の毒牙にかからないって?」
不意にそう声をかけられて、俺は後ろを振り返る。
憎たらしいほど傲岸不遜な態度で、その男――君塚賀谷斗が立っていた。
その後ろには、取り巻き連中がいる。
ほんと、こんなヤツの取り巻きをやって何が楽しいのやらと思うが、たぶん楽しくはないだろう。
取り巻きの顔を見ていればわかる。
いたくて一緒にいるわけじゃない、というのが表情からまるわかりだ。
もっとも、数人は望んで側にいるようだが。類は友を呼ぶと言うし、少しくらいこのバカに心酔しているヤツがいてもおかしくはないのかもしれない。
「別に? 自分のことだと思うのは自意識過剰だろ」
「ちっ、舐めやがって。目に物見せてやらぁ」
「それはこっちの台詞だ」
俺達の間で、バチバチと紫電が飛ぶ錯覚に囚われる。
頂点に立っていると思っているだけの裸の王様というのも、不憫なものだ。
まあ、どのみち俺が、泥にまみれた化けの皮を剥いで、自分が素っ裸であるということを再確認させてやるつもりなのだが。
こちらとしても、手加減してやる道理はない。
「ちっ、まあいい。それより感謝しろよ? 今回、俺はお前を叩きつぶすためにわざわざ秘策を用意してやったんだ」
「どうせ、取り巻き連中の取り分も一緒にお前の手柄にする気だろ? それとも、直接俺を攻撃してくるか? もっとも、前者はルールで禁止されてはいないがマナー違反。後者もダンジョン運営委員会の定めるマナー違反行為で、お前の評判は地に落ちるだろうけどな。ああ、悪い。あんたの場合、もう底値でこれ以上落ちようがなかったか」
「ちっ、舐めた口聞いてくれんじゃねぇか? あ!?」
軽い挑発に乗っかり、君塚は声を荒らげる。
が、すぐに平静を取り繕い、口元を歪めた。
「へっ……今更そんなルールなんぞに縛られるかよ。俺は何者にも縛られねぇ、なぜなら俺がそうなりたいと望んだからさ」
まーた、変な理論を展開してるよコイツ。
俺は、もう心底うんざりだった。豪気しかり、コイツしかり。こういうヤツらは、自分を中心に世界が回ってるとでも本気で思ってるのだろうか。
天動説もビックリな自動説である。
ああ、ちなみにだが自分が動く方の自動説ではない。(自分)を中心に(動く)と思っている傲慢さをさして自動説である。実際には自分自身がブレブレに動きまくっているくせに、自分が世界の軸だと思ってるあたりも皮肉ってみた。
「それによ……今回の作戦は、それだけじゃねぇ」
「?」
「俺には有益な手駒がいるからよぉ」
ニチャリと嗤う君塚に対し、俺は何かよからぬ雰囲気を感じ取る。
「は? なんだそれ――」
が、そのときだった。
「ただいまより、《ハンティング祭》開幕します!」
折り悪く、開始を告げる合図が鳴る。
それに伴って、生徒達は一斉にダンジョンの奥へと流れ出した。
「へっ、じゃあなポンコツ。せいぜい頑張れや」
そう言い残し、君塚は取り巻き達と共にダンジョンの奥へと消えていった。
――翌日。
午前の授業は長いようで短く、あっという間にそのときはやってきた。
5,6時間目を使って行われる、《ハンティング祭》。
その概要は至ってシンプルで、制限時間内で各モンスターや鉱物に割り振られたポイントをより多くゲットしたものが優勝というものである。
A~Dクラスまでの4クラス合同で行われる一大イベントであるが、今年はその開催が危ぶまれた。
理由は、先日ダンジョン内で異変が起きたため、その安全性が疑問視されたからに他ならない。
が、結局は開催中止になることはなかった。
詳しくは知らないが、事後処理にダンジョン運営委員会がかなり奔走したらしい。
あの本音ぶっちゃけ支部長が俺達のために頑張ってくれたと考えると、なんだか感慨深いモノがあった。
学校内ダンジョンのエントランスに集められた俺達は、真正面に立って拡声器をもつ担当教師からのルール説明その他諸注意を聞く。
状況としては、全校朝会の時に校長先生のありがた~いお話を延々と聞いている感じだ。
何が言いたいかって? 説明が長すぎて半分以上の生徒が、聞いちゃいないってことだ。
「――えー、当然ですが、レアモンスターやハイランクのモンスター、採取が困難な鉱物になるほど割り当てられるポイントも高くなります。しかし、欲を掻いて強力なモンスターに挑めば、“生還の指輪”の示す規定ダメージをあっという間に超過して、救護室に飛ばされます。もしそうなったら、リタイアとみなされ、その時点までで獲得したポイントは0になりますので、ご注意を。また、強力なレアモンスターの中にはただ単純にダメージを与えてくるだけでない特殊個体もいます。もし勝てないと思ったら、手を出さずに撤退をする判断をすることも大事です。命を失わないからと言って、危険なことに変わりはありません。くれぐれも、注意を怠らないように。」
担当の教師は、淡々と注意事故やルールの説明をしていく。
割と大事な説明をしているのだが、長すぎるし退屈だしで、ほとんど生徒の耳には入っていない。
あんな事件があった後だが、基本的にダンジョンは安心が保証されているものなのだ。
いや、ケガはするし精神的ダメージは負うことを覚悟する必要があるが、死ぬ心配は無い。
そして、この場にいる大多数が、金曜日の事件には関わっていない。
身近に大事件が起きても、身をもって体感したわけではない以上、どこか他人事めいた空気が流れていた。
まあ、そんなことは教師陣やダンジョン運営委員会としても百も承知だろう。
もう二度と、あんな異常事態が起こらないように最善を尽くしているはずだ。少なくとも、ダンジョンが暴走しました、なんてことは有り得ない。
それでも、注意しなくてはいけないことにかわりないのだが。
「――90分間で集めた、モンスターのドロップアイテム・素材・鉱物は、医大1階層の受付で集計させていただきます。それでは、説明はこれまで。スタートの合図をお待ちください」
そうこうしているウチに、長々とした説明が終わった。
生徒の間からは、「やっとかよ」「待ちくたびれたぜ」などという声が沸き上がる。
全校集会の時のように、整列をしているわけではないため、各々が好きなように歩き回って、開始の合図があるまで雑談を始める。
ちなみにだが、今日乃花はこのイベントには参加しない。
彼女自身、ダンジョン内で相当怖い思いをしただろうし、仮に本人がやる気だったとしても、どのみちケガが治っていないから無理だ。
まだ、激しい運動をするとあちこち痛むはずだから、本当に不幸な事故に巻き込まれたと心から同情する。
「まあ、アイツの毒牙にかかる可能性がないのが、不幸中の幸いってとこか」
「誰の毒牙にかからないって?」
不意にそう声をかけられて、俺は後ろを振り返る。
憎たらしいほど傲岸不遜な態度で、その男――君塚賀谷斗が立っていた。
その後ろには、取り巻き連中がいる。
ほんと、こんなヤツの取り巻きをやって何が楽しいのやらと思うが、たぶん楽しくはないだろう。
取り巻きの顔を見ていればわかる。
いたくて一緒にいるわけじゃない、というのが表情からまるわかりだ。
もっとも、数人は望んで側にいるようだが。類は友を呼ぶと言うし、少しくらいこのバカに心酔しているヤツがいてもおかしくはないのかもしれない。
「別に? 自分のことだと思うのは自意識過剰だろ」
「ちっ、舐めやがって。目に物見せてやらぁ」
「それはこっちの台詞だ」
俺達の間で、バチバチと紫電が飛ぶ錯覚に囚われる。
頂点に立っていると思っているだけの裸の王様というのも、不憫なものだ。
まあ、どのみち俺が、泥にまみれた化けの皮を剥いで、自分が素っ裸であるということを再確認させてやるつもりなのだが。
こちらとしても、手加減してやる道理はない。
「ちっ、まあいい。それより感謝しろよ? 今回、俺はお前を叩きつぶすためにわざわざ秘策を用意してやったんだ」
「どうせ、取り巻き連中の取り分も一緒にお前の手柄にする気だろ? それとも、直接俺を攻撃してくるか? もっとも、前者はルールで禁止されてはいないがマナー違反。後者もダンジョン運営委員会の定めるマナー違反行為で、お前の評判は地に落ちるだろうけどな。ああ、悪い。あんたの場合、もう底値でこれ以上落ちようがなかったか」
「ちっ、舐めた口聞いてくれんじゃねぇか? あ!?」
軽い挑発に乗っかり、君塚は声を荒らげる。
が、すぐに平静を取り繕い、口元を歪めた。
「へっ……今更そんなルールなんぞに縛られるかよ。俺は何者にも縛られねぇ、なぜなら俺がそうなりたいと望んだからさ」
まーた、変な理論を展開してるよコイツ。
俺は、もう心底うんざりだった。豪気しかり、コイツしかり。こういうヤツらは、自分を中心に世界が回ってるとでも本気で思ってるのだろうか。
天動説もビックリな自動説である。
ああ、ちなみにだが自分が動く方の自動説ではない。(自分)を中心に(動く)と思っている傲慢さをさして自動説である。実際には自分自身がブレブレに動きまくっているくせに、自分が世界の軸だと思ってるあたりも皮肉ってみた。
「それによ……今回の作戦は、それだけじゃねぇ」
「?」
「俺には有益な手駒がいるからよぉ」
ニチャリと嗤う君塚に対し、俺は何かよからぬ雰囲気を感じ取る。
「は? なんだそれ――」
が、そのときだった。
「ただいまより、《ハンティング祭》開幕します!」
折り悪く、開始を告げる合図が鳴る。
それに伴って、生徒達は一斉にダンジョンの奥へと流れ出した。
「へっ、じゃあなポンコツ。せいぜい頑張れや」
そう言い残し、君塚は取り巻き達と共にダンジョンの奥へと消えていった。
220
お気に入りに追加
597
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

姉(勇者)の威光を借りてニート生活を送るつもりだったのに、姉より強いのがバレて英雄になったんだが!?
果 一
ファンタジー
リクスには、最強の姉がいる。
王国最強と唄われる勇者で、英雄学校の生徒会長。
類い希なる才能と美貌を持つ姉の威光を笠に着て、リクスはとある野望を遂行していた。
『ビバ☆姉さんのスネをかじって生きよう計画!』
何を隠そうリクスは、引きこもりのタダ飯喰らいを人生の目標とする、極めて怠惰な少年だったのだ。
そんな弟に嫌気がさした姉エルザは、ある日リクスに告げる。
「私の通う英雄学校の編入試験、リクスちゃんの名前で登録しておいたからぁ」
その時を境に、リクスの人生は大きく変化する。
英雄学校で様々な事件に巻き込まれ、誰もが舌を巻くほどの強さが露わになって――?
これは、怠惰でろくでなしで、でもちょっぴり心優しい少年が、姉を越える英雄へと駆け上がっていく物語。
※本作はカクヨム・ノベルアップ+・ネオページでも公開しています。カクヨム・ノベルアップ+でのタイトルは『姉(勇者)の威光を借りてニート生活を送るつもりだったのに、姉より強いのがバレて英雄になったんだが!?~穀潰し生活のための奮闘が、なぜか賞賛される流れになった件~』となります。

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。

異世界の英雄は美少女達と現実世界へと帰還するも、ダンジョン配信してバズったり特殊部隊として活躍するようです。
椿紅颯
ファンタジー
黒織秋兎(こくしきあきと)は異世界に召喚された人間だったが、危機を救い、英雄となって現実世界へと帰還を果たした。
ほどなくして実力試験を行い、様々な支援を受けられる代わりに『学園』と『特殊部隊』へ所属することを条件として提示され、それを受理することに。
しかし帰還後の世界は、秋兎が知っている場所とは異なっていた。
まさかのまさか、世界にダンジョンができてしまっていたのだ。
そして、オペレーターからの提案によりダンジョンで配信をすることになるのだが……その強さから、人類が未踏破の地を次々に開拓していってしまう!
そんな強すぎる彼ら彼女らは身の丈に合った生活を送りながら、ダンジョンの中では今まで通りの異世界と同じダンジョン探索を行っていく!

底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。

俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる