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第二章 弓使いと学校のアイドル編
第11話 話題沸騰中。最強美少女?弓使い
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《翔視点》
閉じた瞼の向こうが、ぼんやりと明るい。
ああ、朝だな。
胡乱な意識の中、俺はぼちぼち起きなければいけないなと思う。
俺は、この感じが好きだ。
眠りと起床の境界線。ゆっくりと意識が浮上していって目を覚ますまでの、そのまったりとしたプロセスが大好きだ。
今日もまた、清々しい朝を迎えるんだろう。
徐々に意識が浮上していくのを感じながら、新しい一日に希望を抱いた――そのときだった。
「大変タイヘンたいへぇええええええん!」
眠りの殻を強引にぶち破るような大声が、耳に突き刺さって俺は強制的に叩き起こされた。
「な、なんだ――!?」
思わず布団を跳ね上げて飛び起きる俺。
と同時に、俺の部屋の扉を勢いよく蹴り開けて飛び込んでくる一人の少女。
その結果――ごんっ! と鈍い音が炸裂した。
飛び込んできた少女の額と、飛び起きた俺の額が、前方不注意の交通事故を起こしたのである。
「がっ!」
「うげっ!」
瞼の裏にお星様が舞い、俺の意識は危うく眠りの中に沈みかけた。
「ううぅ~、いたぁい。お兄ちゃん、いきなり飛び起きるなんて酷いよぉ」
「お前が大声で叫ぶからだろ、亜利沙」
俺は額をさすりつつ、涙目で蹲る少女へと声をかけた。
彼女は息吹亜利沙。二歳年下の妹で、今は中学二年生だ。
整った顔立ちに、肩でカットした白くサラサラな髪と桃色の瞳がよく映える。我が妹ながら、かなりの美少女だ。
今でこそ人懐っこい性格ではあるが、昔は違った。
ようやく、両親の死を受け入れて前に歩き始めたといった具合だろうか。
じんじんと痛む額を押さえながらそんなことを思っていると、亜利沙が思いだしたように叫んだ。
「そうだ、こんなことしてる場合じゃない! 大変だよお兄ちゃん!」
「どうした? ……もしかして俺、寝過ごしたか!?」
「ううん全然。なんなら、お兄ちゃんのいつも起きてくる平均時間より9分30秒くらい早い」
「なんだ、なら全然平気じゃないか……」
この際、俺が普段起きてくる時間の平均を知っていることにはあえて突っ込まないでおこう、うん。
「平気じゃないって! ほんと大問題なんだってばぁ!」
いいから来て! と言わんばかりにパジャマの袖を引っ張り、俺をリビングに連れて行く亜利沙。何事かと疑問に思う俺を朝ご飯の用意された席に座らせると、焦ったようにテレビをつけた。
なんだかよくわからないが、朝はもう少し優雅な気分でいたいのだ。ここはコーヒーでも飲んで、落ち着くとしよう。
「大丈夫だって亜利沙。寝坊以上のヤバいこと、そうそう簡単に起こるわけがない――」
『続いて、今一番ホットなニュースをお届けします。昨日、迷惑行為を行っていたSランクパーティーを一人で退けた謎のダンジョン冒険者についての話題で、SNSは騒然としています』
ブーッ!
俺は秒でコーヒーを吹いた。
「お、お兄ちゃん!?」
「な、なな、なんでもないヨ。俺は極めて冷静ダヨ?」
「嘘つけめっちゃコーヒーこぼしてるよ」
は? え、ちょ!? 身に覚えがありすぎるんだが……ひょっとして……?
いや待て。そんなはずはない。きっと、俺以外にも単騎でSランクパーティーぶっ飛ばしたヤツがいるんだ。そうに違いない!
『なお、ダンチューブ公式の生配信動画は、再生数が今朝6時の時点で450万を突破。ダンジョン運営委員会が唯一公開した情報ではSSランクとの話もあり、トイッターでもトレンド1位に躍り出るなど、勢いは留まるところを知りません』
ニュースキャスターの事務的な読み上げにあわせて、テレビにでかでかと動画の切り抜きが映し出される。
そこには、弓矢を使って見覚えのある連中と戦う、白髪でゴーグルをつけた人物の姿が。
「ねえ、お兄ちゃん」
「……」
「あれ、お兄ちゃんだよね?」
「…………」
俺はしばらく黙りこくったあと、コーヒーのカップをゆっくりとテーブルに置き、それから遠い目をして呟いた。
「ごめん亜利沙。全然ヤバかったわ」
「うん、だから最初からそう言ってる」
ジト目で返してくる亜利沙。
俺は思わず、盛大にため息をついてしまった。
これはマズいことになった。今日学校へ行ったら、どうなってしまうんだろうか? もし正体がバレていたら、平穏な学校生活を送れなくなる。
俺は別に英雄として生きたいわけじゃないのだ。
「でもまあ、お兄ちゃんが危惧しているような事態にはならないと思うよ」
不意に、俺の心の内を悟ったように亜利沙が言った。
「なんで?」
「今トイッター見てたんだけど……ほら」
亜利沙が、無駄にデコったスマホを差し出してくる。
不思議に思いながらも、俺はスマホを受け取って画面を覗いた。そして――ものの数秒で眉をひそめることとなる。
「……ん?」
トイッターのトレンドには、「迷惑パーティー一掃」「アーチャー」「タイムアタック大会」「最弱ジョブ」など、昨日の一連の事態に関するワードが並んでいる。
それはいいのだ。問題は――それらに混じって「ゴーグル女子」、「美少女弓使い」の文字が見えることである。
「なんだこれ? どういうことだ?」
流石に意味がわからず、反射的にワードをタップしてしまう。瞬間、関連する投稿が映し出され――秒で凍り付いた。
《あのゴーグルかけた弓使い、かなりの美少女と見た!》
《あの弓使い、絶対リアルはアイドルかなんかだろ》
《Sランクパーティーを葬った華奢な女の子って……やべぇ、ギャップ萌え》
「な、な……なぁ!?」
酸素を求める金魚のように口をパクパクしていると、亜利沙が俺の顔を覗き込んできた。
「ね? だからたぶん、誰もお兄ちゃんの正体には気付かないよ。よかったね!」
そう言って亜利沙は、満面の笑みを向けてくる。
確かにこれなら正体はバレないだろう。だが、しかし、だとしても――
「全然よくなぁあああああああああああああい!」
――俺の絶叫が、辺りに木霊したのだった。
閉じた瞼の向こうが、ぼんやりと明るい。
ああ、朝だな。
胡乱な意識の中、俺はぼちぼち起きなければいけないなと思う。
俺は、この感じが好きだ。
眠りと起床の境界線。ゆっくりと意識が浮上していって目を覚ますまでの、そのまったりとしたプロセスが大好きだ。
今日もまた、清々しい朝を迎えるんだろう。
徐々に意識が浮上していくのを感じながら、新しい一日に希望を抱いた――そのときだった。
「大変タイヘンたいへぇええええええん!」
眠りの殻を強引にぶち破るような大声が、耳に突き刺さって俺は強制的に叩き起こされた。
「な、なんだ――!?」
思わず布団を跳ね上げて飛び起きる俺。
と同時に、俺の部屋の扉を勢いよく蹴り開けて飛び込んでくる一人の少女。
その結果――ごんっ! と鈍い音が炸裂した。
飛び込んできた少女の額と、飛び起きた俺の額が、前方不注意の交通事故を起こしたのである。
「がっ!」
「うげっ!」
瞼の裏にお星様が舞い、俺の意識は危うく眠りの中に沈みかけた。
「ううぅ~、いたぁい。お兄ちゃん、いきなり飛び起きるなんて酷いよぉ」
「お前が大声で叫ぶからだろ、亜利沙」
俺は額をさすりつつ、涙目で蹲る少女へと声をかけた。
彼女は息吹亜利沙。二歳年下の妹で、今は中学二年生だ。
整った顔立ちに、肩でカットした白くサラサラな髪と桃色の瞳がよく映える。我が妹ながら、かなりの美少女だ。
今でこそ人懐っこい性格ではあるが、昔は違った。
ようやく、両親の死を受け入れて前に歩き始めたといった具合だろうか。
じんじんと痛む額を押さえながらそんなことを思っていると、亜利沙が思いだしたように叫んだ。
「そうだ、こんなことしてる場合じゃない! 大変だよお兄ちゃん!」
「どうした? ……もしかして俺、寝過ごしたか!?」
「ううん全然。なんなら、お兄ちゃんのいつも起きてくる平均時間より9分30秒くらい早い」
「なんだ、なら全然平気じゃないか……」
この際、俺が普段起きてくる時間の平均を知っていることにはあえて突っ込まないでおこう、うん。
「平気じゃないって! ほんと大問題なんだってばぁ!」
いいから来て! と言わんばかりにパジャマの袖を引っ張り、俺をリビングに連れて行く亜利沙。何事かと疑問に思う俺を朝ご飯の用意された席に座らせると、焦ったようにテレビをつけた。
なんだかよくわからないが、朝はもう少し優雅な気分でいたいのだ。ここはコーヒーでも飲んで、落ち着くとしよう。
「大丈夫だって亜利沙。寝坊以上のヤバいこと、そうそう簡単に起こるわけがない――」
『続いて、今一番ホットなニュースをお届けします。昨日、迷惑行為を行っていたSランクパーティーを一人で退けた謎のダンジョン冒険者についての話題で、SNSは騒然としています』
ブーッ!
俺は秒でコーヒーを吹いた。
「お、お兄ちゃん!?」
「な、なな、なんでもないヨ。俺は極めて冷静ダヨ?」
「嘘つけめっちゃコーヒーこぼしてるよ」
は? え、ちょ!? 身に覚えがありすぎるんだが……ひょっとして……?
いや待て。そんなはずはない。きっと、俺以外にも単騎でSランクパーティーぶっ飛ばしたヤツがいるんだ。そうに違いない!
『なお、ダンチューブ公式の生配信動画は、再生数が今朝6時の時点で450万を突破。ダンジョン運営委員会が唯一公開した情報ではSSランクとの話もあり、トイッターでもトレンド1位に躍り出るなど、勢いは留まるところを知りません』
ニュースキャスターの事務的な読み上げにあわせて、テレビにでかでかと動画の切り抜きが映し出される。
そこには、弓矢を使って見覚えのある連中と戦う、白髪でゴーグルをつけた人物の姿が。
「ねえ、お兄ちゃん」
「……」
「あれ、お兄ちゃんだよね?」
「…………」
俺はしばらく黙りこくったあと、コーヒーのカップをゆっくりとテーブルに置き、それから遠い目をして呟いた。
「ごめん亜利沙。全然ヤバかったわ」
「うん、だから最初からそう言ってる」
ジト目で返してくる亜利沙。
俺は思わず、盛大にため息をついてしまった。
これはマズいことになった。今日学校へ行ったら、どうなってしまうんだろうか? もし正体がバレていたら、平穏な学校生活を送れなくなる。
俺は別に英雄として生きたいわけじゃないのだ。
「でもまあ、お兄ちゃんが危惧しているような事態にはならないと思うよ」
不意に、俺の心の内を悟ったように亜利沙が言った。
「なんで?」
「今トイッター見てたんだけど……ほら」
亜利沙が、無駄にデコったスマホを差し出してくる。
不思議に思いながらも、俺はスマホを受け取って画面を覗いた。そして――ものの数秒で眉をひそめることとなる。
「……ん?」
トイッターのトレンドには、「迷惑パーティー一掃」「アーチャー」「タイムアタック大会」「最弱ジョブ」など、昨日の一連の事態に関するワードが並んでいる。
それはいいのだ。問題は――それらに混じって「ゴーグル女子」、「美少女弓使い」の文字が見えることである。
「なんだこれ? どういうことだ?」
流石に意味がわからず、反射的にワードをタップしてしまう。瞬間、関連する投稿が映し出され――秒で凍り付いた。
《あのゴーグルかけた弓使い、かなりの美少女と見た!》
《あの弓使い、絶対リアルはアイドルかなんかだろ》
《Sランクパーティーを葬った華奢な女の子って……やべぇ、ギャップ萌え》
「な、な……なぁ!?」
酸素を求める金魚のように口をパクパクしていると、亜利沙が俺の顔を覗き込んできた。
「ね? だからたぶん、誰もお兄ちゃんの正体には気付かないよ。よかったね!」
そう言って亜利沙は、満面の笑みを向けてくる。
確かにこれなら正体はバレないだろう。だが、しかし、だとしても――
「全然よくなぁあああああああああああああい!」
――俺の絶叫が、辺りに木霊したのだった。
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