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第一章 最弱最強の弓使い編
第9話 貫け、必殺技。
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「さて。あとはお前だけだけど」
豪気の方を振り返ると、彼はへたり込んだままブルブルと身体を震わせ、後ろへ下がった。
「ばかな……そんなバカな! なんで、お前みたいな雑魚が、リーダー達を一撃で葬れるんだ!? 嘘だ! これは夢だ!」
「目を背けたいなら勝手にすればいいけど、残念ながらこれは現実だよ」
諭すようにそう告げると、豪気は顔を青くした。
「そ、そうだ! さてはお前、チート使いやがったな?」
「はぁ?」
「汚ぇぞ! いくら自分が弱くて勝てないからって、していいこととダメなことがあんだろ! 人として恥ずかしくねぇのか!?」
えーと……自己紹介かな?
俺に対して言っているのだとしたら、つまらなすぎて草も生えない。
「都合が悪くなると、言い訳を求めるのか。ほんとに救えないな、お前……」
敗北の屈辱を知らないまま、周りの環境に流されてAランクまで来てしまった、中途半端な小物って感じだ。
もはや哀れにすら思えてくる。
「うるせぇ! じゃあこの状況をどう説明すんだよ! 最弱ジョブのもやし野郎が、Sランクパーティーを壊滅させただと!? あぁ!? 冗談じゃねぇぞ! フィクションじゃあるめぇし、そんなこと起こるわけねぇだろ! ぜってぇ不正してるに決まってる!」
半ばヒステリックになって叫ぶ豪気。
そのまま怒りに任せて恐怖を振りほどき、立ち上がると、剣を抜き放って突進してきた。
「うぉおおおおおおお! 嘗めんじゃねぇぞ! 姑息な手段を使うヤツは負けるって、相場が決まってんだよぉ!」
「じゃあ負けるのはお前だろ」
腕を大きく引き絞り、十分にバネをためた上で繰り出された突きの一閃を、弓幹で明後日の方向に弾く。
相手の力を利用して体制を崩す、合気道と同じ考え方だ。
「んなっ――!」
驚きに顔を歪める豪気。
隙だらけになった彼の腹部へ、すかさず魔法の矢を放った。
「ぐぼぉあっ!?」
腹部に強烈な一撃を受け、豪気の身体は後ろへ吹き飛ばされた。
「げほっ、ごほっ……なんで! 必殺の一撃を、たかが弓で受け流すなんて! やっぱズルしてんだろテメェ!」
言いがかりにもほどがある。
今のはコイツ自身に敗因があるのだ。大きく腕を引き絞って大技を放ったことで、その軌道を読む十分な時間を俺に与えてしまった、コイツのミスである。
「必殺の一撃ね……“必殺”だったから負けたことに気付いてないようじゃ、この先成長はないと思うよ。もう冒険者やめたら? お前、ダンジョン冒険者の才能ねぇよ。」
その台詞は、今日初対面で言われたことの焼き直し。
俺から、この勘違いエセ実力者へのプレゼントだ。
「なっ。て、テメェ! 調子に乗ってんじゃねぇぞ、この三下がぁああああああ!!」
激高した豪気が、我武者羅に突撃してくる。
ただでさえ頭の足りない攻撃しかできないのに、怒りで理性が飛んだらもう脅威でもなんでもない。
怒りのままに振り下ろされた剣を避け、俺は拳を豪気の鳩尾《みぞおち》に突き刺した。
「ぐ、おぅえっ!」
豪気は肺の空気を全て吐き出し、よろよろと後ずさる。
それに追い打ちを掛けるように、肘で顔面をたたき付けた。
「ぐあっ!?」
鼻血を吹き出し、たまらず膝を折る豪気。
それでも尚目を血走らせて再び立ち上がる。
が、そんな彼の足を素早く払い、バランスを崩し、派手に転ばした。
――それからおよそ3分。ひたすら豪気からの攻撃をいなし、カウンターを喰らわせまくった結果、豪気はボロボロになってその場で伸びていた。
「はぁ……はぁ……テメェ、許さねぇ。この俺をコケにしやがって! いつかぜってぇ復讐してやる!」
「そうか。それはご自由にどうぞ」
心底面倒くさいが、今回のことでまだ悪いことをしたと思えないなら、何度でも返り討ちにしてやるつもりだ。
正直もう、コイツにはうんざりだ。今日はこれ以上相手もしていたくない。
もうプライドはズタボロだろうし、あとはテキトーに気絶させて帰るか。
そんなことを思い始めていた俺だったが――
「ゼッタイ許さねぇぞ。お前だけじゃねぇ。お前の個人情報を調べて、お前の家族や友人にも責任を取って貰うぜ。お前が俺に与えた痛みの十倍、いや百倍痛めつけて土下座させてやる!」
その言葉で、俺の脳細胞は一気に沸点を突き破った。
「……は? テメェ、今なんつった」
「はっ、決まってんだろ? テメェに関係してるヤツらも、まとめて復讐対象だっつったんだよ!」
痛みを与える? 復讐対象?
それはつまり、関係のない人間を巻き込んで、いたぶるってことか?
「……ああ、やっぱお前、許していい類いじゃないな」
「はぁ? 何言って……」
訝しむ豪気に構わず、俺は一つパチンと指を鳴らした。
刹那、カッと頭上を眩い光が焼いた。
「な、なんだこの光……」
上を見上げた豪気は、その場で言葉を失った。
彼の視線の先には、赤く輝く炎熱の魔法で象られた、巨大な弓矢が浮かんでいたのだ。
それは、薄暗いダンジョン内において太陽よりも鮮烈に輝き、人間が到底太刀打ちできない莫大なエネルギーを感じさせる。
「なっ、あ、あぁっ!? なんだよアレ!?」
「MPを大量消費して放つ必殺の「魔法矢」、名付けて“落ちゆく太陽”ってところだな」
「く、そっ!」
豪気はボロボロになった剣を構え、ありったけのMPを注いで、頭上の太陽めがけて投擲する。
が、そんなものは痛くも痒くもないとでも言うように、太陽はビクともしない。代わりに、光り輝く剣は炎に飲まれ、一瞬で溶けて蒸発してしまった。
「そ、んな……」
青ざめてガクリと膝を突く豪気。
そんな豪気とは対照的に、炎の矢はどんどんと大きくなっていき、熱量を増していく。
どこまでも、どこまでも。空間ごと全てを食い尽くすかのように。
「い、嫌だ……! 助けて、誰か助けてくれぇえええええ!」
恐怖で理性が吹き飛んだらしい豪気が、股間を濡らしながら命乞いを始めた。
「別にいいだろ? 死ぬわけじゃないんだしさ」
これも、豪気が痛みを軽んじて言った台詞だ。
俺はもう、コイツを許さない。関係ない冒険者を巻き込んだあげく、俺の周りの人まで傷つけようという輩を見逃すほど、俺は善人じゃないのだ。
探知スキルで周辺と射線上の下層階すべてを確認して、人が巻き込まれる心配は無い。
今後コイツの身勝手を許さないためにも、雷はしっかり落としておこう。
「せいぜい反省してこい。“落ちゆく太陽”ッ!」
「や、やめ――」
聞かず、俺は攻撃を放つ。
その瞬間、世界から音が消えた。
太陽にも似た赤い光線が、上から下へと貫く。
左右に世界を二分する赤き極光の戦鎚は、射線上の全てを灰燼に帰した。
そして――世界に音が戻る。
頭上に浮かぶ光の弓は霧散し、後には最下層まで貫通する巨大な穴だけが残った。
穴の周囲はマグマのように灼熱し、青紫のプラズマがバチバチと弾けている。
当然ながら、豪気の姿はない。痛みを感じる間もなく、規定ダメージを超過して救護室へ転送されたのだろう。
いや、もしかしたら炎の直撃を喰らう前に、余波だけでダメージが規定値に達していたかもしれない。
まあいずれにせよ、この世の終わりみたいな光景を見たのだ。
アイツの心は今度こそボキボキに折れてしまったことだろう。
それにしても――
「いやー……少し、やりすぎたか?」
未だグツグツと炎の塊が弾ける縦穴に近づいた俺は、思わず頬を掻く。
まあ、お灸は据えたし結果オーライだ。
これにて一件落着。明日からいつも通りの日常に戻りそうだ。
そんなことを考えていたが、俺は知らなかった。
一部始終が、全国生中継で配信されていたことに。
そして、迷惑パーティーを壊滅させた、最弱ジョブの謎の冒険者として、バズりまくっていることに。
豪気の方を振り返ると、彼はへたり込んだままブルブルと身体を震わせ、後ろへ下がった。
「ばかな……そんなバカな! なんで、お前みたいな雑魚が、リーダー達を一撃で葬れるんだ!? 嘘だ! これは夢だ!」
「目を背けたいなら勝手にすればいいけど、残念ながらこれは現実だよ」
諭すようにそう告げると、豪気は顔を青くした。
「そ、そうだ! さてはお前、チート使いやがったな?」
「はぁ?」
「汚ぇぞ! いくら自分が弱くて勝てないからって、していいこととダメなことがあんだろ! 人として恥ずかしくねぇのか!?」
えーと……自己紹介かな?
俺に対して言っているのだとしたら、つまらなすぎて草も生えない。
「都合が悪くなると、言い訳を求めるのか。ほんとに救えないな、お前……」
敗北の屈辱を知らないまま、周りの環境に流されてAランクまで来てしまった、中途半端な小物って感じだ。
もはや哀れにすら思えてくる。
「うるせぇ! じゃあこの状況をどう説明すんだよ! 最弱ジョブのもやし野郎が、Sランクパーティーを壊滅させただと!? あぁ!? 冗談じゃねぇぞ! フィクションじゃあるめぇし、そんなこと起こるわけねぇだろ! ぜってぇ不正してるに決まってる!」
半ばヒステリックになって叫ぶ豪気。
そのまま怒りに任せて恐怖を振りほどき、立ち上がると、剣を抜き放って突進してきた。
「うぉおおおおおおお! 嘗めんじゃねぇぞ! 姑息な手段を使うヤツは負けるって、相場が決まってんだよぉ!」
「じゃあ負けるのはお前だろ」
腕を大きく引き絞り、十分にバネをためた上で繰り出された突きの一閃を、弓幹で明後日の方向に弾く。
相手の力を利用して体制を崩す、合気道と同じ考え方だ。
「んなっ――!」
驚きに顔を歪める豪気。
隙だらけになった彼の腹部へ、すかさず魔法の矢を放った。
「ぐぼぉあっ!?」
腹部に強烈な一撃を受け、豪気の身体は後ろへ吹き飛ばされた。
「げほっ、ごほっ……なんで! 必殺の一撃を、たかが弓で受け流すなんて! やっぱズルしてんだろテメェ!」
言いがかりにもほどがある。
今のはコイツ自身に敗因があるのだ。大きく腕を引き絞って大技を放ったことで、その軌道を読む十分な時間を俺に与えてしまった、コイツのミスである。
「必殺の一撃ね……“必殺”だったから負けたことに気付いてないようじゃ、この先成長はないと思うよ。もう冒険者やめたら? お前、ダンジョン冒険者の才能ねぇよ。」
その台詞は、今日初対面で言われたことの焼き直し。
俺から、この勘違いエセ実力者へのプレゼントだ。
「なっ。て、テメェ! 調子に乗ってんじゃねぇぞ、この三下がぁああああああ!!」
激高した豪気が、我武者羅に突撃してくる。
ただでさえ頭の足りない攻撃しかできないのに、怒りで理性が飛んだらもう脅威でもなんでもない。
怒りのままに振り下ろされた剣を避け、俺は拳を豪気の鳩尾《みぞおち》に突き刺した。
「ぐ、おぅえっ!」
豪気は肺の空気を全て吐き出し、よろよろと後ずさる。
それに追い打ちを掛けるように、肘で顔面をたたき付けた。
「ぐあっ!?」
鼻血を吹き出し、たまらず膝を折る豪気。
それでも尚目を血走らせて再び立ち上がる。
が、そんな彼の足を素早く払い、バランスを崩し、派手に転ばした。
――それからおよそ3分。ひたすら豪気からの攻撃をいなし、カウンターを喰らわせまくった結果、豪気はボロボロになってその場で伸びていた。
「はぁ……はぁ……テメェ、許さねぇ。この俺をコケにしやがって! いつかぜってぇ復讐してやる!」
「そうか。それはご自由にどうぞ」
心底面倒くさいが、今回のことでまだ悪いことをしたと思えないなら、何度でも返り討ちにしてやるつもりだ。
正直もう、コイツにはうんざりだ。今日はこれ以上相手もしていたくない。
もうプライドはズタボロだろうし、あとはテキトーに気絶させて帰るか。
そんなことを思い始めていた俺だったが――
「ゼッタイ許さねぇぞ。お前だけじゃねぇ。お前の個人情報を調べて、お前の家族や友人にも責任を取って貰うぜ。お前が俺に与えた痛みの十倍、いや百倍痛めつけて土下座させてやる!」
その言葉で、俺の脳細胞は一気に沸点を突き破った。
「……は? テメェ、今なんつった」
「はっ、決まってんだろ? テメェに関係してるヤツらも、まとめて復讐対象だっつったんだよ!」
痛みを与える? 復讐対象?
それはつまり、関係のない人間を巻き込んで、いたぶるってことか?
「……ああ、やっぱお前、許していい類いじゃないな」
「はぁ? 何言って……」
訝しむ豪気に構わず、俺は一つパチンと指を鳴らした。
刹那、カッと頭上を眩い光が焼いた。
「な、なんだこの光……」
上を見上げた豪気は、その場で言葉を失った。
彼の視線の先には、赤く輝く炎熱の魔法で象られた、巨大な弓矢が浮かんでいたのだ。
それは、薄暗いダンジョン内において太陽よりも鮮烈に輝き、人間が到底太刀打ちできない莫大なエネルギーを感じさせる。
「なっ、あ、あぁっ!? なんだよアレ!?」
「MPを大量消費して放つ必殺の「魔法矢」、名付けて“落ちゆく太陽”ってところだな」
「く、そっ!」
豪気はボロボロになった剣を構え、ありったけのMPを注いで、頭上の太陽めがけて投擲する。
が、そんなものは痛くも痒くもないとでも言うように、太陽はビクともしない。代わりに、光り輝く剣は炎に飲まれ、一瞬で溶けて蒸発してしまった。
「そ、んな……」
青ざめてガクリと膝を突く豪気。
そんな豪気とは対照的に、炎の矢はどんどんと大きくなっていき、熱量を増していく。
どこまでも、どこまでも。空間ごと全てを食い尽くすかのように。
「い、嫌だ……! 助けて、誰か助けてくれぇえええええ!」
恐怖で理性が吹き飛んだらしい豪気が、股間を濡らしながら命乞いを始めた。
「別にいいだろ? 死ぬわけじゃないんだしさ」
これも、豪気が痛みを軽んじて言った台詞だ。
俺はもう、コイツを許さない。関係ない冒険者を巻き込んだあげく、俺の周りの人まで傷つけようという輩を見逃すほど、俺は善人じゃないのだ。
探知スキルで周辺と射線上の下層階すべてを確認して、人が巻き込まれる心配は無い。
今後コイツの身勝手を許さないためにも、雷はしっかり落としておこう。
「せいぜい反省してこい。“落ちゆく太陽”ッ!」
「や、やめ――」
聞かず、俺は攻撃を放つ。
その瞬間、世界から音が消えた。
太陽にも似た赤い光線が、上から下へと貫く。
左右に世界を二分する赤き極光の戦鎚は、射線上の全てを灰燼に帰した。
そして――世界に音が戻る。
頭上に浮かぶ光の弓は霧散し、後には最下層まで貫通する巨大な穴だけが残った。
穴の周囲はマグマのように灼熱し、青紫のプラズマがバチバチと弾けている。
当然ながら、豪気の姿はない。痛みを感じる間もなく、規定ダメージを超過して救護室へ転送されたのだろう。
いや、もしかしたら炎の直撃を喰らう前に、余波だけでダメージが規定値に達していたかもしれない。
まあいずれにせよ、この世の終わりみたいな光景を見たのだ。
アイツの心は今度こそボキボキに折れてしまったことだろう。
それにしても――
「いやー……少し、やりすぎたか?」
未だグツグツと炎の塊が弾ける縦穴に近づいた俺は、思わず頬を掻く。
まあ、お灸は据えたし結果オーライだ。
これにて一件落着。明日からいつも通りの日常に戻りそうだ。
そんなことを考えていたが、俺は知らなかった。
一部始終が、全国生中継で配信されていたことに。
そして、迷惑パーティーを壊滅させた、最弱ジョブの謎の冒険者として、バズりまくっていることに。
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