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第1話 陰キャの俺には、隠し事がある
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「おーい暁斗、ちゃんと生きてるか?」
二限目の休み時間。
机に頬杖を突いてじっと窓の外を眺めていた俺――篠村暁斗は、横から殴りつけた声の方を振り返った。
「なんだよ。あたりま――むぐっ!?」
振り向いた瞬間、半開きになった口に、チョコレート味の固形栄養食が突っ込まれる。
「ふぁふぃふんふぁお(何すんだよ)」
「お前まーた朝飯抜いたろ? 顔色悪いぞ」
俺の口に固形栄養食を突っ込んだ張本人、宮田楽人が、呆れたように琥珀色の瞳を細めて言った。
楽人は、高校二年になってからできた唯一の友人だ。
唯一の友人とか言うと、大抵「しまった、地雷踏んだ」的な反応をされがちだが、俺はそもそも目立ちたくないので、友人の数は気にしない。
元々楽人とも仲良くなるつもりはなかったのだが、高校二年に進級してから同じクラスの隣の席になったことで、ウザ絡みされている内に仲良くなった。
六月に入った現在、「明るくて気前の良い、ちょっとウザいヤツ」というのが、俺の中のコイツに対する評価である。
「一人暮らしの高校生男子なんて、そんなもんだろ」
パサついた栄養食をようやく飲み込んだ俺は、そう反論する。
「そうかもしれないけどな。お前、食生活とか身だしなみくらいちゃんと整えろ。病気になるぞ」
「うるさいな。お前は俺の母親か」
「髪だってほら……こんな伸ばして」
不意に楽人は俺の方に手を伸ばして、前髪を掻き上げる。
今まで視界を遮っていた白い毛先が見えなくなり、おでこがすっと涼しくなった。
「や、やめろ」
俺は、反射的に楽人の腕を掴み、引きはがそうとする。
と、そのとき気付いた。
俺を見つめる楽人の目が――驚きに揺れていたのだ。
「な、なんだよ」
「え……お前、実は女だったりしない?」
「しないよ。いきなり何言い出すんだ」
「いやだって……野暮ったい髪の下があまりにも、女子より美人で……ぶっちゃけちょっと勃《た》った」
「やめろ、シンプルに鳥肌立つから」
お前は親友で抜こうと言うのか。
呆れてため息をついた、そのときだった。
にわかに、廊下の方が騒がしくなった。
「きゃぁあああ! なずな様よぉ!」
「今日もお美しい!」
「笑顔が眩しいわ」
一体どこのお嬢さま学校だよ、と言いたくなるような女子の黄色い歓声。
教室後方の開け放たれたドアから、お団子になっている女子の群れが見える。
その向こう側に、笑顔で声援に応える女生徒が見えた。
豪奢な金髪に、美しい紅玉色の瞳。高校生にしては我が儘といわざるを得ない最強ボディライン。
この学校きっての美人にして、現役アイドルの芹なずなだ。
「相変わらず人気だな、芹のヤツ。名前だけ七草みてぇだけど」
「やめろ、それは触れないお約束だ」
正直、名前なんか気にならないくらいの美人だから、男女問わず人気が高い。
まあ、現役アイドルの人気者なんて、ただの高嶺の花以外のなにものでもないから、誰も手を出せない。
手を出せば、袋だたきに遭うことがわかりきっているからだ。
そして、俺のような目立つことをとにかく嫌う人間とは、もっとも縁遠い人物でもあった。
「それにしても、スゲェよなアイツ。成績優秀で現役アイドル。しかも、チャンネル登録者20万の大人気ダン・チューバーだろ? やっぱ、俺等とは存在そのものの次元が違うのかねぇ」
楽人は、何かを諦めたようにいかにもモブらしいため息をついた。
ダン・チューバーというのは、日本各地に点在するモンスターが蔓延る魔窟……通称ダンジョンに挑んで、その様子をネットに配信する者達のことだ。
芹なずなは、その中でも人気を博しているらしい。
俺はそういうの、正直興味が無いから全く知らないが。
「おまけに、単純にダンジョン冒険者としても強いってのが憎いよな。赤ランクとか反則だぜ」
楽人は、自身の制服の左胸に付けられた小さな黄色いバッジを弄りながら言った。
このランクバッジは、ダンジョン冒険者をやっている者の強さを現している、いわば身分証だ。
E~Sランクの順に、黄・緑・青・赤・金・銀のバッジが与えられる。
ダンジョンに挑む者にとって、高ランクを示す赤や金、銀は誉れであると同時に、憧れなのだ。
ちらりと芹の方を見ると、彼女の豊かな胸元に、赤いバッジが輝いている。
Bランク冒険者の証であるそれは、学校中の注目を更に集めることに一役買っていた。
「お前も冒険者やればいいのに。ランクが高くなれば、芹と付きあえるかもよ?」
「なんで俺が芹さんのことを好きだって前提なんだよ」
「は? 芹のこと好きじゃない男なんてこの世にいんの?」
「いない」
「だろぉ?」
よく言った、といわんばかりに楽人は俺の肩に手を回してくる。
そんな俺の胸元には、なんのバッジも輝いていない。
バッジ無しは、ダンジョンに挑まない臆病者の証拠。その皮肉を込めて「紋無し」と呼ばれ、血気盛んなうちの学校ではハブられ対象だ。
だが、俺としてはその方が良い。
「紋無し」の俺に積極的に絡んできた楽人が突飛なだけで、ハブられ対象であればそれ以上目立つこともない。
「だったら尚更、お前もいい加減冒険者登録しろよ。ずっとハブられキャラじゃ、アイドル様どころかクラスの女子とも付き合えないぞ?」
「それはまあ、そうだな」
「ちなみに今ならダンジョンマスコットのダンモちゃん人形が貰えて、登録料据え置き5500円だぜ?」
「どこのセールスマンだよ」
俺はそう突っ込みを入れると、一つため息をついた。
「……気持ちは嬉しいけど、ダンジョン冒険者は遠慮しとく」
「なぜ」
「だってもう……手遅れだからさ」
首を傾げる楽人に、俺は微笑みかける。
俺は、ポケットに手を突っ込んであるものを取り出す。
楽人からは机の影になって見えない位置で、俺は手を開いた。
――それは、日本に数人しかいないSランク冒険者の持つ、銀色のバッジだった。
二限目の休み時間。
机に頬杖を突いてじっと窓の外を眺めていた俺――篠村暁斗は、横から殴りつけた声の方を振り返った。
「なんだよ。あたりま――むぐっ!?」
振り向いた瞬間、半開きになった口に、チョコレート味の固形栄養食が突っ込まれる。
「ふぁふぃふんふぁお(何すんだよ)」
「お前まーた朝飯抜いたろ? 顔色悪いぞ」
俺の口に固形栄養食を突っ込んだ張本人、宮田楽人が、呆れたように琥珀色の瞳を細めて言った。
楽人は、高校二年になってからできた唯一の友人だ。
唯一の友人とか言うと、大抵「しまった、地雷踏んだ」的な反応をされがちだが、俺はそもそも目立ちたくないので、友人の数は気にしない。
元々楽人とも仲良くなるつもりはなかったのだが、高校二年に進級してから同じクラスの隣の席になったことで、ウザ絡みされている内に仲良くなった。
六月に入った現在、「明るくて気前の良い、ちょっとウザいヤツ」というのが、俺の中のコイツに対する評価である。
「一人暮らしの高校生男子なんて、そんなもんだろ」
パサついた栄養食をようやく飲み込んだ俺は、そう反論する。
「そうかもしれないけどな。お前、食生活とか身だしなみくらいちゃんと整えろ。病気になるぞ」
「うるさいな。お前は俺の母親か」
「髪だってほら……こんな伸ばして」
不意に楽人は俺の方に手を伸ばして、前髪を掻き上げる。
今まで視界を遮っていた白い毛先が見えなくなり、おでこがすっと涼しくなった。
「や、やめろ」
俺は、反射的に楽人の腕を掴み、引きはがそうとする。
と、そのとき気付いた。
俺を見つめる楽人の目が――驚きに揺れていたのだ。
「な、なんだよ」
「え……お前、実は女だったりしない?」
「しないよ。いきなり何言い出すんだ」
「いやだって……野暮ったい髪の下があまりにも、女子より美人で……ぶっちゃけちょっと勃《た》った」
「やめろ、シンプルに鳥肌立つから」
お前は親友で抜こうと言うのか。
呆れてため息をついた、そのときだった。
にわかに、廊下の方が騒がしくなった。
「きゃぁあああ! なずな様よぉ!」
「今日もお美しい!」
「笑顔が眩しいわ」
一体どこのお嬢さま学校だよ、と言いたくなるような女子の黄色い歓声。
教室後方の開け放たれたドアから、お団子になっている女子の群れが見える。
その向こう側に、笑顔で声援に応える女生徒が見えた。
豪奢な金髪に、美しい紅玉色の瞳。高校生にしては我が儘といわざるを得ない最強ボディライン。
この学校きっての美人にして、現役アイドルの芹なずなだ。
「相変わらず人気だな、芹のヤツ。名前だけ七草みてぇだけど」
「やめろ、それは触れないお約束だ」
正直、名前なんか気にならないくらいの美人だから、男女問わず人気が高い。
まあ、現役アイドルの人気者なんて、ただの高嶺の花以外のなにものでもないから、誰も手を出せない。
手を出せば、袋だたきに遭うことがわかりきっているからだ。
そして、俺のような目立つことをとにかく嫌う人間とは、もっとも縁遠い人物でもあった。
「それにしても、スゲェよなアイツ。成績優秀で現役アイドル。しかも、チャンネル登録者20万の大人気ダン・チューバーだろ? やっぱ、俺等とは存在そのものの次元が違うのかねぇ」
楽人は、何かを諦めたようにいかにもモブらしいため息をついた。
ダン・チューバーというのは、日本各地に点在するモンスターが蔓延る魔窟……通称ダンジョンに挑んで、その様子をネットに配信する者達のことだ。
芹なずなは、その中でも人気を博しているらしい。
俺はそういうの、正直興味が無いから全く知らないが。
「おまけに、単純にダンジョン冒険者としても強いってのが憎いよな。赤ランクとか反則だぜ」
楽人は、自身の制服の左胸に付けられた小さな黄色いバッジを弄りながら言った。
このランクバッジは、ダンジョン冒険者をやっている者の強さを現している、いわば身分証だ。
E~Sランクの順に、黄・緑・青・赤・金・銀のバッジが与えられる。
ダンジョンに挑む者にとって、高ランクを示す赤や金、銀は誉れであると同時に、憧れなのだ。
ちらりと芹の方を見ると、彼女の豊かな胸元に、赤いバッジが輝いている。
Bランク冒険者の証であるそれは、学校中の注目を更に集めることに一役買っていた。
「お前も冒険者やればいいのに。ランクが高くなれば、芹と付きあえるかもよ?」
「なんで俺が芹さんのことを好きだって前提なんだよ」
「は? 芹のこと好きじゃない男なんてこの世にいんの?」
「いない」
「だろぉ?」
よく言った、といわんばかりに楽人は俺の肩に手を回してくる。
そんな俺の胸元には、なんのバッジも輝いていない。
バッジ無しは、ダンジョンに挑まない臆病者の証拠。その皮肉を込めて「紋無し」と呼ばれ、血気盛んなうちの学校ではハブられ対象だ。
だが、俺としてはその方が良い。
「紋無し」の俺に積極的に絡んできた楽人が突飛なだけで、ハブられ対象であればそれ以上目立つこともない。
「だったら尚更、お前もいい加減冒険者登録しろよ。ずっとハブられキャラじゃ、アイドル様どころかクラスの女子とも付き合えないぞ?」
「それはまあ、そうだな」
「ちなみに今ならダンジョンマスコットのダンモちゃん人形が貰えて、登録料据え置き5500円だぜ?」
「どこのセールスマンだよ」
俺はそう突っ込みを入れると、一つため息をついた。
「……気持ちは嬉しいけど、ダンジョン冒険者は遠慮しとく」
「なぜ」
「だってもう……手遅れだからさ」
首を傾げる楽人に、俺は微笑みかける。
俺は、ポケットに手を突っ込んであるものを取り出す。
楽人からは机の影になって見えない位置で、俺は手を開いた。
――それは、日本に数人しかいないSランク冒険者の持つ、銀色のバッジだった。
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