15 / 32
第二章
第十四話
しおりを挟む
「全く、昨日は本当に心配したんだからね?」
翌日。
俺は朝食の席で機嫌の悪いフィル姉と相対していた。
「本当に、ごめんなさい」
素直に頭を下げる俺。
昨日は帰ってくると同時、玄関先で倒れてしまった。
どうやら、俺自身もかなり気を張っていたらしい。周囲の目がなくなって、フィル姉の待つ家に帰ってきた。
その安心感から玄関に入る前に倒れてしまっていたところを、俺の好物のパイを作るため、その材料の採取に出ていたフィル姉に保護された。
結局目を覚ましたのは夜中。
泣き腫らした目元を真っ赤にさせて、俺が起きるまでずっと、寝ずに看病してくれていたらしい。
まぁ、起きた後、こっぴどくお叱りを受けてしまったが。
それでも、理由を説明すると、優しく俺の頭を撫でてくれた。「よく頑張ったね」という言葉と共に。
「まぁ、そんな優しいレインに育ってくれたのは、私にとって誇りではあるんだけど。それでも、もう無茶はしちゃだめだからね?」
メッ、とでもいうように人差し指を立てるフィル姉。
この仕草、本人に言ったら怒るだろうが、メッチャ可愛い。フィル姉が美人だから、うん。可愛い。
語彙力!
自分で自分に突っ込むが、それぐらい可愛いので仕方ない。
「レイン、聞いてるの?」
「へ? あ、ああうん! もう無茶はしないから」
「ふーん? ま、今回はレインを信じます。けど、次はないからね? あんまりお姉ちゃんを心配させないでね?」
「うん、もうしないよ」
「よし! それじゃあ、そろそろ出るでしょ?」
残っていたパンを口に詰め込んで、用意しておいた装備一式を身に着ける。
「忘れ物はない?」
「うん、平気」
「じゃ、行ってらっしゃい。気を付けてね」
「行ってきます」
笑顔のフィル姉に見送られて、家を後にした。
「あ、レインさん! おはようございます」
「おはようございます、ティナさん」
ギルドに着くと、俺の姿を捕らえたティナさんがカウンターに入ってくれた。
「昨日は本当にお疲れさまでした」
「いえいえ。それよりも、彼女は無事だったんですか?」
「はい、それについては問題ありません。今朝無事だという診断が出て、既に帰宅しているはずですよ」
だとすると、後は精神面のケアだが、それは俺の仕事ではない。彼女のサポーターがどうにかするだろう。
「あ、レインさん!」
そう考えていた矢先、そのサポーターであるミリヤさんが声をかけてきた。
「ミリヤさん? おはようございます」
「はい、おはようございます。その、今から少しお時間頂けませんか?」
「ん? はぁ、大丈夫ですけど」
「よかった! ティナも、できれば同席してくれる?」
「いいですよ。じゃあレインさん、こちらに」
ティナさんに案内されて、カウンター脇から、普段は立ち入る事の出来ない職員用通路を案内される。
「こちらです」
ミリヤさんが案内した先は、応接室と思われる部屋だった。
黒い石で造られた長テーブルと、それに応じた大きさのソファが二つ、向き合って置いてある。
壁にはよく分からない額縁に入れられた絵や、ツボなんかも飾ってあり、見た目豪華な内装だ。
「では、お二人はこちらで少し待っててください」
そう言って、俺たちを置いてミリヤさんは部屋を出ていった。
直後、近くの部屋の扉が開けられる音が聞こえる。かと思うと、こちらに足音が向かってきた。
「お待たせしました。さ、セレナさん」
「は、はい……」
ミリヤさんに次いで入室したのは、あの赤ローブの自称優秀な魔法使いの少女だった。
こいつだったのか、セレナって……。
やはり自称だったか、と、俺の勘が当たっていたことがここに判明した。
「その、昨日は助けていただいてありがとうございました」
そう言って、セレナと呼ばれた少女は頭を下げてきた。
「私からも改めて。昨日は、本当にありがとうございました」
次いで、ミリヤさんも頭を下げてくる。
「お二人とも、もういいですから。頭を上げてください」
正直、昨日からお礼を言われていて、もうお腹いっぱいだ。
それに、俺としては特別なことをした気などない。
「レインさんが言っているのです。頭を上げてください」
俺の言葉では頭を上げない二人に、ティナさんが声をかける。
すると、それでようやく頭を上げた。
「というよりも、セレナ、だったか? お前、テストのときに優秀とか言ってなかったか?」
「え? って、あ、あんた⁉」
向こうも俺の存在に気が付いたらしい。
というか、誤ったくせにこっちの顔すら確認してなかったのか?
まぁ、顔が真っ赤だし、よっぽど緊張していたのは火を見るよりも明らかなのだが。
「セレナさん、レインさんをご存じなのですか?」
「レインさん、こちらの方をご存じなのですか?」
二人のサポーターから、名詞違いの質問がされる。
「は、はい。その、テストのときにパーティに誘っていて……」
「はい。テストのときにパーティに誘われたんですけど、自分で優秀とか言ってたので断ったんです」
しどろもどろのセレナと違い、俺はきっぱりと答えた。すると、その俺の言葉にセレナが喰いかかってくる。
「あんた、人が後悔していることをわざわざ言わなくてもいいでしょ⁉」
「なんだ、事実だろ?」
「ッく、なんであの時の私はぁ~⁉」
ふむ、あの一件は本人的にも恥ずかしいらしい。いわゆる黒歴史か。
「あ、あはは……。なんだかお二人とも、息ピッタリですね?」
「「どこが⁉」」
「そういうところですよ、レインさん」
それを見て、苦笑しながらティナさんが言う。
なぜだか知らないが、このセレナとかいう女と話していると、ペースが乱される。
「それで、こんなところに呼び出して、何の用なんだ?」
これ以上は分が悪い気がして、強引に話を変える。
「あ、はい。ほら、セレナさん」
「え? でも、ちょっと気持ちが変わったというか……」
「何言ってるんですか⁉ もしこれからもソロでやる、とか言い出すのなら1階層しか冒険を認めませんよ? そうすれば、セレナさんは赤字ですね? そうしてまた無茶をして2階層に行ってオークに負けて。次はオークの赤ちゃんでも生みたいんですか?」
「なッ⁉ そ、それは嫌ですけど……。あぁ、もう! 分かりましたよ! いえばいいんですよね、言えば!」
よくわからんが、オークの赤ちゃん? なんだ、すごく気になるぞ?
「れ、レインだっけ? その……。あぁ、もう! あんた、私とパーティを組みなさい!」
「断る」
なんだ、こいつは?
顔を真っ赤にさせながらこっちを指さして命令とはいい度胸だ。
「なんでお前に命令されなくちゃいけない? 俺はこれからもソロでやる。ポンコツは一人で1階層を冒険してるのがお似合いじゃないか?」
何が悲しくて、このポンコツ魔法使いとパーティなぞ組まなくてはならんのだ。
「なッ⁉ 誰がポンコツよ⁉ あんたなんか私の魔法で一撃なんだからね!」
「へぇ、やってみろよ」
二人の間で火花が散る。
が、すぐに両サポーターが間に入ってくる。
「落ち着いてください、レインさん! どうしたんですか? なんだかいつもと違いますよ?」
ティナさんの優しい目に見つめられて、俺の中でヒートアップしていた部分が瞬時に鎮火する。
「す、すいません。でも、なんかあいつと話してると自然とこうなるというか……」
本当にうまく言えないが、勝手にこうなる。
そして、それは向こうも同じだったらしい。ミリヤさんに諭されておとなしくなっている。
「そうだ、お二人とも。ここは私がお金を出しますから、カフェに行ってみるのはどうですか? この間ケーキの美味しいお店を見つけたんですよ」
「「ケーキ⁉」」
また、声が重なった。
「へぇ、あんたケーキ好きなんだ? 意外と可愛い部分もあるのね?」
「い、いいだろ別に⁉ 男でも甘いものが好きなんだよ!」
「ああ、もう! セレナさん、いい加減にしないとあなたの分のお金は出しませんよ? セレナさんだけお水。それでもいいんですか?」
「す、すいませんでした……」
ケーキ無し、その言葉ですぐにセレナは大人しくなった。
「では、レインさん。申し訳ないんですがお付き合いいただけますか? パーティの件、もし本当に嫌でしたら、強制はしませんので。ですが、ご存じのとおりポンコツですので、受け入れ先がないのです。ですから、どうかレインさんに面倒を見ていただけると、本当に助かります」
「ミリヤさんまで⁉」
とうとうサポーターにも“ポンコツ”と言われたセレナは、涙目になっている。
ふッ、いい気味だぜ。
「レインさん? 相手は仮にも女性ですからね? 私のときみたいに、優しくしてあげてください。いいですか?」
「は、はい……」
なぜだ。フィル姉に見つめられると言い返せなくなるように、ティナさんに見つめられても言い返せなくなる。
まぁ、フィル姉にしてもティナさんにしても、反則級に可愛いからな。うん、可愛い女性の希望は叶えなければならない。
男とは、可愛くて綺麗な女性の前では見栄を張りたくなるのだ。
「ほら、行くぞ」
ミリヤさんにお金をもらうついでに場所を教えてもらい、俺は渋々セレナと共にカフェへと向かってギルドを後にした。
翌日。
俺は朝食の席で機嫌の悪いフィル姉と相対していた。
「本当に、ごめんなさい」
素直に頭を下げる俺。
昨日は帰ってくると同時、玄関先で倒れてしまった。
どうやら、俺自身もかなり気を張っていたらしい。周囲の目がなくなって、フィル姉の待つ家に帰ってきた。
その安心感から玄関に入る前に倒れてしまっていたところを、俺の好物のパイを作るため、その材料の採取に出ていたフィル姉に保護された。
結局目を覚ましたのは夜中。
泣き腫らした目元を真っ赤にさせて、俺が起きるまでずっと、寝ずに看病してくれていたらしい。
まぁ、起きた後、こっぴどくお叱りを受けてしまったが。
それでも、理由を説明すると、優しく俺の頭を撫でてくれた。「よく頑張ったね」という言葉と共に。
「まぁ、そんな優しいレインに育ってくれたのは、私にとって誇りではあるんだけど。それでも、もう無茶はしちゃだめだからね?」
メッ、とでもいうように人差し指を立てるフィル姉。
この仕草、本人に言ったら怒るだろうが、メッチャ可愛い。フィル姉が美人だから、うん。可愛い。
語彙力!
自分で自分に突っ込むが、それぐらい可愛いので仕方ない。
「レイン、聞いてるの?」
「へ? あ、ああうん! もう無茶はしないから」
「ふーん? ま、今回はレインを信じます。けど、次はないからね? あんまりお姉ちゃんを心配させないでね?」
「うん、もうしないよ」
「よし! それじゃあ、そろそろ出るでしょ?」
残っていたパンを口に詰め込んで、用意しておいた装備一式を身に着ける。
「忘れ物はない?」
「うん、平気」
「じゃ、行ってらっしゃい。気を付けてね」
「行ってきます」
笑顔のフィル姉に見送られて、家を後にした。
「あ、レインさん! おはようございます」
「おはようございます、ティナさん」
ギルドに着くと、俺の姿を捕らえたティナさんがカウンターに入ってくれた。
「昨日は本当にお疲れさまでした」
「いえいえ。それよりも、彼女は無事だったんですか?」
「はい、それについては問題ありません。今朝無事だという診断が出て、既に帰宅しているはずですよ」
だとすると、後は精神面のケアだが、それは俺の仕事ではない。彼女のサポーターがどうにかするだろう。
「あ、レインさん!」
そう考えていた矢先、そのサポーターであるミリヤさんが声をかけてきた。
「ミリヤさん? おはようございます」
「はい、おはようございます。その、今から少しお時間頂けませんか?」
「ん? はぁ、大丈夫ですけど」
「よかった! ティナも、できれば同席してくれる?」
「いいですよ。じゃあレインさん、こちらに」
ティナさんに案内されて、カウンター脇から、普段は立ち入る事の出来ない職員用通路を案内される。
「こちらです」
ミリヤさんが案内した先は、応接室と思われる部屋だった。
黒い石で造られた長テーブルと、それに応じた大きさのソファが二つ、向き合って置いてある。
壁にはよく分からない額縁に入れられた絵や、ツボなんかも飾ってあり、見た目豪華な内装だ。
「では、お二人はこちらで少し待っててください」
そう言って、俺たちを置いてミリヤさんは部屋を出ていった。
直後、近くの部屋の扉が開けられる音が聞こえる。かと思うと、こちらに足音が向かってきた。
「お待たせしました。さ、セレナさん」
「は、はい……」
ミリヤさんに次いで入室したのは、あの赤ローブの自称優秀な魔法使いの少女だった。
こいつだったのか、セレナって……。
やはり自称だったか、と、俺の勘が当たっていたことがここに判明した。
「その、昨日は助けていただいてありがとうございました」
そう言って、セレナと呼ばれた少女は頭を下げてきた。
「私からも改めて。昨日は、本当にありがとうございました」
次いで、ミリヤさんも頭を下げてくる。
「お二人とも、もういいですから。頭を上げてください」
正直、昨日からお礼を言われていて、もうお腹いっぱいだ。
それに、俺としては特別なことをした気などない。
「レインさんが言っているのです。頭を上げてください」
俺の言葉では頭を上げない二人に、ティナさんが声をかける。
すると、それでようやく頭を上げた。
「というよりも、セレナ、だったか? お前、テストのときに優秀とか言ってなかったか?」
「え? って、あ、あんた⁉」
向こうも俺の存在に気が付いたらしい。
というか、誤ったくせにこっちの顔すら確認してなかったのか?
まぁ、顔が真っ赤だし、よっぽど緊張していたのは火を見るよりも明らかなのだが。
「セレナさん、レインさんをご存じなのですか?」
「レインさん、こちらの方をご存じなのですか?」
二人のサポーターから、名詞違いの質問がされる。
「は、はい。その、テストのときにパーティに誘っていて……」
「はい。テストのときにパーティに誘われたんですけど、自分で優秀とか言ってたので断ったんです」
しどろもどろのセレナと違い、俺はきっぱりと答えた。すると、その俺の言葉にセレナが喰いかかってくる。
「あんた、人が後悔していることをわざわざ言わなくてもいいでしょ⁉」
「なんだ、事実だろ?」
「ッく、なんであの時の私はぁ~⁉」
ふむ、あの一件は本人的にも恥ずかしいらしい。いわゆる黒歴史か。
「あ、あはは……。なんだかお二人とも、息ピッタリですね?」
「「どこが⁉」」
「そういうところですよ、レインさん」
それを見て、苦笑しながらティナさんが言う。
なぜだか知らないが、このセレナとかいう女と話していると、ペースが乱される。
「それで、こんなところに呼び出して、何の用なんだ?」
これ以上は分が悪い気がして、強引に話を変える。
「あ、はい。ほら、セレナさん」
「え? でも、ちょっと気持ちが変わったというか……」
「何言ってるんですか⁉ もしこれからもソロでやる、とか言い出すのなら1階層しか冒険を認めませんよ? そうすれば、セレナさんは赤字ですね? そうしてまた無茶をして2階層に行ってオークに負けて。次はオークの赤ちゃんでも生みたいんですか?」
「なッ⁉ そ、それは嫌ですけど……。あぁ、もう! 分かりましたよ! いえばいいんですよね、言えば!」
よくわからんが、オークの赤ちゃん? なんだ、すごく気になるぞ?
「れ、レインだっけ? その……。あぁ、もう! あんた、私とパーティを組みなさい!」
「断る」
なんだ、こいつは?
顔を真っ赤にさせながらこっちを指さして命令とはいい度胸だ。
「なんでお前に命令されなくちゃいけない? 俺はこれからもソロでやる。ポンコツは一人で1階層を冒険してるのがお似合いじゃないか?」
何が悲しくて、このポンコツ魔法使いとパーティなぞ組まなくてはならんのだ。
「なッ⁉ 誰がポンコツよ⁉ あんたなんか私の魔法で一撃なんだからね!」
「へぇ、やってみろよ」
二人の間で火花が散る。
が、すぐに両サポーターが間に入ってくる。
「落ち着いてください、レインさん! どうしたんですか? なんだかいつもと違いますよ?」
ティナさんの優しい目に見つめられて、俺の中でヒートアップしていた部分が瞬時に鎮火する。
「す、すいません。でも、なんかあいつと話してると自然とこうなるというか……」
本当にうまく言えないが、勝手にこうなる。
そして、それは向こうも同じだったらしい。ミリヤさんに諭されておとなしくなっている。
「そうだ、お二人とも。ここは私がお金を出しますから、カフェに行ってみるのはどうですか? この間ケーキの美味しいお店を見つけたんですよ」
「「ケーキ⁉」」
また、声が重なった。
「へぇ、あんたケーキ好きなんだ? 意外と可愛い部分もあるのね?」
「い、いいだろ別に⁉ 男でも甘いものが好きなんだよ!」
「ああ、もう! セレナさん、いい加減にしないとあなたの分のお金は出しませんよ? セレナさんだけお水。それでもいいんですか?」
「す、すいませんでした……」
ケーキ無し、その言葉ですぐにセレナは大人しくなった。
「では、レインさん。申し訳ないんですがお付き合いいただけますか? パーティの件、もし本当に嫌でしたら、強制はしませんので。ですが、ご存じのとおりポンコツですので、受け入れ先がないのです。ですから、どうかレインさんに面倒を見ていただけると、本当に助かります」
「ミリヤさんまで⁉」
とうとうサポーターにも“ポンコツ”と言われたセレナは、涙目になっている。
ふッ、いい気味だぜ。
「レインさん? 相手は仮にも女性ですからね? 私のときみたいに、優しくしてあげてください。いいですか?」
「は、はい……」
なぜだ。フィル姉に見つめられると言い返せなくなるように、ティナさんに見つめられても言い返せなくなる。
まぁ、フィル姉にしてもティナさんにしても、反則級に可愛いからな。うん、可愛い女性の希望は叶えなければならない。
男とは、可愛くて綺麗な女性の前では見栄を張りたくなるのだ。
「ほら、行くぞ」
ミリヤさんにお金をもらうついでに場所を教えてもらい、俺は渋々セレナと共にカフェへと向かってギルドを後にした。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。
音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。
その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。
16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。
後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる