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第一章
第七話
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「レインさん、無事かな?」
一方、ギルドにて。
ティナはレインの帰りを待ちつつ、書類業務をこなしていたのだが。
「万が一、万が一レインさんが怪我でもしていたら? あぁ、気になる……」
レインの無事を願うあまり、心配で仕事の進みは芳しくなかった。
「ティナさん、少し落ち着きなさい?」
それを見かねたのか。
対面に座る、ティナにとっての同性の先輩職員であるアルマが声をかけた。
「あ、すいません、迷惑でしたか?」
自分がソワソワしてしまっていることは自覚していたティナは、アルマに頭を下げる。
「ああ、違うわ。初めて送り出したときは、誰であっても心配してティナさんみたいになる人も多いから。ほら」
そう言って、ティナの後ろを指さすアルマ。
そこには、ティナと同期でギルドに勤め始めた職員がいる。
一見、ティナとは違いしっかりと業務しているように思えるが。
「あっ」
ポロッ、とペンが落ちる。
それを拾おうと伸ばされた手。
が、中々ペンが取れない。
よく見ると、その手が震えている。
「ね? わかったでしょ?」
「は、はい……」
自分を客観的に見たみたいで、少し恥ずかしくなってしまう。
顔を赤くしつつ、俯くティナ。
そんなティナを見て、アルマは優しく微笑む。
「ティナさん、一つ大事なことを教えてあげる」
「大事なこと、ですか?」
「ええ。サポーターたるもの、自分の相棒(バディ)は何があっても、最後まで味方する。信じてあげること。これだけは覚えておきなさい」
サポーターと冒険者の関係を、相棒と呼ぶ。これはギルドの職員が勝手に使っているだけなのだが、ティナはこの言葉が好きだった。
「味方して、信じる……」
「そうよ。あなたの相棒は、必ず無事。それを貴方が信じてあげなくちゃ。そうしないと、貴方の不安が相棒にも伝わるわよ? 相棒と真の相棒になるためには、まずは信じること」
「そ、そうですよね。ありがとうございます、先輩」
「いいのよ」
ふふ、と笑みを浮かべるアルマ。
「そういえば、先輩の相棒は、冒険者を一時休止してるんでしたっけ?」
「え? ええ、そうね。全く、こっちには事前に相談せず、いきなり来なくなるんだから。こっちが心配して探したのに、向こうは勝手に好きなこと始めてるし。まぁ、事情があったみたいだけど……。でも、相談なり頼ってくれてもいいじゃない。ああ、思い出したらイライラしてきたわ!」
「あ、あはは……」
それでも私に、こうして指導してくれたということは。
先輩も心の中では相棒さんを信じているんだろうな。
そう感じるティナだった。
「そ、それじゃあ、ね」
「あ、ああ。じゃあな」
結局あの後、何とか空気を換えようとしたものの失敗に終わり。何となくぎこちない空気を維持したまま、気が付けばギルドの前まで帰ってきていた。
やっぱり、女性関係も経験なのか? 今度娼館にでも行ってみるべきか?
今日のことで、俺に女性関係の経験値が足りないことが分かった。娼館に行けば、女の扱い方もわかるのでは? 本気で検討してみよう。
ただ、夜遅くだとフィル姉に怪しまれる為、そこには十分気を付けなければならないが。
「あ、そうだ。レイン?」
「ん? なんだ?」
そうして背を向けた直後。リアに呼び止められた。
「そ、その。今度お茶でもどう? 私、最近いい喫茶店を見つけたのよ」
「へぇ。いいぞ。今度予定を合わせていくか」
「ええ。約束よ。それじゃあ、またね」
リアは笑顔で手を振り、今度こそ去っていく。
「さて、俺も行くか」
ティナさんに今日の報告を終えれば、クエスト達成。
無事に初冒険も終了だ。
「ティナさん」
ちょうど受付窓口に立っていたので、その前に立つ。
「え? あ、レインさん⁉」
「は、はい。ただ今戻りました……?」
声をかけただけでこんなに驚かれるとは。何かあったのか?
「あら? あなた、確か昨日の?」
「へ? あ、昨日のギルドの人」
ティナさんの後ろからひょっこり顔をのぞかせたのは、昨日の不正を摘発した女性職員だった。
「なるほど、貴方がティナさんの相棒だったのね」
「はい、そうです。レインって言います」
「私はアルマよ。それよりも、聞いてよ。今日のティナさんね? あなたが無事に帰ってくるか、ずっとそわそわしていたのよ?」
ニヤニヤとした笑みをティナさんに向けながら話している。
「せ、先輩⁉ なんでそれをレインさんに言っちゃうんですか⁉」
「別にいいじゃない。ね、レイン君? 可愛いと思わない? というか、こういうの男子的にどうなの? グッと来ない?」
「グッときますね。しかも、ティナさんみたいに可愛くて綺麗な女性からなら、特に」
ここは乗っておいた方がいいと判断して、アルマさんのノリに乗っかっておく。
その方が、ティナさんの可愛い表情が見れそうだ。
「レインさんまで⁉ も、もう二人してからかわないでください!」
ティナさんは耳まで真っ赤にしてプルプル震えている。
なんだこれ、メッチャかわいいな。
「ふふ、ティナさんが真っ赤だし、この辺で勘弁しておいてあげましょうか。それじゃあレイン君、後はよろしく」
笑みを浮かべて、アルマさんは中に戻ってしまった。
「えっと、ティナさん?」
「なんですか? 私を弄って楽しんでいたレインさん?」
完全に拗ねてしまっているらしい。
さて、どうするべきか。
少し考えて、馴れ馴れしい気もしたが。
「ティナさんが可愛かったんで、つい。ごめんな?」
そう言って、頭に手を置いて、軽く撫でる。
フィル姉にたまにせがまれてやると喜んでくれるから、試しにやってみたんだけど。
「あ、あぁ……」
あれ? さらに赤くなってプルプルし始めた?
これ、逆効果なんじゃ?
「そ、そのレインさん。人前で、恥ずかしいです……」
「へ? ああ、すいません」
どうやら恥ずかしかっただけか?
嫌がられてなければいいのだが。
結局、この後何となく気まずい雰囲気が漂ってしまい、速やかにクエストの報告を済ませて、帰宅した。
一日に二度も同じ失敗を重ねてしまうとは。
やはり、女の扱いを覚えるためにも、娼館は是非とも検討しなければ。
そんな課題が見つかった、冒険者生活初日だった。
一方、ギルドにて。
ティナはレインの帰りを待ちつつ、書類業務をこなしていたのだが。
「万が一、万が一レインさんが怪我でもしていたら? あぁ、気になる……」
レインの無事を願うあまり、心配で仕事の進みは芳しくなかった。
「ティナさん、少し落ち着きなさい?」
それを見かねたのか。
対面に座る、ティナにとっての同性の先輩職員であるアルマが声をかけた。
「あ、すいません、迷惑でしたか?」
自分がソワソワしてしまっていることは自覚していたティナは、アルマに頭を下げる。
「ああ、違うわ。初めて送り出したときは、誰であっても心配してティナさんみたいになる人も多いから。ほら」
そう言って、ティナの後ろを指さすアルマ。
そこには、ティナと同期でギルドに勤め始めた職員がいる。
一見、ティナとは違いしっかりと業務しているように思えるが。
「あっ」
ポロッ、とペンが落ちる。
それを拾おうと伸ばされた手。
が、中々ペンが取れない。
よく見ると、その手が震えている。
「ね? わかったでしょ?」
「は、はい……」
自分を客観的に見たみたいで、少し恥ずかしくなってしまう。
顔を赤くしつつ、俯くティナ。
そんなティナを見て、アルマは優しく微笑む。
「ティナさん、一つ大事なことを教えてあげる」
「大事なこと、ですか?」
「ええ。サポーターたるもの、自分の相棒(バディ)は何があっても、最後まで味方する。信じてあげること。これだけは覚えておきなさい」
サポーターと冒険者の関係を、相棒と呼ぶ。これはギルドの職員が勝手に使っているだけなのだが、ティナはこの言葉が好きだった。
「味方して、信じる……」
「そうよ。あなたの相棒は、必ず無事。それを貴方が信じてあげなくちゃ。そうしないと、貴方の不安が相棒にも伝わるわよ? 相棒と真の相棒になるためには、まずは信じること」
「そ、そうですよね。ありがとうございます、先輩」
「いいのよ」
ふふ、と笑みを浮かべるアルマ。
「そういえば、先輩の相棒は、冒険者を一時休止してるんでしたっけ?」
「え? ええ、そうね。全く、こっちには事前に相談せず、いきなり来なくなるんだから。こっちが心配して探したのに、向こうは勝手に好きなこと始めてるし。まぁ、事情があったみたいだけど……。でも、相談なり頼ってくれてもいいじゃない。ああ、思い出したらイライラしてきたわ!」
「あ、あはは……」
それでも私に、こうして指導してくれたということは。
先輩も心の中では相棒さんを信じているんだろうな。
そう感じるティナだった。
「そ、それじゃあ、ね」
「あ、ああ。じゃあな」
結局あの後、何とか空気を換えようとしたものの失敗に終わり。何となくぎこちない空気を維持したまま、気が付けばギルドの前まで帰ってきていた。
やっぱり、女性関係も経験なのか? 今度娼館にでも行ってみるべきか?
今日のことで、俺に女性関係の経験値が足りないことが分かった。娼館に行けば、女の扱い方もわかるのでは? 本気で検討してみよう。
ただ、夜遅くだとフィル姉に怪しまれる為、そこには十分気を付けなければならないが。
「あ、そうだ。レイン?」
「ん? なんだ?」
そうして背を向けた直後。リアに呼び止められた。
「そ、その。今度お茶でもどう? 私、最近いい喫茶店を見つけたのよ」
「へぇ。いいぞ。今度予定を合わせていくか」
「ええ。約束よ。それじゃあ、またね」
リアは笑顔で手を振り、今度こそ去っていく。
「さて、俺も行くか」
ティナさんに今日の報告を終えれば、クエスト達成。
無事に初冒険も終了だ。
「ティナさん」
ちょうど受付窓口に立っていたので、その前に立つ。
「え? あ、レインさん⁉」
「は、はい。ただ今戻りました……?」
声をかけただけでこんなに驚かれるとは。何かあったのか?
「あら? あなた、確か昨日の?」
「へ? あ、昨日のギルドの人」
ティナさんの後ろからひょっこり顔をのぞかせたのは、昨日の不正を摘発した女性職員だった。
「なるほど、貴方がティナさんの相棒だったのね」
「はい、そうです。レインって言います」
「私はアルマよ。それよりも、聞いてよ。今日のティナさんね? あなたが無事に帰ってくるか、ずっとそわそわしていたのよ?」
ニヤニヤとした笑みをティナさんに向けながら話している。
「せ、先輩⁉ なんでそれをレインさんに言っちゃうんですか⁉」
「別にいいじゃない。ね、レイン君? 可愛いと思わない? というか、こういうの男子的にどうなの? グッと来ない?」
「グッときますね。しかも、ティナさんみたいに可愛くて綺麗な女性からなら、特に」
ここは乗っておいた方がいいと判断して、アルマさんのノリに乗っかっておく。
その方が、ティナさんの可愛い表情が見れそうだ。
「レインさんまで⁉ も、もう二人してからかわないでください!」
ティナさんは耳まで真っ赤にしてプルプル震えている。
なんだこれ、メッチャかわいいな。
「ふふ、ティナさんが真っ赤だし、この辺で勘弁しておいてあげましょうか。それじゃあレイン君、後はよろしく」
笑みを浮かべて、アルマさんは中に戻ってしまった。
「えっと、ティナさん?」
「なんですか? 私を弄って楽しんでいたレインさん?」
完全に拗ねてしまっているらしい。
さて、どうするべきか。
少し考えて、馴れ馴れしい気もしたが。
「ティナさんが可愛かったんで、つい。ごめんな?」
そう言って、頭に手を置いて、軽く撫でる。
フィル姉にたまにせがまれてやると喜んでくれるから、試しにやってみたんだけど。
「あ、あぁ……」
あれ? さらに赤くなってプルプルし始めた?
これ、逆効果なんじゃ?
「そ、そのレインさん。人前で、恥ずかしいです……」
「へ? ああ、すいません」
どうやら恥ずかしかっただけか?
嫌がられてなければいいのだが。
結局、この後何となく気まずい雰囲気が漂ってしまい、速やかにクエストの報告を済ませて、帰宅した。
一日に二度も同じ失敗を重ねてしまうとは。
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