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3話「高揚」
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視線の動き、発汗量、顔の色、声色。
嘘をつく時、人は顔に良く出る。
「なんで俺のこと知ってんの。あのアカウントにはどうやってたどり着いたの?」
「僕の友達が偶然あなたのアカウントを見つけて、教えてくれたんです」
「赤槻彼方からはどこまで聞いてる?」
喉元にナイフを充てがうように、ゆっくりと言葉を投げかけると、斑目が喉を引き攣らせながら、しかし怯えを滲ませた瞳で俺を真っ直ぐに見つめる。
「りょ、両親の離婚で離れ離れになった双子の兄がいると……」
「その話はお前と赤槻以外に誰が知ってる」
「僕達と、彼方のご両親以外は知らないはずです。彼方も僕以外には誰にもこのことを打ち明けてないと言ってました」
「本当だな」
「本当です。それ以外は何も知らないんです」
どうやら嘘はついていないみたいだ。斑目から手を離すと、斑目は俺の視界の隅で、ぐったりとため息を吐いた。
「……彼方は、あなたがこんなことをしているなんて知りません」
「だろうね。あいつの性格なら、知ってるなら真っ先に俺に連絡をしてくるはずだ」
「今でもお付き合いはあるんですね」
「向こうが勝手に連絡してくるだけだよ」
赤槻からは今もかなりの頻度でメッセージが送られてくる。
生存確認のつもりなのだろう。既読だけ付けて放っておくことで、赤槻もそれ以上俺に関わろうとはしなかった。
赤槻彼方。血縁上は俺の双子の弟ということになる。
しかし血が繋がっているとは言え、何年も顔を合わせていなければ、苗字も育ってきた環境も違う。
最早他人も同然な俺達を繋ぎ止めるものは、写鏡のようにそっくりなこの顔だけだ。
「がっかりした? お前の友達と同じ顔した男が、こんな奴でさ」
俺が笑いかけると、斑目は悪戯が暴かれた子供がそうするように、大きな体を猫背にして項垂れる。
「正直に言って、ショックを受けなかったと言えば嘘になります。彼方は、あなたのことを本当に心配してたんです」
「心配って。俺のこと、どんなふうに言ってんの、あいつ」
「優しくて、周りのことを気にかけてばかりで、大事なことほど一人で抱え込もうとする性格だと。
だから、何も教えてくれなくてとても心配だと言っていました」
「へぇ、俺ってそんな奴だと思われてんだ」
……心配か。
それって、俺に対する罪悪感を拭いたいだけなんじゃないのか。
自分ばかりが幸せになっている自覚があるから、俺に手を差し伸べようとするんだ。あの、無邪気な笑みを湛えて。
「お願いします。彼方のためにも、もう、ああいうことをするのは辞めていただけませんか」
突然、斑目は床に頭が当たりそうなくらい深く頭を下げた。
「あなたが何故そんなことをしているのかは分かりませんし、詳しく聞くつもりはありません。あなたにも事情があるでしょうから。
ですが……僕にとってあの人は、彼方は憧れの存在なんです。
あなたのスキャンダルで、彼方の活動に支障が出るようなことにはなってほしくないんです」
自分が邪魔者だということくらい、とっくの昔に理解している。
「それにあなただって彼方を悲しませたくはないでしょ? だって、家族なんですから」
俺にもあいつにも既に別の家庭があるというのに、何を以て家族と呼べるのだろう。
「困ってることがあるなら僕も相談に乗りますから、だから、もうあんなことはしないでください。
体を売るだなんて、本当はあなただってしたくないでしょ?」
風俗の客の説教のような、安っぽい正義感には飽きた。
これ以上話を聞いたところで俺に得はないだろう。そう判断して、尚も喋り続けようとする斑目を遮る。
「言っとくけど、俺はもう赤槻のことを家族だとは思ってないし、あいつが俺のせいでどうなろうが知ったことじゃない」
「え……」
斑目は言葉を失い、口を薄く開いたまま呆然と俺を見る。
「これは俺にとっての復讐なんだよ。
俺から全てを奪って幸せになりやがったあいつが憎くて仕方ないんだ。
あいつが俺から奪ったもん全て、ぐちゃぐちゃにぶっ壊してやる。そう決めてんだよ」
頭を上げた斑目は、まるで自分が傷つけられたかのような顔をしていた。元々白い肌が、化粧を塗ったみたいに真っ白になっている。
傷つくくらいなら、そもそも無神経なことを言わなければ良いのに。
偽善者の頭お花畑馬鹿。俺はお前みたいな奴がこの世で一番嫌いなんだ。
「何でこんなことしてんのかって? そんなのヤリたいからに決まってんだろ。
俺、セックスが大好きなの。だからこのバイトは俺にとって天職ってわけ」
斑目からの反応はなかった。
「それに気持ちいことして金が手に入るとか、マジ最強じゃない?
真面目に1週間バイトしてようやく得られるような金が、おっさんと飯食ってセックスするだけで一晩で手に入るんだよ。
こんな上手い話、なかなかないだろ」
お前らが善人であろうとするなら、俺は悪人の態度を貫いてやる。
「せっかく『未成年』っていう最強のカードを持ってるのに使わない手はないだろ。そう思わない?」
二度と、俺のような人間に関わろうと思わないように。誰にも同情されないように。
それが、何もない俺に残された、唯一のプライドだ。
「……」
斑目は俯いたまま黙り込んでしまった。床についた指先が、血の気を失って白くなっている。余程ショックを受けたみたいだ。
「話はそれだけ? だったらもう帰らせてもらうよ。
あ、もちろん金は払ってもらうからね。俺の貴重な時間を割いてやったんだから、それくらい当然だよね」
ヤッてもないのに金を請求するほど俺は金にがめつくはない。
ただ、こいつが怒る姿が見たかった。怒って、失望して、俺をここから追い出してくれれば本望だった。
斑目は赤槻に今日の出来事を話すつもりはないだろう。斑目さえ俺に近づいてこなければ、俺は今まで通り平穏に、平和に暮らすことができる。
だから、怒ってくれ。
「……お金を払えば良いんですね」
だけど俺の思いに反して、斑目は素直に俺の要求を呑んだ。金を払えと言った手前、俺も前言を撤回することはできなかった。
「ああ、そうだよ」
「……分かりました」
斑目は立ち上がると、部屋の隅に掛けられていた鞄を漁り始めた。
つまらない。
俺に会いにくるなんて突飛な行動を取るのだから、もっと骨のある奴だと思ったのに。ブン殴られるくらいはあると思ったのに。
本当につまらない。つくづく、赤槻彼方とお似合いの男だ。
そう思った俺の視界に突如として飛び込んできた、分厚い封筒。
斑目は無言で俺に封筒を押し付けた。
俺はまさかとは思いつつ、差し出された封筒を受け取り、中身を確認した。
ざっと見て2、300万、もしくはそれ以上入っていそうだ。
乾いた笑いがこぼれ落ちる。
「お前馬鹿なんじゃないの。明らかに桁がおかしいだろ」
斑目は射抜くように俺を睨みつけた。
体中をビリビリと電流が駆け巡った。肌が痺れ、俺は金縛りに遭ったように動けなくなる。
俺はどうやら勘違いをしていたようだ。こいつは怒っていないわけじゃない。冷静に振る舞おうとしているだけだ。
むしろ、こいつの眼差しからは俺に対する強い怒りを感じる。
「あなたの事情は分かりました。あなたがお金に困っているということも、そういうことが好きだということも。
あなたがそうやって振る舞うことが、彼方への復讐になるのだということも」
口調は穏やかで落ち着いていた。だけど、その冷静さが却って恐ろしい。
「ですが僕はあなたの行為を認めることはできません。
あなたと彼方の間に何が遭ったのかは分かりませんが、復讐なんて絶対させない。あの人は僕が守ります。
……このお金で、あなたを買います。だから二度と、あんなことはしないでください」
買う、だって?
見た目に似合わず馬鹿真面目な男から発せられた言葉とは思えず、耳を疑った。
予想外の出来事が起きると、人は言葉を失ってしまうのだろうか。
一瞬頭が真っ白になった。
困惑、動揺。思考は機能を停止し、俺の空っぽの体を、心臓から送り出された血液が目まぐるしく循環する。
耳の奥で激しく鼓動が鳴り響いた。カチカチと奥歯が音を立てる。
全身が燃え上がるように熱くなった。しかしこれは怒りではない。
興奮だ。
さも自分は善人だとでもいうような振る舞いの男が、俺を「買う」準備をしていたという事実は、俺の心をこれまでになく昂らせる。
切っ掛けが赤槻であるとか、先程までの発言の無神経さすらもどうでも良くなるほどに、俺は斑目に興味を抱いた。
つまらないなんて、とんでもない。
「……面白いじゃん」
こんなにワクワクするなんて、いつぶりだろう。
「お前が俺の相手してくれるんだ?」
本当はこのまま全てを受け取って斑目とは縁を切るのが互いにとっての最善なのだろうが、こいつを手放すのはなんとなく惜しい。
「俺の名前知ってる?」
「え、っと……リコリスさんですか」
「それはニックネーム。俺、秋葉緑《りょく》って言うんだ」
あきばりょく、と斑目は何度も呟いた。俺の名前が斑目の舌と脳に刻み込まれるのを堪能してから、
「これからよろしくね、斑目クン」
俺は斑目に挑発するように笑いかけ、斑目の肩を抱き寄せた。
「俺のこと、ちゃんと満足させてくれよ」
呆然として俺を見つめる斑目の頬に触れ、顔を近づける。
嘘をつく時、人は顔に良く出る。
「なんで俺のこと知ってんの。あのアカウントにはどうやってたどり着いたの?」
「僕の友達が偶然あなたのアカウントを見つけて、教えてくれたんです」
「赤槻彼方からはどこまで聞いてる?」
喉元にナイフを充てがうように、ゆっくりと言葉を投げかけると、斑目が喉を引き攣らせながら、しかし怯えを滲ませた瞳で俺を真っ直ぐに見つめる。
「りょ、両親の離婚で離れ離れになった双子の兄がいると……」
「その話はお前と赤槻以外に誰が知ってる」
「僕達と、彼方のご両親以外は知らないはずです。彼方も僕以外には誰にもこのことを打ち明けてないと言ってました」
「本当だな」
「本当です。それ以外は何も知らないんです」
どうやら嘘はついていないみたいだ。斑目から手を離すと、斑目は俺の視界の隅で、ぐったりとため息を吐いた。
「……彼方は、あなたがこんなことをしているなんて知りません」
「だろうね。あいつの性格なら、知ってるなら真っ先に俺に連絡をしてくるはずだ」
「今でもお付き合いはあるんですね」
「向こうが勝手に連絡してくるだけだよ」
赤槻からは今もかなりの頻度でメッセージが送られてくる。
生存確認のつもりなのだろう。既読だけ付けて放っておくことで、赤槻もそれ以上俺に関わろうとはしなかった。
赤槻彼方。血縁上は俺の双子の弟ということになる。
しかし血が繋がっているとは言え、何年も顔を合わせていなければ、苗字も育ってきた環境も違う。
最早他人も同然な俺達を繋ぎ止めるものは、写鏡のようにそっくりなこの顔だけだ。
「がっかりした? お前の友達と同じ顔した男が、こんな奴でさ」
俺が笑いかけると、斑目は悪戯が暴かれた子供がそうするように、大きな体を猫背にして項垂れる。
「正直に言って、ショックを受けなかったと言えば嘘になります。彼方は、あなたのことを本当に心配してたんです」
「心配って。俺のこと、どんなふうに言ってんの、あいつ」
「優しくて、周りのことを気にかけてばかりで、大事なことほど一人で抱え込もうとする性格だと。
だから、何も教えてくれなくてとても心配だと言っていました」
「へぇ、俺ってそんな奴だと思われてんだ」
……心配か。
それって、俺に対する罪悪感を拭いたいだけなんじゃないのか。
自分ばかりが幸せになっている自覚があるから、俺に手を差し伸べようとするんだ。あの、無邪気な笑みを湛えて。
「お願いします。彼方のためにも、もう、ああいうことをするのは辞めていただけませんか」
突然、斑目は床に頭が当たりそうなくらい深く頭を下げた。
「あなたが何故そんなことをしているのかは分かりませんし、詳しく聞くつもりはありません。あなたにも事情があるでしょうから。
ですが……僕にとってあの人は、彼方は憧れの存在なんです。
あなたのスキャンダルで、彼方の活動に支障が出るようなことにはなってほしくないんです」
自分が邪魔者だということくらい、とっくの昔に理解している。
「それにあなただって彼方を悲しませたくはないでしょ? だって、家族なんですから」
俺にもあいつにも既に別の家庭があるというのに、何を以て家族と呼べるのだろう。
「困ってることがあるなら僕も相談に乗りますから、だから、もうあんなことはしないでください。
体を売るだなんて、本当はあなただってしたくないでしょ?」
風俗の客の説教のような、安っぽい正義感には飽きた。
これ以上話を聞いたところで俺に得はないだろう。そう判断して、尚も喋り続けようとする斑目を遮る。
「言っとくけど、俺はもう赤槻のことを家族だとは思ってないし、あいつが俺のせいでどうなろうが知ったことじゃない」
「え……」
斑目は言葉を失い、口を薄く開いたまま呆然と俺を見る。
「これは俺にとっての復讐なんだよ。
俺から全てを奪って幸せになりやがったあいつが憎くて仕方ないんだ。
あいつが俺から奪ったもん全て、ぐちゃぐちゃにぶっ壊してやる。そう決めてんだよ」
頭を上げた斑目は、まるで自分が傷つけられたかのような顔をしていた。元々白い肌が、化粧を塗ったみたいに真っ白になっている。
傷つくくらいなら、そもそも無神経なことを言わなければ良いのに。
偽善者の頭お花畑馬鹿。俺はお前みたいな奴がこの世で一番嫌いなんだ。
「何でこんなことしてんのかって? そんなのヤリたいからに決まってんだろ。
俺、セックスが大好きなの。だからこのバイトは俺にとって天職ってわけ」
斑目からの反応はなかった。
「それに気持ちいことして金が手に入るとか、マジ最強じゃない?
真面目に1週間バイトしてようやく得られるような金が、おっさんと飯食ってセックスするだけで一晩で手に入るんだよ。
こんな上手い話、なかなかないだろ」
お前らが善人であろうとするなら、俺は悪人の態度を貫いてやる。
「せっかく『未成年』っていう最強のカードを持ってるのに使わない手はないだろ。そう思わない?」
二度と、俺のような人間に関わろうと思わないように。誰にも同情されないように。
それが、何もない俺に残された、唯一のプライドだ。
「……」
斑目は俯いたまま黙り込んでしまった。床についた指先が、血の気を失って白くなっている。余程ショックを受けたみたいだ。
「話はそれだけ? だったらもう帰らせてもらうよ。
あ、もちろん金は払ってもらうからね。俺の貴重な時間を割いてやったんだから、それくらい当然だよね」
ヤッてもないのに金を請求するほど俺は金にがめつくはない。
ただ、こいつが怒る姿が見たかった。怒って、失望して、俺をここから追い出してくれれば本望だった。
斑目は赤槻に今日の出来事を話すつもりはないだろう。斑目さえ俺に近づいてこなければ、俺は今まで通り平穏に、平和に暮らすことができる。
だから、怒ってくれ。
「……お金を払えば良いんですね」
だけど俺の思いに反して、斑目は素直に俺の要求を呑んだ。金を払えと言った手前、俺も前言を撤回することはできなかった。
「ああ、そうだよ」
「……分かりました」
斑目は立ち上がると、部屋の隅に掛けられていた鞄を漁り始めた。
つまらない。
俺に会いにくるなんて突飛な行動を取るのだから、もっと骨のある奴だと思ったのに。ブン殴られるくらいはあると思ったのに。
本当につまらない。つくづく、赤槻彼方とお似合いの男だ。
そう思った俺の視界に突如として飛び込んできた、分厚い封筒。
斑目は無言で俺に封筒を押し付けた。
俺はまさかとは思いつつ、差し出された封筒を受け取り、中身を確認した。
ざっと見て2、300万、もしくはそれ以上入っていそうだ。
乾いた笑いがこぼれ落ちる。
「お前馬鹿なんじゃないの。明らかに桁がおかしいだろ」
斑目は射抜くように俺を睨みつけた。
体中をビリビリと電流が駆け巡った。肌が痺れ、俺は金縛りに遭ったように動けなくなる。
俺はどうやら勘違いをしていたようだ。こいつは怒っていないわけじゃない。冷静に振る舞おうとしているだけだ。
むしろ、こいつの眼差しからは俺に対する強い怒りを感じる。
「あなたの事情は分かりました。あなたがお金に困っているということも、そういうことが好きだということも。
あなたがそうやって振る舞うことが、彼方への復讐になるのだということも」
口調は穏やかで落ち着いていた。だけど、その冷静さが却って恐ろしい。
「ですが僕はあなたの行為を認めることはできません。
あなたと彼方の間に何が遭ったのかは分かりませんが、復讐なんて絶対させない。あの人は僕が守ります。
……このお金で、あなたを買います。だから二度と、あんなことはしないでください」
買う、だって?
見た目に似合わず馬鹿真面目な男から発せられた言葉とは思えず、耳を疑った。
予想外の出来事が起きると、人は言葉を失ってしまうのだろうか。
一瞬頭が真っ白になった。
困惑、動揺。思考は機能を停止し、俺の空っぽの体を、心臓から送り出された血液が目まぐるしく循環する。
耳の奥で激しく鼓動が鳴り響いた。カチカチと奥歯が音を立てる。
全身が燃え上がるように熱くなった。しかしこれは怒りではない。
興奮だ。
さも自分は善人だとでもいうような振る舞いの男が、俺を「買う」準備をしていたという事実は、俺の心をこれまでになく昂らせる。
切っ掛けが赤槻であるとか、先程までの発言の無神経さすらもどうでも良くなるほどに、俺は斑目に興味を抱いた。
つまらないなんて、とんでもない。
「……面白いじゃん」
こんなにワクワクするなんて、いつぶりだろう。
「お前が俺の相手してくれるんだ?」
本当はこのまま全てを受け取って斑目とは縁を切るのが互いにとっての最善なのだろうが、こいつを手放すのはなんとなく惜しい。
「俺の名前知ってる?」
「え、っと……リコリスさんですか」
「それはニックネーム。俺、秋葉緑《りょく》って言うんだ」
あきばりょく、と斑目は何度も呟いた。俺の名前が斑目の舌と脳に刻み込まれるのを堪能してから、
「これからよろしくね、斑目クン」
俺は斑目に挑発するように笑いかけ、斑目の肩を抱き寄せた。
「俺のこと、ちゃんと満足させてくれよ」
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