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合宿2日目(2)
しおりを挟む「皆さん、練習会場に着きました。さあ、起きてください」
俺は目を開けると、大きな倉庫のような建物にバスが横付けされていた。
他の捕手たちも目を覚まし始めた。
「本日の練習場はこちらとなります。降りて練習の準備を始めてください」
前の席の捕手から順番にバスを降り始め、建物の中に入っていく。
そして、俺がバスから降りて建物の中に入ると、大きな音を出して電動シャッターが下ろされていった。
建物の中は暗闇で包まれていて、シャッタが降りると外の明かりが遮断されてどんどん暗くなっていった。
俺は何か嫌な予感がした。
グラウンドや練習場の空気は小さい頃から野球をやっていたので分かっているつもり。
ただ、ここは何か違う。
そう本能的に感じた。
しかし、既に遅かった。
シャッターのほうを振り返ると同時にガシャンという大きな音がして完全に出入口は閉ざされた。
そして、パッと明かりが点灯した。
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