ゲイのキャビンアテンダントはイケメンリーマンがお好き?

藤咲レン

文字の大きさ
上 下
127 / 150
Chapter④ 同棲生活 ~タカシside~

念願の沖縄旅行(3)

しおりを挟む
旅行当日はあっという間にやってきた。

当日の朝、俺は楽しみで朝早くに目が覚めた。
飛行機の出発時刻は9時というのに5時に目が目覚め。ベッドの隣を見ると、シュンは既に起きているようだった。

「旅行の日にもランニングとはストイックだな」
一人残されたベッドでそう呟きながら俺はベッドを簡単に整えてリビングへ向かい、カーテンを開ける。既に太陽が昇り始めて明るくなっている。

今日はファーストクラスを利用するとシュンから聞かされているので、朝食は機内で済ませる予定だ。そのため、軽く小腹を満たすために、俺はベーグルを1個オーブントースターに入れ、焼き上がる間にコーヒー豆を挽く。シュンも帰ってきたら飲むと思うので2杯分を。



ダイニングテーブルでベーグルを食べながらタブレットで新聞を読んでいると、シュンが汗だくで帰ってきた。

「起きてたんだ?ただいま」
「おかえり~。旅行当日なのにストイックだな?」
「まあね。習慣だからさ」

シュンはキッチンに来て冷蔵庫に入っているミネラルウォーターをグラスに注いでゴクゴクと飲んでいる。俺は椅子から立ち上がって、汗でピッタリと身体に張り付いたTシャツの上から乳首に触れた。

「あっ・・・・♡♡」
「こんな格好で走ってるなんて、変態じゃん」
「うるさいッッ・・・この季節に走ってるヤツらもみんな同じ状態だよ?」
「じゃあみんな変態だ」

俺は汗でびっしょり濡れたシュンの乳首をTシャツの上から舌で刺激した。

「・・・ダメッッ!ここからエロいこと始めたら出発時間に遅れちゃう」
「そうだな・・・・。早くシャワー浴びてこいよ?」
「うん。あ、コーヒー残しておいて?シャワー浴びた後に俺も飲む」
「わかってるよ。2杯分、淹れてあるから」
「サンキュー」

そして俺とシュンはキスをして、シュンはシャワーを浴びに向かった。



屋外でエロいことをしてしまったあの一件以来、シュンはMっぽい部分も俺に見せるようになった。そしてエロさも増した気がする。

俺はそんなことを考えながら、マグカップに残ったコーヒーを飲み干した。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。 彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。 ……あ。 音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。 しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。 やばい、どうしよう。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

処理中です...