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Chapter④ 同棲生活 ~タカシside~
取引先の新担当者(6)
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突然のカミングアウトだった。
俺は驚いた。ヒロキが俺のことをゲイかと疑っている様子には気づいていたが、まさか自分がそうだとカミングアウトしてくるとは。しかし、カマをかけられている可能性があるため、一旦、俺は否定した。
「えっ!?何を言っているんですか!?ヒロキさんなら可愛い彼女さんができますよ!」
その場を繕おうとしたが、ヒロキは真面目な顔をして俺の真っ直ぐ見てきた。
「実は・・・二丁目でタカシさんが男性と一緒に歩いているのを目撃して・・・。それで同じなんだって思ったんです」
「いつごろですか!?」
「確か1月末くらいでした。お二人の距離感がすごく近かったので、彼氏さんかとは思っていましたが、同棲されているとは知りませんでした。でも俺も真剣に今、言っています!」
「いやぁ~、そう言ってくれるのは嬉しいです。ただ、彼氏持ちなので・・・」
「だから別れたらどうかって言っているんです」
ヒロキは急に声のトーンが変わった。Sっぽいオーラだ。
「喧嘩して悩むような彼氏はタカシさんに似合わないですよ?俺ならタカシさんを幸せにできます」
「ちょっと落ち着きましょう!・・・俺の中でまだ彼氏との関係を解消したいって気持ちはないんです。だから同棲も解消しようとは思っていません。ひとまず、今度の休みに話し合ってみようかと思います」
ヒロキは大きくため息をつく。
「はぁーーーー。タカシさんを奪えると思ったのになぁ・・・。でも俺は諦めませんからね?そして仕事もよろしくお願いしますね!彼氏さんと喧嘩して仕事に影響出るようなら、俺が別れさせますから」
「はっはっはっ!それは頼もしいですねー!」
「俺、本気ですからね?」
そして、ヒロキは俺の手をグッと握る。
「俺、タカシさんのこと、好きですから。覚えといてください。さっ、もっと飲みましょうー!」
そして、ヒロキは追加でお酒を注文した。
俺は驚いた。ヒロキが俺のことをゲイかと疑っている様子には気づいていたが、まさか自分がそうだとカミングアウトしてくるとは。しかし、カマをかけられている可能性があるため、一旦、俺は否定した。
「えっ!?何を言っているんですか!?ヒロキさんなら可愛い彼女さんができますよ!」
その場を繕おうとしたが、ヒロキは真面目な顔をして俺の真っ直ぐ見てきた。
「実は・・・二丁目でタカシさんが男性と一緒に歩いているのを目撃して・・・。それで同じなんだって思ったんです」
「いつごろですか!?」
「確か1月末くらいでした。お二人の距離感がすごく近かったので、彼氏さんかとは思っていましたが、同棲されているとは知りませんでした。でも俺も真剣に今、言っています!」
「いやぁ~、そう言ってくれるのは嬉しいです。ただ、彼氏持ちなので・・・」
「だから別れたらどうかって言っているんです」
ヒロキは急に声のトーンが変わった。Sっぽいオーラだ。
「喧嘩して悩むような彼氏はタカシさんに似合わないですよ?俺ならタカシさんを幸せにできます」
「ちょっと落ち着きましょう!・・・俺の中でまだ彼氏との関係を解消したいって気持ちはないんです。だから同棲も解消しようとは思っていません。ひとまず、今度の休みに話し合ってみようかと思います」
ヒロキは大きくため息をつく。
「はぁーーーー。タカシさんを奪えると思ったのになぁ・・・。でも俺は諦めませんからね?そして仕事もよろしくお願いしますね!彼氏さんと喧嘩して仕事に影響出るようなら、俺が別れさせますから」
「はっはっはっ!それは頼もしいですねー!」
「俺、本気ですからね?」
そして、ヒロキは俺の手をグッと握る。
「俺、タカシさんのこと、好きですから。覚えといてください。さっ、もっと飲みましょうー!」
そして、ヒロキは追加でお酒を注文した。
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