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Chapter④ 同棲生活 ~タカシside~
取引先の新担当者(3)
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取引先の担当者がCEOからヒロキに変わり、良くなった点もあった。それはヒロキがプログラマー出身者だったので、仕様変更やバグの修正などシステム改善のスピードが格段に上がった。それは顧客満足向上にもつながるので、販売側としてもありがたい変化だった。
そして、複数社とやり取りを重ねて、実際にWeb面談ではなく出張して先方の重役へ説明する機会を複数獲得することができた。そのため、俺は仕事のウエイトをこの会社とのビジネスへと移し、プレゼン準備のために毎日遅くまで残業するようになった。
そして、帰宅するのは大体23時頃だった。
「おかえり~」
「おお、ただいま。起きてたんだ?」
シュンがリビングで俺のことを出迎えてくれた。
ここ最近は俺の仕事のペースとシュンの休日が被らなかったから、こうやって顔を合わせるのは久しぶりだった。
「うん、起きてたよ。タカシが浮気してないかなーって思って」
「はあ?何言ってんだよ!浮気なんてするはずないだろ?」
「だって毎晩遅いから・・・」
シュンは少し拗ねるようにソファーのクッションを抱きしめながら、俺の方をじっと見つめる。
俺は誤解をされていることにため息をついて、そのままソファーの横に座る。
「俺が浮気するわけないだろう?こんなにもシュンのことが好きなんだし、こうやって一緒に住んでいるじゃん」
「そういうところ!タカシはみんなに優しいから、恋人の俺のことをどう思ってくれているのか、最近は分からなくなってきた。仕事が大事なのは分かるけど、もう少し俺との時間も大事にしてくれないの?」
そして、複数社とやり取りを重ねて、実際にWeb面談ではなく出張して先方の重役へ説明する機会を複数獲得することができた。そのため、俺は仕事のウエイトをこの会社とのビジネスへと移し、プレゼン準備のために毎日遅くまで残業するようになった。
そして、帰宅するのは大体23時頃だった。
「おかえり~」
「おお、ただいま。起きてたんだ?」
シュンがリビングで俺のことを出迎えてくれた。
ここ最近は俺の仕事のペースとシュンの休日が被らなかったから、こうやって顔を合わせるのは久しぶりだった。
「うん、起きてたよ。タカシが浮気してないかなーって思って」
「はあ?何言ってんだよ!浮気なんてするはずないだろ?」
「だって毎晩遅いから・・・」
シュンは少し拗ねるようにソファーのクッションを抱きしめながら、俺の方をじっと見つめる。
俺は誤解をされていることにため息をついて、そのままソファーの横に座る。
「俺が浮気するわけないだろう?こんなにもシュンのことが好きなんだし、こうやって一緒に住んでいるじゃん」
「そういうところ!タカシはみんなに優しいから、恋人の俺のことをどう思ってくれているのか、最近は分からなくなってきた。仕事が大事なのは分かるけど、もう少し俺との時間も大事にしてくれないの?」
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