ゲイのキャビンアテンダントはイケメンリーマンがお好き?

藤咲レン

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Chapter③ 恋人となって ~タカシside~

バレーボールサークルは敵がいっぱい!?(3)

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シュンはロッカーに荷物を置き、着ているパーカーやスウェットを脱ぎ、パンツ一枚になる。そして、スポーツバッグに入れていたバレーボール用のユニフォームに着替え始めた。

俺は更衣室内のベンチに座りながら、シュンに注意をしておく。
「さっき俺の友達に手を触られてたけど、気にすんなよ?」

シュンはタイトなミズノのインナーシャツを着て、その上に練習着を着る。そして、俺の方をチラッと見た。

「気にしてるのはタカシの方じゃん。あんなの運動部なら普通でしょ?タカシもサッカー部なら分かるだろー?」
そうシュンに諭される。
確かに、運動部ならある程度のスキンシップは有った。ただ、相手はゲイだ。しかも俺の中でゲイのバレーボールチームは欲にまみれたイメージが勝手に出来上がっている。そのため、シュンのことが心配だ。具体的には、シュンを取られないか心配だった。このバレーボールチームはイケメンの集まりに見えたからだ。

「多少のスキンシップは理解してるけど、ちょっと心配になっただけだから」
「俺が考えてるのは今日のチームで勝つことだけだから心配しなくて大丈夫だよ」

そして、シュンが着替えを終えて俺には近寄りキスをした。

「何焦ってんの?タカシらしくないじゃん。いつもベッドの上以外では余裕ぶってんのに珍しい」
「ベッドの上でも余裕だろ?・・・」
「どMのバリ受けがどの口でそう言えるんだよ」
「うるせーよ」

そう言ってお互い笑い合って、更衣室を出た。
俺の気分もシュンのおかげで少し落ち着いた。少し神経質になり過ぎていた。

そしてシュンは今日参加するチームに合流した。
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