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Chapter③ 恋人となって ~タカシside~
バレーボールサークルは敵がいっぱい!?(2)
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「バレーボールやるの、どれだけ振りだろう。客室乗務員になったばかりの頃に社内の交流会でやって以来かな。その時は俺が本気を出しすぎて、他のチームからブーイングされたよ。俺って何事も負けるのは嫌いだからさ」
「だろうな、シュンは」
「何だよ、その言い方は!」
俺とシュンは中野駅で待ち合わせをし、体育館まで歩く途中でそんな話をしていた。
体育館に着いて中に入ると、計4チームがそれぞれのコートを使って練習をしていた。その一つに俺の友人がいたので、そこへ向かうと友達も気が付いたようで、俺に話をしてくる。
「おぉ、タカシ!待ってたよ!お前の助っ人の方をな」
「何だよ、俺が紹介してやったんだからこうやって試合ができているんだからな?」
「ハイハイ、今度なんか奢るわ~。って、この人?初めまして!」
「初めまして、シュンと言います」
シュンは物腰柔らかく挨拶をした。
その姿を友人がジロッと全身見渡し、一言。
「めっちゃイケメンでイケるわ~」
「・・・おいっ。初対面の人にいきなり失礼だぞ!」
「悪い悪い。けどイケメンですね?」
そう言って友人はシュンを手を引き、練習中のチームメンバーへ紹介しに連れ出した。
俺の恋人に手を触れるなんて…!
俺の中で嫉妬心が生まれたが、ちゃんとシュンも場をわきまえて振る舞うだろうと思い、あえて友人には注意をしなかった。
それから、シュンは一旦体育館の壁に寄りかかる俺の方に立ち寄り、着替えを入れたスポーツバッグを受け取ると、更衣室へと向かっていった。
俺はシュンのことが心配だったので、一緒に更衣室へと向かう。
「だろうな、シュンは」
「何だよ、その言い方は!」
俺とシュンは中野駅で待ち合わせをし、体育館まで歩く途中でそんな話をしていた。
体育館に着いて中に入ると、計4チームがそれぞれのコートを使って練習をしていた。その一つに俺の友人がいたので、そこへ向かうと友達も気が付いたようで、俺に話をしてくる。
「おぉ、タカシ!待ってたよ!お前の助っ人の方をな」
「何だよ、俺が紹介してやったんだからこうやって試合ができているんだからな?」
「ハイハイ、今度なんか奢るわ~。って、この人?初めまして!」
「初めまして、シュンと言います」
シュンは物腰柔らかく挨拶をした。
その姿を友人がジロッと全身見渡し、一言。
「めっちゃイケメンでイケるわ~」
「・・・おいっ。初対面の人にいきなり失礼だぞ!」
「悪い悪い。けどイケメンですね?」
そう言って友人はシュンを手を引き、練習中のチームメンバーへ紹介しに連れ出した。
俺の恋人に手を触れるなんて…!
俺の中で嫉妬心が生まれたが、ちゃんとシュンも場をわきまえて振る舞うだろうと思い、あえて友人には注意をしなかった。
それから、シュンは一旦体育館の壁に寄りかかる俺の方に立ち寄り、着替えを入れたスポーツバッグを受け取ると、更衣室へと向かっていった。
俺はシュンのことが心配だったので、一緒に更衣室へと向かう。
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