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Chapter③ 恋人となって ~タカシside~
元恋人登場(2)
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「タカシ?ちょっと歩き疲れたからお茶しない?」
「おぉ、いいよ。あそこのカフェに入ろうか?」
「うん」
そして俺たちはカフェに入り、コーヒーを飲みながら一息つく。最初に言葉を発したのはシュンの方からだった。
「ごめんね?俺の元恋人であり同僚が失礼な態度をとってさ」
「ううん、シュンは気にするなよ?俺は気にしてないから」
「そっか。俺はものすごく腹が立った。ケンジはやっぱり自分中心の考え方で、別れて正解だったと思ったよ。まぁ正確には俺がフラれたんだけどね」
シュンが下を向いてコーヒーに口をつける。
「でも、こうやって俺たちは恋人になれただろ?シュンがケンジと別れなかったら。今でもあの自己中男と一緒にいたかもしれないぞ?」
俺は半分冗談まじりでシュンに問いかける。
シュンはハッとした目をして俺を見つける。
俺は真剣な目でシュンを見つめる。ケンジとシュンが別れたことで今、こうやって俺は付き合えているのだから。
ほんの少しお互い見つめ合った後、シュンはふふっと笑った。
「ホントだね。俺はフラれなかったらこうやってタカシと付き合うことはなかったからね。でも、それをフラれた相手に言うかー、フツウ?」
ようやくシュンに笑顔が戻った。良かったと俺は思った。
「だよなー。でも、本当のことだもん」と俺は言うとコーヒーを飲み干す。そして、話を続ける。
「今の恋人は俺なんだから、シュンを悲しませるヤツは許さないからな。もし会社で嫌がらせを受けたら相談しろよ?」
「うん、ありがとう」
俺たちはカフェで少し話をした後、シュンの家に向かった。
「おぉ、いいよ。あそこのカフェに入ろうか?」
「うん」
そして俺たちはカフェに入り、コーヒーを飲みながら一息つく。最初に言葉を発したのはシュンの方からだった。
「ごめんね?俺の元恋人であり同僚が失礼な態度をとってさ」
「ううん、シュンは気にするなよ?俺は気にしてないから」
「そっか。俺はものすごく腹が立った。ケンジはやっぱり自分中心の考え方で、別れて正解だったと思ったよ。まぁ正確には俺がフラれたんだけどね」
シュンが下を向いてコーヒーに口をつける。
「でも、こうやって俺たちは恋人になれただろ?シュンがケンジと別れなかったら。今でもあの自己中男と一緒にいたかもしれないぞ?」
俺は半分冗談まじりでシュンに問いかける。
シュンはハッとした目をして俺を見つける。
俺は真剣な目でシュンを見つめる。ケンジとシュンが別れたことで今、こうやって俺は付き合えているのだから。
ほんの少しお互い見つめ合った後、シュンはふふっと笑った。
「ホントだね。俺はフラれなかったらこうやってタカシと付き合うことはなかったからね。でも、それをフラれた相手に言うかー、フツウ?」
ようやくシュンに笑顔が戻った。良かったと俺は思った。
「だよなー。でも、本当のことだもん」と俺は言うとコーヒーを飲み干す。そして、話を続ける。
「今の恋人は俺なんだから、シュンを悲しませるヤツは許さないからな。もし会社で嫌がらせを受けたら相談しろよ?」
「うん、ありがとう」
俺たちはカフェで少し話をした後、シュンの家に向かった。
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