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Chapter① 出会い 〜タカシside〜
福岡空港発・東京羽田行の最終便(4)
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飛行機は駐機場に停まり、前方の乗客から降機が始まる。降機する乗客の列が進み始め、俺は機内後部で会釈して見送りをするシュンに会釈で返し機体を降りる。
既に時間は22時30分を過ぎており、空港内の到着ロビーは閑散としている。到着ロビー内の店舗はほぼ閉まっており、到着した機体から降りてくる乗客は次々に京急線や東京モノレールの駅へと足早に向かってゆく。
俺はその途中にある到着ロビー内のベンチに座り、機内Wi-Fiでできなかった仕事のメールや機内で完成させた出張報告書を上司宛に送信する。
「今日の出張も疲れたなぁ」
俺はパソコンを閉じてビジネスバッグに収納すると、独り言を言いながら体を大きく伸ばした。
すると、「お仕事お疲れ様です」という言葉が後ろの方から聞こえてきた。振り返るとシュンだった。
「お疲れ様です」と俺は立ち上がった。
シュンは身長が高いことからCAの制服がとても似合っていた。以前に東京モノレールの機内で見たことのある光景だった。シュッとしている姿は男性らしいとも女性らしいとも見えるように感じた。
じっと2人で見つめ合っていると、俺の方からシュンに声をかける。
「じゃあ、LINE交換しますか?」と。
しかし、シュンから返ってきた言葉は意外なものだった。
「これからうちに来ますか?」
既に時間は22時30分を過ぎており、空港内の到着ロビーは閑散としている。到着ロビー内の店舗はほぼ閉まっており、到着した機体から降りてくる乗客は次々に京急線や東京モノレールの駅へと足早に向かってゆく。
俺はその途中にある到着ロビー内のベンチに座り、機内Wi-Fiでできなかった仕事のメールや機内で完成させた出張報告書を上司宛に送信する。
「今日の出張も疲れたなぁ」
俺はパソコンを閉じてビジネスバッグに収納すると、独り言を言いながら体を大きく伸ばした。
すると、「お仕事お疲れ様です」という言葉が後ろの方から聞こえてきた。振り返るとシュンだった。
「お疲れ様です」と俺は立ち上がった。
シュンは身長が高いことからCAの制服がとても似合っていた。以前に東京モノレールの機内で見たことのある光景だった。シュッとしている姿は男性らしいとも女性らしいとも見えるように感じた。
じっと2人で見つめ合っていると、俺の方からシュンに声をかける。
「じゃあ、LINE交換しますか?」と。
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「これからうちに来ますか?」
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