上 下
18 / 37

廊下に置かれたスパイク⑥

しおりを挟む
シュンは俺の髪の毛を離し、左手で持っていたボロボロのスパイクを俺の前に放り投げた。

「これ、好きなように使っていいよ?もうボロボロだから捨てようと思ってたし。男が男に欲情する姿を見てみたいし」

シュンは俺の今後の展開に期待するように、再びしゃがみ込んで俺の顔を覗き込んできた。

「・・・言う通りにしたら、黙っていてくれる?」
「うーん、どうしようかな。俺をどこまで楽しませてくれるか次第ってことで。なってください、先輩」

俺はシュンから“先輩“と声を掛けられたことで、以前に妄想した“先輩×後輩“のシチュエーションが頭をよぎる。そして、萎えてしまっていたおれのチンコは再び熱を帯び始める。



「・・・もうどうでもいいや・・・」



俺の中で再びスイッチが壊れた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

義父との過激な関係

BL / 完結 24h.ポイント:92pt お気に入り:97

異世界での監禁デスゲームが、思っていたものとなんか違った

BL / 連載中 24h.ポイント:788pt お気に入り:866

悪役令息の花図鑑

BL / 連載中 24h.ポイント:7,249pt お気に入り:1,351

【完結】虐げられた可哀想な女の子は王子様のキスに気付かない

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,938pt お気に入り:491

男相手にウリをしてる男子高校生の話

BL / 連載中 24h.ポイント:42pt お気に入り:256

苦い記憶とあたたかさ

BL / 完結 24h.ポイント:42pt お気に入り:7

【完結】嘘はBLの始まり

BL / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:56

処理中です...