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過去話 ケンタside
挫折(1)
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南野選手とセフレの関係になって早1年が過ぎ、俺自身もいよいよ卒業後の進路を考えることとなった。
南野選手は残念ながら身体のピークを超えて最近では良いタイムを出せずに、新聞では世代交代が囁かれるようになった。そんな時にライバルとして名前を挙げられたのが俺だった。
俺はインカレや選手権大会で入賞を果たし、確かに“ポスト南野“として新聞に載る機会も増えていた。
そんな俺のことを南野選手は面白く思っていなかった。
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