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ダイゴside

自主トレ(1)

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ケンタが去った後、俺は先走りで濡れた競泳水着のままプールに向かう訳にはいかなかったので、一旦シャワーを浴びる。
トレーニング後の展開に期待をしつつ、自分自身の勃起したチンコを鎮めるために、シャワーの水温をお湯から水へ温度に調整する。

「今日はトレーニング後にようやくケンタをエロいことができる。ようやくケンタに掘ってもらえる・・・♡」

期待に胸を弾ませながら、水着が濡れて先走りが見えなくなったことを念の為確認し、俺はプールへと向かった。



プールに着くと既にケンタが上級者レーンで学生に混じって練習を始めていた。
俺はまだ水泳を再開してから日が浅かったので、中級者レーンでクロールを始めた。



30分ほど25mプールを何度も往復した後、一旦休憩するためにプールサイドに設置された温水ジャグジーへと移動する。
誰も入っていなかったので、俺は足を伸ばして久しぶりのバタ足で酷使した太ももや足首を念入りにマッサージした。
そして、プール全体を見渡す。

ケンタを含めた上級者レーンは総勢10名ほどが練習しており、大きな水飛沫を上げてひたすら泳いでいる。
全員が同じようなゴーグルや水泳キャップをかぶっているので、泳ぐ姿からはどれがケンタなのかは判別できない。
ただ、泳ぎ終えた学生が順番に更衣室やトイレへ向かうためにプールサイドに上がった時、ケンタほどの整った筋肉ではないが、なかなかの良い身体をしていることに目を奪われつつあった。

その時、1人の学生が同じジャグジーに入ってきた。

「すいません、入らせてもらいますね」

俺はすかさず「どうぞ」と伝え、伸ばしていた足を真っ直ぐにし、もう1人入れるスペースを確保した。

入る途中、学生のもっこりした競泳スパッツが俺の顔の近くを通り過ぎ、俺は視線を向けないようにしつつも、俺は横目でもっこりした股間を見ずにはいられなかった。
わずか数秒の出来事。

仮に俺の理性崩壊を許してもらえる世の中だったら、この学生のもっこりした股間を鷲掴みしたい。
そして、俺の顔をその学生の股間に押し付けて、競泳水着の布1枚を隔ててチンコを感じたい。

そう妄想してしまった。

そして、俺のチンコはジャグジーの中でどんどんと肥大化してしまう。

(「やばいッッッ・・・!勃起してしまった。ジャグジーの泡でバレなければ良いけど」)


学生は静かに俺の隣に座り目を瞑って暖を取り始める。


ボコボコとジャグジーから放出する泡の音だけが聞こえている状況で、俺も学生と同じく目を瞑る。


チラッと横を見ると、整った顔の学生が目を瞑って俺の手が届く範囲で休んでいる。

(「あぁ・・・こんなイケメンが隣にいるなら、ハプニングを装ってチンコを触っちゃうこともできなくもないかな・・・・ってダメだろ!冷静になれ、俺・・・!」)

俺は勃起が収まらない一方で、体温が上がりのぼせそうになりつつも、勃起したチンコを隠すためにジャグジーから出られずにいた。

しかし、しばらくすると隣にいた学生はジャグジーから出ていった。
俺はため息をつき、しばらくしてからやっと勃起が収まったので、再びプールでトレーニングへと戻る。


合計1時間程度のトレーニングを終え、俺は初心者用レーンで水中ウォーキングをしながらケンタのトレーニング終了を待つ。

程なくしてケンタがこちらのレーンに歩いてきたので、俺はプールから出る。
まるで飼い主を待っていた犬のように。

プールサイドでケンタと話そうとした時、ケンタがジャグジーへと向かったので、俺もジャグジーへと向かい、2人で暖を取る。


ボコボコボコ、ジャグジーの泡の音だけが俺とケンタの周囲に共鳴している。



その状況下で最初に話しかけてきたのはケンタだった。

「俺が泳いでいる間、ここで学生スイマーのこと、ジロジロ見てましたよね?」
「えっ!?そ、それは・・・」

まさかケンタに見られていたとは思わなかった。
だって上級者レーンで泳いでいると思っていたから。

「どうなんですか?」

ケンタが怖い顔をしてこっちを見ている。
これは嘘をついてもバレる。
そう確信した俺は正直に言うことにした。

「はい・・・、隣に若い子が来たのでついつい見惚れていました」
「それで勃起しちゃって、しばらくジャグジーから出られなかったの?」

そんな水中のことまで、全部ケンタにはお見通しなのか。

ここでもまた俺はコクリと頷くことしかできなかった。


「プール終わったら俺とセックスの予定してるのに、他の男のこと考えちゃうなんて最低ですね。仕返しにこの後の出来事を忘れられないよう、いっぱい気持ち良くしてあげないといけないですね?」

そう言ってケンタは悪い顔をしてニヤリと笑う。

もちろん、俺はその笑顔を見て、再び勃起してしまうのだった。


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