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ダイゴside
シャワー室(1)
しおりを挟む朝のシャワー室はまだ誰も使っていないことを証明するかのように、全てが同じように整理されていた。
シャワーカーテン、シャワーヘッド、シャンプーやボディーソープ。
そして10ほどあるブースは静まり返っていた。
俺は出入口から一番離れた奥のシャワーブースに入り、タオルを濡れないようパーテーションの上にひっかけ、シャワーの蛇口を捻った。
勢いよくシャワーが流れ始める。
ただ、俺はシャワーを浴びるためにここに来ているのではない。
自身の興奮を抑えるためだ。
シャワーヘッドをパーテーションの方向へ変え、俺は壁に背をつけて競泳水着の上からチンコを刺激し始める。
「ふうぅぅぅぅーーーーー・・・・」
鼻で息をしながら膨らみを増す競泳水着の上からチンコ、そして精液がたっぷりと納められた玉を撫でまわす。
「あぁ・・・・こういうシチュエーションも興奮するんだよな・・・」
シャワーの水音で誰にも聞こえないような小声で俺は呟く。
気持ちいい。
プールでは今頃、スジ筋の学生たちが練習を開始しているころだろう。
俺はそれを想像しながら強弱を加えながら股間をソフトタッチし続ける。
「ふうぅぅぅーーーー」
大きな息をつき、自らの競泳水着を見ると、メーカーロゴはいやらしく隆起しているのが見て分かったのと、その横に小さなシミも出来始めていた。
「濡らしちまった・・・・」
先走りで汚してしまった。
気にせず俺は快感にどんどん浸ってゆく。
しかしこの時、シャワー室に俺以外にも男が入ってきていることを俺は全く気付かなかった。
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