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ダイゴside
親子水泳教室(2)
しおりを挟む今日は俺以外父親は参加していなかったので、この更衣室は俺一人。今日俺が持参したのはSpeedoのボックス型の水着。実は大学は水泳部だった。決して速いほうではなかったが、球技やラケット競技に飽きていた俺は大学の新入生イベントで競泳パンツ姿で勧誘してきた先輩に心を奪われ、そのまま入部した。なので、今日持参した水着も卒業前に使っていた比較的新しい物だ。
服を脱ぎ全裸になり競泳パンツ姿になった時、誰かが入ってきた。
ケンタだった。
「あっ、すいません、着替え中でしたか!」
「いやいや、減るものでもないですし、男同士ですから気にしないですよ。実は私も水泳部だったんです。山田さんと違って弱小水泳部ですが」
「そうだったんですね。今日は山田さんじゃなくてケンタでいいですよ!親近感も何だかありますし?」
そう言ってジャージ姿のケンタは話しながら近づいてくる。
真っすぐ俺の目を見て。
そして、ケンタの手が俺の上半身に触れる。
その瞬間、俺の身体はまさかの自体にぴくっとなる。
「佐藤さんってパパさんなのにいい身体してますね?今も何かスポーツやっているんですか?」
「今もジムに通ってます。・・・うっッッッ・・・・」
俺の腹筋を撫でまわしていたケンタの手が乳首に触れる。俺は無言のまま、その場で立ち尽くす。
「佐藤さん、やっぱりいい身体してますね。何だかエロいです」
ケンタの手がいやらしく俺の上半身を撫でまわし、時々乳首に触れるたびに俺は身体をぴくっとさせる。ケンタの顔を見ないよう視線は自分自身の足元に向け声を出さないように歯を食いしばる。
「佐藤さんって女も男も両方いける方ですか?」
いきなり核心を突かれる。俺とケンタ以外は誰もいない。ただ、隣の更衣室には妻と娘がいる。なんて答えたらよいのか分からず無言のままでいると再びケンタから、
「嫌がらないんですね、俺がこんなことやっても」
ケンタにバレた。そう思い更に頭が混乱し始める。
(「理性と性欲、どちらを優先したらよいかわからない・・・!」)
少しの沈黙が流れる。
それを破ったのはケンタだった。
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