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ぬくもり(R-18)

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『ぬくもり』

 何度目かの、キス。
 お互いの気持ちを伝えあった私たちは、長い間の片思いを埋めるかのように、求めあう。
 依ちゃん舌が、私の唇を伝い、私の舌へと絡みついてきた。
 ゾクゾクと全身が痺れる。体の内側が熱くなり、くすぐったさと気持ちよさで、変な声がでてしまいそうになる。
 「より、ちゃ………」
 小さく、愛しい人の名を呼ぶ。
 少し離れて、こちらの顔を覗くその瞳は、艶っぽく潤んでいる。
 「咲ちゃん」
 愛おしい声が、私の名を呼ぶ。それだけでまた、全身が熱くなる。
 「依ちゃん…!」
 たまらず、私は彼女の胸元に飛び込み、その柔らかいふくらみに触れてみた。
 「あ、さきちゃ」
 「やわらかい」
 「んっくすぐった………あっ」
 制服の上からやさしく触れる。くすぐったいのか、依ちゃんがのけぞるように動く。
 「くすぐったい?」
 耳元で尋ねると、「ううん…気持ちいい」という声が耳元に返ってくる。甘くかかる吐息に、また体がぞくぞくする。
 触れた胸を優しく揉むと、依ちゃんの小さく甘い吐息が激しくなってくる。その声に私は思わず興奮をする。
 「あっ、はぁ………ん」
 服の上からでもはっきりとわかるほど、胸の先端が固くなっている。その先端へそっと触れる。
 「あぁ!」
 依ちゃんの全身が震える。
 「依ちゃん、可愛い」
 「恥ずかしい、やめ、あ、ふぁ」
 手を止めずに、依里ちゃんの顔を覗き込む。頬が赤く染まり、大きい声が出てしまいそうなのを堪える表情が愛らしい。
 「んん、は」
 荒々しくなる依ちゃんの呼吸に、気が付けば私は、制服の中へ手を滑り込ませ、ブラジャーの上から、少し強めに、形を確かめるように胸に触れていた。
 「あぁ、さきちゃ、や、はずか」
 声にならない声で依ちゃんが小さな抵抗をする。
 「ほんとにやだ?やめる?」
 少し意地悪に私は手を止める。
 「あ、いや、その」
 もごもご、と恥ずかしそうな依ちゃんに、私は構わずブラジャーのホックをそっと外す。
 「あ」
 熱くなった体に触れる。依ちゃんの肌、さらっさらだ。
 「咲ちゃん恥ずかしいってば」
 「でもほら、気持ちいでしょ?」
 がばっと服をめくり依ちゃんのおっぱいが露になる。私の小さな胸と違ってマシュマロみたい。美味しいそう。
 かぷっとおっぱいに吸い付く。
 「ひあ、あぁ」
 悲鳴のような声が聞こえてくるけど構わない。私がずっとしたかった事を成し遂げたい。
 柔らかく滑らかな肌に舌を這わせて、チュパチュパと音を立てて吸い上げ、先端にたどり着く。
 すすす、と先端を舐め上げると依ちゃんは力が抜けたように倒れこみそうになる。
 そっと手を添えながら洋服を脱がす。依ちゃんももう抵抗することなく脱いでくれた。依ちゃんを寝かせて、再びおっぱいへの愛撫を続ける。
 「んはぁ、あ、ん」
 口と右手で依ちゃんのおっぱいをたっぷり愛して、左手をスカートの中へと滑り込ませる。太ももを撫で上げ下着の上から触れる。
 びくん、と身体が波打ち声にならない声を上げる。
 「だっ、そこは、ハズか………」
 恥ずかしがる依ちゃんも可愛いけれど。私の方もそろそろそんな余裕もない。下着の上から往復して撫で上げる。すでに濡れていたそこから愛液が溢れ出る。
 「あぁんあ、ダメ」
 相変わらずダメダメ言っている依ちゃんの身体は言葉とは裏腹に腰が動いてクチュといやらしい音がし始めている。
 「すごいね、依ちゃん」
 思わず素直な感想が漏れる。
 「やだ、そんな冷静に言わないでよ」
 「あぁ、ごめん。でも、すごくてかわいい」
 「っもう咲ちゃんのばかぁあ、あぁうふぁ」
 もう抑えられない興奮と共に、私は指を直接這わせる。
 自分でする時を思い出しながら、依ちゃんのクリトリスの先端を探して擦る。
 「あふぅああ!そんなとこさわっちゃ、ああ」
 「気持ち、いい?」
 「あぁぁ気持ち、いい」
 ゆっくり優しく、なんて余裕はなくなって、コリコリと感触を楽しみながら、すっかり濡れた依ちゃんの中へと指を入れてぐちゃぐちゃと動かす。
 「ああああ、だめあぁいっちゃ」
 「いいよイっていいよ」
 熱く、ぬめぬめとした依ちゃんの中がひくひく動き、依ちゃんの全身もびくびくと震える。
 「あぁ!」という声と共に、依ちゃんが硬直し、しばらくして力が抜けた。ゆっくりと指を抜くと、また体がビクンとなって、荒い息を吐いてぐったりとしている。
 「大丈夫?依ちゃん」
 心配になり声をかけると、こちらに笑いかけてくれる。
 「大丈夫、ちょっと疲れただけそれより」
 という声と共に身体を起こした依ちゃんの腕が私を抱きしめ、「今度は私の番」と、艶めかしいささやきが聞こえた。

 「え?」と、返す暇もなく、メイド服の上から依ちゃんが胸を揉んできた。すでに興奮しきっている私はそれだけで身体全体が反応してしまう。
 「可愛い胸」
 「あ、小さいから、恥ずかしいよ」
 「ふふ、しっかり収まっていいよ?」
 いたずらっぽく笑う依ちゃんの指は、優しくしっかりと私の胸を揉みしだく。一気に気持ちよさが全身を包んで頭が真っ白になりそうになる。
 「あ、よりちゃん」
 「気持ちいい?」
 「ん、あ」
 喘ぎ声が激しくなってしまいそうだけれど恥ずかしいので必死に耐える。だけど依ちゃんは容赦なく胸を揉み続けて、スカートの中へと手を伸ばしてきた。
 「ひあ、よ、り」
 すぐに身体から力が抜けてしまう。依ちゃんの身体をたっぷり触っている間に、私はもうすっかり感じまくってしまっていた。
 「敏感だね、咲ちゃん」
 「はずか、し」
 どこに触れられてもびくんと身体が反応してしまう。
 依ちゃんが服のボタンを外してくれる。私の小さな胸が露になる。ブラジャーの上から先端をコリコリと弄ばれ、もうどうにかなってしまいそう。
 「もう、だめ、よりちゃ」
 「もう?でも確かに、すごいね、ここ」
 再び太ももを撫でていた手が私の割れ目へ下着の上から触れる。
 恥ずかしいことに、私のアソコはもうびしょびしょだった。
 「すごい濡れてる」
 ああ、冷静に言われると本当に恥ずかしいんだな。さっきの自分を少し反省しつつももう私の頭はとろけきっていた。
 「あぁ依ちゃん!」
 もう我慢することも出来ず、力いっぱい依ちゃんの名を呼ぶ。はやくきて!
 「いいの?入れるよ?」
 「いい!きて!お願い!もう、イっちゃう!」
 「えぇ!イっちゃうの?だめだよお」
 のんびりした声で言いつつ、ヌプっと私の中に依ちゃんの指が入ってきた。
 気持ちよさでもう、何も考えられない。私の中で依ちゃんの指がぐちゃぐちゃと動く。ああ、もう、私………
 「あああよりちゃんん」
 「いいよ、咲」
 「ああああっ」
 依ちゃんの優しい声に促されるように私は全身に力を込めた。
 頭に光が走ったような、感覚。ああ、私は依ちゃんにイかせてもらったんだ

 「大丈夫?」
 「うん、ありがとう」
 粗い息の私に依ちゃんがやさしく触れ、頭を撫でてくれる。
 「私、こんな日が来るなんて思ってもみなかった」
 恍惚とした表情のまま、依ちゃんがつぶやく。
 「私も。でも、ずっと夢見てた」
 正直に私も答える。
 「夢に?」
 「うん。夢にまでみちゃった」
 「そっか、私咲ちゃんの夢に出られてたんだ」
 「そうだよ!よく出て来て、だから一人でする時も、あ」
 「え?何?一人?」
 思わず変なことを口走ってしまった。
 「いや、何でもない」
 「もしかして私との想像で、えっちしてたの?」
 嬉々とした表情で依ちゃんが言う。もう、いじわる。
 「………うん」
 「じゃあ、一緒だ」
 「え?依ちゃんも?」
 「うん。咲ちゃんのこと考えて、してた」
 「そ、そっか」
 「じゃあ、今度、見せあいっこしようか?」
 「ええ?」
 「やだ?なんか、咲ちゃんのそういうの見てみたい」
 「えぇー変態だぁ!」
 「あ、ごめん」
 「嘘嘘、なんかちょっと、嬉しい」
 「咲ちゃん!あ、なんか興奮してきちゃった!」
 「え?あ、依ちゃ」
 口を口で塞がれる。
 再び舌が入ってきて、私の頭はまたとろけてしまう。
 ようやく結ばれた私たちは、初めて触れ合える喜びに素直になって、幾度も幾度も身体を重ね合った―――――――
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