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勃発 *アイル視点
2 到着
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馬車はヘンゼル王国へと向かった。
1週間でやっと王都に着いた。戦いをよく行うゴーヒ王国や洪水が起きやすいガスパル王国と違いとても発展していてまた、賑わっていた。ここ見ただけでも、とても良い国だとわかる。
城に到着した。馬車から出ると、多くの人が今か今かとそわそわして待っていた。そして僕が馬車から出ると、
「「「ようこそ!ヘンゼル王国
へ!」」」
待っていた人達は笑顔で言い、歓迎してくれた。
「えっ!」
僕はとても驚いた。なぜなら、ガスパル王国の援助要請を断わって嫌われていると思っていたのだ。また、ゴーヒ王国から嫁いできて、スパイだと疑われ歓迎されないと思ったからだ。
僕が驚いている時に、一人の物凄く顔の整ったアルファの男が笑顔で僕の元へやってきた。
「ようこそ、ヘンゼル王国へ。良くやってきたね。私は、ヘンゼル王国の皇太子ブナート・ヘンゼルだ。よろしくね、我が花嫁。」
ブナート皇太子は優しく手を差し伸べながら言った。
「あっ、ガスパル王国元第3王子、アイル・ガスパルです。よ、よろしくお願いします。ブナート皇太子様。」
僕は震えながら小さな声で言った。
言った後に気づいたが、あまりにも小さな声で言ってしまった。僕は青ざめた。
「ふふ、我が花嫁は緊張をしているようだ。それに、長旅で疲れているだろう。さぁ、はやく部屋に案内しろ。」
ブナート皇太子は言った。
ブナート皇太子の言葉に僕は感動した。なんて優しい人なんでしょう。こんな人を騙さなくてはいけないなんて!
でも、でも、、、
あとで行く、と言ってブナート皇太子と別れた。
僕は、使用人に連れていかれた。連れていかれた部屋は皇太子妃の部屋らしく決して派手ではないが、一つ一つのものが丁寧に細部まで作られており、品がある。
「気にっていただけたかな?アイル。」
少し遅れてきたブナート皇太子は言った。
「はい。とても気に入りました!ブナート皇太子様。でも、僕なんかにこんな部屋は、、、」
「いいんですよ、ここは皇太子妃が住むための部屋なんだから。それに、ブナート皇太子ではなく、ナイトと呼んでくれ。アイル」
ブナート皇太子は甘く官能的に言った。
僕は、そんなブナート皇太子の色気で顔を赤く染めてしまった。
そして、恥ずかしそうに
「はい、ナイト様…」
と言った。
ナイト様は僕の様子を見て満足しているようだ。
「ゴホンッ」
咳の音がして、びっくりして周りを見回すと、ナイト様の後ろに二人の男がいた。
二人ともナイト様に劣らないくらい綺麗な顔立ちをしていた。
1人は背の高いアルファ、
もう1人は、、、背が高め僕と同じ、オメガだった。
1週間でやっと王都に着いた。戦いをよく行うゴーヒ王国や洪水が起きやすいガスパル王国と違いとても発展していてまた、賑わっていた。ここ見ただけでも、とても良い国だとわかる。
城に到着した。馬車から出ると、多くの人が今か今かとそわそわして待っていた。そして僕が馬車から出ると、
「「「ようこそ!ヘンゼル王国
へ!」」」
待っていた人達は笑顔で言い、歓迎してくれた。
「えっ!」
僕はとても驚いた。なぜなら、ガスパル王国の援助要請を断わって嫌われていると思っていたのだ。また、ゴーヒ王国から嫁いできて、スパイだと疑われ歓迎されないと思ったからだ。
僕が驚いている時に、一人の物凄く顔の整ったアルファの男が笑顔で僕の元へやってきた。
「ようこそ、ヘンゼル王国へ。良くやってきたね。私は、ヘンゼル王国の皇太子ブナート・ヘンゼルだ。よろしくね、我が花嫁。」
ブナート皇太子は優しく手を差し伸べながら言った。
「あっ、ガスパル王国元第3王子、アイル・ガスパルです。よ、よろしくお願いします。ブナート皇太子様。」
僕は震えながら小さな声で言った。
言った後に気づいたが、あまりにも小さな声で言ってしまった。僕は青ざめた。
「ふふ、我が花嫁は緊張をしているようだ。それに、長旅で疲れているだろう。さぁ、はやく部屋に案内しろ。」
ブナート皇太子は言った。
ブナート皇太子の言葉に僕は感動した。なんて優しい人なんでしょう。こんな人を騙さなくてはいけないなんて!
でも、でも、、、
あとで行く、と言ってブナート皇太子と別れた。
僕は、使用人に連れていかれた。連れていかれた部屋は皇太子妃の部屋らしく決して派手ではないが、一つ一つのものが丁寧に細部まで作られており、品がある。
「気にっていただけたかな?アイル。」
少し遅れてきたブナート皇太子は言った。
「はい。とても気に入りました!ブナート皇太子様。でも、僕なんかにこんな部屋は、、、」
「いいんですよ、ここは皇太子妃が住むための部屋なんだから。それに、ブナート皇太子ではなく、ナイトと呼んでくれ。アイル」
ブナート皇太子は甘く官能的に言った。
僕は、そんなブナート皇太子の色気で顔を赤く染めてしまった。
そして、恥ずかしそうに
「はい、ナイト様…」
と言った。
ナイト様は僕の様子を見て満足しているようだ。
「ゴホンッ」
咳の音がして、びっくりして周りを見回すと、ナイト様の後ろに二人の男がいた。
二人ともナイト様に劣らないくらい綺麗な顔立ちをしていた。
1人は背の高いアルファ、
もう1人は、、、背が高め僕と同じ、オメガだった。
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