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第109話~お友達作り作戦!?
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「ソレイユさん! あれいっぱい作ろう!」
ユージさんが指差したのは、プランターです。
「確かにここに来たがる者は少ないかもだけど、もう呪いは解けて美味しいご飯が食べられると知れば、鳥さん達は来ないかな? で、色んな木に止まってもらって……。どう? この作戦!」
「あぁ、なるほど! でも土が……大量に必要になると思うんだけど」
「ここの土を使わせてもらおう。プランターもそして、中に入れる土もここのを使う」
「うん!」
「そりゃいい! ミミズが増えるわけだな?」
ヒムネさんも賛成のようです。
そういうわけで、テントを張って私はその中で、紙の黒板に粘土の魔法陣を描きます。
ユージさんは、周りから土をかき集め魔石の粉を混ぜ、それを魔法陣の上に置いて粘土の出来上がり。
次に、プランター作り。私が窯の魔法陣を描いていきます。ユージさんが、プランターを作ります。
今回も円形。ただ大きさは、直径20センチ程で小さめです。これをいっぱい置ける分だけ作ります。
黒板には、プランターが入る大きさの魔法陣を次々と描いて、置いて行く。そしてそこに土を入れ、ユージさんがクワで直接耕すのです!
一個試してみたところ、それでも畑扱いになったのです!
これからは、どこでも畑を作れそうです。ただクワは、持ち歩き様に小さいのを作っておいた方がいいかもね。
頑張った! 今回は自分でも頑張ったと思う。
50個以上は作りました! これ現実だと無理です。
釜の魔法陣に、プランターの後ろに描く魔法陣。途中でどっちがどっちかわからなくなったり……。
生命魔法陣の中に置けるだけ作ったから木の周りが凄い事に……。
これで、お友達を呼ぶ準備は整った。
一人一個の予定。それ以上来たらまあ、仲良くという事で……。
うーん。でも一人一個ずつだと50人のお友達?
ここ、鳥の楽園になりそうだわ!
どうせなら色とりどりの鳥だと、鮮やかでいいなぁ。楽しみ!
「もう少しで、虹の刻だね。ソレイユさん、お疲れ様。僕、小さいクワが欲しいかも……」
「それ、私も考えた。粘土余っているし作ろうか?」
「ありがとう! スコップサイズでいいかな?」
私は、うんと頷いた。
あれだね。砂場で遊ぶセットみたいだね。どうせなら小さなバケツも作ろうかな。なんてね。
ユージさんがクワの刃の部分作り。魔石を砕きます。私が窯の魔法陣を描き、そこにクワの形になった粘土を置いて五分後クワの出来上がり。
「ありがとう!」
ユージさんが小さなクワを持っていると何か違和感があります。
って、最初にこれ作っておけば、かなり耕すの楽だったかもね。
「あ、雨が降って来たね」
テントの中から、チラッと外を見れば土砂降りの雨。虹の刻です。
「どうする? ログアウトする?」
「そうだね」
私達は片付けてそのままテントの中で寝る事にしました。
次INしたら、プランターの中はミミズだらけなのね……。確認は、ユージさんにしてもらおう!
私達は、ログアウトした――。
ユージさんが指差したのは、プランターです。
「確かにここに来たがる者は少ないかもだけど、もう呪いは解けて美味しいご飯が食べられると知れば、鳥さん達は来ないかな? で、色んな木に止まってもらって……。どう? この作戦!」
「あぁ、なるほど! でも土が……大量に必要になると思うんだけど」
「ここの土を使わせてもらおう。プランターもそして、中に入れる土もここのを使う」
「うん!」
「そりゃいい! ミミズが増えるわけだな?」
ヒムネさんも賛成のようです。
そういうわけで、テントを張って私はその中で、紙の黒板に粘土の魔法陣を描きます。
ユージさんは、周りから土をかき集め魔石の粉を混ぜ、それを魔法陣の上に置いて粘土の出来上がり。
次に、プランター作り。私が窯の魔法陣を描いていきます。ユージさんが、プランターを作ります。
今回も円形。ただ大きさは、直径20センチ程で小さめです。これをいっぱい置ける分だけ作ります。
黒板には、プランターが入る大きさの魔法陣を次々と描いて、置いて行く。そしてそこに土を入れ、ユージさんがクワで直接耕すのです!
一個試してみたところ、それでも畑扱いになったのです!
これからは、どこでも畑を作れそうです。ただクワは、持ち歩き様に小さいのを作っておいた方がいいかもね。
頑張った! 今回は自分でも頑張ったと思う。
50個以上は作りました! これ現実だと無理です。
釜の魔法陣に、プランターの後ろに描く魔法陣。途中でどっちがどっちかわからなくなったり……。
生命魔法陣の中に置けるだけ作ったから木の周りが凄い事に……。
これで、お友達を呼ぶ準備は整った。
一人一個の予定。それ以上来たらまあ、仲良くという事で……。
うーん。でも一人一個ずつだと50人のお友達?
ここ、鳥の楽園になりそうだわ!
どうせなら色とりどりの鳥だと、鮮やかでいいなぁ。楽しみ!
「もう少しで、虹の刻だね。ソレイユさん、お疲れ様。僕、小さいクワが欲しいかも……」
「それ、私も考えた。粘土余っているし作ろうか?」
「ありがとう! スコップサイズでいいかな?」
私は、うんと頷いた。
あれだね。砂場で遊ぶセットみたいだね。どうせなら小さなバケツも作ろうかな。なんてね。
ユージさんがクワの刃の部分作り。魔石を砕きます。私が窯の魔法陣を描き、そこにクワの形になった粘土を置いて五分後クワの出来上がり。
「ありがとう!」
ユージさんが小さなクワを持っていると何か違和感があります。
って、最初にこれ作っておけば、かなり耕すの楽だったかもね。
「あ、雨が降って来たね」
テントの中から、チラッと外を見れば土砂降りの雨。虹の刻です。
「どうする? ログアウトする?」
「そうだね」
私達は片付けてそのままテントの中で寝る事にしました。
次INしたら、プランターの中はミミズだらけなのね……。確認は、ユージさんにしてもらおう!
私達は、ログアウトした――。
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