45 / 55
『レベル9―これで卒業!?検証セレモニー ―』
―エピローグ―
しおりを挟む
「話が違う!!」
僕の大きな声が、部室中に響き渡った!
隣の職員室から先生が飛んでこようが関係ない!
僕は、今、絶望に叩き落とされたのだ!
「僕をモンスター退治から卒業させてくれるんじゃなかったの! うんって言ったよね?」
「おめでとう! 見習い卒業だ! 伝説の杖になった使い手として、胸を張って魔法使いとして活躍してほしい!」
「おめでとう! 七生くん!」
おめでとうじゃない!
ミーラさんが、おめでとうと拍手すると、大場達も僕に拍手を贈った! ――拍手なんかいらないから!
「僕は、魔法使いじゃないから! この杖の形が変わるまでって約束だったよね!? 変わったよね!」
「そうだ! これからなのだ! 本当にこの杖は素晴らしい杖だと評価された! いいか? これは、もっともっと変化する! 至高の杖なのだ!」
「君、見習いの魔法使いだったの? 卒業試験合格おめでとう!」
「だぁ!! 何が卒業試験だ! ……って、なんでいるの?」
よく見れば、稲葉先輩だよ!
この人まで巻き込んじゃだめだろう!!
「ひどいなぁ。打ち上げ行くって言うから一緒にってなっただろう?」
いや、知らないけど、そんな話!
また僕が知らない所で、勝手に決めている!
「では、また。楽しみにしている」
「あ、待って!!」
パスカルさんは、フッと消えてしまった!
もう、冗談じゃない!
「消えた……。君より魔法使いっぽいね」
「だから、僕は魔法使いじゃないから!!」
って、稲葉先輩って順応力高いな。普通に接している……。
はぁ。
僕のモンスター退治は、もう少し続くようです――。
僕の大きな声が、部室中に響き渡った!
隣の職員室から先生が飛んでこようが関係ない!
僕は、今、絶望に叩き落とされたのだ!
「僕をモンスター退治から卒業させてくれるんじゃなかったの! うんって言ったよね?」
「おめでとう! 見習い卒業だ! 伝説の杖になった使い手として、胸を張って魔法使いとして活躍してほしい!」
「おめでとう! 七生くん!」
おめでとうじゃない!
ミーラさんが、おめでとうと拍手すると、大場達も僕に拍手を贈った! ――拍手なんかいらないから!
「僕は、魔法使いじゃないから! この杖の形が変わるまでって約束だったよね!? 変わったよね!」
「そうだ! これからなのだ! 本当にこの杖は素晴らしい杖だと評価された! いいか? これは、もっともっと変化する! 至高の杖なのだ!」
「君、見習いの魔法使いだったの? 卒業試験合格おめでとう!」
「だぁ!! 何が卒業試験だ! ……って、なんでいるの?」
よく見れば、稲葉先輩だよ!
この人まで巻き込んじゃだめだろう!!
「ひどいなぁ。打ち上げ行くって言うから一緒にってなっただろう?」
いや、知らないけど、そんな話!
また僕が知らない所で、勝手に決めている!
「では、また。楽しみにしている」
「あ、待って!!」
パスカルさんは、フッと消えてしまった!
もう、冗談じゃない!
「消えた……。君より魔法使いっぽいね」
「だから、僕は魔法使いじゃないから!!」
って、稲葉先輩って順応力高いな。普通に接している……。
はぁ。
僕のモンスター退治は、もう少し続くようです――。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる