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『レベル8―僕はスライムより弱かった?―』

―エピローグ―

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 僕が動けなくなった事で、部活動をしていたら具合が悪くなった事にして、保健室で休んでから家に帰る事になった。

 「でも何故今回は、倒れてしまったのかしら?」
 「必殺技を使ったからだろう?」
 「何で必殺技を使うと具合が悪くなるの?」

 ベットで眠る僕の横で、三人が煩い。
 でもミーラさんの質問に、答えが見つからない二人は大人しくなった!
 保健室の先生もいるんだし、あまり変な話をしないでほしい。

 「それは、七生くんがまだ未熟だからよ!」

 って、何故安達先輩が答えているんだ!

 「七生くんが装備している杖は、レアものなのでしょう? しかも使用者限定型!」

 装備とか言ってるし……。
 あぁ、段々安達先輩のイメージが壊れていく……。

 「だから魔法使いとしてレベルが足りないのよ! その……」
 「僕はそもそも、魔法使いじゃないから!」

 僕はガバッと起き上がり、その先輩の仮説を否定する!
 皆が僕を一斉に振り向いた!

 「じゃ、あれね! 今は普通の魔法使いなのよ! ランクが上がって凄腕魔法使いとかになるのかも!」
 「ゲームじゃないから!」
 「うん。元気だな」
 「なら、帰りましょう」

 安達先輩がまたもや言った仮説を否定すれば、大場達は僕が回復したと保健室から出て行く。

 「ちょ! 置いて行くなよ! あ、ありがとうございました!」

 保健室の先生に礼を言って僕も保健室を出た。 
 今一度言っておく! 僕は魔法使いじゃない!
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