27 / 36
忍び寄る悪意
第26話~ランベールの実験
しおりを挟む
ジェスは、砂埃で何も見えない洞窟で、茫然と立ち尽くしていた。
「うそ……だろ……」
ディルク達がいた方を向き、愕然としてジェスは呟いた。
グイッと突然、ムチが強く引っ張られ、ジェスはよろけムチを離してしまう。
ばさっ!
ムチが地面に投げられた音がする。
ついディルク達に気が取られ、ムチが緩み奪われた!
――どうしたら……。
ジェスが困惑していると、目の前に人の気配たした。
ガシッと胸元を掴まれる!
「う……」
勿論ジェスの胸元を掴んだのは、ランベールだ。
「君、一人になっちゃね。一人生き残った感想はどうだ?」
ジェスはゾクッとした。
ワザと一人だけ、残したと言ったのだ。
「な、何故、こんな事を……。邪気を使って何をしたいんだ!」
「君はバカだな。本気にしたのか?」
「え?」
ジェスは驚き、ランベールの顔を凝視する。
「そんな事が出来る訳ないだろう? 何をしたかったか、体験してみればいい!」
ニヤッとするとランベールは、ジェスを突き飛ばした!
ドサッとジェスは、地面に倒れ込む。
ハッと気が付けば、風の刃が無数に飛んできた! ジェスは咄嗟に結界を張ろうとしたが、それは何かにかき消された!
ジェスは、切り刻まれるのを覚悟して、固く目を閉じた!
だが、一向に痛みがこない。不思議に思い目を開けると、目の前にはニヤッとしてランベールが立っていた。
「え? な、何……。どういう事?」
何が起きたかわからないジェスは呟く。
結界は張れなかった。こんなに近くて術も届かなかったって事はないだろう。
ジェスは自分の周りを見渡す。
よく見れば、ジェスが座り込んでいる所は、あの魔法陣の上だった!
そしてその周りには、無数の刻まれた痕があった。
――攻撃がそれた?
「その結界は、術を全て無効にする。というものだ。それを確かめたくてね。君の結界も私の攻撃も全て無効に出来たようだ。素晴らしい」
つまり、この魔法陣の上では、術は全てかき消されるという事だ。術が効かない空間。これは、魔術師の国としては、驚異の魔法陣だ!
しかも邪気による魔法陣だと、魔法陣自体に気づけない魔術師の方が多いだろう。それが今、確かめられたのだ!
「どうしてこんなものを!」
ジェスは、立ち上がりながら聞いた。
邪気なら魔術師でなくても扱えると言われている。本当にそうだとしたらこの魔法陣は、知られてはいけない存在だ。
「それは、お前が知らなくていい事だ。それより聞きたい……ぐわぁ」
ランベールが話している途中で、前に吹っ飛んだ!
ジェスが驚いて見れば、崩れた岩の所に三人が立っていて、ディルクが術を繰り出しランベールを突き飛ばしたようだった。
「生きてた!」
「勝手に殺すなよ。結界を張って凌いだ。こいつが何をしたいのか、ちょっと見学していただけだ」
「そうそう。ジェスには悪かったけどね」
ジェスは、三人が生きていたと安堵する。
どうやら咄嗟にちゃんとディルクが結界を張り、岩からの衝撃を防いだ。そして、きっとレネの提案で様子を伺っていたに違いない。
「きさまら!」
体を起こしランベールは、ディルク達を睨む。
「ディルク、結界をお願いしていい? ここを突破する! レネ、リズをお願い!」
「OK! レネ、リズを頼むからな!」
兎に角洞窟から出なくてはと、ジェスが立てた作戦にディルクが乗るもレネからの返答がない。
「え! レネ!」
リズの声にジェスとディルクが振り向けば、ぐったりとしてレネがリズに体を預ける様にして倒れ込んでいた!
「どうやら毒が回ったようだな」
「毒だって!?」
ジェスが驚いて叫ぶ。
レネが矢で傷を負った事を思い出す。
「矢に毒が塗られていたのか!」
「っち」
ディルクがジェスが言った言葉に舌打ちをした。
ジェスとディルクは、レネに駆け寄る。
「行くよ!」
ジェスの掛け声に、ディルクは頷いた。
ディルクはリズと手を繋ぎ、ジェスはぐったりしているレネを背負う。そして洞窟の出口を目指し飛んで移動する!
走るより飛んで移動の方が断然早い。洞窟内なので少し体を浮かせ向かうが、四人を阻む様にランベールは立ちはだかった!
「うわぁ」
ディルクが驚いて叫んだ!
突然地面が勃起し、壁が出来たのだ!
「きゃ」
「リズ大丈夫か!?」
驚いてディルクがリズに問うと、リズは大丈夫と頷く。
気づけば、洞窟の出入り口に蓋をされた状態になっていて、洞窟内に閉じ込められた!
「あいつ何がしたいんだ? 時間稼ぎか何かか?」
ディルクは、突破できる物で塞いだのでそう言ったのだ。壊せるのだから洞窟からは出られる。
ジェスは、まだ洞窟内に何か仕掛けがあるのかと、慎重に辺りを見渡すもそれといってなかった。
「壊した途端に、攻撃されたり崩れたりがあるかもしれないから、僕が壊すよ。だからディルク、このまま結界お願い」
「了解! 壊れたらすぐに飛び出すからな!」
ディルクの返事にジェスとリズは頷いた。
「行くよ!」
ジェスはそう言って、目の前の岩の壁に攻撃を仕掛けた!
そして破壊された壁から外へ四人は飛び出た!
何か起きるかと身構えたが、ランベールは、姿を消していた。
「ジェス!」
突然声を掛けられ、呼ばれた声がした空を見上げた。そこには驚く事に、ゼノが居たのだった!
「うそ……だろ……」
ディルク達がいた方を向き、愕然としてジェスは呟いた。
グイッと突然、ムチが強く引っ張られ、ジェスはよろけムチを離してしまう。
ばさっ!
ムチが地面に投げられた音がする。
ついディルク達に気が取られ、ムチが緩み奪われた!
――どうしたら……。
ジェスが困惑していると、目の前に人の気配たした。
ガシッと胸元を掴まれる!
「う……」
勿論ジェスの胸元を掴んだのは、ランベールだ。
「君、一人になっちゃね。一人生き残った感想はどうだ?」
ジェスはゾクッとした。
ワザと一人だけ、残したと言ったのだ。
「な、何故、こんな事を……。邪気を使って何をしたいんだ!」
「君はバカだな。本気にしたのか?」
「え?」
ジェスは驚き、ランベールの顔を凝視する。
「そんな事が出来る訳ないだろう? 何をしたかったか、体験してみればいい!」
ニヤッとするとランベールは、ジェスを突き飛ばした!
ドサッとジェスは、地面に倒れ込む。
ハッと気が付けば、風の刃が無数に飛んできた! ジェスは咄嗟に結界を張ろうとしたが、それは何かにかき消された!
ジェスは、切り刻まれるのを覚悟して、固く目を閉じた!
だが、一向に痛みがこない。不思議に思い目を開けると、目の前にはニヤッとしてランベールが立っていた。
「え? な、何……。どういう事?」
何が起きたかわからないジェスは呟く。
結界は張れなかった。こんなに近くて術も届かなかったって事はないだろう。
ジェスは自分の周りを見渡す。
よく見れば、ジェスが座り込んでいる所は、あの魔法陣の上だった!
そしてその周りには、無数の刻まれた痕があった。
――攻撃がそれた?
「その結界は、術を全て無効にする。というものだ。それを確かめたくてね。君の結界も私の攻撃も全て無効に出来たようだ。素晴らしい」
つまり、この魔法陣の上では、術は全てかき消されるという事だ。術が効かない空間。これは、魔術師の国としては、驚異の魔法陣だ!
しかも邪気による魔法陣だと、魔法陣自体に気づけない魔術師の方が多いだろう。それが今、確かめられたのだ!
「どうしてこんなものを!」
ジェスは、立ち上がりながら聞いた。
邪気なら魔術師でなくても扱えると言われている。本当にそうだとしたらこの魔法陣は、知られてはいけない存在だ。
「それは、お前が知らなくていい事だ。それより聞きたい……ぐわぁ」
ランベールが話している途中で、前に吹っ飛んだ!
ジェスが驚いて見れば、崩れた岩の所に三人が立っていて、ディルクが術を繰り出しランベールを突き飛ばしたようだった。
「生きてた!」
「勝手に殺すなよ。結界を張って凌いだ。こいつが何をしたいのか、ちょっと見学していただけだ」
「そうそう。ジェスには悪かったけどね」
ジェスは、三人が生きていたと安堵する。
どうやら咄嗟にちゃんとディルクが結界を張り、岩からの衝撃を防いだ。そして、きっとレネの提案で様子を伺っていたに違いない。
「きさまら!」
体を起こしランベールは、ディルク達を睨む。
「ディルク、結界をお願いしていい? ここを突破する! レネ、リズをお願い!」
「OK! レネ、リズを頼むからな!」
兎に角洞窟から出なくてはと、ジェスが立てた作戦にディルクが乗るもレネからの返答がない。
「え! レネ!」
リズの声にジェスとディルクが振り向けば、ぐったりとしてレネがリズに体を預ける様にして倒れ込んでいた!
「どうやら毒が回ったようだな」
「毒だって!?」
ジェスが驚いて叫ぶ。
レネが矢で傷を負った事を思い出す。
「矢に毒が塗られていたのか!」
「っち」
ディルクがジェスが言った言葉に舌打ちをした。
ジェスとディルクは、レネに駆け寄る。
「行くよ!」
ジェスの掛け声に、ディルクは頷いた。
ディルクはリズと手を繋ぎ、ジェスはぐったりしているレネを背負う。そして洞窟の出口を目指し飛んで移動する!
走るより飛んで移動の方が断然早い。洞窟内なので少し体を浮かせ向かうが、四人を阻む様にランベールは立ちはだかった!
「うわぁ」
ディルクが驚いて叫んだ!
突然地面が勃起し、壁が出来たのだ!
「きゃ」
「リズ大丈夫か!?」
驚いてディルクがリズに問うと、リズは大丈夫と頷く。
気づけば、洞窟の出入り口に蓋をされた状態になっていて、洞窟内に閉じ込められた!
「あいつ何がしたいんだ? 時間稼ぎか何かか?」
ディルクは、突破できる物で塞いだのでそう言ったのだ。壊せるのだから洞窟からは出られる。
ジェスは、まだ洞窟内に何か仕掛けがあるのかと、慎重に辺りを見渡すもそれといってなかった。
「壊した途端に、攻撃されたり崩れたりがあるかもしれないから、僕が壊すよ。だからディルク、このまま結界お願い」
「了解! 壊れたらすぐに飛び出すからな!」
ディルクの返事にジェスとリズは頷いた。
「行くよ!」
ジェスはそう言って、目の前の岩の壁に攻撃を仕掛けた!
そして破壊された壁から外へ四人は飛び出た!
何か起きるかと身構えたが、ランベールは、姿を消していた。
「ジェス!」
突然声を掛けられ、呼ばれた声がした空を見上げた。そこには驚く事に、ゼノが居たのだった!
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
傭兵アルバの放浪記
有馬円
ファンタジー
変わり者の傭兵アルバ、誰も詳しくはこの人間のことを知りません。
アルバはずーっと傭兵で生きてきました。
あんまり考えたこともありません。
でも何をしても何をされても生き残ることが人生の目標です。
ただそれだけですがアルバはそれなりに必死に生きています。
そんな人生の一幕
【完結】引きこもり令嬢は迷い込んできた猫達を愛でることにしました
かな
恋愛
乙女ゲームのモブですらない公爵令嬢に転生してしまった主人公は訳あって絶賛引きこもり中!
そんな主人公の生活はとある2匹の猫を保護したことによって一変してしまい……?
可愛い猫達を可愛がっていたら、とんでもないことに巻き込まれてしまった主人公の無自覚無双の幕開けです!
そしていつのまにか溺愛ルートにまで突入していて……!?
イケメンからの溺愛なんて、元引きこもりの私には刺激が強すぎます!!
毎日17時と19時に更新します。
全12話完結+番外編
「小説家になろう」でも掲載しています。
隠された第四皇女
山田ランチ
ファンタジー
ギルベアト帝国。
帝国では忌み嫌われる魔女達が集う娼館で働くウィノラは、魔女の中でも稀有な癒やしの力を持っていた。ある時、皇宮から内密に呼び出しがかかり、赴いた先に居たのは三度目の出産で今にも命尽きそうな第二側妃のリナだった。しかし癒やしの力を使って助けたリナからは何故か拒絶されてしまう。逃げるように皇宮を出る途中、ライナーという貴族男性に助けてもらう。それから3年後、とある命令を受けてウィノラは再び皇宮に赴く事になる。
皇帝の命令で魔女を捕らえる動きが活発になっていく中、エミル王国との戦争が勃発。そしてウィノラが娼館に隠された秘密が明らかとなっていく。
ヒュー娼館の人々
ウィノラ(娼館で育った第四皇女)
アデリータ(女将、ウィノラの育ての親)
マイノ(アデリータの弟で護衛長)
ディアンヌ、ロラ(娼婦)
デルマ、イリーゼ(高級娼婦)
皇宮の人々
ライナー・フックス(公爵家嫡男)
バラード・クラウゼ(伯爵、ライナーの友人、デルマの恋人)
ルシャード・ツーファール(ギルベアト皇帝)
ガリオン・ツーファール(第一皇子、アイテル軍団の第一師団団長)
リーヴィス・ツーファール(第三皇子、騎士団所属)
オーティス・ツーファール(第四皇子、幻の皇女の弟)
エデル・ツーファール(第五皇子、幻の皇女の弟)
セリア・エミル(第二皇女、現エミル王国王妃)
ローデリカ・ツーファール(第三皇女、ガリオンの妹、死亡)
幻の皇女(第四皇女、死産?)
アナイス・ツーファール(第五皇女、ライナーの婚約者候補)
ロタリオ(ライナーの従者)
ウィリアム(伯爵家三男、アイテル軍団の第一師団副団長)
レナード・ハーン(子爵令息)
リナ(第二側妃、幻の皇女の母。魔女)
ローザ(リナの侍女、魔女)
※フェッチ
力ある魔女の力が具現化したもの。その形は様々で魔女の性格や能力によって変化する。生き物のように視えていても力が形を成したもの。魔女が死亡、もしくは能力を失った時点で消滅する。
ある程度の力がある者達にしかフェッチは視えず、それ以外では気配や感覚でのみ感じる者もいる。
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろうにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる