10 / 48
第二章 マルとバツ。とんだハプニング!?
第八話
しおりを挟む
食事が終わり俺は、食堂から出て来た。満腹度は一〇〇%以下だが少しだけなので問題ない。
さてあの冒険者達はいなくなっただろうか? 気にしなければいいだけだが……。
そういう事で冒険所ギルドに向かう事にした。
中に入ると先ほど声を掛けて来たドワーフがまだいた。まだいたが、まあ気にしない!
俺が掲示板の前に立つと、ドワーフは横に来た。相手はほっといてくれないらしい。
「なあ、一緒に組んでクエストしないか?」
そう言って、冒険者認定書を提示してきた。
見せられて邪険にするのもあれなので、確認をする。
名前:ガイ
種族:ドワーフ
性別:男性
年齢:見た目三〇代
職業:冒険者
レベル:三
HP:一〇〇
MP:一〇
攻撃:四〇
防御:二〇
補正:なし
所得スキル:なし
取得魔法:回復魔法
貢献:なし
二つ名:なし
経験値:二六〇
その他:素早さUP
うん? レベルが上がると一律五UPと思っていたけど、それは人間だけなのか? レベル一の時を知らないからわからないが、MPは上がっていないだろう?
俺的には、大発見だ!
うんじゃ、裏も……覗かせてもらいます。
――裏ステータス!
名前:ガイ
種族:ドワーフ
性別:男性
年齢:二七歳
職業:冒険者
レベル:三
HP:一〇〇
MP:一〇
攻撃:四〇
防御:二〇
補正:なし
所得スキル:目隠し 超音波
取得魔法:回復魔法
貢献:なし
二つ名:なし
経験値:二六〇
その他:素早さUP
なんだこの超音波というスキルは。目隠しは何となくわかるが。
「で、どうする?」
ガイさんは、問いかけて来た。どうしたらいいんだ?
チラッとピピを見た。
『宜しいのではないですか。数が少ないのを選べば問題ないかと』
俺の聞きたい事がわかったらしく何も言わずして答えてくれた。
ピピのスキル、以心伝心に偽りなし!
「わかった。一緒にやってみよう」
「そうか。ありがとう。じゃ、先に組んじゃおうぜ」
パーティーを組もうという事だ。どっちが先でも同じなのでパーティーを組んだ。俺のステータスがガイさんに公開された。
「へえ、一人でやってるだけあるな。HPとMPが%か。いったいどれだけの数値なんだか。大量発生を一人で受けていたのも納得いったぜ」
俺のステータスを見て早口で言った。きっとステータスを見たかったのだろう。まあ裏は見れないようだけど……。
「おっと。すまないな。気になったもんで。じゃクエスト選ぼうぜ」
「あぁ。えっと、ラビーがいいんだけど」
「OK。じゃそれで探そうぜ」
よく考えれば、今日INしている殆どがテスターを体験したもの達だ。つまりチート持ち。知りたくなるよな。俺なんて裏も見てるもんな。
ガイさんは、ラビー八体を選んだ。報酬は三二〇T。
俺も請け負い、俺達は近くの森に向かった。
近くの森に入った途端、エンカウントする。
ガイさんは、手に斧を装備した!
おぉ! 斧だ! いや珍しいわけじゃないけど、もう買ったんだと驚いた。いくらするんだろうか? 後で武器屋に確かめに行ってみよう。
この人も一人でクエストを受けていたっぽいな。報酬は複数で受けると受取額が減るから、一人で受けないと貯まらない。
俺もアイテムボックスからナイフを取り出した。
「ふうん。まだナイフか」
俺はドキっとした。よく考えれば俺の攻撃力は二五になっている。ナイフの攻撃力を足しても三〇だ。普通の攻撃で敵を倒していない事がバレバレだ!
表示されている魔法攻撃はない。
俺ならそんな人物に、すご~く興味が湧くな! やっぱりスカーフより武器を買おう! このクエストが終わったら武器屋に直行だ!
「おーい。大丈夫か? 来たぞ!」
ガイさんの呼びかけで、ハッと俺は我に返る。
ラビーは、ジャンプして突進してきていた。慌ててかわす。
危な。ボーっと考え事している場合じゃなかった。
俺は二回攻撃を当ててラビーを一体倒した。ガイさんも同じだ。
斧を装備しても二回なのか……。俺は魔王補正が掛かっているからナイフでも二回で倒せるのか。やっぱり目立つよな? 正体を見せなくても強いのがバレてしまう。って、本当はこれ自慢のはずなのに!!
そして戦闘終了。
俺はラビーの動きについて行けずに、結構攻撃をくらうもHPの表示は八二%だ。一〇〇ぐらいダメージを受けた事になる。戦闘下手過ぎるな……。本来なら瀕死だ。
それに比べガイさんは、一度も食らってなかったな。
さてあの冒険者達はいなくなっただろうか? 気にしなければいいだけだが……。
そういう事で冒険所ギルドに向かう事にした。
中に入ると先ほど声を掛けて来たドワーフがまだいた。まだいたが、まあ気にしない!
俺が掲示板の前に立つと、ドワーフは横に来た。相手はほっといてくれないらしい。
「なあ、一緒に組んでクエストしないか?」
そう言って、冒険者認定書を提示してきた。
見せられて邪険にするのもあれなので、確認をする。
名前:ガイ
種族:ドワーフ
性別:男性
年齢:見た目三〇代
職業:冒険者
レベル:三
HP:一〇〇
MP:一〇
攻撃:四〇
防御:二〇
補正:なし
所得スキル:なし
取得魔法:回復魔法
貢献:なし
二つ名:なし
経験値:二六〇
その他:素早さUP
うん? レベルが上がると一律五UPと思っていたけど、それは人間だけなのか? レベル一の時を知らないからわからないが、MPは上がっていないだろう?
俺的には、大発見だ!
うんじゃ、裏も……覗かせてもらいます。
――裏ステータス!
名前:ガイ
種族:ドワーフ
性別:男性
年齢:二七歳
職業:冒険者
レベル:三
HP:一〇〇
MP:一〇
攻撃:四〇
防御:二〇
補正:なし
所得スキル:目隠し 超音波
取得魔法:回復魔法
貢献:なし
二つ名:なし
経験値:二六〇
その他:素早さUP
なんだこの超音波というスキルは。目隠しは何となくわかるが。
「で、どうする?」
ガイさんは、問いかけて来た。どうしたらいいんだ?
チラッとピピを見た。
『宜しいのではないですか。数が少ないのを選べば問題ないかと』
俺の聞きたい事がわかったらしく何も言わずして答えてくれた。
ピピのスキル、以心伝心に偽りなし!
「わかった。一緒にやってみよう」
「そうか。ありがとう。じゃ、先に組んじゃおうぜ」
パーティーを組もうという事だ。どっちが先でも同じなのでパーティーを組んだ。俺のステータスがガイさんに公開された。
「へえ、一人でやってるだけあるな。HPとMPが%か。いったいどれだけの数値なんだか。大量発生を一人で受けていたのも納得いったぜ」
俺のステータスを見て早口で言った。きっとステータスを見たかったのだろう。まあ裏は見れないようだけど……。
「おっと。すまないな。気になったもんで。じゃクエスト選ぼうぜ」
「あぁ。えっと、ラビーがいいんだけど」
「OK。じゃそれで探そうぜ」
よく考えれば、今日INしている殆どがテスターを体験したもの達だ。つまりチート持ち。知りたくなるよな。俺なんて裏も見てるもんな。
ガイさんは、ラビー八体を選んだ。報酬は三二〇T。
俺も請け負い、俺達は近くの森に向かった。
近くの森に入った途端、エンカウントする。
ガイさんは、手に斧を装備した!
おぉ! 斧だ! いや珍しいわけじゃないけど、もう買ったんだと驚いた。いくらするんだろうか? 後で武器屋に確かめに行ってみよう。
この人も一人でクエストを受けていたっぽいな。報酬は複数で受けると受取額が減るから、一人で受けないと貯まらない。
俺もアイテムボックスからナイフを取り出した。
「ふうん。まだナイフか」
俺はドキっとした。よく考えれば俺の攻撃力は二五になっている。ナイフの攻撃力を足しても三〇だ。普通の攻撃で敵を倒していない事がバレバレだ!
表示されている魔法攻撃はない。
俺ならそんな人物に、すご~く興味が湧くな! やっぱりスカーフより武器を買おう! このクエストが終わったら武器屋に直行だ!
「おーい。大丈夫か? 来たぞ!」
ガイさんの呼びかけで、ハッと俺は我に返る。
ラビーは、ジャンプして突進してきていた。慌ててかわす。
危な。ボーっと考え事している場合じゃなかった。
俺は二回攻撃を当ててラビーを一体倒した。ガイさんも同じだ。
斧を装備しても二回なのか……。俺は魔王補正が掛かっているからナイフでも二回で倒せるのか。やっぱり目立つよな? 正体を見せなくても強いのがバレてしまう。って、本当はこれ自慢のはずなのに!!
そして戦闘終了。
俺はラビーの動きについて行けずに、結構攻撃をくらうもHPの表示は八二%だ。一〇〇ぐらいダメージを受けた事になる。戦闘下手過ぎるな……。本来なら瀕死だ。
それに比べガイさんは、一度も食らってなかったな。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
24
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる