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第1話
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魔法国タルトール国に今日も日が昇る。それに安堵する少女が一人、朝焼けが綺麗な空を見上げていた。
「今日も滅びてない」
見上げていた朝焼けの様な暁色の髪を一本に結い、髪と同じ縁色の眼鏡をかけた彼女の名は、ミチェルラ・バンガー。タルトール国、1、2位を争う魔法の使い手の名家だ。いやだった。祖母の代までは。
ミチェルラの両親は共に魔法学校の先生で、5つ年上の兄は国が誇る魔法団の一員だ。だが彼女は、中の中。一般的な魔法使いだった。
そんな彼女が、念願の魔法団に入れたのだ。もちろんコネで……。
「今日も滅びてない」
見上げていた朝焼けの様な暁色の髪を一本に結い、髪と同じ縁色の眼鏡をかけた彼女の名は、ミチェルラ・バンガー。タルトール国、1、2位を争う魔法の使い手の名家だ。いやだった。祖母の代までは。
ミチェルラの両親は共に魔法学校の先生で、5つ年上の兄は国が誇る魔法団の一員だ。だが彼女は、中の中。一般的な魔法使いだった。
そんな彼女が、念願の魔法団に入れたのだ。もちろんコネで……。
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