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守備は万全です
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私は走って村に向かっていた。だって、敵に遭遇するのが怖いもの!
「ちょっと、ストープ!」
「え? 何?」
シシリーに言われ、私は立ち止まった。
「まずは、ここら辺で、メインをランクアップさせておきましょう」
「え? ここで?」
「ここまでくれば、ミチルから見えないし。まあ、村に入ってからでもいいけど。他の人には、わからないから」
振り返って見るもミチルの姿は見えない。
そっか。私は、神官にランクを上げてもらうわけじゃないから本当に村に戻らなくてもいいのね。
シシリーの言う通り、ランクアップしときますか。
「ランクアップ!」
《メインジョブ神官がランク4になりました》
《サブジョブを一つ獲得出来ます》
「で、サブってどうするの?」
「そうね。ランク戦でるのなら製作者をサブにしても仕方ないわね」
「なるほど。ところでランク戦ってどんな感じ?」
「うーん。専用マップに移動して感じね。まだ、公開できないのよ。まあ、サブの方は、ちゃんと考慮して選んであげるから任せて頂戴!」
「うん。宜しく」
「では、村に向かいましょう。サブ取得して、スキル上げたらミチルを呼びましょう」
私は頷いて、また走り出した。
村に着くと、そのまま神殿に入り列に並んだ。
「サブジョブを選びたいのですが」
「なつめさんが選べるジョブはこちらになります」
順番が来て、サブ選びを始める。
剣士【物理攻撃力+3/●武器攻撃力UP】
武闘家【物理クリティカル+5/反撃】
プーリスト【MP+20/●ヒール】
魔法使い(氷系)【MP回復+1/●コールド】
巫女【●ヒール/●除去】
狩人【弓攻撃/魔法防御+3】
パン職人【SP+30/SP回復+3】
製作者【転写/製作】
チェンジマスター(ガード)【ガードチェンジ/HP+20】
あ、製作者って本当にある。
うん? チェンジマスター? これってどんなジョブ? 今回は、この二つが増えたみたいね。
「チェンジマスターをサブにして」
「え? わかったわ!」
まあHP20増えるし、スキルだと思うけどガードとかついてるから防御を上げるのかも。
「あの、チェンジマスターをお願いします」
「ではなつめさんに、チェンジマスター(ガード)の素質を与えます。ステム様のご加護がありますように」
サブを取得した私は、村の外に出た。
そして、人気のないところに移る。
「ねえ、モンスター出てこないよね?」
「大丈夫よ。それよりスキルをあげるわよ!」
「うん……」
「ミチルが傍にいるとやりづらいでしょう?」
「そうね。このガードチェンジを上げればいいのね?」
私が聞くと、シシリーがそうだと頷いた。
「ガードチェンジをランクアップ!」
《ガードチェンジがランク2になりました》
「研ぎ澄まされた技を使う者の癒しの時間。漲る力の源よ。蘇れ♪」
私は、すかさずSP回復の歌を歌った。体が光に包まれる。
「それ、ランク4までだから。そして、終わったら神官の服も一つ上げてランク4にするわよ」
「うん。研ぎ澄まされた技を使う者の癒しの時間。漲る力の源よ。蘇れ♪」
こうして、ガードチェンジをMAXまで上げた。
ガードチェンジ【ランクMAX/最大MPの20%を消費して、消費したMPの3倍の値を物理防御と魔法防御に加算する】
見て驚いた。MPを消費して防御を強化できるんだ!
さすがMAX。消費したMPの3倍だって! 今、最大MPが35だからその20%は7で、その3倍だから21ずつ防御が増えるの? すごくない?
「ちょっと、ストープ!」
「え? 何?」
シシリーに言われ、私は立ち止まった。
「まずは、ここら辺で、メインをランクアップさせておきましょう」
「え? ここで?」
「ここまでくれば、ミチルから見えないし。まあ、村に入ってからでもいいけど。他の人には、わからないから」
振り返って見るもミチルの姿は見えない。
そっか。私は、神官にランクを上げてもらうわけじゃないから本当に村に戻らなくてもいいのね。
シシリーの言う通り、ランクアップしときますか。
「ランクアップ!」
《メインジョブ神官がランク4になりました》
《サブジョブを一つ獲得出来ます》
「で、サブってどうするの?」
「そうね。ランク戦でるのなら製作者をサブにしても仕方ないわね」
「なるほど。ところでランク戦ってどんな感じ?」
「うーん。専用マップに移動して感じね。まだ、公開できないのよ。まあ、サブの方は、ちゃんと考慮して選んであげるから任せて頂戴!」
「うん。宜しく」
「では、村に向かいましょう。サブ取得して、スキル上げたらミチルを呼びましょう」
私は頷いて、また走り出した。
村に着くと、そのまま神殿に入り列に並んだ。
「サブジョブを選びたいのですが」
「なつめさんが選べるジョブはこちらになります」
順番が来て、サブ選びを始める。
剣士【物理攻撃力+3/●武器攻撃力UP】
武闘家【物理クリティカル+5/反撃】
プーリスト【MP+20/●ヒール】
魔法使い(氷系)【MP回復+1/●コールド】
巫女【●ヒール/●除去】
狩人【弓攻撃/魔法防御+3】
パン職人【SP+30/SP回復+3】
製作者【転写/製作】
チェンジマスター(ガード)【ガードチェンジ/HP+20】
あ、製作者って本当にある。
うん? チェンジマスター? これってどんなジョブ? 今回は、この二つが増えたみたいね。
「チェンジマスターをサブにして」
「え? わかったわ!」
まあHP20増えるし、スキルだと思うけどガードとかついてるから防御を上げるのかも。
「あの、チェンジマスターをお願いします」
「ではなつめさんに、チェンジマスター(ガード)の素質を与えます。ステム様のご加護がありますように」
サブを取得した私は、村の外に出た。
そして、人気のないところに移る。
「ねえ、モンスター出てこないよね?」
「大丈夫よ。それよりスキルをあげるわよ!」
「うん……」
「ミチルが傍にいるとやりづらいでしょう?」
「そうね。このガードチェンジを上げればいいのね?」
私が聞くと、シシリーがそうだと頷いた。
「ガードチェンジをランクアップ!」
《ガードチェンジがランク2になりました》
「研ぎ澄まされた技を使う者の癒しの時間。漲る力の源よ。蘇れ♪」
私は、すかさずSP回復の歌を歌った。体が光に包まれる。
「それ、ランク4までだから。そして、終わったら神官の服も一つ上げてランク4にするわよ」
「うん。研ぎ澄まされた技を使う者の癒しの時間。漲る力の源よ。蘇れ♪」
こうして、ガードチェンジをMAXまで上げた。
ガードチェンジ【ランクMAX/最大MPの20%を消費して、消費したMPの3倍の値を物理防御と魔法防御に加算する】
見て驚いた。MPを消費して防御を強化できるんだ!
さすがMAX。消費したMPの3倍だって! 今、最大MPが35だからその20%は7で、その3倍だから21ずつ防御が増えるの? すごくない?
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