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第1章
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私がその人に出会ったのは、一年ほど前のこと。
本当はこのことは自分の胸の中にそっと留めておくつもりだったけれど、あなたにだけ話しておきたいと考えた。
何故そう考えたのかと言うと、私はもう直ぐ死んでしまうから。
どうせ死ぬなら遺言のつもりで、あなたに話したい。
あぁ、そしてこのことは誰にも言わないで。
恥ずかしいから。
死ぬことがわかっていても、やはり恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
私も一人の人間、女だから。
一,
鰯雲が空に浮かぶ、秋に相応しい空。
窓からは見事に紅葉した桜の木、桜紅葉が見える。
窓を開け手を伸ばせば届きそうな場所にそれはあった。
枝同士が複雑に交わり合っていて、桜の木の向こう側にあるはずの駐車場も隙間からやっと見えると言った感じだ。
今日もここの病院は混んでいて、黒とか白とか赤とか、色んな色の色んな大きさの車が、駐車場に停められている。
私はその光景を一人、木々の隙間から見下すように眺めていた。
私の意思で見ようと思ったのではなく、そこにあったから見ているのだ。
ぼんやりと。
身体がすっかり弱り、一人ではほとんど身動きが取れない私にとって窓の外の風景は、唯一色のあるものだった。
私の腕には今、管が繋がれている。
そして私は、誰もいないモノクロームの病室に一人、ベッドで横たわっている。
なぜか。
私はもう直ぐ、死んでしまうから。
癌にこの体は蝕まれ、あと一ヶ月も持たないそうで。
私はそれを医師から告げられたが、なんとも思わなかった。
ただそれを、人生の中の大きな出来事の一つ、と言う風にしか捉えられなかった。
恐怖も悲しみも後悔も、感情は一切湧かなかった。
実際、私の解釈は間違ってはいないはずだ。
人はいつか死んでしまうのだから、これは当たり前のことであり恐れる必要はないのだ。
むしろ生きることは幸せなのだろうか。
生きると言うことは、バレエの舞台で永遠に踊り続けているのに過ぎない。
舞台に流れるクラシック音楽に合わせ、踊りを止めることは許されず、またスポットライトを浴びて永遠に注目され続けるのだ。
どれだけ踊りが下手なダンサーでも、スポットライトという輝きが途絶えない限り。見ない人はいない。
人生とはそう言うものだ。
私はそれが嫌で恥ずかしくて、この病気を機に、人生という舞台でのバレエをやめようと思っている。
休むことを、踊りを止めることを許されず汗を流し息を乱している姿を、いい加減もうどの観客にも見られなくない。
散々だ、もう。
弱い自分を見られるのが嫌い、恥ずかしい。
目を閉じて、白鳥のように舞うその姿を、目蓋の裏に描く。
しかしもう体力も限界のようで、額の汗がスポットライトで光っており、息も上がっていて、どこかよろめいているようにも見える。
いや、あれは適当に身体をくねらせているだけなのだ。
観客はそれを黙ってみている。
口の端だって動かすことはない。
失敗は、許されない。
結局その後は倒れてしまい、そのまま舞台袖に運ばれていった。
舞台は真っ暗になった。
それから間も無く、見慣れた病室の天井を目に映すことになった。
この夢を、やっと叶えることができる。
疲れて、やっとやめることができる、幸せな夢。
「大野さん、夕食をお持ちしましたよ」
夢から引きずり出されるように、私の耳に戸が開けられる音が入ってきた。
看護師が食事を持ってきてくれたのだ。
「ありがとうございます」
看護師はテーブルに夕飯を置くと、それでは失礼します、とかって言ってすぐに出て行った。
上半身を起こして、箸を取る。
夕食はご飯、肉じゃが、ほうれん草の味噌汁、鯖の照り焼き。
箸で皿に入っているものを摘んで口に入れ、よく噛んで、飲み込んでいく。
ものが喉を通っていく。
味はよくわからなかった。
冷たかったかもしれない。
湯気が出ていたかもしれない。
色は何色だったろうか。
少しでも生き延びるためだけに胃袋にものを詰める。
延命のための作業の一つとして食事をしていく。
味わう必要もないでしょう。
一日三回はするこの作業に対し私は必ず疑問に思う。
食べて生き延びて、どうするの?
あと少しでどうせ死ぬのに生き延びようとして、どうするの。
お金の無駄でしょう、私にはそう思えてならない。
死ぬなら早く死にたいのに、箸を持つ右手は、食べ物を噛む歯は、止まらなかった。
まるで依存するかのように、私はそれをやめられない。
やめられない。
「あ」
小石が転がるように、毛布にじゃがいもが落ちてしまった。
毛布に、ごろごろと、汁を染み込ませながら、跡を作った。
毛布の毛がじゃがいもに纏わりついていた。
食べづらそう。
それ以上逃さまいと思い箸で芋をさして、口の中へ入れた。
毛が舌に纏わり付いて気持ち悪かった。
二,
毛のついた芋を口の中で転がしていると、コンコンコン、と病室の入口の戸を叩く音がした。
看護師だろうか、まず私の見舞いにくる人なんていない。
来るとしても両親くらいだろう。
また両親には迷惑をかけてしまった。
怒られる、というより責められる気がした。
しかし私にとってはどうでもよく、地面の蟻を潰すくらいどうでもよかった。
もう、それでもいいや。
今死んじゃってもいいし。
「どうぞ」
病室に僅かに響くような小さい声で、私は戸をノックした人物にいった。
聞こえただろうか。
私の不安をよそに、しっかり本人の耳には聞こえたようで、戸を開けてその人物は入ってきた。
聞き慣れた、ドアノブを回す音が鳴る。
「失礼します」
しかしその声は、聞き慣れないものだった。
低い、男の声だ。
「こんにちは」
その人物を見たとき、私はどんな顔をしていただろう。
おそらく目を見開いて、固まっていたのではないだろうか。
酷く、内心驚いた。
入ってきたのは高校生くらいの、眼鏡をかけた男の子だった。
全く知らない子だ。
見たこともない。
彼はそして穏やかに微笑みながらこういった。
「月宮 翔と言う者です。あなたを僕の図書館へご招待をしに参りました」
彼は淡々と、私に告げた。
図書館へ招待、そのままの意味なのだろうが私には身に覚えがない。
そもそも彼は何者なのか、いきなり赤の他人の病室に来るなり図書館へ招待などと。
それか彼は頭がどうにかしてしまったのだろうか。
いや、頭がおかしくなったのは私の方で、私は幻覚を見ているのだろうか。
私の頭は夢の中にでもいるかのように、思考がうまくまとまらない。
「部屋を間違えていませんか。誰のお見舞いに来たのですか」
「僕は大野遥香さんに会いに来たのですが、あなたは大野さんではない?」
「え」
そうだ、私は大野遥香だ。
でもなぜ彼が私の名前を知っているのだろう。
疑問が大量の胡麻を散りばめたかのように、まとまらない。
拾っても拾っても、拾いきれない。
「すいません、あまりにも突然過ぎるので状況がわからないのですが」
「あはは」
彼は苦笑いをした。
「そうでしょうね、大野さんの頭の中は今疑問でいっぱいでしょう」
本当はこのことは自分の胸の中にそっと留めておくつもりだったけれど、あなたにだけ話しておきたいと考えた。
何故そう考えたのかと言うと、私はもう直ぐ死んでしまうから。
どうせ死ぬなら遺言のつもりで、あなたに話したい。
あぁ、そしてこのことは誰にも言わないで。
恥ずかしいから。
死ぬことがわかっていても、やはり恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
私も一人の人間、女だから。
一,
鰯雲が空に浮かぶ、秋に相応しい空。
窓からは見事に紅葉した桜の木、桜紅葉が見える。
窓を開け手を伸ばせば届きそうな場所にそれはあった。
枝同士が複雑に交わり合っていて、桜の木の向こう側にあるはずの駐車場も隙間からやっと見えると言った感じだ。
今日もここの病院は混んでいて、黒とか白とか赤とか、色んな色の色んな大きさの車が、駐車場に停められている。
私はその光景を一人、木々の隙間から見下すように眺めていた。
私の意思で見ようと思ったのではなく、そこにあったから見ているのだ。
ぼんやりと。
身体がすっかり弱り、一人ではほとんど身動きが取れない私にとって窓の外の風景は、唯一色のあるものだった。
私の腕には今、管が繋がれている。
そして私は、誰もいないモノクロームの病室に一人、ベッドで横たわっている。
なぜか。
私はもう直ぐ、死んでしまうから。
癌にこの体は蝕まれ、あと一ヶ月も持たないそうで。
私はそれを医師から告げられたが、なんとも思わなかった。
ただそれを、人生の中の大きな出来事の一つ、と言う風にしか捉えられなかった。
恐怖も悲しみも後悔も、感情は一切湧かなかった。
実際、私の解釈は間違ってはいないはずだ。
人はいつか死んでしまうのだから、これは当たり前のことであり恐れる必要はないのだ。
むしろ生きることは幸せなのだろうか。
生きると言うことは、バレエの舞台で永遠に踊り続けているのに過ぎない。
舞台に流れるクラシック音楽に合わせ、踊りを止めることは許されず、またスポットライトを浴びて永遠に注目され続けるのだ。
どれだけ踊りが下手なダンサーでも、スポットライトという輝きが途絶えない限り。見ない人はいない。
人生とはそう言うものだ。
私はそれが嫌で恥ずかしくて、この病気を機に、人生という舞台でのバレエをやめようと思っている。
休むことを、踊りを止めることを許されず汗を流し息を乱している姿を、いい加減もうどの観客にも見られなくない。
散々だ、もう。
弱い自分を見られるのが嫌い、恥ずかしい。
目を閉じて、白鳥のように舞うその姿を、目蓋の裏に描く。
しかしもう体力も限界のようで、額の汗がスポットライトで光っており、息も上がっていて、どこかよろめいているようにも見える。
いや、あれは適当に身体をくねらせているだけなのだ。
観客はそれを黙ってみている。
口の端だって動かすことはない。
失敗は、許されない。
結局その後は倒れてしまい、そのまま舞台袖に運ばれていった。
舞台は真っ暗になった。
それから間も無く、見慣れた病室の天井を目に映すことになった。
この夢を、やっと叶えることができる。
疲れて、やっとやめることができる、幸せな夢。
「大野さん、夕食をお持ちしましたよ」
夢から引きずり出されるように、私の耳に戸が開けられる音が入ってきた。
看護師が食事を持ってきてくれたのだ。
「ありがとうございます」
看護師はテーブルに夕飯を置くと、それでは失礼します、とかって言ってすぐに出て行った。
上半身を起こして、箸を取る。
夕食はご飯、肉じゃが、ほうれん草の味噌汁、鯖の照り焼き。
箸で皿に入っているものを摘んで口に入れ、よく噛んで、飲み込んでいく。
ものが喉を通っていく。
味はよくわからなかった。
冷たかったかもしれない。
湯気が出ていたかもしれない。
色は何色だったろうか。
少しでも生き延びるためだけに胃袋にものを詰める。
延命のための作業の一つとして食事をしていく。
味わう必要もないでしょう。
一日三回はするこの作業に対し私は必ず疑問に思う。
食べて生き延びて、どうするの?
あと少しでどうせ死ぬのに生き延びようとして、どうするの。
お金の無駄でしょう、私にはそう思えてならない。
死ぬなら早く死にたいのに、箸を持つ右手は、食べ物を噛む歯は、止まらなかった。
まるで依存するかのように、私はそれをやめられない。
やめられない。
「あ」
小石が転がるように、毛布にじゃがいもが落ちてしまった。
毛布に、ごろごろと、汁を染み込ませながら、跡を作った。
毛布の毛がじゃがいもに纏わりついていた。
食べづらそう。
それ以上逃さまいと思い箸で芋をさして、口の中へ入れた。
毛が舌に纏わり付いて気持ち悪かった。
二,
毛のついた芋を口の中で転がしていると、コンコンコン、と病室の入口の戸を叩く音がした。
看護師だろうか、まず私の見舞いにくる人なんていない。
来るとしても両親くらいだろう。
また両親には迷惑をかけてしまった。
怒られる、というより責められる気がした。
しかし私にとってはどうでもよく、地面の蟻を潰すくらいどうでもよかった。
もう、それでもいいや。
今死んじゃってもいいし。
「どうぞ」
病室に僅かに響くような小さい声で、私は戸をノックした人物にいった。
聞こえただろうか。
私の不安をよそに、しっかり本人の耳には聞こえたようで、戸を開けてその人物は入ってきた。
聞き慣れた、ドアノブを回す音が鳴る。
「失礼します」
しかしその声は、聞き慣れないものだった。
低い、男の声だ。
「こんにちは」
その人物を見たとき、私はどんな顔をしていただろう。
おそらく目を見開いて、固まっていたのではないだろうか。
酷く、内心驚いた。
入ってきたのは高校生くらいの、眼鏡をかけた男の子だった。
全く知らない子だ。
見たこともない。
彼はそして穏やかに微笑みながらこういった。
「月宮 翔と言う者です。あなたを僕の図書館へご招待をしに参りました」
彼は淡々と、私に告げた。
図書館へ招待、そのままの意味なのだろうが私には身に覚えがない。
そもそも彼は何者なのか、いきなり赤の他人の病室に来るなり図書館へ招待などと。
それか彼は頭がどうにかしてしまったのだろうか。
いや、頭がおかしくなったのは私の方で、私は幻覚を見ているのだろうか。
私の頭は夢の中にでもいるかのように、思考がうまくまとまらない。
「部屋を間違えていませんか。誰のお見舞いに来たのですか」
「僕は大野遥香さんに会いに来たのですが、あなたは大野さんではない?」
「え」
そうだ、私は大野遥香だ。
でもなぜ彼が私の名前を知っているのだろう。
疑問が大量の胡麻を散りばめたかのように、まとまらない。
拾っても拾っても、拾いきれない。
「すいません、あまりにも突然過ぎるので状況がわからないのですが」
「あはは」
彼は苦笑いをした。
「そうでしょうね、大野さんの頭の中は今疑問でいっぱいでしょう」
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