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第八章
三魔将との激突 その3
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「どうした、逃げ回っていては勝てんぞ!」
弓矢を手に駆けながら、ンテカトルは挑発する。
かれは軽装だった。機動性を重視しているためか、チェインメイルは着込んでいない。頑丈そうな革鎧に、頭にはボイオーティア式兜。頭部を守るだけの簡素なつくりで、視界が広く、耳当てがないため周囲の物音を拾いやすい。
料金所の向かいに、広がる下草と潅木の覆う不安定な足場。ふたりはそこを戦いの場に選んだ。その地より先は、林立する樹々が視界をさえぎっている。
コニンの闘いのプランは、シンプルだった。たがいに弓が届くか届かぬかという位置で弓を構え、射ち合うものだと想定していたのだ。
近接武器とは違い、弓の殺傷範囲というのは広い。だが、ある程度の距離は必要不可欠だし、何より遮蔽物がないと相打ちの危険性がある。
そうした常識を打ち破る戦法を、このンテカトルという男は用いてきた。
なんと、こちらへ猛突進しながら矢をつがえ、射撃してくるのだ。
「な、なんだこいつ!?」
俊敏な身のこなしでかわしたコニンだが、相手は追撃の手をゆるめない。
まるで槍でも突き刺すかのような距離まで肉薄し、矢を射ってくる。
コニンも慌てて矢を放つが、突進してくる敵にうまく標準が合わせられない。
「や、ヤバイやつだ!」
コニンは完全に圧倒されていた。相手の異常な戦法に。
距離を開くべく、コニンはどんどん後方へと走った。
そうはさせじと、ぐんぐん接近してくるンテカトル。
ふたりはひたすら駆けた。弓を構えたまま。
ついに森林の内部まで、ふたりは移動してしまった。
もはや、肺活量の限界だった。コニンはぜーぜーと息を切らせながら、太い樹木の背後に隠れる。この瞬間を狙われてはひとたまりもない。
敵はまちがいなく追ってきているだろう。この木の向こうに立っているのかもしれない。太い木を背にしたまま弓を構えるが、みずからの腕が震えているのに気付く。
まず息を整えなければ、うまく当てられない。
コニンはすうっと深い呼吸をする。ひとつ、ふたつ、みっつ。
よし、震えがおさまってきた。やれる。
隠れていた木から、ゆっくりと身を乗り出す。油断なくきょときょと周囲を見渡すが、追ってきているはずのンテカトルの姿が見当たらない。
「――あれ? 逃げた?」
そのときである。ふいに頭上の小鳥が、羽音を立てて飛び去った。
コニンはぞっと悪寒めいたものを感じ、大地に身を転がす。
そのわずか背後の地表に、矢がびいん、と垂直に突き立った。
「フフフ、なかなか勘がいいな」
どっと冷や汗が噴きだす。まさに危機一髪だった。
相手はいつのまにか頭上から、彼女の脳天に狙いを定めていたのだ。
まずい。コニンは駆けた。
駆けながら背後を振り返り、先ほどの木の上を確認する。
敵影はない。すでにどこかへと移動したのだ。
「愚かだな。どこへ逃げても俺の弓はお前を捉えているぞ」
「うるさいよ、アルガスかお前は!」
コニンは悪態つきつつ、敵の攻撃に戦慄をおぼえていた。
大地に安定して両足をセットし、常に正確なフォームで射ること。
それが命中率を高めるコツだと、彼女は師からいつも言われてきた。
――だが、この男にはその常識が通用しない。
跳ぶ。奔る。木に昇る。
あらゆる距離で、あらゆる位置から射ってくる。
それもかなり正確に。
コニンは軽くパニックに陥りつつあった。こんな相手とどう闘えばいいのか。ンテカトルの攻撃は彼女の常識を超えていた。
なぶるように、矢が風を切る飛翔音が彼女の耳元を通過する。
命中しそこねたのか、わざと外したのか。もうそんなことはどうでもよかった。コニンはふたたび、転がりこむように、自分の身が隠れるほどの大きさの木の背後へと回りこんだ。
(エクセさんにでかい口を叩いておいて、完全に圧倒されているな……)
内心、自嘲気味につぶやいた。ジリ貧もいいところだ。
コニンは木々の隙間から、周囲の様子をうかがった。
鳥の歌声が降ってくる。途切れ途切れに風の音が聞こえてくる。
風でかさかさと木々が揺れ、彼女の眼を惑わせる。あらゆるものが敵影に見えてしまう。弓を射るには、あまりいい環境ではない。
彼女はそっと耳を澄ませた。どこかから下草を歩く音がする。
場所は特定できないが、とりあえずコニンは地を蹴った。
どすっと彼女が立っていた場所に、矢が突き刺さる。
コニンは身を大地に投げ出した。前転しつつ、体勢を低くして潅木のうしろに身を隠す。
すると彼女を嘲弄するような声がする。
「そんなところに、野ネズミのように隠れて大丈夫なのか?」
「なっ、何?」
コニンがその姿を発見したとき、すでにンテカトルは、跳躍していた。
潅木の背後に隠れているコニンに狙いを定め、空中から矢を放つ。
でたらめな射撃術だとコニンは思った。身を沈めているコニンの姿勢から、迎撃は不可能である。
コニンは横へ跳んだ。矢は彼女がしゃがみこんでいた位置に、斜めから突き立った。
こんな馬鹿げた射撃方法で狙いが的確なのが、いっそう不可解だった。
ンテカトルは潅木を飛び越え、彼女のすぐ近くに着地した。
近接武器なら、ここで勝負がつきそうな距離である。
あまりに近すぎる。ここからでは射れない。
コニンは木を背に逃げ出した。
背後から射抜かれぬよう、樹木のすきまをジグザグに移動する。
「また追いかけっこか? 野ウサギのようなやつだな」
「野ねずみか野ウサギか、どっちなんだよ!」
悪態をつきつつも、コニンは完全に相手に圧倒されているという焦りがあった。
ザラマの戦場では、もっとまともな活躍ができたように思う。
まるで勝負になっていない。勝負開始から翻弄されっぱなしである。
ンテカトルは足元が坂だろうが空中だろうが、おかまいなしに撃ってくる。
それでも狙いが的確なのは、生まれつきのものなのか、それとも特殊な修練のものなのか、異質すぎてコニンには理解できない。
理解できないから、対応策が見つからない。
どうにかして、自分の距離を確保しなければ……。
(オレの技術は、そうしないと生きない)
だが、相手はそれをさせてくれないのだ。
こちらの距離を確実に潰してくる。それも意表を衝くやりかたで。
森林に逃げ込んだのは間違いだった、とコニンは後悔した。
(ここは相手の庭のようなもんだ。オレの間合いが作れない)
逃げ回っていると、ふたたび息が切れてくる。
行動がにぶる。脚を止めると、射られる。
これはよくない。どんどんよくない方向に向かっている。
コニンはできるだけ周囲を見渡しながら走った。
敵からの襲撃を警戒しているのもあるが、少しでも自分に有利な地形を発見しようとしたのだ。
コニンの脚が止まった。
「やばっ! 行き止まり?」
森のど真ん中に、壁が突如として発生し、彼女の行く手をふさいでいる。
コニンは困惑した。この壁の高さはコニンはおろか、ンテカトルという男の身長も超えているだろう。
そっと壁の表面に触れてみた。どうやらこの壁は樹だ。
巨大な古木が横倒しになって、行く手をふさいでいるのだ。
付近の木々とはスケールが違う。倒れてからかなりの歳月が経っているのだろう。
「そんなところで、のんびりとしてていいのか?」
はっと振り返った瞬間だった。
ンテカトルの放った矢が、彼女の肩に突き刺さった。
「ぐうっ――痛っ!!」
しゃがんで二の矢はかわしたが、呆然としていたのはうかつだった。
痛みに耐えながら、彼女は木の壁沿いを走った。
革鎧の上からなので、肉に深く食い込むことだけは避けられた。
だが、痛い。ずきずきと疼く。矢を抜く暇もない。
「どこへ行こうというのかね」
相手は余裕しゃくしゃくで追いかけてくる。
この肩では、弓が引けないかもしれない。
相手もそう思っていることは明白だった。だけど、ここで死ぬつもりはなかった。
なんとか活路があるはず、あきらめなければ――
弓矢を手に駆けながら、ンテカトルは挑発する。
かれは軽装だった。機動性を重視しているためか、チェインメイルは着込んでいない。頑丈そうな革鎧に、頭にはボイオーティア式兜。頭部を守るだけの簡素なつくりで、視界が広く、耳当てがないため周囲の物音を拾いやすい。
料金所の向かいに、広がる下草と潅木の覆う不安定な足場。ふたりはそこを戦いの場に選んだ。その地より先は、林立する樹々が視界をさえぎっている。
コニンの闘いのプランは、シンプルだった。たがいに弓が届くか届かぬかという位置で弓を構え、射ち合うものだと想定していたのだ。
近接武器とは違い、弓の殺傷範囲というのは広い。だが、ある程度の距離は必要不可欠だし、何より遮蔽物がないと相打ちの危険性がある。
そうした常識を打ち破る戦法を、このンテカトルという男は用いてきた。
なんと、こちらへ猛突進しながら矢をつがえ、射撃してくるのだ。
「な、なんだこいつ!?」
俊敏な身のこなしでかわしたコニンだが、相手は追撃の手をゆるめない。
まるで槍でも突き刺すかのような距離まで肉薄し、矢を射ってくる。
コニンも慌てて矢を放つが、突進してくる敵にうまく標準が合わせられない。
「や、ヤバイやつだ!」
コニンは完全に圧倒されていた。相手の異常な戦法に。
距離を開くべく、コニンはどんどん後方へと走った。
そうはさせじと、ぐんぐん接近してくるンテカトル。
ふたりはひたすら駆けた。弓を構えたまま。
ついに森林の内部まで、ふたりは移動してしまった。
もはや、肺活量の限界だった。コニンはぜーぜーと息を切らせながら、太い樹木の背後に隠れる。この瞬間を狙われてはひとたまりもない。
敵はまちがいなく追ってきているだろう。この木の向こうに立っているのかもしれない。太い木を背にしたまま弓を構えるが、みずからの腕が震えているのに気付く。
まず息を整えなければ、うまく当てられない。
コニンはすうっと深い呼吸をする。ひとつ、ふたつ、みっつ。
よし、震えがおさまってきた。やれる。
隠れていた木から、ゆっくりと身を乗り出す。油断なくきょときょと周囲を見渡すが、追ってきているはずのンテカトルの姿が見当たらない。
「――あれ? 逃げた?」
そのときである。ふいに頭上の小鳥が、羽音を立てて飛び去った。
コニンはぞっと悪寒めいたものを感じ、大地に身を転がす。
そのわずか背後の地表に、矢がびいん、と垂直に突き立った。
「フフフ、なかなか勘がいいな」
どっと冷や汗が噴きだす。まさに危機一髪だった。
相手はいつのまにか頭上から、彼女の脳天に狙いを定めていたのだ。
まずい。コニンは駆けた。
駆けながら背後を振り返り、先ほどの木の上を確認する。
敵影はない。すでにどこかへと移動したのだ。
「愚かだな。どこへ逃げても俺の弓はお前を捉えているぞ」
「うるさいよ、アルガスかお前は!」
コニンは悪態つきつつ、敵の攻撃に戦慄をおぼえていた。
大地に安定して両足をセットし、常に正確なフォームで射ること。
それが命中率を高めるコツだと、彼女は師からいつも言われてきた。
――だが、この男にはその常識が通用しない。
跳ぶ。奔る。木に昇る。
あらゆる距離で、あらゆる位置から射ってくる。
それもかなり正確に。
コニンは軽くパニックに陥りつつあった。こんな相手とどう闘えばいいのか。ンテカトルの攻撃は彼女の常識を超えていた。
なぶるように、矢が風を切る飛翔音が彼女の耳元を通過する。
命中しそこねたのか、わざと外したのか。もうそんなことはどうでもよかった。コニンはふたたび、転がりこむように、自分の身が隠れるほどの大きさの木の背後へと回りこんだ。
(エクセさんにでかい口を叩いておいて、完全に圧倒されているな……)
内心、自嘲気味につぶやいた。ジリ貧もいいところだ。
コニンは木々の隙間から、周囲の様子をうかがった。
鳥の歌声が降ってくる。途切れ途切れに風の音が聞こえてくる。
風でかさかさと木々が揺れ、彼女の眼を惑わせる。あらゆるものが敵影に見えてしまう。弓を射るには、あまりいい環境ではない。
彼女はそっと耳を澄ませた。どこかから下草を歩く音がする。
場所は特定できないが、とりあえずコニンは地を蹴った。
どすっと彼女が立っていた場所に、矢が突き刺さる。
コニンは身を大地に投げ出した。前転しつつ、体勢を低くして潅木のうしろに身を隠す。
すると彼女を嘲弄するような声がする。
「そんなところに、野ネズミのように隠れて大丈夫なのか?」
「なっ、何?」
コニンがその姿を発見したとき、すでにンテカトルは、跳躍していた。
潅木の背後に隠れているコニンに狙いを定め、空中から矢を放つ。
でたらめな射撃術だとコニンは思った。身を沈めているコニンの姿勢から、迎撃は不可能である。
コニンは横へ跳んだ。矢は彼女がしゃがみこんでいた位置に、斜めから突き立った。
こんな馬鹿げた射撃方法で狙いが的確なのが、いっそう不可解だった。
ンテカトルは潅木を飛び越え、彼女のすぐ近くに着地した。
近接武器なら、ここで勝負がつきそうな距離である。
あまりに近すぎる。ここからでは射れない。
コニンは木を背に逃げ出した。
背後から射抜かれぬよう、樹木のすきまをジグザグに移動する。
「また追いかけっこか? 野ウサギのようなやつだな」
「野ねずみか野ウサギか、どっちなんだよ!」
悪態をつきつつも、コニンは完全に相手に圧倒されているという焦りがあった。
ザラマの戦場では、もっとまともな活躍ができたように思う。
まるで勝負になっていない。勝負開始から翻弄されっぱなしである。
ンテカトルは足元が坂だろうが空中だろうが、おかまいなしに撃ってくる。
それでも狙いが的確なのは、生まれつきのものなのか、それとも特殊な修練のものなのか、異質すぎてコニンには理解できない。
理解できないから、対応策が見つからない。
どうにかして、自分の距離を確保しなければ……。
(オレの技術は、そうしないと生きない)
だが、相手はそれをさせてくれないのだ。
こちらの距離を確実に潰してくる。それも意表を衝くやりかたで。
森林に逃げ込んだのは間違いだった、とコニンは後悔した。
(ここは相手の庭のようなもんだ。オレの間合いが作れない)
逃げ回っていると、ふたたび息が切れてくる。
行動がにぶる。脚を止めると、射られる。
これはよくない。どんどんよくない方向に向かっている。
コニンはできるだけ周囲を見渡しながら走った。
敵からの襲撃を警戒しているのもあるが、少しでも自分に有利な地形を発見しようとしたのだ。
コニンの脚が止まった。
「やばっ! 行き止まり?」
森のど真ん中に、壁が突如として発生し、彼女の行く手をふさいでいる。
コニンは困惑した。この壁の高さはコニンはおろか、ンテカトルという男の身長も超えているだろう。
そっと壁の表面に触れてみた。どうやらこの壁は樹だ。
巨大な古木が横倒しになって、行く手をふさいでいるのだ。
付近の木々とはスケールが違う。倒れてからかなりの歳月が経っているのだろう。
「そんなところで、のんびりとしてていいのか?」
はっと振り返った瞬間だった。
ンテカトルの放った矢が、彼女の肩に突き刺さった。
「ぐうっ――痛っ!!」
しゃがんで二の矢はかわしたが、呆然としていたのはうかつだった。
痛みに耐えながら、彼女は木の壁沿いを走った。
革鎧の上からなので、肉に深く食い込むことだけは避けられた。
だが、痛い。ずきずきと疼く。矢を抜く暇もない。
「どこへ行こうというのかね」
相手は余裕しゃくしゃくで追いかけてくる。
この肩では、弓が引けないかもしれない。
相手もそう思っていることは明白だった。だけど、ここで死ぬつもりはなかった。
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