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第十一章
大乱戦
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濛々たる黒煙と砂塵が、3人の男たちをつつんでいた。
「ぐっ、この……貴様っ……」
ひとりは凱魔将ラートドナである。その巨体を仰向けにして、立ち上がろうと手足をばたつかせるが、負わされたダメージの大きさに、それもままならない。四肢は虚しく地表をすべるばかりである。
一方、異世界勇者のふたりも同じような状態であった。
ケイコMAXは手足を震わせながら這いつくばっている状態だったし、ゴウリキも渾身の一撃をお見舞いして、もはや余力はゼロの状態であった。
「アンタ、立てるかしら?」
ケイコMAXは立ち上がるのをあきらめ、ふてくされ気味に背中を大地につけた。ゴウリキはかろうじて苦笑いを浮かべて、
「……立ったら美女のキスが待っているなら、喜んで立つんだがな」
と、仰向けの状態で言葉をしぼりだした。
「キスなら、アタクシがしてあげるわよ。好みのタイプじゃないけど」
「願い下げだ。聞きたくもない。失神してしまいてえぜ」
これ以上ない、正直な感想だった。ただでさえ、先に敵の必殺技を食らっていたのだから、意識があるのが奇跡のような状態だ。
「アラ、せっかくの人の好意を無碍にして。アンタ、それだからモテないのよ」
「オカマにモテたくはねえぜ。それより、こちとらクタクタなんだ。もっと色気のある相手と会話してえもんだぜ」
「それなら、傍らのウサちゃんとお話ししなさいよ。なにテレてんのよ」
「うるせえ、別に照れてねえぜ」
仰向けになったゴウリキの傍らには、リーニュが膝をついて座っている。
その両眼から絶え間なく流れでる涙を直視できず、ゴウリキはケイコMAXと会話していたのだった。まったく、女が泣いているのはしめっぽくていけねえ。
そうゴウリキが思っていると、にわかに敵陣が動きはじめた。
敵軍が大将を救出するため、突出してきたのだ。
「それ、総大将をお助けせよ!」
と突進してくる兵の数は、ざっと4千ばかり。
ゴウリキは必死に身を起こそうとするが、やはり立ちあがることはできない。
敵はラートドナを後方へ運び出そうとするが、あまりの重量に、誰も彼を担ぐことさえままならない。結局は、両脇から数人がかりで後方へと引きずりつつの離脱となった。
「――おい、ここに手柄首が並んでいるぜ」
魔族のひとりが、喜びに満ちた声を発した。
最悪の状態であった。ゴウリキはかろうじて首だけ動かして、ケイコの方をみやる。
「おい、オカマ、動けるか?」
「動けたら、アンタみたいなのとすき好んで会話してないわヨ」
「状況は最悪だな」
敵兵が接近してくる。この状態なら、草でも刈るように容易く、ふたりの首は刎ねられてしまうだろう。そう考えていると、ゴウリキの目前に、彼のパーティーメンバーたちが、ふたりの身を護るように立ちふさがった。
「おい、何を考えてる。勝てるわけねえだろ、とっとと下がれ」
「残念ながら、聞けません。私たちはゴウリキ様をお守りするために選ばれたのですから」
と、青い顔で応えたのは、エルフの弓矢使いだ。
一同は微苦笑を浮かべたまま、いっせいに頷いた。当然、リーニュも。
「頼むから逃げてくれ。お前らを死なせたくはねえ」
「わたし、ゴウリキ様が好きです。ですから、聞けません」
涙を浮かべたまま、リーニュは笑った。
敵兵が歓喜の叫びをあげながら突進してくる。ゴウリキは歯噛みした。
なにが異世界勇者だ。大事な女ひとりも護れねえのか。
ゴウリキが立ち上がろうと、なおも無駄な足掻きをしようとした瞬間である。
「うぎゃああああっっ!!」
敵兵が、炎上した。
ひとつの人馬が後方から突進し、敵陣へと剣を振るった。
剣が炎を呼んだ。男は敵を、次々と燃やしていく。
おどろきに一同が眼を向けると、男は名乗った。
「俺の名はヒュベルガー! 貴様らの卑怯なふるまいを見すごすことはできない。ここから先は、俺が相手になるぜ!」
蒼い鎧に身をつつんだ男。ヒュベルガーはひたすら斬った。
それは魔軍にとってひとつの悪夢だった。
彼の影が炎のなかでゆらめくたび、愛剣レーヴァンティンが躍った。燃えさかる敵兵が地に落ち、鞍に誰も乗せていない馬が逃げていく。
「炎の悪魔……」
それは皮肉にも、かつてザラマの戦いで、敗れた魔王軍の兵たちがヒュベルガーに向けた言葉と同じであった。剣と猛火がセットになって彼らを襲った。
「ええい、敵はひとりだ。押しつつんで討ち取れ!」
誰かの叫びがこだまし、それはすぐに実行へと移された。
たちまちのうちにヒュベルガーを中心にした、魔王軍の包囲が完成した。その敵兵の手には弓矢が握られている。直接触れずに、遠距離攻撃で仕留めてしまおうという算段だった。
「よし、放――ぎゃっ!!」
命令は途中のまま、永遠に断絶した。
指揮官とおぼしき男は、首から鮮血を撒き散らして鞍から転落した。
それだけではない。
「ぎゃっ!」「ぐわっ!」「ひいっ!!」
と、あちこちから首を掻かれた兵士が鞍から転げ落ちる。彼らは周囲を見渡すが、何者の姿もない。
またたくまに全軍に動揺が広がった。まるで見えざる何かが、彼らの首を斬って回っているようであった。
「ほらほら、グズグズしてると、どんどん殺しちゃうよ」
ぼんやりとした影が、やがて実体を持って姿をあらわした。
ミラージュのリーダーであるベスリオス、その人であった。
「あ、あいつだ、あの女を狙え!!」
号令がとぶころには、すでにその姿は風景に溶けている。
どこだ、どこにいる。魔軍が狼狽して周囲を見渡しているときである。
ヒュベルガーを包囲した兵の群れの一角が爆発し、宙に舞った。
「大いなる天の四神が一、朱雀との盟により顕現せよ、ファイヤー・ホーク!」
「――朱雀との盟により顕現せよ、ファイヤー・イーグル!」
強力な魔法攻撃が、連続して彼らの側面を襲った。
ザラマの誇る魔法使い集団、フォー・ポインツの魔法攻撃であった。
「――むう、あいつらを討て!」
「おいおい、よそ見をしていていいのか」
そちらへと注目が集まった頃合を見て、ふたたび炎の悪魔が活動を開始した。注意を逸らしていた一瞬で、距離を縮められた弓矢隊は、立ちのぼる炎のなかで転げまわる羽目になった。
炎が舞う。レーヴァンティンが斬る。
見えざる魔手が虚空から喉首を掻く。
破壊力満点の連続魔法攻撃が、陣を突き崩す。
4千の兵は、ほぼ壊乱状態となった。
「伝令を出せ、退却しろと。いつまで醜態を晒しているつもりだ」
見かねた総大将、ラートドナはつぶやいた。
本来なら、叫びたかったに違いない。
ゴウリキの渾身の一撃をその身に刻まれたダメージは抜けてはいない。とりあえず安全圏まで引きずられ、幼児のように椅子をあてがわれて、ようやくその言葉を口にしたのだ。
魔王軍4千は、5百ほどその数を減らし、ほうほうの態で帰陣した。
「無様な真似をしやがって」そう罵ってやりたいところだったが、元々は苦境に陥った彼を救わんとしてやってきたのだ。ラートドナとしては、あまり強い言葉をかけることもできない。
彼は視線を戦場へと向けた。
勝利の凱歌をあげた冒険者集団は、馬の背中に乗せた異世界勇者を護衛するようにとりかこみ、意気揚々とザラマの町へ帰還するところだった。
いいだろう、今は調子に乗らせておくことにしよう。
第一ラウンドは引き分けと言ったところだろう。
だが、次はそうはいかん。
燃えるような瞳でザラマの町を睨んだラートドナは、雪辱を誓った。
だが、華々しい野戦はそれ一回かぎりだった。
それ以来、どれほど挑発しても、ふたたびザラマの門扉が開かれることはなかった。市壁をはさんで、両軍はひたすら地道な攻防をくりひろげることとなった。
強化されたザラマの市壁は容易に陥ちることはなく、戦況は長期戦の様相を呈し始めた。
「ぐっ、この……貴様っ……」
ひとりは凱魔将ラートドナである。その巨体を仰向けにして、立ち上がろうと手足をばたつかせるが、負わされたダメージの大きさに、それもままならない。四肢は虚しく地表をすべるばかりである。
一方、異世界勇者のふたりも同じような状態であった。
ケイコMAXは手足を震わせながら這いつくばっている状態だったし、ゴウリキも渾身の一撃をお見舞いして、もはや余力はゼロの状態であった。
「アンタ、立てるかしら?」
ケイコMAXは立ち上がるのをあきらめ、ふてくされ気味に背中を大地につけた。ゴウリキはかろうじて苦笑いを浮かべて、
「……立ったら美女のキスが待っているなら、喜んで立つんだがな」
と、仰向けの状態で言葉をしぼりだした。
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「願い下げだ。聞きたくもない。失神してしまいてえぜ」
これ以上ない、正直な感想だった。ただでさえ、先に敵の必殺技を食らっていたのだから、意識があるのが奇跡のような状態だ。
「アラ、せっかくの人の好意を無碍にして。アンタ、それだからモテないのよ」
「オカマにモテたくはねえぜ。それより、こちとらクタクタなんだ。もっと色気のある相手と会話してえもんだぜ」
「それなら、傍らのウサちゃんとお話ししなさいよ。なにテレてんのよ」
「うるせえ、別に照れてねえぜ」
仰向けになったゴウリキの傍らには、リーニュが膝をついて座っている。
その両眼から絶え間なく流れでる涙を直視できず、ゴウリキはケイコMAXと会話していたのだった。まったく、女が泣いているのはしめっぽくていけねえ。
そうゴウリキが思っていると、にわかに敵陣が動きはじめた。
敵軍が大将を救出するため、突出してきたのだ。
「それ、総大将をお助けせよ!」
と突進してくる兵の数は、ざっと4千ばかり。
ゴウリキは必死に身を起こそうとするが、やはり立ちあがることはできない。
敵はラートドナを後方へ運び出そうとするが、あまりの重量に、誰も彼を担ぐことさえままならない。結局は、両脇から数人がかりで後方へと引きずりつつの離脱となった。
「――おい、ここに手柄首が並んでいるぜ」
魔族のひとりが、喜びに満ちた声を発した。
最悪の状態であった。ゴウリキはかろうじて首だけ動かして、ケイコの方をみやる。
「おい、オカマ、動けるか?」
「動けたら、アンタみたいなのとすき好んで会話してないわヨ」
「状況は最悪だな」
敵兵が接近してくる。この状態なら、草でも刈るように容易く、ふたりの首は刎ねられてしまうだろう。そう考えていると、ゴウリキの目前に、彼のパーティーメンバーたちが、ふたりの身を護るように立ちふさがった。
「おい、何を考えてる。勝てるわけねえだろ、とっとと下がれ」
「残念ながら、聞けません。私たちはゴウリキ様をお守りするために選ばれたのですから」
と、青い顔で応えたのは、エルフの弓矢使いだ。
一同は微苦笑を浮かべたまま、いっせいに頷いた。当然、リーニュも。
「頼むから逃げてくれ。お前らを死なせたくはねえ」
「わたし、ゴウリキ様が好きです。ですから、聞けません」
涙を浮かべたまま、リーニュは笑った。
敵兵が歓喜の叫びをあげながら突進してくる。ゴウリキは歯噛みした。
なにが異世界勇者だ。大事な女ひとりも護れねえのか。
ゴウリキが立ち上がろうと、なおも無駄な足掻きをしようとした瞬間である。
「うぎゃああああっっ!!」
敵兵が、炎上した。
ひとつの人馬が後方から突進し、敵陣へと剣を振るった。
剣が炎を呼んだ。男は敵を、次々と燃やしていく。
おどろきに一同が眼を向けると、男は名乗った。
「俺の名はヒュベルガー! 貴様らの卑怯なふるまいを見すごすことはできない。ここから先は、俺が相手になるぜ!」
蒼い鎧に身をつつんだ男。ヒュベルガーはひたすら斬った。
それは魔軍にとってひとつの悪夢だった。
彼の影が炎のなかでゆらめくたび、愛剣レーヴァンティンが躍った。燃えさかる敵兵が地に落ち、鞍に誰も乗せていない馬が逃げていく。
「炎の悪魔……」
それは皮肉にも、かつてザラマの戦いで、敗れた魔王軍の兵たちがヒュベルガーに向けた言葉と同じであった。剣と猛火がセットになって彼らを襲った。
「ええい、敵はひとりだ。押しつつんで討ち取れ!」
誰かの叫びがこだまし、それはすぐに実行へと移された。
たちまちのうちにヒュベルガーを中心にした、魔王軍の包囲が完成した。その敵兵の手には弓矢が握られている。直接触れずに、遠距離攻撃で仕留めてしまおうという算段だった。
「よし、放――ぎゃっ!!」
命令は途中のまま、永遠に断絶した。
指揮官とおぼしき男は、首から鮮血を撒き散らして鞍から転落した。
それだけではない。
「ぎゃっ!」「ぐわっ!」「ひいっ!!」
と、あちこちから首を掻かれた兵士が鞍から転げ落ちる。彼らは周囲を見渡すが、何者の姿もない。
またたくまに全軍に動揺が広がった。まるで見えざる何かが、彼らの首を斬って回っているようであった。
「ほらほら、グズグズしてると、どんどん殺しちゃうよ」
ぼんやりとした影が、やがて実体を持って姿をあらわした。
ミラージュのリーダーであるベスリオス、その人であった。
「あ、あいつだ、あの女を狙え!!」
号令がとぶころには、すでにその姿は風景に溶けている。
どこだ、どこにいる。魔軍が狼狽して周囲を見渡しているときである。
ヒュベルガーを包囲した兵の群れの一角が爆発し、宙に舞った。
「大いなる天の四神が一、朱雀との盟により顕現せよ、ファイヤー・ホーク!」
「――朱雀との盟により顕現せよ、ファイヤー・イーグル!」
強力な魔法攻撃が、連続して彼らの側面を襲った。
ザラマの誇る魔法使い集団、フォー・ポインツの魔法攻撃であった。
「――むう、あいつらを討て!」
「おいおい、よそ見をしていていいのか」
そちらへと注目が集まった頃合を見て、ふたたび炎の悪魔が活動を開始した。注意を逸らしていた一瞬で、距離を縮められた弓矢隊は、立ちのぼる炎のなかで転げまわる羽目になった。
炎が舞う。レーヴァンティンが斬る。
見えざる魔手が虚空から喉首を掻く。
破壊力満点の連続魔法攻撃が、陣を突き崩す。
4千の兵は、ほぼ壊乱状態となった。
「伝令を出せ、退却しろと。いつまで醜態を晒しているつもりだ」
見かねた総大将、ラートドナはつぶやいた。
本来なら、叫びたかったに違いない。
ゴウリキの渾身の一撃をその身に刻まれたダメージは抜けてはいない。とりあえず安全圏まで引きずられ、幼児のように椅子をあてがわれて、ようやくその言葉を口にしたのだ。
魔王軍4千は、5百ほどその数を減らし、ほうほうの態で帰陣した。
「無様な真似をしやがって」そう罵ってやりたいところだったが、元々は苦境に陥った彼を救わんとしてやってきたのだ。ラートドナとしては、あまり強い言葉をかけることもできない。
彼は視線を戦場へと向けた。
勝利の凱歌をあげた冒険者集団は、馬の背中に乗せた異世界勇者を護衛するようにとりかこみ、意気揚々とザラマの町へ帰還するところだった。
いいだろう、今は調子に乗らせておくことにしよう。
第一ラウンドは引き分けと言ったところだろう。
だが、次はそうはいかん。
燃えるような瞳でザラマの町を睨んだラートドナは、雪辱を誓った。
だが、華々しい野戦はそれ一回かぎりだった。
それ以来、どれほど挑発しても、ふたたびザラマの門扉が開かれることはなかった。市壁をはさんで、両軍はひたすら地道な攻防をくりひろげることとなった。
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