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第一部 ニ章 異世界キャンパー編
異世界パンケーキと野苺ソースのマリアージュ
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翌朝、緩やかな小雨が降り続く中、突如として腕に走る激痛によって目を覚ます。
「あぁああおぁあぃ!!」
アホみたいな悲鳴を上げて飛び起きると、未だに寝惚けたままの初音が俺の腕に噛みついていた。
二本の鋭い牙はガッツリと食い込み、綺麗な歯形と大量のヨダレまでサービスして頂いたようで―――朝からキレそうですよ…。
「起・き・ろ!
ほれほれ、駄肉がどうなってもいいのかな?」
残った方の腕で初音の頬を引っ張ってやると、つきたての餅みたいに白くて柔らかい。
昨日のお礼とばかりに伸ばして遊んでいる最中、今度は指を噛まれてしまった。
「ああおえがぁぁあああああ!!」
食い千切られる一歩手前で指を引き抜き、自らの愚かな行いに心底後悔し、冗談抜きの本気で泣いた。
隣のハンモックで寝ていたギンレイは飼い主の心配など微塵も感じさせず、興味なさげに大きな欠伸を一つすると、再び夢の中へと戻っていった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「その指はどうしたんじゃ?
いつ怪我などした?」
「うるせーよアホ!」
ようやく目を覚ました初音は俺の指を見るなり気遣いの言葉を掛けたが、そもそもの原因はお前なんだよチクショー!
幸い、噛み跡は深かったのに出血はしておらず、Awazonで購入した包帯を巻いて朝食の準備を進める。
小屋の隙間から空模様をうかがい、止みそうにない雨を一瞥して溜め息をつく。
「今日は小屋に留まろう。
この先がどうなってるのか分からない以上、無理をして滑落でもしたら大変だからさ」
休みと聞いた初音はギンレイを抱えて喜び、ハンモックの上で遊び始めた。
ここで足止めされるのは本意ではないけれど、考えようによっては多くのメリットが得られるのだ。
まず始めに挙げられるのは、安全が確保された小屋での休息。
地形や天候の情報が一切手に入らない現在の状況において、安全に寝泊まりできる場所というのは得難い存在であり、今後更に険しい道が続くのであれば、ここで鋭気を養っておけば後々が楽になる。
その他、ホームとの中継地点という側面まで持ち合わせている点も見逃せない。
次いで挙げられるのが、メインの食料であるドラム缶入りの猪肉。
まだ氷漬けの状態を維持してはいるものの、初夏の陽気を考えると長続きするとは思えず、安心はできない。
なので、この機会を利用して長期保存が可能な保存食にしておこうと考えた。
他にも、乾燥の済んでいないハトマメムギの処理やAwazonでの買い物など、挙げだしたらキリがない程にやるべき事は山積みだ。
「はーらーがーへっーたー」
危機感など皆無といった感じのユルい声が届き、初音がジタバタともがくギンレイのピンと張った耳を甘噛みして遊んでいる。
早急に朝食を用意しなければ、愛犬の耳が喰われてしまうのは時間の問題だろう。
「やれやれ、それでは空腹の初音さんの為にも、今朝はスペシャルメニューにしますかね」
「やったー! すぺしゃーる!」
意味分かって言ってんのかな…。
俺は呆れつつも昨夜の一件を思い出し、元気を取り戻してくれた事に少しだけ安堵していた。
アウトドア生活は楽しい反面、毎日続くとなれば常に体調や精神状態に気を配らなければならず、時には旅程を遅らせて完全なオフと割り切ってしまう事も必要だろう。
そう考えれば多少の足止めも苦にはならないし、異世界の食材をのんびり調理する絶好の機会とも言えるのだから。
まずはウグイストリイチゴとハッカクイチビコを潰した後にスキレット鍋で煮詰め、塩と砂糖を加えて味を整える。
ハッカクイチビコは先日見つけた新種の食材で、名前の通り規律正しい葉脈がビッシリと八角形に並んでおり、葉を磨り潰したり液体にすると強い清涼感を放つ植物。
飾り気のない小屋に漂う甘い香り。
鍋から沸き上がる音が大きくなるにつれ、森林浴にも似た爽やかな空気が徐々に強まっていく。
さっきまで遊んでいた初音はハンモックから身を起こすと、興味津々といった顔で鍋を覗き込み、俺が目を離す隙を狙っているようだ。
今にも手を出しそうになるのを巧みなフェイントで回避し、中身を素早く竹皿に移す。
「もう少しで完成だから大人しく待ってなー」
「うむぅ~。いま食した方が絶対旨いのに~」
それについては俺も全面的に同意する。
しかしながら、旨い物同士が出会った際に生み出される相性も知っておいて損はないと思う。
ギンレイが俺の背後から脇をこじ開けて顔を出し、甘えた声で急かしてくる。
その反則的な可愛さの前に、強固な意思がメロメロになってしまいそうになるのを堪え、料理の完成を急ぐ。
「あとはハトマメムギの粉とミズサシシギの玉子に水と砂糖を加えて生地を作り、スキレット鍋で焼き上げれば――ふわっふわパンケーキの出来上がり!」
夏の入道雲のように吹き上がったパンケーキはインパクト抜群!
熱々の鍋一杯に膨らんだ光景に初音とギンレイは驚きに満ちた表情を浮かべ、未知の味覚を知りたくて我慢できないといった様子。
竹ベラを使って丁寧に取り出し、大きめの皿に配膳しようとした途端、初音の手が伸びてきたので素早く頭を押さえて動きを制した。
「くっ! ワシの邪魔をするでない…!」
「おち…つけぇッ! まだ途中なんだから!」
飯を前にすると桁外れのパワーで突っ込もうとするのはヤメテ!
それに、今回はこれで完成ではないのだ。
興奮する初音をどうにか押し留め、事前に作っておいたソースを存分に使ってパンケーキとの奇跡の出会いを演出する。
ケーキの熱気がソースの存在感を際立たせ、甘酸っぱさと森の香気を含んだ香りが殺風景な室内に広がっていく。
「あしな特製パンケーキと野苺ソースの完成だ!」
「早う早う!
すぐに食べないと傷んでしまうぞよ!」
そんなワケあるか。
空腹が限界の域に達した初音は勢いに任せて適当な事を並べている。
俺は華麗な無視を決めると先にギンレイの分を配膳してやり、最近教えた『待て』を実践してみる。
すると、我が愛犬は空腹に耐え、見事に主人の指示を守ってみせた。
健気な姿を見て泣きそうになりつつ、『よし』の合図で物凄い食べっぷりを披露した果報者を全力で撫で回す。
実に御行儀が良い。初音と違ってな!
「貴様ァ…早う喰わせろというに…!」
「少しは…犬を見習ったらどうなんだ…!?」
パンケーキを前に再び鬼娘とぶつかり合う。
コイツ…食事が絡むとマジに犬並だな。
腕が攣りそうになるのを我慢する中、どうにか防衛には成功したが、汗だくで息が上がってしまった。
――もはや最後の手段を使うしかないだろう。
「はぁはぁ…『待て!』 待て待て待て!」
「うぅぅ~…けーきけーきけーき!」
虎視眈々とパンケーキを奪う機会を狙う初音。
こんな犬以下の奴と一緒に旅してると思うと心底泣けてくるが、ここで諦めたらコイツの亡くなった母親に申し訳が立たない!
ジリジリと間合いを取って初音の反応を観察し、野苺の香りに気を取られて僅かに闘争心が緩んだ一瞬の隙を突く!
「『よォ~~~しッ!』 ヨシヨシヨシヨシ!」
合図と同時に目前にブラ下がった餌。
弾かれたように食い散らかす初音を遠巻きに眺めていると、何故だろう……涙が止まらない。
「うん…うん…旨いか?
もう聞いてないと思うけど一応教えとくよ。
生地に混ぜた水は普通のじゃなくてな、以前採取した濡れると泡を出す石、『発泡軽石』に浸けた水なんだぜ?」
どうやってベーキングパウダー抜きでフワフワのパンケーキが作れたのか、本当なら驚いてもらうポイントだったのに台無しである。
発泡軽石によって入手が可能となった炭酸水。
絶えず発泡する水を使って生地を練った事で、焼き上げの際に空気を含ませ、柔らかい食感を得たのだが――まるで聞いちゃいねぇ…。
初音の母親である妙天院さんを想い、遠い地で元気に家出しているから安心してくださいと、心の中で語りかけるのだった。
「あぁああおぁあぃ!!」
アホみたいな悲鳴を上げて飛び起きると、未だに寝惚けたままの初音が俺の腕に噛みついていた。
二本の鋭い牙はガッツリと食い込み、綺麗な歯形と大量のヨダレまでサービスして頂いたようで―――朝からキレそうですよ…。
「起・き・ろ!
ほれほれ、駄肉がどうなってもいいのかな?」
残った方の腕で初音の頬を引っ張ってやると、つきたての餅みたいに白くて柔らかい。
昨日のお礼とばかりに伸ばして遊んでいる最中、今度は指を噛まれてしまった。
「ああおえがぁぁあああああ!!」
食い千切られる一歩手前で指を引き抜き、自らの愚かな行いに心底後悔し、冗談抜きの本気で泣いた。
隣のハンモックで寝ていたギンレイは飼い主の心配など微塵も感じさせず、興味なさげに大きな欠伸を一つすると、再び夢の中へと戻っていった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「その指はどうしたんじゃ?
いつ怪我などした?」
「うるせーよアホ!」
ようやく目を覚ました初音は俺の指を見るなり気遣いの言葉を掛けたが、そもそもの原因はお前なんだよチクショー!
幸い、噛み跡は深かったのに出血はしておらず、Awazonで購入した包帯を巻いて朝食の準備を進める。
小屋の隙間から空模様をうかがい、止みそうにない雨を一瞥して溜め息をつく。
「今日は小屋に留まろう。
この先がどうなってるのか分からない以上、無理をして滑落でもしたら大変だからさ」
休みと聞いた初音はギンレイを抱えて喜び、ハンモックの上で遊び始めた。
ここで足止めされるのは本意ではないけれど、考えようによっては多くのメリットが得られるのだ。
まず始めに挙げられるのは、安全が確保された小屋での休息。
地形や天候の情報が一切手に入らない現在の状況において、安全に寝泊まりできる場所というのは得難い存在であり、今後更に険しい道が続くのであれば、ここで鋭気を養っておけば後々が楽になる。
その他、ホームとの中継地点という側面まで持ち合わせている点も見逃せない。
次いで挙げられるのが、メインの食料であるドラム缶入りの猪肉。
まだ氷漬けの状態を維持してはいるものの、初夏の陽気を考えると長続きするとは思えず、安心はできない。
なので、この機会を利用して長期保存が可能な保存食にしておこうと考えた。
他にも、乾燥の済んでいないハトマメムギの処理やAwazonでの買い物など、挙げだしたらキリがない程にやるべき事は山積みだ。
「はーらーがーへっーたー」
危機感など皆無といった感じのユルい声が届き、初音がジタバタともがくギンレイのピンと張った耳を甘噛みして遊んでいる。
早急に朝食を用意しなければ、愛犬の耳が喰われてしまうのは時間の問題だろう。
「やれやれ、それでは空腹の初音さんの為にも、今朝はスペシャルメニューにしますかね」
「やったー! すぺしゃーる!」
意味分かって言ってんのかな…。
俺は呆れつつも昨夜の一件を思い出し、元気を取り戻してくれた事に少しだけ安堵していた。
アウトドア生活は楽しい反面、毎日続くとなれば常に体調や精神状態に気を配らなければならず、時には旅程を遅らせて完全なオフと割り切ってしまう事も必要だろう。
そう考えれば多少の足止めも苦にはならないし、異世界の食材をのんびり調理する絶好の機会とも言えるのだから。
まずはウグイストリイチゴとハッカクイチビコを潰した後にスキレット鍋で煮詰め、塩と砂糖を加えて味を整える。
ハッカクイチビコは先日見つけた新種の食材で、名前の通り規律正しい葉脈がビッシリと八角形に並んでおり、葉を磨り潰したり液体にすると強い清涼感を放つ植物。
飾り気のない小屋に漂う甘い香り。
鍋から沸き上がる音が大きくなるにつれ、森林浴にも似た爽やかな空気が徐々に強まっていく。
さっきまで遊んでいた初音はハンモックから身を起こすと、興味津々といった顔で鍋を覗き込み、俺が目を離す隙を狙っているようだ。
今にも手を出しそうになるのを巧みなフェイントで回避し、中身を素早く竹皿に移す。
「もう少しで完成だから大人しく待ってなー」
「うむぅ~。いま食した方が絶対旨いのに~」
それについては俺も全面的に同意する。
しかしながら、旨い物同士が出会った際に生み出される相性も知っておいて損はないと思う。
ギンレイが俺の背後から脇をこじ開けて顔を出し、甘えた声で急かしてくる。
その反則的な可愛さの前に、強固な意思がメロメロになってしまいそうになるのを堪え、料理の完成を急ぐ。
「あとはハトマメムギの粉とミズサシシギの玉子に水と砂糖を加えて生地を作り、スキレット鍋で焼き上げれば――ふわっふわパンケーキの出来上がり!」
夏の入道雲のように吹き上がったパンケーキはインパクト抜群!
熱々の鍋一杯に膨らんだ光景に初音とギンレイは驚きに満ちた表情を浮かべ、未知の味覚を知りたくて我慢できないといった様子。
竹ベラを使って丁寧に取り出し、大きめの皿に配膳しようとした途端、初音の手が伸びてきたので素早く頭を押さえて動きを制した。
「くっ! ワシの邪魔をするでない…!」
「おち…つけぇッ! まだ途中なんだから!」
飯を前にすると桁外れのパワーで突っ込もうとするのはヤメテ!
それに、今回はこれで完成ではないのだ。
興奮する初音をどうにか押し留め、事前に作っておいたソースを存分に使ってパンケーキとの奇跡の出会いを演出する。
ケーキの熱気がソースの存在感を際立たせ、甘酸っぱさと森の香気を含んだ香りが殺風景な室内に広がっていく。
「あしな特製パンケーキと野苺ソースの完成だ!」
「早う早う!
すぐに食べないと傷んでしまうぞよ!」
そんなワケあるか。
空腹が限界の域に達した初音は勢いに任せて適当な事を並べている。
俺は華麗な無視を決めると先にギンレイの分を配膳してやり、最近教えた『待て』を実践してみる。
すると、我が愛犬は空腹に耐え、見事に主人の指示を守ってみせた。
健気な姿を見て泣きそうになりつつ、『よし』の合図で物凄い食べっぷりを披露した果報者を全力で撫で回す。
実に御行儀が良い。初音と違ってな!
「貴様ァ…早う喰わせろというに…!」
「少しは…犬を見習ったらどうなんだ…!?」
パンケーキを前に再び鬼娘とぶつかり合う。
コイツ…食事が絡むとマジに犬並だな。
腕が攣りそうになるのを我慢する中、どうにか防衛には成功したが、汗だくで息が上がってしまった。
――もはや最後の手段を使うしかないだろう。
「はぁはぁ…『待て!』 待て待て待て!」
「うぅぅ~…けーきけーきけーき!」
虎視眈々とパンケーキを奪う機会を狙う初音。
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ジリジリと間合いを取って初音の反応を観察し、野苺の香りに気を取られて僅かに闘争心が緩んだ一瞬の隙を突く!
「『よォ~~~しッ!』 ヨシヨシヨシヨシ!」
合図と同時に目前にブラ下がった餌。
弾かれたように食い散らかす初音を遠巻きに眺めていると、何故だろう……涙が止まらない。
「うん…うん…旨いか?
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どうやってベーキングパウダー抜きでフワフワのパンケーキが作れたのか、本当なら驚いてもらうポイントだったのに台無しである。
発泡軽石によって入手が可能となった炭酸水。
絶えず発泡する水を使って生地を練った事で、焼き上げの際に空気を含ませ、柔らかい食感を得たのだが――まるで聞いちゃいねぇ…。
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皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
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