16 / 19
蕩ける欲望
しおりを挟む
硬そうな胸板と小さな乳首に眼が吸い寄せられ、勝手に頬が熱くなった。
小野寺は渚の表情を見下ろしてフッと微笑みながら、手を止めることなくベルトを外し、ジーンズもさっさと脱ぎ捨ててしまった。
まだ小野寺の下半身には眼を向けられずにいる。黒っぽいボクサーショーツを穿いているのはチラリと見えた。ドキドキして恥ずかしくて、でもどうしようもないほど胸が疼いて仕方ない。
今までは社長と部下という関係でしかなかったのに。
今夜こんなふうに殻を破って、ふたりだけの秘密へ足を踏み入れようとしている。この前の応接室での情事より、もっと深くて狂おしくて、引き返せないほど淫らな時間をふたりで紡ごうとしているのだ。
小野寺が再び渚の身体に覆いかぶさってきた。スリップの肩ひもを滑り落とされ、そのままスルスルと下まで脱がされていく。
ローズピンクのブラジャーとショーツを見て、小野寺が「悪くない」とでも言うように表情を緩めた。
背中のホックをあっさりと外され、手早くブラを取り払われる。小野寺の眼の前で裸の白い胸がふるっと揺れた。先端に小野寺の熱い吐息を感じ、戸惑うほどの興奮が渚の背筋を這い上がった。
「食べたかったんだ、おまえのおっぱい」
小野寺はそう言って、渚の乳房に食らいついてきた。
ふくらみを転がすように両手で揉みしだかれ、小野寺の口内につぼみが吸い込まれていく。舌も唇も蕩けそうなほど熱くて、ぬらぬらと転がされた乳首が痛いほどに勃ち上がった。
「あっ……、は、あっ……」
ちゅぷちゅぷといやらしい音を響かせて、渚の乳首が小野寺に優しく蹂躙される。歯を立てられて軽く噛まれると、思わずシーツから腰が浮いてしまう。
小野寺は片方の乳首を激しく吸い上げながら、もう片方の乳首を指先で執拗に弄んだ。
親指で優しくゆっくり転がす。2本の指で摘んでしごいては、乳頭を人差し指でくにゅっと押す。この上なく淫らで意地悪な指の動きに悲鳴を上げそうになると、甘いキスで唇を塞がれながら両の乳首をきゅうっと摘まれた。
「あっ、ダメ……っ。社長、胸、だめ……っ」
「すげー、乳首真っ赤。こんなに勃起して」
小野寺はまだ渚の乳房にむしゃぶりついている。先端から痺れるような快感が走り、渚は思わず小野寺の頭を自分の胸に掻き抱いていた。
「んっ……、しゃ、ちょう……っ。気持ち、いい……っ」
「俺も。気持ちいいよ。おまえのおっぱい、いい味がする」
じゅうっと音を立てて乳首をしゃぶられ、渚は細い声を上げながら背中を弓のようにしならせた。
さっきから太腿の内側に小野寺の硬くなったモノが当たっている気がする。
下着越しでも充分に熱が伝わってきて、ぐいぐいと押し付けられる度に渚の下腹部がせつなげに疼く。
小野寺はショーツを穿いたままの渚の性器に、自身のそこを擦りつけてきた。
湿った布と布を通して、お互いの熱い昂ぶりが密着する。キスしながら小野寺が腰を動かす度に、渚の秘所に男の形がぐにゅっと押し当てられて眩暈がしそうになった。
「気持ちいいか、渚?俺の形、分かるか……?」
「あっ……、分かる……。それ、あ、あんっ……」
小野寺が渚のお尻に手を回し、ショーツを一気に引き下ろした。素早く足先から引き抜かれ、自分が一糸まとわぬ姿になったことに激しい羞恥を覚える。
小野寺もすかさず下着を脱ぎ捨てた。
ドキッとするほど勢いよく勃ち上がったペニスを見て、渚は少しの気後れを感じると共に何故か胸を強く締めつけられた。
小野寺がこれほどに自分を求めてくれている。その紛れもない事実に感激し、狂おしいほどの欲望が身体の奥から湧き出してきた。
お互いに完全に裸になったことで、渚はとうとう自分と小野寺が後戻りできないところまで来たのだと実感した。
スーツやワイシャツ姿ばかり見てきた小野寺の、思いのほか引き締まったたくましい身体に恥かしいほどときめく。なめらかにピンと張った肌に見惚れていると、「エロい顔してる」と小野寺が満足そうな笑みを浮かべた。
「ここの味、まだ確かめてなかったな」
不意に小野寺が身体の位置を下へとずらし、渚の下腹部に顔を埋めた。秘裂からクリトリスまでぬらりと熱い舌で舐め上げられ、そのなまめかしい感触に思わず甘ったるい悲鳴を上げてしまう。
「ふ、あ、あっ……!ダメ……っ。社長、それだめぇ……っ」
小野寺は構わず唇と舌を蠢かせ、渚の性器を獰猛な勢いで食べ始めた。
唇の動きが信じられないくらいいやらしい。襞を割って入ってくる舌の感触があまりに心地良くて、頭の中が溶けてしまいうな錯覚を覚える。
反射的に腰が何度もひくひく浮くが、小野寺は渚の太腿をしっかりと抱え込んでいて逃がしてくれない。ぴちゃぴちゃ、じゅるじゅると、わざとではないかと勘繰りたくなるほど激しい音が、薄暗い部屋に響き渡る。
小野寺はこの上なく淫靡な舌使いで渚を追い詰めた。渚は喘ぎながらも自然と両脚を大きく開いていき、小野寺はそれに比例するようにますます舌を中へ中へと差し入れてくる。
「ん……。いい味。美味しいよ、渚」
滴るような音と共に、小野寺の口淫はエスカレートしていく。舌は膣内の浅い部分をぬらぬらと舐めまわし、その動きに呼応するように指先がクリトリスを円を描くように転がした。
「は、ああっ……!あ、あんっ……!ダメぇ……っ」
「おまえのここは、喜んでるよ。すっげー、ぐちゅぐちゅ。やらしすぎ」
頭も身体も沸騰しそうに熱い。性器を貪っている小野寺の髪を思わず強く掴んでしまう。
こんなに激しく淫らで、抵抗できないほどの快楽は生まれて初めてだった。渚は自分がどこまで乱れ壊れていくのかと恐れるような気持ちになった。けれどもその一方で、もっと小野寺にめちゃめちゃにしてほしいという深い欲望に取り込まれていく。
透明な蜜をひたすらに垂れ流し、渚は小野寺の愛撫の虜になった。親指でクリトリスをねちっこくいじめられ、絶頂に達しそうな気配に身体を震わせ始めている。
「あ、ああっ……。しゃちょ……う」
じゅうううっと濡れた音を立て、小野寺の唇が小さな突起を吸い上げた。そうしながらおそらく中指で膣内の感じやすい部分をコリコリと擦るように刺激され、渚は眼の裏がチカチカするほどの快感に押し上げられた。
ああ、もうイッてしまう……!そう感じた瞬間、不意に小野寺が渚の秘所から口と手を同時に離した。
じらされ、置いてきぼりにされたような強烈な淋しさに思わず手を伸ばす。小野寺は渚のその手をギュッと握り返すと、今度はうっとりするような甘く優しいキスを唇に注いできた。
唇も舌も、さっきまでのキスとは違う味がする。これが自分の愛液の味なのかと不思議な気持ちで眼を閉じていると、小野寺がキスしながらまた乳房を愛撫してきた。
大きな手のひらで揉みしだかれ、乳首を転がされるだけでお腹の奥が引き攣るほど感じてしまう。だらしない喘ぎが喉から漏れ、渚は小野寺の腰へと無意識に手を伸ばしていた。
誘導されたわけでもないのに、気づいたら右手が小野寺の性器に触れていた。
怖くなるほど硬くて太い。下から撫で上げると、思ったより長さもある。渚が手を上下させて優しくしごくと、小野寺は舌を絡めるキスをしたまま気持ち良さそうな吐息を漏らした。
「気持ちいいよ、渚。もっと強くてもいい。……ああ……。すげー、いい」
小野寺の感じている声に、渚は自分でも驚くほど興奮し、深い喜びを感じた。好きな人を気持ちよくさせることがこれほど嬉しいだなんて、今まで想像すらしたことがなかった。
裏側の筋の部分を擦るように撫で、ペニスの先端やくびれた部分にも優しく指を這わせる。小野寺の熱い息が渚の耳にかかり、腰がひくっと動くのがダイレクトに伝わってきた。
セックスは男と女が平等に与え合うものなのかもしれないとふと気づく。それならば、小野寺にもっともっと気持ち良くなってほしい。
渚はたいした知識もないまま、そっとペニスの下の袋の部分にも指を伸ばしてみた。
「ん……っ。ふ、ううっ……」
小野寺が一際心地よさそうな声を漏らす。袋の中に小さな塊を感じ、渚は力を入れすぎないように優しくそれを転がしてみた。
「う、あっ……、渚……」
小野寺がぶるりと身を震わせ、渚の首筋に軽く歯を立てた。
ああ、これ気持ちいいんだ……。
ひとつ覚えたことになんとも言えない喜びを抱き、渚は愛する男の性器を愛撫し続けた。
「おまえ……。やっぱり俺が思った通りだ。この淫乱」
それが小野寺特有の褒め言葉なのが伝わってきて、渚は嬉しさに小野寺の唇を甘く求めた。
深くて長い、陶酔するような激しいキス。シーツの上できつく抱きあい、互いの性器と性器をごく自然に擦り合わせる。
「あ、あ……んっ」
くちゅくちゅと音を立てて重なりあう。すべり、絡みつき、渚の秘裂に小野寺の性器が甘えるように溶け込んでいく。
あふれ出した愛液が、ペニスにからみついて濡れた音を響かせている。信じられないほどいやらしい感触に背中がゾクゾクし、渚の花びらはしどけないくらい素直に小野寺のモノにまとわりついた。
小野寺は渚の表情を見下ろしてフッと微笑みながら、手を止めることなくベルトを外し、ジーンズもさっさと脱ぎ捨ててしまった。
まだ小野寺の下半身には眼を向けられずにいる。黒っぽいボクサーショーツを穿いているのはチラリと見えた。ドキドキして恥ずかしくて、でもどうしようもないほど胸が疼いて仕方ない。
今までは社長と部下という関係でしかなかったのに。
今夜こんなふうに殻を破って、ふたりだけの秘密へ足を踏み入れようとしている。この前の応接室での情事より、もっと深くて狂おしくて、引き返せないほど淫らな時間をふたりで紡ごうとしているのだ。
小野寺が再び渚の身体に覆いかぶさってきた。スリップの肩ひもを滑り落とされ、そのままスルスルと下まで脱がされていく。
ローズピンクのブラジャーとショーツを見て、小野寺が「悪くない」とでも言うように表情を緩めた。
背中のホックをあっさりと外され、手早くブラを取り払われる。小野寺の眼の前で裸の白い胸がふるっと揺れた。先端に小野寺の熱い吐息を感じ、戸惑うほどの興奮が渚の背筋を這い上がった。
「食べたかったんだ、おまえのおっぱい」
小野寺はそう言って、渚の乳房に食らいついてきた。
ふくらみを転がすように両手で揉みしだかれ、小野寺の口内につぼみが吸い込まれていく。舌も唇も蕩けそうなほど熱くて、ぬらぬらと転がされた乳首が痛いほどに勃ち上がった。
「あっ……、は、あっ……」
ちゅぷちゅぷといやらしい音を響かせて、渚の乳首が小野寺に優しく蹂躙される。歯を立てられて軽く噛まれると、思わずシーツから腰が浮いてしまう。
小野寺は片方の乳首を激しく吸い上げながら、もう片方の乳首を指先で執拗に弄んだ。
親指で優しくゆっくり転がす。2本の指で摘んでしごいては、乳頭を人差し指でくにゅっと押す。この上なく淫らで意地悪な指の動きに悲鳴を上げそうになると、甘いキスで唇を塞がれながら両の乳首をきゅうっと摘まれた。
「あっ、ダメ……っ。社長、胸、だめ……っ」
「すげー、乳首真っ赤。こんなに勃起して」
小野寺はまだ渚の乳房にむしゃぶりついている。先端から痺れるような快感が走り、渚は思わず小野寺の頭を自分の胸に掻き抱いていた。
「んっ……、しゃ、ちょう……っ。気持ち、いい……っ」
「俺も。気持ちいいよ。おまえのおっぱい、いい味がする」
じゅうっと音を立てて乳首をしゃぶられ、渚は細い声を上げながら背中を弓のようにしならせた。
さっきから太腿の内側に小野寺の硬くなったモノが当たっている気がする。
下着越しでも充分に熱が伝わってきて、ぐいぐいと押し付けられる度に渚の下腹部がせつなげに疼く。
小野寺はショーツを穿いたままの渚の性器に、自身のそこを擦りつけてきた。
湿った布と布を通して、お互いの熱い昂ぶりが密着する。キスしながら小野寺が腰を動かす度に、渚の秘所に男の形がぐにゅっと押し当てられて眩暈がしそうになった。
「気持ちいいか、渚?俺の形、分かるか……?」
「あっ……、分かる……。それ、あ、あんっ……」
小野寺が渚のお尻に手を回し、ショーツを一気に引き下ろした。素早く足先から引き抜かれ、自分が一糸まとわぬ姿になったことに激しい羞恥を覚える。
小野寺もすかさず下着を脱ぎ捨てた。
ドキッとするほど勢いよく勃ち上がったペニスを見て、渚は少しの気後れを感じると共に何故か胸を強く締めつけられた。
小野寺がこれほどに自分を求めてくれている。その紛れもない事実に感激し、狂おしいほどの欲望が身体の奥から湧き出してきた。
お互いに完全に裸になったことで、渚はとうとう自分と小野寺が後戻りできないところまで来たのだと実感した。
スーツやワイシャツ姿ばかり見てきた小野寺の、思いのほか引き締まったたくましい身体に恥かしいほどときめく。なめらかにピンと張った肌に見惚れていると、「エロい顔してる」と小野寺が満足そうな笑みを浮かべた。
「ここの味、まだ確かめてなかったな」
不意に小野寺が身体の位置を下へとずらし、渚の下腹部に顔を埋めた。秘裂からクリトリスまでぬらりと熱い舌で舐め上げられ、そのなまめかしい感触に思わず甘ったるい悲鳴を上げてしまう。
「ふ、あ、あっ……!ダメ……っ。社長、それだめぇ……っ」
小野寺は構わず唇と舌を蠢かせ、渚の性器を獰猛な勢いで食べ始めた。
唇の動きが信じられないくらいいやらしい。襞を割って入ってくる舌の感触があまりに心地良くて、頭の中が溶けてしまいうな錯覚を覚える。
反射的に腰が何度もひくひく浮くが、小野寺は渚の太腿をしっかりと抱え込んでいて逃がしてくれない。ぴちゃぴちゃ、じゅるじゅると、わざとではないかと勘繰りたくなるほど激しい音が、薄暗い部屋に響き渡る。
小野寺はこの上なく淫靡な舌使いで渚を追い詰めた。渚は喘ぎながらも自然と両脚を大きく開いていき、小野寺はそれに比例するようにますます舌を中へ中へと差し入れてくる。
「ん……。いい味。美味しいよ、渚」
滴るような音と共に、小野寺の口淫はエスカレートしていく。舌は膣内の浅い部分をぬらぬらと舐めまわし、その動きに呼応するように指先がクリトリスを円を描くように転がした。
「は、ああっ……!あ、あんっ……!ダメぇ……っ」
「おまえのここは、喜んでるよ。すっげー、ぐちゅぐちゅ。やらしすぎ」
頭も身体も沸騰しそうに熱い。性器を貪っている小野寺の髪を思わず強く掴んでしまう。
こんなに激しく淫らで、抵抗できないほどの快楽は生まれて初めてだった。渚は自分がどこまで乱れ壊れていくのかと恐れるような気持ちになった。けれどもその一方で、もっと小野寺にめちゃめちゃにしてほしいという深い欲望に取り込まれていく。
透明な蜜をひたすらに垂れ流し、渚は小野寺の愛撫の虜になった。親指でクリトリスをねちっこくいじめられ、絶頂に達しそうな気配に身体を震わせ始めている。
「あ、ああっ……。しゃちょ……う」
じゅうううっと濡れた音を立て、小野寺の唇が小さな突起を吸い上げた。そうしながらおそらく中指で膣内の感じやすい部分をコリコリと擦るように刺激され、渚は眼の裏がチカチカするほどの快感に押し上げられた。
ああ、もうイッてしまう……!そう感じた瞬間、不意に小野寺が渚の秘所から口と手を同時に離した。
じらされ、置いてきぼりにされたような強烈な淋しさに思わず手を伸ばす。小野寺は渚のその手をギュッと握り返すと、今度はうっとりするような甘く優しいキスを唇に注いできた。
唇も舌も、さっきまでのキスとは違う味がする。これが自分の愛液の味なのかと不思議な気持ちで眼を閉じていると、小野寺がキスしながらまた乳房を愛撫してきた。
大きな手のひらで揉みしだかれ、乳首を転がされるだけでお腹の奥が引き攣るほど感じてしまう。だらしない喘ぎが喉から漏れ、渚は小野寺の腰へと無意識に手を伸ばしていた。
誘導されたわけでもないのに、気づいたら右手が小野寺の性器に触れていた。
怖くなるほど硬くて太い。下から撫で上げると、思ったより長さもある。渚が手を上下させて優しくしごくと、小野寺は舌を絡めるキスをしたまま気持ち良さそうな吐息を漏らした。
「気持ちいいよ、渚。もっと強くてもいい。……ああ……。すげー、いい」
小野寺の感じている声に、渚は自分でも驚くほど興奮し、深い喜びを感じた。好きな人を気持ちよくさせることがこれほど嬉しいだなんて、今まで想像すらしたことがなかった。
裏側の筋の部分を擦るように撫で、ペニスの先端やくびれた部分にも優しく指を這わせる。小野寺の熱い息が渚の耳にかかり、腰がひくっと動くのがダイレクトに伝わってきた。
セックスは男と女が平等に与え合うものなのかもしれないとふと気づく。それならば、小野寺にもっともっと気持ち良くなってほしい。
渚はたいした知識もないまま、そっとペニスの下の袋の部分にも指を伸ばしてみた。
「ん……っ。ふ、ううっ……」
小野寺が一際心地よさそうな声を漏らす。袋の中に小さな塊を感じ、渚は力を入れすぎないように優しくそれを転がしてみた。
「う、あっ……、渚……」
小野寺がぶるりと身を震わせ、渚の首筋に軽く歯を立てた。
ああ、これ気持ちいいんだ……。
ひとつ覚えたことになんとも言えない喜びを抱き、渚は愛する男の性器を愛撫し続けた。
「おまえ……。やっぱり俺が思った通りだ。この淫乱」
それが小野寺特有の褒め言葉なのが伝わってきて、渚は嬉しさに小野寺の唇を甘く求めた。
深くて長い、陶酔するような激しいキス。シーツの上できつく抱きあい、互いの性器と性器をごく自然に擦り合わせる。
「あ、あ……んっ」
くちゅくちゅと音を立てて重なりあう。すべり、絡みつき、渚の秘裂に小野寺の性器が甘えるように溶け込んでいく。
あふれ出した愛液が、ペニスにからみついて濡れた音を響かせている。信じられないほどいやらしい感触に背中がゾクゾクし、渚の花びらはしどけないくらい素直に小野寺のモノにまとわりついた。
1
お気に入りに追加
318
あなたにおすすめの小説

社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
禁断溺愛
流月るる
恋愛
親同士の結婚により、中学三年生の時に湯浅製薬の御曹司・巧と義兄妹になった真尋。新しい家族と一緒に暮らし始めた彼女は、義兄から独占欲を滲ませた態度を取られるようになる。そんな義兄の様子に、真尋の心は揺れ続けて月日は流れ――真尋は、就職を区切りに彼への想いを断ち切るため、義父との養子縁組を解消し、ひっそりと実家を出た。しかし、ほどなくして海外赴任から戻った巧に、その事実を知られてしまう。当然のごとく義兄は大激怒で真尋のマンションに押しかけ、「赤の他人になったのなら、もう遠慮する必要はないな」と、甘く淫らに懐柔してきて……? 切なくて心が甘く疼く大人のエターナル・ラブ。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
冷徹上司の、甘い秘密。
青花美来
恋愛
うちの冷徹上司は、何故か私にだけ甘い。
「頼む。……この事は誰にも言わないでくれ」
「別に誰も気にしませんよ?」
「いや俺が気にする」
ひょんなことから、課長の秘密を知ってしまいました。
※同作品の全年齢対象のものを他サイト様にて公開、完結しております。
偽装溺愛 ~社長秘書の誤算~
深冬 芽以
恋愛
あらすじ
俵理人《たわらりひと》34歳、職業は秘書室長兼社長秘書。
女は扱いやすく、身体の相性が良ければいい。
結婚なんて冗談じゃない。
そう思っていたのに。
勘違いストーカー女から逃げるように引っ越したマンションで理人が再会したのは、過去に激しく叱責された女。
年上で子持ちのデキる女なんて面倒くさいばかりなのに、つい関わらずにはいられない。
そして、互いの利害の一致のため、偽装恋人関係となる。
必要な時だけ恋人を演じればいい。
それだけのはずが……。
「偽装でも、恋人だろ?」
彼女の甘い香りに惹き寄せられて、抗えない――。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
甘い温度でふれて満たして
春密まつり
恋愛
過去に発行した同人誌のWEB再録です。
主人公 安部深雪には悩みがふたつあった。
それは、会社の温度が寒いことと、好きな人のことだった。
好きな人はまさに会社の温度を下げている三ツ橋涼。
彼は深雪のことを気軽に「好きだ」という。冗談めかした言葉に深雪は傷つき悩んでいた。
けれどある会社の飲み会の帰り、ふたりきりになった時に抱きしめられてしまう。
それも冗談だと笑う涼に深雪は翻弄されて――。

Catch hold of your Love
天野斜己
恋愛
入社してからずっと片思いしていた男性(ひと)には、彼にお似合いの婚約者がいらっしゃる。あたしもそろそろ不毛な片思いから卒業して、親戚のオバサマの勧めるお見合いなんぞしてみようかな、うん、そうしよう。
決心して、お見合いに臨もうとしていた矢先。
当の上司から、よりにもよって職場で押し倒された。
なぜだ!?
あの美しいオジョーサマは、どーするの!?
※2016年01月08日 完結済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる