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第■章 ■■■■■
その乙女、侮るなかれ
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「い、いや待って待って! 急にそんなこと言われても困るよ!」
「俺」はデレーの手を振り払った。
「ま! 申し訳ございませんわ、私としたことが舞い上がってしまって、つい」
彼女は恥ずかしそうに頬を染める。
よかった、冷静になってくれたみたいだ。
「もちろん、フウツさんのお気持ちを尊重いたしますわ! 無理強いは良くありませんものね。お付き合いをしていただけないということならば、あなたに振り向いてもらえるまで努力するだけですので、どうぞお気になさらず!」
全然なってくれてなかった。
「気にするよ! 第一、君は貴族でしょ! 俺みたいな有象無象の下民を、す、好きになったって、ロクなこと無いよ」
そう、さっき彼女が名乗った「ヤン」という姓。
あれはここ、ヨツ国を治める貴族のものだ。
領主とどのくらい近い血なのかはわからないが、どうあれ「俺」とは天と地ほどの身分差がある。
どう転んでも彼女にとって損しかない。
しかし「俺」の忠告をものともせず、デレーは語る。
「いえ! 身分など関係ございませんわ! そもそも私、今さっき人を殺しましたのでもう二度と家には帰れなくってよ!」
「諦め良すぎない!? えーっと、ほら、何なら俺がやったことにすればいいよ。俺は失くすものとか無いしさ。ね?」
「まあまあまあ! なんてお優しい! 初対面の私のために罪を被ろうだなんて……いけませんわフウツさん、どこまで私の心を虜にすれば気が済みますの!? ああっ、不肖デレー、一生あなたのお傍に居させていただきますわ!」
「だからなんでそうなるのさ! いい? もう1回言うけど――」
「俺」とデレーの押し問答はしばらく続いた。
結局、折れたのは「俺」の方。
いくら説いてもデレーは「フウツさんを愛している」「フウツさんと共に在る」と言ってはばからず、最終的には「家が邪魔になるなら今から消してくる」と言い出す始末。
しかもその目にからかいや冗談の色は全く無いと来た。
こうなってはもう、「俺」にはこの少女を説得できないと観念せざるを得なかったのである。
「2人きりで語らい夜を明かすなんて、物語の中のようですわね」
白んでいく空の下、「俺」から同行許可の言質を取ったデレーは柔らかく微笑んだ。
何なんだこの人。
夜通し話し続けて、なんでそんなに元気なんだ。
肉体の疲れからか、はたまた精神の疲れからか、めまいがする。
「ん……そうだ、これ」
「俺」はぼろぼろの鞄からパンを取り出し、2つに割って、片方をデレーに差し出した。
「はい。あ、さっきの街で買って来たやつだから大丈夫。悪くならないうちに食べておいた方がいいよ」
本当はあと1日くらい置いておこうかと思っていたが、彼女にとっては今食べてしまうのが一番だろう。
実際に会った貴族は彼女が初めてだけれど、常日頃から良い暮らしをしているのは確実だ。
そんな人が硬くなったりカビが生えたりしたパンなんて、食べられるわけがない。
「良いのでして? これはフウツさんの……」
「気にしないで。一緒に食べよう」
今度はさして食い下がることもなく、デレーは素直に「俺」からパンを受け取った。
そうして綺麗な指でそれを小さくちぎり、欠片を口に入れる。
と、彼女はパッと顔を輝かせた。
「まあ、とっても美味しいですわ! 今まで食べてきた中で一番、と言って差し支えないほどでしてよ! まさかあの街に、こんなに素晴らしいパンを作る方がいらしたなんて……」
「え、そんなに?」
「俺」は首を傾げる。
貴族をして「美味しい」と言わしめるなんて、相当である。
が、「俺」が訪れた店はごくごく普通のところだったし、凄腕の職人がいるような感じもしなかった。
となるとデレーの味覚がおかしいのか、あの店が隠れた名店だったのか……。
不思議に思いながら、「俺」もパンをかじる。
「! ほんとだ、美味しい」
反射的にそんな言葉が口をついて出た。
美味しい、なんて滅多に思わないのに。
「何と言いますか……あまり感じたことの無い種類の美味しさですわ」
「うん、俺もそう思う。具体的にどこが? って言われると困る、みたいな」
「その通りですわね。ああ、フウツさんとの初めての食事がこれで良かったですわ」
デレーと言葉を交わしているうちに、いつの間にかパンをすっかり食べ終えてしまっていた。
そう大きくないパンを2つに割ったのだから、当然と言えば当然か。
「で……これからどうする? 俺、目的地とか何にも無いんだけど」
「ではひとまずこの国から出ましょう。じきに私を探して兵士が動き出しますわ」
「わかった。じゃあ東に向かおうか」
こうして「俺」たちは林を出、隣国であるミサン国へと出発した。
道中、デレーは「俺」のことをあれこれと尋ねてきた。
出身はどこか、歳はいくつか、好きなものは何か、嫌いなものは何か……。
最初はそのうちネタが尽きるだろうと思っていたのだが、しかし彼女は延々質問を投げ続けた。
それはもう、びっくりするくらい根掘り葉掘り聞いてきた。
ちなみに付け足しておくと、恐ろしいことに悪意ではなく好意を以てのことである。
恋する乙女、とはどうやら相手のことを知り尽くさないと気が済まない生物のことらしい。
冗談じゃない。
「俺」は全てを知り尽くされてしまう前に、半ば強引に話題を変えた。
何のことは無い、「今度は君のことを聞かせてほしい」と言ったのだ。
デレーは「もちろんですわ!」と上機嫌でそれに乗った。
乙女心なんて少しもわからないが、彼女は「俺」が自分に興味を持ったことが嬉しいようだった。
「どこからお話しいたしましょうか……。そうですわね、まずは簡潔にお伝えしますわ。私はヤン家の次女で」
「うん」
「ずっと箱入り状態だったのですが、それに嫌気がさしておりまして」
「うん」
「昨日ついに屋敷を抜け出してあの街まで辿り着いたところ暴漢たちに襲われたので反撃しようとしたら勢い余ってうっかり皆殺しにしてしまったというわけですわ」
「うん……え!?」
まあ意外というほどでもないな、と納得しかけたところにとんでもない情報が降って来た。
暴漢たちを? 皆殺しに?
「ひ、1人だけじゃなかったの……?」
「はい、5人ほどおりましたわ。狭い場所でしたので、フウツさんからは見えなかったのかもしれませんわ」
「君、貴族だよね? 領主の御令嬢だよね?」
「ええ」
「普段から殺しとか、してないよね?」
「あれが初めてですわ。存外、上手くできて安心しておりましてよ」
デレーはにこにこと笑いながら答えた。
「冷静に考えると、良い経験になりましたわ。フウツさんの敵を殺すための予行演習の機会を、主が与えてくださったのかもしれませんわね」
……正直に言うと、「俺」は彼女のことを侮っていた。
その言動や思考に突飛さこそあれ、所詮は温室育ちのお貴族様だと。
どうせ熱が冷めれば逃げ帰るだろうと。
しかしどうやら、それらの考えは誤りであったようだ。
人を刺した剣を携え、横を歩くデレーを見る。
「俺」は、とんでもない人間に目を付けられてしまったのかもしれない。
「俺」はデレーの手を振り払った。
「ま! 申し訳ございませんわ、私としたことが舞い上がってしまって、つい」
彼女は恥ずかしそうに頬を染める。
よかった、冷静になってくれたみたいだ。
「もちろん、フウツさんのお気持ちを尊重いたしますわ! 無理強いは良くありませんものね。お付き合いをしていただけないということならば、あなたに振り向いてもらえるまで努力するだけですので、どうぞお気になさらず!」
全然なってくれてなかった。
「気にするよ! 第一、君は貴族でしょ! 俺みたいな有象無象の下民を、す、好きになったって、ロクなこと無いよ」
そう、さっき彼女が名乗った「ヤン」という姓。
あれはここ、ヨツ国を治める貴族のものだ。
領主とどのくらい近い血なのかはわからないが、どうあれ「俺」とは天と地ほどの身分差がある。
どう転んでも彼女にとって損しかない。
しかし「俺」の忠告をものともせず、デレーは語る。
「いえ! 身分など関係ございませんわ! そもそも私、今さっき人を殺しましたのでもう二度と家には帰れなくってよ!」
「諦め良すぎない!? えーっと、ほら、何なら俺がやったことにすればいいよ。俺は失くすものとか無いしさ。ね?」
「まあまあまあ! なんてお優しい! 初対面の私のために罪を被ろうだなんて……いけませんわフウツさん、どこまで私の心を虜にすれば気が済みますの!? ああっ、不肖デレー、一生あなたのお傍に居させていただきますわ!」
「だからなんでそうなるのさ! いい? もう1回言うけど――」
「俺」とデレーの押し問答はしばらく続いた。
結局、折れたのは「俺」の方。
いくら説いてもデレーは「フウツさんを愛している」「フウツさんと共に在る」と言ってはばからず、最終的には「家が邪魔になるなら今から消してくる」と言い出す始末。
しかもその目にからかいや冗談の色は全く無いと来た。
こうなってはもう、「俺」にはこの少女を説得できないと観念せざるを得なかったのである。
「2人きりで語らい夜を明かすなんて、物語の中のようですわね」
白んでいく空の下、「俺」から同行許可の言質を取ったデレーは柔らかく微笑んだ。
何なんだこの人。
夜通し話し続けて、なんでそんなに元気なんだ。
肉体の疲れからか、はたまた精神の疲れからか、めまいがする。
「ん……そうだ、これ」
「俺」はぼろぼろの鞄からパンを取り出し、2つに割って、片方をデレーに差し出した。
「はい。あ、さっきの街で買って来たやつだから大丈夫。悪くならないうちに食べておいた方がいいよ」
本当はあと1日くらい置いておこうかと思っていたが、彼女にとっては今食べてしまうのが一番だろう。
実際に会った貴族は彼女が初めてだけれど、常日頃から良い暮らしをしているのは確実だ。
そんな人が硬くなったりカビが生えたりしたパンなんて、食べられるわけがない。
「良いのでして? これはフウツさんの……」
「気にしないで。一緒に食べよう」
今度はさして食い下がることもなく、デレーは素直に「俺」からパンを受け取った。
そうして綺麗な指でそれを小さくちぎり、欠片を口に入れる。
と、彼女はパッと顔を輝かせた。
「まあ、とっても美味しいですわ! 今まで食べてきた中で一番、と言って差し支えないほどでしてよ! まさかあの街に、こんなに素晴らしいパンを作る方がいらしたなんて……」
「え、そんなに?」
「俺」は首を傾げる。
貴族をして「美味しい」と言わしめるなんて、相当である。
が、「俺」が訪れた店はごくごく普通のところだったし、凄腕の職人がいるような感じもしなかった。
となるとデレーの味覚がおかしいのか、あの店が隠れた名店だったのか……。
不思議に思いながら、「俺」もパンをかじる。
「! ほんとだ、美味しい」
反射的にそんな言葉が口をついて出た。
美味しい、なんて滅多に思わないのに。
「何と言いますか……あまり感じたことの無い種類の美味しさですわ」
「うん、俺もそう思う。具体的にどこが? って言われると困る、みたいな」
「その通りですわね。ああ、フウツさんとの初めての食事がこれで良かったですわ」
デレーと言葉を交わしているうちに、いつの間にかパンをすっかり食べ終えてしまっていた。
そう大きくないパンを2つに割ったのだから、当然と言えば当然か。
「で……これからどうする? 俺、目的地とか何にも無いんだけど」
「ではひとまずこの国から出ましょう。じきに私を探して兵士が動き出しますわ」
「わかった。じゃあ東に向かおうか」
こうして「俺」たちは林を出、隣国であるミサン国へと出発した。
道中、デレーは「俺」のことをあれこれと尋ねてきた。
出身はどこか、歳はいくつか、好きなものは何か、嫌いなものは何か……。
最初はそのうちネタが尽きるだろうと思っていたのだが、しかし彼女は延々質問を投げ続けた。
それはもう、びっくりするくらい根掘り葉掘り聞いてきた。
ちなみに付け足しておくと、恐ろしいことに悪意ではなく好意を以てのことである。
恋する乙女、とはどうやら相手のことを知り尽くさないと気が済まない生物のことらしい。
冗談じゃない。
「俺」は全てを知り尽くされてしまう前に、半ば強引に話題を変えた。
何のことは無い、「今度は君のことを聞かせてほしい」と言ったのだ。
デレーは「もちろんですわ!」と上機嫌でそれに乗った。
乙女心なんて少しもわからないが、彼女は「俺」が自分に興味を持ったことが嬉しいようだった。
「どこからお話しいたしましょうか……。そうですわね、まずは簡潔にお伝えしますわ。私はヤン家の次女で」
「うん」
「ずっと箱入り状態だったのですが、それに嫌気がさしておりまして」
「うん」
「昨日ついに屋敷を抜け出してあの街まで辿り着いたところ暴漢たちに襲われたので反撃しようとしたら勢い余ってうっかり皆殺しにしてしまったというわけですわ」
「うん……え!?」
まあ意外というほどでもないな、と納得しかけたところにとんでもない情報が降って来た。
暴漢たちを? 皆殺しに?
「ひ、1人だけじゃなかったの……?」
「はい、5人ほどおりましたわ。狭い場所でしたので、フウツさんからは見えなかったのかもしれませんわ」
「君、貴族だよね? 領主の御令嬢だよね?」
「ええ」
「普段から殺しとか、してないよね?」
「あれが初めてですわ。存外、上手くできて安心しておりましてよ」
デレーはにこにこと笑いながら答えた。
「冷静に考えると、良い経験になりましたわ。フウツさんの敵を殺すための予行演習の機会を、主が与えてくださったのかもしれませんわね」
……正直に言うと、「俺」は彼女のことを侮っていた。
その言動や思考に突飛さこそあれ、所詮は温室育ちのお貴族様だと。
どうせ熱が冷めれば逃げ帰るだろうと。
しかしどうやら、それらの考えは誤りであったようだ。
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