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第4章 魔族の住む世界
闘いの歴史
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そんなこんなで、リーシアさんがまず向かったのは玄関ホール。
俺たちがここに来てまず目にした場所だが、その時とは少々様子が違った。
「わあ……綺麗な星空……」
真っ白だった天井や壁には闇の帳が下り、暗闇の中に星々が瞬いている。
よく見ると月まで上がっており、本物の夜空さながらの光景が広がっていた。
「ずっと建物の中だと時間の感覚が狂いますし、体調にも影響が出かねないので、こうして空を模した幻影魔法を展開しているんです。ちゃんと朝昼夕晩でゆっくり切り替わっていくよう、式を編んであるんですよ。月の満ち欠けだって、ほとんど完璧に再現しています」
「凝っていますのね。とすると、私たちが来た時は魔法を止めていたので?」
「ええ。夕暮れ時でしたから、そのままでは周りも見えにくいだろうと思いまして」
空といえば……と、俺はあることを思い出す。
「リーシアさん。魔界の空ってどうして赤いんですか?」
そう、俺たちがワープして来た時、確かに空は赤く染まっていた。
夕焼けの橙っぽい赤ではなく、少し濁ったような赤だ。
あれはおそらく、もとからあの色なのだろう。
「ああ、人間界は空が青いんでしたね。実は魔界も、最初は青空だったと言われているんです」
「最初は?」
「……私が話すより、直接見ていただいた方が早いでしょう。ついてきてください」
彼は踵を返し、階段から2階へと上がる。
さらに奥へと進み、何度か角を曲がると大きな扉があった。
その近くにある装置にリーシアさんは魔力を流す。
すると扉がひとりでに開いて、小さな物置のような部屋が現れた。
「さ、どうぞ」
俺たちは彼に続いて部屋に入る。
中には大きなレバーがあり、リーシアさんがそれを動かすと、扉が閉まって部屋が少し揺れだした。
感覚からして、下降しているみたいだ。
「これは……昇降機ですの?」
「はい。魔法と通常の技術を組み合わせて作ってあります。階段いらずで、入り口もああして閉ざしておけますから、半隠し通路として利用しているんです」
「誤作動で爆発とかは?」
「しませんよ!? どうしたんですか急に!」
昼間のことがあったせいで、どうしても魔法道具に対する不信感が拭えないようである。
やがて昇降機の動きが止まり、再度扉が開く。
が、暗くて何があるのか見えない。
「おっと、灯りを点けますね」
リーシアさんが言うと同時に、彼の指先からふわりと魔力が流れて目の前がパッと明るくなった。
そこにあったのは大きな本棚がいくつも並んだ部屋。
いくらか空きもあるが、概ねどの本棚も書物でギッシリだ。
「ここはレジスタンスの資料室です。まずはこれを」
彼は一番奥の本棚の、そのまた一番上の端から1冊の分厚い本を魔法で手元に引き寄せ、俺に渡す。
しかしよくよく見るとそれは本ではなく、本を模した箱のようだった。
開けてみると中には1冊の古びた手帳が。
慎重に表紙を開き、デレーと一緒に覗き込む。
「わ、すごい達筆。ええと、『私はしがない魔法研究者である。』……」
手帳に書かれた文章は、どうやら3000年前のものらしかった。
筆者である魔法研究者は「黒き波」がいかに恐ろしく、また魔王がいかに邪悪な企みをしているかを綴っている。
「黒き波」によって空が変色したことも書かれており、なるほど見た方が早いとはこのことだったんだな、と俺は納得した。
あれのせいで海が無くなったことは知っていたが、まさか空まで変化していたとは……。
文章はそう長くなく、すぐに読み終えることができた。
だが端的な文とは裏腹に、俺の心の内にはふつふつと怒りが湧き始めている。
確かに俺自身も怒りを感じているけれど、他人の感情に共鳴しているような感覚もあった。
きっとこれを書いた……おそらくはレジスタンスの初代リーダーのものだろう。
「というか、重要そうな文献? だけど、俺たちが見ても良かったの?」
俺は手帳を箱に戻し、リーシアさんに返しながら言った。
「ええ。どのみち、いつかは見せるつもりでしたから。……あの手記を始めとして、この部屋には3000年間の戦いの記録が収められています」
リーシアさんは箱を本棚にしまい、滔々と語り出す。
「半分は第三支部としての、もう半分はレジスタンス全体としての記録です。後者は写本で、原本は本部にあるのですが」
彼は本棚を指差して言った。
「記録によると、レジスタンスは何度か壊滅状態に追い込まれています。それこそ、今の新生レジスタンスができる前のように。そのため、身を隠して生き延びることに専念した時期があったそうです。長くて100年ほど隠遁していたこともあったとか。魔王の悪行を知る者がいなくなることだけは、どうあっても避けなくてはなりませんから」
俺は手帳にあった文章の内容を思い返す。
魔王は人々を洗脳し、真実を隠そうとした……。
「最盛期、つまり数年前までは支部が10ほどありましたが、今残っているのは3つだけ。あとは先の戦いで見つかってしまい、文字通り潰されました。ですが、私たちは決して諦めません。魔王に反旗を翻し、断固として闘う者……それが抵抗軍、レジスタンスですから」
俺たちの方を振り返り、リーシアさんは微笑んだ。
やはり柔らかく優しい表情だったが、その奥底には確固とした力強さがあった。
「リーシアさん、魔王はどうしてこんなことをするんでしょうか」
思い切って、俺は疑問をぶつけてみる。
「魔界をめちゃくちゃにして、生き残った人々を洗脳して、今度は人間界まで狙って。俺、考えてみたんですけど、全然わからなくて」
するとリーシアさんは、ちょっと眉を下げた。
「……あなたは、優しい人なのですね。いいですか、フウツさん。この世にはどうしようもない、純粋な悪というものが存在します。己が欲望のためならば他人などどうでも良い、という悪が。魔王はそれです」
「純粋な、悪……?」
「ええ。強いて言うなら、自分が頂点に立ちたいのでしょうね。魔界も人間界も、すべてを屈服させ支配下に置きたい。魔王はそういう欲望に、ただただ正直なのです」
どこか憂いを帯びた口調で彼は続ける。
「あなたは清い。目を見ればわかります。きっと善意に囲まれ、自らも善意を育んできたのでしょう。ですから、このような悪は理解しがたいかもしれません。それでもどうか、これを機に覚えておいてください。世の中には、善意の通じない真っ黒な悪人がいることを」
「リーシアさん……」
「手を変え品を変え、魔王はまた襲ってくるでしょう。『魔王の器』への乗り換えが失敗したとなれば、『器』たるあなたの持つ分の力を取り戻そうとするはず」
ひと息置いて、リーシアさんは俺の手を固く握った。
「ですがフウツさん、私たちはあなたを守ると約束します。必ずや魔王を打ち倒し、世界にもあなたにも平穏をもたらすと誓います。不安なことや心配なことだらけでしょうが……どうか私たちを信じて、その力をお貸しください」
「! もちろんです。俺にできることなら、なんでも」
ぶっちゃけ俺自身のことはどうでもいいんだけど、世界の平和のためとあらば!
……なんて、ちょっと仰々しいかな。
握手をする俺たちを見て、デレーがしずしずと近付いてくる。
かと思うと、俺の手とリーシアさんの手をそっとほどいた。
「デ、デレーさん?」
困惑するリーシアさんに、彼女はニコリと笑う。
「フウツさんに軽々しく触れないでくださいまし。何やら知った気になっておられるようですけれどもあなたは髪の毛1本分もフウツさんのことを理解しておられませんわ。言いたいことは山ほどありますがとりあえず善意に囲まれてどうとかいう舐め腐った発言から撤回していただいてもよろしくて? それからあなたごときに守られずとも私がフウツさんをお守りいたしますしフウツさん自身も日々成長しておりますので。というかそもそもフウツさんの力を借りるということのありがたさをわかっておられますの? いえわかっておられませんわよね? フウツさんは強く優しく麗しくその細身の体に宿る魂は逞しく邪悪を弾き誰にでも慈悲深くその姿は神にも勝る輝きを放ち」
「わかったデレー、いったん止まろうか!!」
俺たちがここに来てまず目にした場所だが、その時とは少々様子が違った。
「わあ……綺麗な星空……」
真っ白だった天井や壁には闇の帳が下り、暗闇の中に星々が瞬いている。
よく見ると月まで上がっており、本物の夜空さながらの光景が広がっていた。
「ずっと建物の中だと時間の感覚が狂いますし、体調にも影響が出かねないので、こうして空を模した幻影魔法を展開しているんです。ちゃんと朝昼夕晩でゆっくり切り替わっていくよう、式を編んであるんですよ。月の満ち欠けだって、ほとんど完璧に再現しています」
「凝っていますのね。とすると、私たちが来た時は魔法を止めていたので?」
「ええ。夕暮れ時でしたから、そのままでは周りも見えにくいだろうと思いまして」
空といえば……と、俺はあることを思い出す。
「リーシアさん。魔界の空ってどうして赤いんですか?」
そう、俺たちがワープして来た時、確かに空は赤く染まっていた。
夕焼けの橙っぽい赤ではなく、少し濁ったような赤だ。
あれはおそらく、もとからあの色なのだろう。
「ああ、人間界は空が青いんでしたね。実は魔界も、最初は青空だったと言われているんです」
「最初は?」
「……私が話すより、直接見ていただいた方が早いでしょう。ついてきてください」
彼は踵を返し、階段から2階へと上がる。
さらに奥へと進み、何度か角を曲がると大きな扉があった。
その近くにある装置にリーシアさんは魔力を流す。
すると扉がひとりでに開いて、小さな物置のような部屋が現れた。
「さ、どうぞ」
俺たちは彼に続いて部屋に入る。
中には大きなレバーがあり、リーシアさんがそれを動かすと、扉が閉まって部屋が少し揺れだした。
感覚からして、下降しているみたいだ。
「これは……昇降機ですの?」
「はい。魔法と通常の技術を組み合わせて作ってあります。階段いらずで、入り口もああして閉ざしておけますから、半隠し通路として利用しているんです」
「誤作動で爆発とかは?」
「しませんよ!? どうしたんですか急に!」
昼間のことがあったせいで、どうしても魔法道具に対する不信感が拭えないようである。
やがて昇降機の動きが止まり、再度扉が開く。
が、暗くて何があるのか見えない。
「おっと、灯りを点けますね」
リーシアさんが言うと同時に、彼の指先からふわりと魔力が流れて目の前がパッと明るくなった。
そこにあったのは大きな本棚がいくつも並んだ部屋。
いくらか空きもあるが、概ねどの本棚も書物でギッシリだ。
「ここはレジスタンスの資料室です。まずはこれを」
彼は一番奥の本棚の、そのまた一番上の端から1冊の分厚い本を魔法で手元に引き寄せ、俺に渡す。
しかしよくよく見るとそれは本ではなく、本を模した箱のようだった。
開けてみると中には1冊の古びた手帳が。
慎重に表紙を開き、デレーと一緒に覗き込む。
「わ、すごい達筆。ええと、『私はしがない魔法研究者である。』……」
手帳に書かれた文章は、どうやら3000年前のものらしかった。
筆者である魔法研究者は「黒き波」がいかに恐ろしく、また魔王がいかに邪悪な企みをしているかを綴っている。
「黒き波」によって空が変色したことも書かれており、なるほど見た方が早いとはこのことだったんだな、と俺は納得した。
あれのせいで海が無くなったことは知っていたが、まさか空まで変化していたとは……。
文章はそう長くなく、すぐに読み終えることができた。
だが端的な文とは裏腹に、俺の心の内にはふつふつと怒りが湧き始めている。
確かに俺自身も怒りを感じているけれど、他人の感情に共鳴しているような感覚もあった。
きっとこれを書いた……おそらくはレジスタンスの初代リーダーのものだろう。
「というか、重要そうな文献? だけど、俺たちが見ても良かったの?」
俺は手帳を箱に戻し、リーシアさんに返しながら言った。
「ええ。どのみち、いつかは見せるつもりでしたから。……あの手記を始めとして、この部屋には3000年間の戦いの記録が収められています」
リーシアさんは箱を本棚にしまい、滔々と語り出す。
「半分は第三支部としての、もう半分はレジスタンス全体としての記録です。後者は写本で、原本は本部にあるのですが」
彼は本棚を指差して言った。
「記録によると、レジスタンスは何度か壊滅状態に追い込まれています。それこそ、今の新生レジスタンスができる前のように。そのため、身を隠して生き延びることに専念した時期があったそうです。長くて100年ほど隠遁していたこともあったとか。魔王の悪行を知る者がいなくなることだけは、どうあっても避けなくてはなりませんから」
俺は手帳にあった文章の内容を思い返す。
魔王は人々を洗脳し、真実を隠そうとした……。
「最盛期、つまり数年前までは支部が10ほどありましたが、今残っているのは3つだけ。あとは先の戦いで見つかってしまい、文字通り潰されました。ですが、私たちは決して諦めません。魔王に反旗を翻し、断固として闘う者……それが抵抗軍、レジスタンスですから」
俺たちの方を振り返り、リーシアさんは微笑んだ。
やはり柔らかく優しい表情だったが、その奥底には確固とした力強さがあった。
「リーシアさん、魔王はどうしてこんなことをするんでしょうか」
思い切って、俺は疑問をぶつけてみる。
「魔界をめちゃくちゃにして、生き残った人々を洗脳して、今度は人間界まで狙って。俺、考えてみたんですけど、全然わからなくて」
するとリーシアさんは、ちょっと眉を下げた。
「……あなたは、優しい人なのですね。いいですか、フウツさん。この世にはどうしようもない、純粋な悪というものが存在します。己が欲望のためならば他人などどうでも良い、という悪が。魔王はそれです」
「純粋な、悪……?」
「ええ。強いて言うなら、自分が頂点に立ちたいのでしょうね。魔界も人間界も、すべてを屈服させ支配下に置きたい。魔王はそういう欲望に、ただただ正直なのです」
どこか憂いを帯びた口調で彼は続ける。
「あなたは清い。目を見ればわかります。きっと善意に囲まれ、自らも善意を育んできたのでしょう。ですから、このような悪は理解しがたいかもしれません。それでもどうか、これを機に覚えておいてください。世の中には、善意の通じない真っ黒な悪人がいることを」
「リーシアさん……」
「手を変え品を変え、魔王はまた襲ってくるでしょう。『魔王の器』への乗り換えが失敗したとなれば、『器』たるあなたの持つ分の力を取り戻そうとするはず」
ひと息置いて、リーシアさんは俺の手を固く握った。
「ですがフウツさん、私たちはあなたを守ると約束します。必ずや魔王を打ち倒し、世界にもあなたにも平穏をもたらすと誓います。不安なことや心配なことだらけでしょうが……どうか私たちを信じて、その力をお貸しください」
「! もちろんです。俺にできることなら、なんでも」
ぶっちゃけ俺自身のことはどうでもいいんだけど、世界の平和のためとあらば!
……なんて、ちょっと仰々しいかな。
握手をする俺たちを見て、デレーがしずしずと近付いてくる。
かと思うと、俺の手とリーシアさんの手をそっとほどいた。
「デ、デレーさん?」
困惑するリーシアさんに、彼女はニコリと笑う。
「フウツさんに軽々しく触れないでくださいまし。何やら知った気になっておられるようですけれどもあなたは髪の毛1本分もフウツさんのことを理解しておられませんわ。言いたいことは山ほどありますがとりあえず善意に囲まれてどうとかいう舐め腐った発言から撤回していただいてもよろしくて? それからあなたごときに守られずとも私がフウツさんをお守りいたしますしフウツさん自身も日々成長しておりますので。というかそもそもフウツさんの力を借りるということのありがたさをわかっておられますの? いえわかっておられませんわよね? フウツさんは強く優しく麗しくその細身の体に宿る魂は逞しく邪悪を弾き誰にでも慈悲深くその姿は神にも勝る輝きを放ち」
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