71 / 209
第3章 お尋ね者の冒険者パーティー
天才ゆえに
しおりを挟む
「エラ、エラ」
「うむ」
「人間ですらないんだけど」
「かっこよかろう?」
まさか2つ目にして人の形を奪われるとは思わなかった。
かっこいいことは認めるが、そういう問題じゃない。
自分の体を眺め、どこからどこまで完全に狼であることを不本意にも噛みしめていると、頭上からぬっと現れた手に抱き上げられる。
「あはは! フウツふわふわだ!」
「わ、ちょっと、撫でないでよー!」
手の主、バサークは俺をがっちり捕まえてわしわしと体を撫でまわしてきた。
動物を触りたい気持ちはわかるが、俺からすれば羞恥もいいところだ。
「見た目は成獣の狼なのにフウツさんの声がするの、滑稽ですね。間抜けな感じがしていいと思いますよ」
「よくない! ふぬぬ……てやっ!」
俺はなんとかバサークの腕から脱し、ヒトギラの後ろに避難する。
盾にするようで申し訳ないが、あのバサークに対抗するにはヒトギラの障壁しかないのだ。
「ああっ、ズルいですわ! フウツさん、私が守って差し上げますから、こちらへいらしてくださいな」
「いや駄目だ。能力からしてお前は攻め、俺が守りに決まっている。残念だったな諦めろ」
「くっ、本性を現しましたわね! あなたも所詮はケダモノ……フウツさんは任せられませんわ!」
「どの口が言ってるんだ?」
「ちょ、ちょっと、少なくとも今はやめよう、ね! ここ宿だから!」
慌てて飛び跳ねながら2人を仲裁する。
最近仲良くなってきたと思ってたのに、気を抜くとこれだよ……。
「……って、あれ? そういえば普通に四足歩行できてる……?」
俺はまた違和感、というより違和感が無いことに対する違和感を覚えた。
地に足を付けている感覚や、そのまま歩行する感覚は普段の二足歩行時と変わらない。
しかし、実際にしているのは四足歩行なのである。
「ふふん、良いところに気付いたのう」
「これも仕様なの?」
「そうとも。本来の変装魔法からちょいと式をいじって、『二足歩行』を『四足歩行』に置き換えているのじゃ。行動置換といったところかのう。これのメリットは、体を動かす感覚が変わらないこと。あえて意識せずとも変装後の体に合った動きができるのじゃよ」
自慢げにエラは続ける。
「まあ、そうであるがゆえのデメリットもある。完全に見かけだけの変化である点と、置換が1対1でしかできない点じゃな。あくまで変化しているのは外見だけじゃから身体能力は変わらぬし、呼吸方法なんかはそもそも置き換えができん。あくまでガワを操縦しているだけなのじゃ。例えば魚になれど水中での呼吸はできぬし、鳥になれど空を飛ぶことはできぬ。後者は『歩行』か何かと引き換えにすれば可能かもしれんがな。おぬしも狼の姿になっておるが、尻尾は動かせぬし走る速度も本来のおぬしと変わらぬのじゃ。ここさえどうにかできれば変身魔法の完全上位互換として成立するのじゃがのう……。まだまだ改善点ばかりじゃよ」
……めちゃくちゃ喋ってくれた。
魔法に関するエラの話は、俺に関するデレーの話と同じくらい長い気がする。
とりあえず人間のそれとかけ離れた動きはできないということでいいのだろうか。
トキは「なるほど」みたいな顔してるけど、俺はよくわからなかった。
「ええと、それじゃあ3つ目をお願いしてもいいかな」
「あいわかった。ほいっと」
またまた視界が光に包まれる。
頼む、三度目の正直であってくれ。
俺は固く目を瞑り、祈った。
数秒数えてゆっくりと目を開き、鏡を見る。
――あった。
俺には、男には無いはずの膨らみが、あった。
「なんで!?」
驚きのあまり大声を出してしまう。
慌てて股間を触った。
こちらは無い。
絶望である。
いや本当になんでだ?
性別変化はさっきやったよね?
「む、何か問題でも?」
「問題しかないよ! っていうか、どうして選択肢の3分の2を女の子の体にしたのさ!」
「フウツよ、幼女と女性は全く別物なのじゃ。ゆえに、どちらか一方のみを優遇することはできぬ。おぬしも大人になればわかるはずじゃ。それぞれの持つ魅力がな」
「男性ガン無視なんだよなあ……」
髪が胸辺りまで伸びているばかりか、ご丁寧に服装まで女性のものになっている。
白いブラウスにカーディガン、膝丈のスカートと膝下の黒い靴下……これエラの趣味だろ。
というか恥ずかしくてあまり自分の体を見ていられない。
こんな形で青少年の心を弄ばないでいただきたいんだけど、本人は良かれと思ってやってるんだよな。
「エラさん、さすがにこれはよろしくありませんわ」
デレーが冷静にエラを諫める。
よかった、今度は理性がちゃんとはたらいているみたいだ。
「ただでさえ愛らしいフウツさんが女性になってしまったら、どんな虫が寄って来るかわかりませんわ。無論、私が全力でお守りしますが、それでも危険でしてよ。この魅力溢れるフウツさんをいやらしい目で見る人なんて、きっと山ほどいますもの。特にヒトギラさんとか」
「見るわけないだろうが殺すぞ」
うん、冷静ではある。
が、流れるようにヒトギラを煽るのはどうにかならないものか。
「どうじゃ、フウツ。どれが一番気に入ったのじゃ?」
「選択肢が無いに等しい」
「そう言うな。女の体も慣れれば癖になってくるかもしれんぞ?」
「なりたくない……」
ぶっちゃけ女の子も狼も女性も嫌だけど、「せっかくエラが一晩かけて作ってくれたのに全部無駄にしちゃうの?」と俺の良心が語りかけてくる。
「さあさあ、どれが良い?」
加えてエラも期待の眼差しを向けてくるものだから、もう逃げ場が無い。
せめてエラが悪意を持ってやっていたなら良かったのに……なんて現実逃避をしていても仕方がない。
俺は観念して口を開いた。
「えーっと……。うん、狼でお願い……しようかな」
苦渋の決断である。
一時的にとはいえ人型を手放すことへの抵抗は拭えない。
しかし、それでも俺は男のままでいたい。
あと惜しそうな表情のデレーにも悪いが、女の子の体で平然としていられるほど、俺はまだ大人ではないのである。
「ようし、決まりじゃな!」
エラが指を鳴らすと共にぱちんと光がはじけ、俺は男の体に戻る。
魔法をかけられていたのはほんの少しの間だったが、自分の体がいやに懐かしく感じられた。
「これからしばらくの間、人目につきやすい場所では基本的に変装魔法をかけっぱなしで過ごしてもらう。先に説明した通り、体に負担は無いはずじゃが、何かあればすぐ言うておくれ。天才の名にかけて即改善してやろうぞ」
「わかった。宿で寝る時とかは戻っていいんだね?」
「うむ。ああ、ちなみにわしも当分このままでいくぞい。手配書には何も書かれていなかったが、騎士団内にはがっつり人相がバラまかれておるからのう」
そう言ってエラはからからと笑う。
彼女がなぜ騎士団のブラックリストに入れられているか、またなぜ国から研究費を貰えているか、身をもってわからせられた俺であった。
「うむ」
「人間ですらないんだけど」
「かっこよかろう?」
まさか2つ目にして人の形を奪われるとは思わなかった。
かっこいいことは認めるが、そういう問題じゃない。
自分の体を眺め、どこからどこまで完全に狼であることを不本意にも噛みしめていると、頭上からぬっと現れた手に抱き上げられる。
「あはは! フウツふわふわだ!」
「わ、ちょっと、撫でないでよー!」
手の主、バサークは俺をがっちり捕まえてわしわしと体を撫でまわしてきた。
動物を触りたい気持ちはわかるが、俺からすれば羞恥もいいところだ。
「見た目は成獣の狼なのにフウツさんの声がするの、滑稽ですね。間抜けな感じがしていいと思いますよ」
「よくない! ふぬぬ……てやっ!」
俺はなんとかバサークの腕から脱し、ヒトギラの後ろに避難する。
盾にするようで申し訳ないが、あのバサークに対抗するにはヒトギラの障壁しかないのだ。
「ああっ、ズルいですわ! フウツさん、私が守って差し上げますから、こちらへいらしてくださいな」
「いや駄目だ。能力からしてお前は攻め、俺が守りに決まっている。残念だったな諦めろ」
「くっ、本性を現しましたわね! あなたも所詮はケダモノ……フウツさんは任せられませんわ!」
「どの口が言ってるんだ?」
「ちょ、ちょっと、少なくとも今はやめよう、ね! ここ宿だから!」
慌てて飛び跳ねながら2人を仲裁する。
最近仲良くなってきたと思ってたのに、気を抜くとこれだよ……。
「……って、あれ? そういえば普通に四足歩行できてる……?」
俺はまた違和感、というより違和感が無いことに対する違和感を覚えた。
地に足を付けている感覚や、そのまま歩行する感覚は普段の二足歩行時と変わらない。
しかし、実際にしているのは四足歩行なのである。
「ふふん、良いところに気付いたのう」
「これも仕様なの?」
「そうとも。本来の変装魔法からちょいと式をいじって、『二足歩行』を『四足歩行』に置き換えているのじゃ。行動置換といったところかのう。これのメリットは、体を動かす感覚が変わらないこと。あえて意識せずとも変装後の体に合った動きができるのじゃよ」
自慢げにエラは続ける。
「まあ、そうであるがゆえのデメリットもある。完全に見かけだけの変化である点と、置換が1対1でしかできない点じゃな。あくまで変化しているのは外見だけじゃから身体能力は変わらぬし、呼吸方法なんかはそもそも置き換えができん。あくまでガワを操縦しているだけなのじゃ。例えば魚になれど水中での呼吸はできぬし、鳥になれど空を飛ぶことはできぬ。後者は『歩行』か何かと引き換えにすれば可能かもしれんがな。おぬしも狼の姿になっておるが、尻尾は動かせぬし走る速度も本来のおぬしと変わらぬのじゃ。ここさえどうにかできれば変身魔法の完全上位互換として成立するのじゃがのう……。まだまだ改善点ばかりじゃよ」
……めちゃくちゃ喋ってくれた。
魔法に関するエラの話は、俺に関するデレーの話と同じくらい長い気がする。
とりあえず人間のそれとかけ離れた動きはできないということでいいのだろうか。
トキは「なるほど」みたいな顔してるけど、俺はよくわからなかった。
「ええと、それじゃあ3つ目をお願いしてもいいかな」
「あいわかった。ほいっと」
またまた視界が光に包まれる。
頼む、三度目の正直であってくれ。
俺は固く目を瞑り、祈った。
数秒数えてゆっくりと目を開き、鏡を見る。
――あった。
俺には、男には無いはずの膨らみが、あった。
「なんで!?」
驚きのあまり大声を出してしまう。
慌てて股間を触った。
こちらは無い。
絶望である。
いや本当になんでだ?
性別変化はさっきやったよね?
「む、何か問題でも?」
「問題しかないよ! っていうか、どうして選択肢の3分の2を女の子の体にしたのさ!」
「フウツよ、幼女と女性は全く別物なのじゃ。ゆえに、どちらか一方のみを優遇することはできぬ。おぬしも大人になればわかるはずじゃ。それぞれの持つ魅力がな」
「男性ガン無視なんだよなあ……」
髪が胸辺りまで伸びているばかりか、ご丁寧に服装まで女性のものになっている。
白いブラウスにカーディガン、膝丈のスカートと膝下の黒い靴下……これエラの趣味だろ。
というか恥ずかしくてあまり自分の体を見ていられない。
こんな形で青少年の心を弄ばないでいただきたいんだけど、本人は良かれと思ってやってるんだよな。
「エラさん、さすがにこれはよろしくありませんわ」
デレーが冷静にエラを諫める。
よかった、今度は理性がちゃんとはたらいているみたいだ。
「ただでさえ愛らしいフウツさんが女性になってしまったら、どんな虫が寄って来るかわかりませんわ。無論、私が全力でお守りしますが、それでも危険でしてよ。この魅力溢れるフウツさんをいやらしい目で見る人なんて、きっと山ほどいますもの。特にヒトギラさんとか」
「見るわけないだろうが殺すぞ」
うん、冷静ではある。
が、流れるようにヒトギラを煽るのはどうにかならないものか。
「どうじゃ、フウツ。どれが一番気に入ったのじゃ?」
「選択肢が無いに等しい」
「そう言うな。女の体も慣れれば癖になってくるかもしれんぞ?」
「なりたくない……」
ぶっちゃけ女の子も狼も女性も嫌だけど、「せっかくエラが一晩かけて作ってくれたのに全部無駄にしちゃうの?」と俺の良心が語りかけてくる。
「さあさあ、どれが良い?」
加えてエラも期待の眼差しを向けてくるものだから、もう逃げ場が無い。
せめてエラが悪意を持ってやっていたなら良かったのに……なんて現実逃避をしていても仕方がない。
俺は観念して口を開いた。
「えーっと……。うん、狼でお願い……しようかな」
苦渋の決断である。
一時的にとはいえ人型を手放すことへの抵抗は拭えない。
しかし、それでも俺は男のままでいたい。
あと惜しそうな表情のデレーにも悪いが、女の子の体で平然としていられるほど、俺はまだ大人ではないのである。
「ようし、決まりじゃな!」
エラが指を鳴らすと共にぱちんと光がはじけ、俺は男の体に戻る。
魔法をかけられていたのはほんの少しの間だったが、自分の体がいやに懐かしく感じられた。
「これからしばらくの間、人目につきやすい場所では基本的に変装魔法をかけっぱなしで過ごしてもらう。先に説明した通り、体に負担は無いはずじゃが、何かあればすぐ言うておくれ。天才の名にかけて即改善してやろうぞ」
「わかった。宿で寝る時とかは戻っていいんだね?」
「うむ。ああ、ちなみにわしも当分このままでいくぞい。手配書には何も書かれていなかったが、騎士団内にはがっつり人相がバラまかれておるからのう」
そう言ってエラはからからと笑う。
彼女がなぜ騎士団のブラックリストに入れられているか、またなぜ国から研究費を貰えているか、身をもってわからせられた俺であった。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【完結】マギアアームド・ファンタジア
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
ハイファンタジーの広大な世界を、魔法装具『マギアアームド』で自由自在に駆け巡る、世界的アクションVRゲーム『マギアアームド・ファンタジア』。
高校に入学し、ゲーム解禁を許された織原徹矢は、中学時代からの友人の水城菜々花と共に、マギアアームド・ファンタジアの世界へと冒険する。
待ち受けるは圧倒的な自然、強大なエネミー、予期せぬハーレム、そして――この世界に花咲く、小さな奇跡。
王道を以て王道を征す、近未来風VRMMOファンタジー、ここに開幕!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる